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個別記事の管理2010-12-14 (Tue)

ご訪問ありがとうございます☆

武士道エイティーン武士道エイティーン
(2009/07)
誉田 哲也

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 ついに読み終ってしまいました。ええ~これで終わりィ? の感動したけれど、あとに残る物足りなさ。以下BOOKデータベースよりあらすじ。

高校時代を剣道にかける、またとない好敵手。最後の夏、ふたりの決戦のとき。
新進気鋭が放つ痛快・青春エンターテインメント、いよいよ天王山!わたしたちは、もう迷わない。この道をゆくと、決めたのだから。


 なんだかあっけない終わり方だったかな、というのが読後感。でも、スゴク感動する~、マジで。
 いよいよクライマックス、香織と早苗の最終決戦!! と思いきや、そう簡単には展開しない。作者サン、ホントに焦らすのがお上手で。
 その2人の対決が絶対ラストに来て、涙ボロボロの局面になるだろうと思っていたワケです、自分としては。
 が!! いきなり早苗が膝負傷というアクシデントを用意してるし、そして意外や意外、個性豊かなサブキャラクター達のサイドストーリーを織り込んでくるという、まったく予期せぬ展開にもはや目はクギ付け。
 今作、香織と早苗の対決よりもむしろ、サブキャラクターたちの魅力全開といったトコロでしょうか?

早苗の姉・緑子
 進学か仕事か。そして、彼氏か。揺れ動く女子の心理を作者サンかなり頑張って描写していますが……うう、ちょっとムリを感じてしまった。特に緑子というキャラ自体が、もともとなんだか中途半端な気が。
 雑誌モデル設定がね……前2作ではあまり気にならなかった語り口も、メインを張ると相当創りモノっぽく感じられて、自分的には残念。サイドストーリーを用意するほどの重要性があったのかはギモンかな?
 ただ、早苗の良き理解者であるということは、充分わかりました。いいお姉ちゃんです。
桐谷道場の師範・桐谷玄明
 古武士の佇まいを感じさせる玄明氏。桐谷一族?の悲しい宿命が明かされ、より一層この師範の好感度アップでした。香織を指導するにはこの人物しかいないでしょう!
福岡南高校剣道部顧問・吉岡
 なんか読んでいるだけでも酒臭さが伝わってきそうな吉岡センセの秘められた過去。一人の女性に対する想いと暴走族30人メッタ斬り伝説の真相が明らかに。感動します。
香織と早苗の後輩・田原美緒
 香織との関係がちょっとギクシャクしている美緒。自分のオリジナルの剣道を目指して葛藤する姿が健気。

 ……と、豪華なサイドストーリーなんですが、できればこれは本編とは別に収録して欲しかったな~。香織と早苗の交互の語りが途中でプツプツと切られてしまって、ちょっと感動が殺げてしまった感じがしましたね。

 香織との対決の後、あらたな出発を決意する早苗。その柔軟さがなんとも爽やか。そしてそれを理解する香織もまた良いです。
 18歳。それぞれの進路が決まり、再会する2人。16・17歳と、あんなに対立して葛藤したのがウソみたいに清々しい。
 剣道から離れ新たな道を見つけた早苗に、また戻ってきてくれ、という香織の必死な願いが胸を打つ。
 進むべき道が険しく別れようとも、すべての道が2人の武士道に通じているのだ、というラストの数行にまたも涙腺崩壊でした。

 「武士道ナインティーン」はないよね……絶対。残念だな~。


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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 誉田哲也
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NoTitle * by まいまい
最終巻になっちゃいましたね。
早苗のケガ無しで,真っ向勝負が見たかったような気もしますが,
自分の道を探していく早苗の姿も16,17,18ときた物語にふさわしいのかもしれませんね。

しかし,サイドストーリーの件は同感です。番外編が1冊あれば大喜びで読むのに。
(サイドストーリーを後回しにしちゃったら,吉岡先生と玄明先生の感動ストーリーの印象が散漫になっちゃった・・こんな読み方はいけません。(^^;))

Re: まいまい様☆ * by 惺
お返事遅くなってスミマセンe-263

> 自分の道を探していく早苗の姿も16,17,18ときた物語にふさわしいのかもしれませんね。
このハナシはスポ根青春モノでありながら、実は自分はどう生きるべきか?
というテーマがかくされている(いや、おおっぴらか)と思うので、大会・試合等のアイテムは本来必要無いのだな~と、読後しばらくたってから思いました。
2人ともオトナになったなあ、としみじみ。

> しかし,サイドストーリーの件は同感です。番外編が1冊あれば大喜びで読むのに。
> (サイドストーリーを後回しにしちゃったら,吉岡先生と玄明先生の感動ストーリーの印象が散漫になっちゃった・・こんな読み方はいけません。(^^;))
わはは……やっぱり作品の中の流れのひとつになっているんでしょうね。
でも、ホント番外編にしたほうが面白いのに~!! 買いますよ、自分!!
コメントありがとうございました☆

個別記事の管理2010-11-18 (Thu)

ご訪問ありがとうございます☆

武士道セブンティーン武士道セブンティーン
(2008/07)
誉田 哲也

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 極上の青春モノでした。前作「武士道シックスティーン」の文庫あとがき・金原瑞人氏の解説で、「次の作品はさらに面白い」的なことが書いてあったので期待してたのですが……まさにそのとおりでした。以下BOOKデータベースよりあらすじ。

早苗は成績重視・結果主義の剣道強豪高へ、香織は個人主義から部に忠義を尽くし始める。ふたりの武士道の時代(研究中)が幕を開けた―。新進気鋭が放つ痛快・青春エンターテインメント、正面打ち二本目。

 早苗が九州に転校し、2人が離ればなれで剣道の道を進んでゆく、という展開に突入。
 「シックスティーン」では香織の葛藤を描いていましたが、今作は早苗の葛藤を中心に描いてます。
 あらすじにもあるとおり、早苗は剣道の強豪校に転入。そこはいわゆる剣道のエリート校。最初は夢いっぱい・期待いっぱいで転入した早苗も、次第に剣道部の方針に違和感を感じるようになる──。

 新キャラである美少女・黒岩伶那は、剣道の高度競技化・スポーツ化を目指し、剣道部の影の黒幕的存在の実力派。早苗は彼女と自分の目指す剣道の違いを感じ始め、悩み、葛藤する。伶那が剣道部の実績のために自分を利用しようとしていたことに傷つき混乱して、一時、自分の進むべき道がわからなくなってしまう。

 反対に香織はすっかり毒が抜けて、今や部のために奔走。後輩の指導も怠らないという豹変ぶり。遠く離れた早苗のことを気にしながらも、自分の感情をあらわすことに不器用なため、なかなか素直に連絡がとれない。
 2人の物理的な距離はとてつもなく離れているけれど、精神的な距離が少しづつ縮まり、理解しあえる仲へと進化してゆく様がなんとも自然に描写されていて爆笑と共に読ませる。
 悩んでいる早苗のために、因縁の「横浜市民秋季剣道大会」に出場することを提案する香織。そして自分の唯一の師匠に悩む早苗を引きあわせるあたり、うんうん、香織成長したじゃん! と思わず褒めてやりたくなったし。
 そして香織の想いを受けて、早苗も自分の技をつかみかけ、迷いをふっ切るきっかけを得る。

 決して甘ったるくない香織と早苗の友情。読んでいて爽やか。
 その良い例が終盤。横浜に東松にどうしても逃げ帰りたくなった早苗に、香織はガツンと一言浴びせかける。「黒岩に勝ってから帰ってこい」と。
 この言葉に奮起した早苗は持ち前の芯の強さを発揮し、伶那に決闘を申し込む。

 作中にもありましたが、タイプ的に香織が剛なら早苗は柔。2人の個性が上手い具合に相乗効果となって、お互いが前進するための原動力となっている。作者サンのその描写がとても巧くて……会話といい、シチュエーションといい、もうラストでは不覚にもボロボロ泣いてました。特に早苗と伶那の決闘シーンはまさに感動の嵐でした。

 香織と早苗が目指す剣道=武士道。
 その武士道とは戦うことではなく、戦いを収めることだ。と、香織に諭す父の言葉が印象的。
 そしてその教えを素直に実践した香織の精神的成長に目を瞠り、続くラストの2人の本当の別れ──早苗が涙ながらに香織に伝える言葉にも、ひとまわり逞しくなった早苗の精神的成長を感じたのは言うまでもありません。
 次の「武士道エイティーン」もさらに面白そう♪ 期待値大です。


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NoTitle * by まいまい
読みました。読みました。
おもしろかったですね!

悩む早苗の姿を見て師匠に引き合わせる香織!
ホントに褒めてあげたい感じです。
「黒岩に勝ってから帰ってこい」もよかった。

スポーツの高度競技化を取り上げたところもなかなかです。
日本柔道なんか今もそれで迷っているように見えます。

図書館で借りていたのですが「武士道エイティーン」だけなかなか戻ってきません。
早く読みたいな♪

Re:まいまい様☆ * by 惺
> 悩む早苗の姿を見て師匠に引き合わせる香織!
> ホントに褒めてあげたい感じです。
> 「黒岩に勝ってから帰ってこい」もよかった。
ホントですよね~。
読んでる最中、よしッ! 頑張れッ!とか思わず独り言。
アヤシイ奴になってましたe-263

> スポーツの高度競技化を取り上げたところもなかなかです。
> 日本柔道なんか今もそれで迷っているように見えます。
早苗を通してさりげなく問題提起をしているところもさすがの巧さだと思います。

> 図書館で借りていたのですが「武士道エイティーン」だけなかなか戻ってきません。
こっちの図書館もそうです! 
「セブンティーン」は奇跡的に在庫だったので、すかさず借りてしまいました。ラッキー☆
早く「エイティーン」読みたいですよね!!

個別記事の管理2010-10-02 (Sat)

ご訪問ありがとうございます☆

武士道シックスティーン (文春文庫)武士道シックスティーン (文春文庫)
(2010/02/10)
誉田 哲也

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 いまさら言うまでもなくかなり有名な青春小説。以前本読み人M様のブログで紹介されていたこともあって興味津々。文庫を購入。
 さらに、とある日の職場での昼休み。仲間と一緒に昼食とりながら「今度コレ読むんだ~」とこの本を披露したとたん、20代男子が「あ~!! ソレ知ってます! 読みましたよ~!! サイコ~に面白いですよ!!!」といきなり食いつき、自分を含めた皆を前にしてアツく語り出した。その彼、「エイティーン」まで読了したとのこと。その語りもとっても面白かったので、さらに興味倍増。
 期待値大で読みました。以下文庫裏表紙よりあらすじ。

武蔵を心の師とする剣道エリートの香織は、中学最後の大会で、無名選手の早苗に負けてしまう。敗北の悔しさを片時も忘れられない香織と、勝利にこだわらず「お気楽不動心」の早苗。
相反する二人が、同時に高校に進学し、剣道部で再会を果たすが……。
青春を剣道にかける女子二人の傑作エンターテインメント。


 期待に違わず面白い!! 
 何と言っても極悪(失礼!)強烈な個性を持つ香織キャラが最高です。今作、自分は主にこの香織の成長譚として読みました。武蔵フェチと言う設定にも笑えるし、イマドキの女子高生が「五輪書」なんて読むか~? とツッコミながらも、ああ、香織ならあり得そうと思ってしまうところが、既に感情移入。

 天才肌につきもののプライドの高さ。優勝して当然の大会で無名の早苗に敗退した香織のプライドはズタズタに。初めて自分以外の人間に対して感じる嫉妬や怨みという怒涛の感情に自分を抑えることができずに混乱。そしてその混乱した感情を巧くコントロールすることが出来ずに、選手生活初めてのスランプに陥る香織の葛藤と苦しみが真に迫って思わず涙腺が緩くなるし。

 父親とのすれ違いや先輩男子への対抗心。それら自分でもどうしようもない葛藤を抱え込んで、いつしか屈折した考えに固執していた香織。その彼女にあくまでも自然な形で、そっと救いの手を伸ばすのが超天然系の早苗。
 自分の心をガチガチの鎧で固めていた香織の本当の気持ちを最初から見抜いていたのは、他ならぬ彼女。けれど、その早苗も自分とは正反対の個性の持ち主である香織から多くの事を学び、影響をうけてゆく。
 勝負の世界に身を置いている以上逃げるな、勝負することも大切なんだよ、と。

 天才肌と天然系。ライバル・反発と和解に友情。そして別れがあり、運命の再会……等々、ある意味王道的なエッセンスを散りばめた青春スポ根小説。
 ですが、今作の面白さはやっぱ2人の語りにあると思う。
 各章、香織と早苗の一人称で語られていくその構成の妙。香織は男勝りな語りで、早苗はのんびり女子風に、という計算された展開と個性の付け方にも唸ります。
 それによって香織の心情の変化が否応なく伝わってくるし、彼女の成長譚としての効果も抜群だと勝手に思ってしまいました。

 次作「武士道セブンティーン」も今作を上回る面白さのよう(BY解説・金原端人)。楽しみです。


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Theme : 読んだ本。 * Genre : 本・雑誌 * Category : 誉田哲也
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おじゃまします。 * by まいまい
これは,おもしろそうですね♪
全然ノーチェックでしたが,けっこう有名なんですね。
青春ものの要素が満載? こういうのが好み。

金原端人さんの解説も読みたい。
あ~,でもまた積ん読本が増えちゃうかな?

目が弱ってから読むスピードが遅くて・・i-273

Re: いらっしゃいませ♪ * by 惺
> まいまい様v-353
ハイ、もうすご~く面白かったです!!
笑いの中にも涙アリ的なカンジで、読んで損はないと思います☆

> あ~,でもまた積ん読本が増えちゃうかな?

 ← 気にしない、気にしない。読みたい本は読みましょうよ~☆
コメントありがとうございましたe-466

ほぉ~ * by 本読み人M
男の子が読んでも面白いとはチト意外。
良作は性別を選ばないんですねぇ。

Re: ほぉ~ * by 惺
>本読み人M 様v-353
> 良作は性別を選ばないんですねぇ。← 確かに~。面白いモノは面白いってコトですね! 自分も早く続きが読みたいよ~。
コメントありがとうございました☆

おもしろかったです! * by まいまい
前の記事へ、しつこくコメントすみません。

おもしろかった~!
青春物好きにはたまらない作品でした。
もう、おばさんは笑ったり泣いたり大忙し。
香織と早苗の対照的なキャラと語りがサイコー!
香織のお父さんとか、早苗のお父さんとかもなかなか良くて、
若い子にも読ませてあげたいな~って感じです。

読んだのが文庫ではなかったので、解説が読めてない。
解説も読まなきゃ。
そしてすぐにも続きを読みたいです。


Re:ですよねッ! * by 惺
> まいまい様v-353

>前の記事へ、しつこくコメントすみません。 

 ←過去記事コメント大歓迎です!! ありがとうございます☆
なんてったって、あの、香織のヒネ具合がたまらんです。
青春真っ只中ッていう感じもツボ。ハマりすぎです。
ホントに次のセブンティーンが読みたくなりますよね~。さらに面白いとのことですよ、解説によると。
もしお読みになったら教えてくださいね~☆
で、さりげなく感想も聞かせてくださいませ♪
コメントありがとうございましたe-466

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