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個別記事の管理2012-08-27 (Mon)

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勝手にふるえてろ (文春文庫)勝手にふるえてろ (文春文庫)
(2012/08/03)
綿矢 りさ

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 久しぶりの綿矢りさ。どんな話なのかなーとちょっとドキドキで読了しました。以下BOOKデータベースより内容。

片思い以外経験ナシの26歳女子が、時に悩み時に暴走しつつ「現実の扉を開けてゆくキュートで奇妙な恋愛小説。3年ぶりの注目作!
賞味期限切れの片思いと好きでもない現実の彼氏。どっちも欲しい、どっちも欲しくない。恋愛、しないとだめですか。


 いやいや、面白かったです。自分が読んだ前2作「インストール」「蹴りたい背中」はどちらかというと自分探し系の内省的なストーリーだったので(違うかも…)、今回みたいなまるっと恋愛モノってかなり新鮮だった。
 ただちょっとヒロイン、ヨシカが極端だったかなー?って気もしないでもない。一応元オタクという設定なのだからそうなっちゃうのかもしれないけど。
 初恋の「イチ」に対する恋心はハンパなくて一途。対して、自分に対して恋愛感情を抱いてくれている「ニ」に対してはものすごくゾンザイな扱い。ここら辺が夢見る夢子サンのヨシカ。その彼女が自分自身悶え苦悩し葛藤しながら、どうやって本物の恋愛を手にしていくか? どっちの彼と付き合うのか? というのがメインストーリーなのだと思って読んでました。

 ヨシカさん、かなり痛いイタすぎる性格です。これで二次元オタクだったら完全に人間の男子なんかまったく興味なし!! ってわり切っちゃうのだけど、そうではないところが難しくて微妙なところ。一番好きな人と結婚したい。と頑なに思いつつ、その夢願望が破れた時に初めて現実を知り、オトナの階段を1段くらい登ってゆく。

 そのイタいヨシカさんに共感する部分も多々あったりなかったり。なかなか毒のあるヒロインで面白かった。その彼女をめぐる二人の男子もね、まったく違うタイプで面白い。草食系と肉食系男子っていうのがね巧いなーと。自分的には「二」好きだよ~。いい奴じゃん! ってなるんだけどね。
 ただ、読んでいて、ヨシカさん、そんなに慌てて結婚とか恋愛とかしなくてもいいんじゃない? って思ったのも確か。「二」こと霧島クンに対する愛を挑戦と言ってしまっているあたり……それちょっと違くない? って老婆心ながら思ってしまった。
 でも女子やっているとヨシカさんの気持ちわかるなあーって部分もあるし。かなり感情移入して読んでしまいました。ちょっと軽いかなって思うけれど、サクッと読める作品でしたね。


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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 綿矢りさ
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* by 藍色
最初から最後まで面白く読めました。
深くて細かい心理描写が素晴らしいです。
主人公の気持ちに深く共感しました。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。

Re: 藍色様 * by 惺
ひさしぶりの綿矢りさでした。
かなり毒を含んだセリフもなかなか楽しめて。
TBありがとうございました。
自分もさせていただきました!

個別記事の管理2010-09-24 (Fri)

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蹴りたい背中蹴りたい背中
(2003/08/26)
綿矢 りさ

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 再読モノです。一番最初に読んだ時は「え~? コレで芥川賞とれちゃうの~?」の印象。今回読み直すまであんまりいいカンジしなかったんですが。自分の読み方が変わったんでしょうか? なかなか面白かったです。以下bk1より内容説明。

高校に入ったばかりの「にな川」と「ハツ」はクラスの余り者同士。やがてハツはあるアイドルに夢中のにな川の存在が気になってゆく。いびつな友情? 臆病な恋? 不器用さゆえに孤独な二人の関係を描く ~後略~

 ハナシとしてははっきり言ってつまらない(あくまで自分にとって)。
 クラスになじまないハツとにな川の微妙な関係が淡々と綴られていくだけ。
 最初はクラスの余りモノ同士という認識しかなかった2人が、次第にその距離を縮めていくというもの。恋愛でもなく、友情でもなく、とにかく不思議な関係。
 その微妙な距離感を持つ2人の関係の描写がとても巧いな~と。そして何よりハツを通して描写されるクラスでの疎外感・孤立感が痛いくらいに的確。

 この作品に登場する2人はとても万人に好かれるタイプのキャラクターじゃないんだけど、クラスに絶対1人か2人はいそうなタイプ。人物設定にリアリティありすぎ。
 一人称語りのおかげで、ハツのココロの揺れ具合なんかすごくリアルに表現されてて思わず唸る。ただ、「蹴りたくなる」という心理は自分的にはイマイチよくわからないけどね。素直じゃないハツにとっては「背中を蹴る」という行為=一種の愛情表現なんだな~と理解。

 そして一番好きで良いな~と思ったのは冒頭の一行。

さびしさは鳴る。耳が痛くなるほど高く澄んだ鈴の音で鳴り響いて、胸を締め付けるから、せめて周りには聞こえないように、私はプリントを指で千切る。

 この一行でハツの孤独と強がりを巧く表現していると思いましたね~。

 最初に書いたとおり、ハナシはイマイチ。でも表現力はピカイチだと思いました。切ないくらいの若さ・初々しさ、そして痛さ感じます。


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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 綿矢りさ
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NoTitle * by チルネコ
綿矢さんの作品は本書と『インストール』の二冊は買って既読済みでございます^^随分前に読んだので記憶が薄れてはいるんですが(^^。)、ストーリーの平凡さの割には印象に残る心理的行動なんかがあった覚えがあります。そういえば最近やっと新刊が出たようなのでまた読んでみるのも一興ですね^^

Re: NoTitle * by 惺
>チルネコ様v-353
個人的な好みとしては「インストール」かな? 
ハナシもわかりやすかったので。
新作読もうと思って本屋行ったんだけど、ケチッて買わずに自宅本のコチラになってしまいました~☆


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