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個別記事の管理2011-12-05 (Mon)

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ザ・万遊記ザ・万遊記
(2010/04/23)
万城目 学

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 エッセイです。自分は女性作家・マンガ家のエッセイは読んだことがあるのですが、男性作家のモノって初めてかも。初エッセイは「ザ・万歩計」だったんですね。これは2作目ということか。以下BOOKデータベースより内容。

万城目学が、世界を日本を駆けめぐる。
北京で五輪を堪能し、ロンドンでサッカーの醍醐味を味わい、バルセロナで不遜にもピカソに共感!?全国の湯治場でアキレス腱のリハビリに励み、国会議事堂で大物代議士をちらり見する…。
世界のあちらこちらでの驚きや感動を綴ったエッセイ集。


 いやいやいや~、面白かったです。ゆる~く気楽に読めました。昨日朝の通勤時に読んでてあまりに熱中しすぎて一駅乗り過ごしたし…←よくやる。
 万遊記というタイトルにもあるとおり(字は違うけどね)、このエッセイのテーマは旅。一応コンセプトが「湯治と観戦」らしい。温泉を楽しんでスポーツ観戦をするという、なんとも羨ましいお仕事なのだ。
 が、本格取材に旅立つ前にナント!! アキレス腱断絶という大ケガに見舞われてしまうとは……Σ(゚Д゚)
 でもって自身のそのケガですらエッセイのネタにしてしまうという、小説家根性にひたすら脱帽……&申し訳ないけどひたすら爆笑……。
 その後、温泉治療を兼ねながら、 草津・神宮球場・関西・武蔵野・バルセロナ(いきなり~!?)・札幌 とスポーツ観戦を交えての爆笑文が綴られる!

 万遊記ネタの他にも、作者サンのつらつらと思うことが語られていて、くすっと笑っちゃうエピソードばかり。
 のろいのチャンネル・まちくらべ・懐かしのローカルCM・カウンターの三賢人・しずお蚊・室伏の夢・東の年越し・バルセロナのピカソ……
 などなど、タイトル見ても、なんじゃこりゃ? って思うものばっかり。また淡々とした語り口も面白いんですよね。三浦しをんサンのあの、激しく強烈な語り口とは対照的でありながら、じわっとこみあげてくる笑いがなんともね、たまりません!

 で、なぜか惹きこまれるようにして読んでしまったのが、「今月の渡辺篤」。
 俳優の渡辺篤サンのレギュラー番組「渡辺篤の建もの探訪」という番組がいたくお気に召しているようで、そのウンチクがまた愉快!平気で1ページ半くらいそのネタで費やしているからもう笑うしかない!その番組を思わず観たくなっちゃうし~。

 とにかく何も考えずに楽しめる作品。小説と同じあの飄々としたかほりが漂う漂う! 
 笑わせてくれて、さらにほっこりさせていただきました。次は「ザ・万歩計」に挑戦かな~?


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Theme : エッセイ/随筆 * Genre : 本・雑誌 * Category : 万城目学
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* by まいまい
おもしろそうですね!
「湯治と観戦」なんて私にぴったり(?)
「建もの探訪」もけっこう好きだし。
チェックしておきます。

「ザ・万歩計」の方は読んだんです。
かなりおもしろかったですよ~。

Re: まいまい様☆ * by 惺
こんばんはー!
いやいや、万城目サンなので面白いだろうなーとは思っていたんですが、
予想通り癒し系の面白さでした!
「渡辺篤」語りにもう爆笑♪
実は「ザ・万歩計」と間違えて借りてしまったのでした(>_<)
万歩計の方が先なんですよね。
今度はそっちに挑戦!

* by ゆき
私も読んでます。
じわじわとくる笑い、分かります!
内容も面白いけど、「今月の渡辺篤」もあなどれぬ。
万城目さんの渡辺篤贔屓っぷりがよく分かります。
『ザ・万歩計』も面白いので是非読んでみて下さい♪

Re: ゆき様☆ * by 惺
こんばんは!
このまったり感がなんともいえずに良いなあって。
おっとりゆったり型なのかと思いきや、
アキレス腱断絶しながら、それもネタにしてしまうという、
その貪欲さもいい味出してて♪
「ザ・万歩計」次回はぜひぜひ読んでみたいと思います!

個別記事の管理2011-07-29 (Fri)

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かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書)かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書)
(2010/01/27)
万城目 学

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 以前から気になっていた作品。タイトルからして美味しそう……って、違います。以下BOOKデータベースより内容。

かのこちゃんは小学一年生の元気な女の子。マドレーヌ夫人は外国語を話す優雅な猫。
その毎日は、思いがけない出来事の連続で、不思議や驚きに充ち満ちている。


第一章 かのこちゃん
第二章 マドレーヌ夫人
第三章 かのこちゃんとすずちゃん
第四章 かのこちゃんとマドレーヌ夫人 … のめっちゃ楽しくて癒し系の4章構成。

 マドレーヌ夫人って猫だったんですね。自分はてっきりいいトコのご家庭の西洋のご婦人かと思ってました。時代的にも大正~昭和初期あたりで、少女と上流階級夫人との心温まる交流のハナシかと勝手に想像してましたが、まったく違ってました。

 とにかく面白いです。主人公の小学校1年生なりたて少女・かのこちゃんが超・キュート!
 そしてとあるゲリラ豪雨の日に突然現れた猫・マドレーヌ夫人。この1人と一匹との心温まる、ちょっとファンタジックなプチ冒険譚。
 もう、ホントに微笑ましくて一気にスラスラと読めてしまいます。
 全章愉快なエピソード満載で、特に第一章の茶柱エピソードは爆笑モノ!
 かのこちゃんと「刎頚の友」なるすずちゃんとの出逢いがもうねー、茶柱なんですわ。
 意味のわからない方は是非ご一読おススメします。笑えます。ちょっと臭い?そうだけど。

 第二章はちょっとファンタジックにマドレーヌ夫人がメイン。まさかまさかの人間に変身してしまった彼女?が、慣れない人間社会の中で自分にとって大切でかけがえのない人のために一念発起するハナシ。
 続く第三章はかのこちゃんとすずちゃんとの友情エピソード。せっかく「刎頚の友」となった二人なのに、ナント、すずちゃんが転校してしまうことに!
 最後の思い出としてかのこちゃんはどうしてもすずちゃんと一緒にお祭りに行きたいけれど、すれ違いでなかなか約束ができなくて……。
 ここでもマドレーヌ夫人が大活躍。人畜を超えた絆とさりげない優しさに癒される。

 第四章はいよいよすずちゃんとのお別れシーン。二人の交わす別れのあいさつの仕方がまたなんともユーモア溢れて爆笑です。
 そしてさらにマドレーヌ夫人ともお別れが……。

 友達と仲良くなって、遊んで、そして別れて……というかのこちゃんの成長を、マドレーヌ夫人との触れ合いを絡めながら描いているのも巧いなあと。さらに抜け変わる歯というのもオトナへの成長のメタファーになってますよね。
 ユーモアと癒しが満載の楽しい1作。そして時々爆笑入ります。
 「女子校育ち」「図書館で調べる」と最近自分的に大当たりのちくまプリマー新書刊。買って損はなかったです。
 あ、そうそう、かのこちゃんのおとうさんの正体もこれまたお楽しみ。


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* by ひいち
こんにちはー☆
万城目さんの本ですか♪おもしろそう(^∀^)

探してみーよーお♪ルン♪

Re: ひいち様☆ * by 惺
こんばんはー!
超・面白い!!
というか、かわゆいi-178
ほっこり癒されますよん。
おススメ☆

これは名作だと思います^^ * by チルネコ
初め児童向けのファンタジーっぽいな~と思って読んでたんですが、だんだん目頭が熱くなっちゃうんですよね~^^;和三盆もミケランジェロもキュートだったな~(笑)それにかのこちゃんの名前にあるしかの模様は「鹿の子」。過去の作品で「かのこちゃんにしなさい」に誰かさんが言われてましたね♪ファンサービスも嬉しい一冊でした^^

Re: チルネコ様☆ * by 惺
こんばんは!
おっしゃるとおり名作ですよね!
かのこちゃんもマドレーヌ夫人もその他の登場キャラ皆魅力的で大好きです~!!
たまにこういう癒し系の作品を読むとホッとします。
読みやすいし、万城目サン好きだわ☆

Σ( ̄□ ̄*) * by 道楽猫
マドレーヌ婦人て猫でしたかっ!
なにやらおフランスの香り漂うタイトルだなぁと漠然と思っていたのですが、そうか、そうか猫かぁ。
猫なら是非とも読まねば!!
ご紹介ありがとうございます。

Re: 道楽猫様☆ * by 惺
こんばんはー!
> マドレーヌ婦人て猫でしたかっ!
> なにやらおフランスの香り漂うタイトルだなぁと漠然と思っていたのですが、そうか、そうか猫かぁ。
驚愕の事実!! でした。
自分も西洋のかほり感じていたんですけどね。
さすが万城目氏。いっぱい食わされました感アリアリです。

> 猫なら是非とも読まねば!!
そっかー!
猫好きサンにはおススメですね。
ぜひご一読を☆

個別記事の管理2011-01-05 (Wed)

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鹿男あをによし (幻冬舎文庫)鹿男あをによし (幻冬舎文庫)
(2010/04)
万城目 学

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 以前から気になっていた作品でした。「鴨川ホルモー」・「ホルモー六景」がものすごく良かったので、必然的にコチラも期待! 以下文庫裏表紙よりあらすじ。

大学の研究室を追われた二十八歳の「おれ」。
失意の彼は教授の勧めに従って奈良の女子高に赴任する。ほんの気休めだった。英気を養って研究室に戻るはずだった。渋みをきかせた中年男の声で鹿が話しかけてくるまでは。
「さあ、神無月だ──出番だよ、先生」。
彼に下された謎の指令とは? 古都を舞台に展開する前代未聞の救国ストーリー!


 救国ストーリー! まあ、確かにそうです。ビックリです。鹿と28歳男子と救国とどう繋がっているのか? ものすごい展開にただただ、あ然としながらページをめくりました。
 が、これがものすごく良くできていて、練られたストーリー構成にまたしてもやられました。

 冒頭の「おれ」が研究室で居場所を失い、何故か女子高に赴任するまでの件もかなり強引な設定だけど、語り口があまりにも淡々とし過ぎていて、却って何か起こりそうで一気に読めてしまう。
 そして「おれ」が女子高に赴任してからがこの作品の真骨頂。奇妙な鹿の登場とともに、怒涛の不思議ワールド全開となるのだ!!

 スゴイです、この世界観。序盤から張り巡らされた伏線。「おれ」も含めて周りの者皆、何気ない日常を送っているはずなのに、日本は刻々と滅亡の危機に瀕している。
 その危機を救うにはとあるアイテムと選ばれし者が必要──という、まるでゲームか? とツッコミたくなるが、それでいてなぜか和テイスト溢れるSFファンタジーとして読めてしまうのだから、素晴らしいの一言です。

 読んでいてこのハナシは「不思議の国のアリス」か? とちょっと錯覚。
 白ウサギを連想させる喋る鹿と出会った「おれ」は、その瞬間から不思議の奈良ワールドに迷い込むことになるし。そこで冒険を繰り広げる「おれ」はまさにアリスだわ~、と。
 あ、でも解説にもあったけど、このハナシは「坊ちゃん」のオマージュでもあるらしいのね、言われてみると確かにそうだ。

 で、一番白眉のシーンはというと、もうひとりの重要キャラである堀田イトの大和杯における、剣道試合シーン!! もうこの部分だけでも独立したスポ根作品として充分通用すると思った。感動的です。「おれ」と堀田が初めてココロ通わせる重要なシーンを、このように設定する作者サンが粋です。
 そしてラスト、新幹線での「おれ」と堀田の別離シーンはあまりにもベタすぎてテレましたが、あれで良しとします!! ←エラそ~。

 作者サンお得意の独特ワールドにSF・ミステリー・ファンタジー・スポ根・そして大甘すぎるらぶらぶテイストを盛り込んだ、渾身の1作だわ、と思わず感動。
 魅力的なキャラ・爽やかな読後感・あまりあるほどの全編に散りばめられたユーモア……すべてにおいて楽しませていただきました。そして、児玉清氏による解説も爆笑モノです。


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NoTitle * by ひいち
「鴨川ホルモー」面白いっておっしゃっていたので、
借りてきましたよう~♪
読むのが楽しみぃ(>∀<)

この本も面白そうですね!!

お正月本が読めなかったので、
じゃんじゃん読んで、中毒症状改善しないと!(笑)

こんにちわー^^ * by チルネコ
万城目氏って荒唐無稽なファンタジックな感が強いですが、なんのその!とてもプロット構築とか上手いですよね。本書も六景の「もっちゃん」を読んだときなど、この作者さんは絶対ミステリも書けると思っちゃったくらい^^本書では関西ならではの「奈良健康ランド」に爆笑でした(笑)

ドラマ版はみました!! * by なりきち
久しぶりに来てみたら、とっても素敵なblogになって、キュン
キュンしてますv-238良いですね~。
凄く素敵です。映像を先に見てしまうと駄目ですね、先入観が...。それにしても、年間物凄い数の読本!!天晴れですv-218
今年もよろしくお願いしまっす!!

Re: ひいち様☆ * by 惺
こんばんは♪
> 「鴨川ホルモー」面白いっておっしゃっていたので、
もう~!! バカバカしくて面白くて最後ホロッと感動…といったトコロでしょうか。
途中でナニ?コレ?
と思う箇所も多々ありますが。
男子大学生の思わぬ生態(ウフフ)を知ることができますよん☆

Re: チルネコ様☆ * by 惺
こんばんは~♪
> とてもプロット構築とか上手いですよね。
ホント!! 緻密といっていいのか…破綻することなく巧く収めているという印象!

>本書も六景の「もっちゃん」を読んだときなど、この作者さんは絶対ミステリも書けると思っちゃったくらい^^
あれは、もうほとんどミステリーですよね。「もっちゃん」は隠れた名作だと思う!
今度、万城目氏の純然たるミステリー(しかもあの作風を変えぬまま)を読んでみたい気もする!!

Re: なりきち 様☆ * by 惺
こんばんは~♪
> 久しぶりに来てみたら、とっても素敵なblogになって、キュン
> キュンしてますv-238良いですね~。
あ、ありがとうございます(照)
装飾過多すぎ~?と自分では思っていたのですが……。
どうぞ、思う存分キュンキュンなさってください☆
お褒めの言葉、とっても嬉しいです(再び照)

> 映像を先に見てしまうと駄目ですね、先入観が...。
自分も1回だけTV観たことがあるんですが、個人的にはやっぱオリジナルの小説の方がいいですね~♪
「おれ」=玉木宏・堀田チャン=多部美華子だったのね、ビックリ!

こちらこそ今年もヨロシクお願いいたします!
ご訪問ありがとうございました。また来てくださいね☆


あけましておめでとうございます * by 道楽猫
ご挨拶が遅くなってすみません。
今年もどうぞよろしくお願いします。
「鹿男」、ドラマを面白く観ましたが、原作はもっと面白いんだろうなー。
SF・ミステリー・ファンタジー・スポ根!!
なんて贅沢なっ
黄色いお店で探してみます(笑)。

Re: 道楽猫様☆ * by 惺
あけましておめでとうございます♪
こちらこそ、今年もどうぞヨロシクお願いいたします!

> 「鹿男」、ドラマを面白く観ましたが、原作はもっと面白いんだろうなー。
うんうん、サイコーでした☆
自分的には剣道試合シーンがツボでしたね~!!

> 黄色いお店で探してみます(笑)。
是非に~!! 安くてキレイでたくさんあって。
1日いてもいいくらいだ!!

個別記事の管理2010-12-08 (Wed)

ご訪問ありがとうございます☆

ホルモー六景 (角川文庫)ホルモー六景 (角川文庫)
(2010/11/25)
万城目 学

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 正直、泣けるハナシばかりでした
 「鴨川ホルモー」のバカバカしさは一体何処へ? の続編? 以下BOOKデータベースより長いあらすじ。

このごろ都にはやるもの、恋文、凡ちゃん、二人静。四神見える学舎の、威信を賭けます若人ら、負けて雄叫びなるものかと、今日も京にて狂になり、励むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。
このごろ都にはやるもの。元カレ、合コン、古長持。祗園祭の宵山に、浴衣で駆けます若人ら、オニと戯れ空騒ぎ、友と戯れ阿呆踊り。四神見える王城の地に、今宵も干戈の響きあり。挑むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。
古今東西入り乱れ、神出鬼没の法螺試合、若者たちは恋謳い、魑魅魍魎は天翔る。京都の街に咲き誇る、百花繚乱恋模様。都大路に鳴り渡る、伝説復古の大号令。変幻自在の第二幕、その名も堂々「ホルモー六景」、ここに推参。


プロローグ
第一景  鴨川(小)ホルモー
第二景  ローマ風の休日
第三景  もっちゃん
第四景  同志社大学黄竜陣
第五景  丸の内サミット
第六景  長持の恋  の泣ける胸キュンの7編収録。

 なんのこっちゃわからんあらすじですが、本編は笑えて泣いての感動短編集です。相変わらずのバカバカしさは所々に健在しつつ、今作はなんとココロに染みいる恋愛モノ中心!
 前作のリンク作なんですが、もうスゴク良く出来ていて引き込まれました!!
 特に歴史上名高い人物をさりげなく登場させて、「鴨川ホルモー」サブキャラクターたちと絡ませるあたりとか、もう巧すぎです。
 で、とっても意外に思ったのが、作者サンの女性心理描写の巧さ。
第一景「鴨川(小)ホルモー」
 恋人できない女子2人の、コミカル且つさらりとした友情が微笑ましかった!
第二景「ローマ風の休日」
 凡チャンのジレンマが巧く描写されてるな~と。「少年」との爽やかな交流もとっても良いし。タイトルからして、凡チャンはさながらオードリー・ヘプバーン?
第三景「もっちゃん」
 好きな1作。もっちゃんの正体はうすうすわかっていたのですが(小道具のレモンとかね)、まさかあの人物と絡めるとは! ちょっぴり物悲しくもココロ温まるハナシ。
第四景「同志社大学黄竜陣」
 意外や意外の有名人物が登場。
第五景「丸の内サミット」
 舞台を東京に変えての異色作。なるほど、こういう手もあったのね~と納得。不思議スポットは何も京都だけではないのだ。
第六景「長持の恋」
 ラストを飾るにふさわしい作品。これも女性心理描写が巧いなと感心したハナシ。悲劇的結末になるのかとハラハラしましたが、伏線張りまくりの意外なハッピーエンドに思わず涙。

 作者サン、実は泣かせるハナシがお上手なのかしら? 自分が涙腺弱いせいなのかもしれませんが、感動作がびっしり詰まったおトクな1冊。
 実はメイン作「鴨川ホルモー」の内容すっかりというか、ほぼ忘れてしまってたのですが(ほ~ら、ニワトリ脳!)、それでも充分楽しめました。
 それだけ、キャラクターが魅力的でストーリーも良く出来ているからなのね、と感心しつつ読了いたしました。


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万城目氏! * by チルネコ
おぉ~大好きな京作家の一人万城目氏のホルモーじゃないですかっ!(笑)
本書はなんといってももっちゃんでしたねっ。京ゆえにあの人物
と絡めてくれたと知ったときの嬉しさといったら^^
描き方もミステリっぽくて、万城目氏はもしかしたらミステリ
もイケるんじゃない?と思ったほどでした^^

Re: チルネコ様☆ * by 惺
> おぉ~大好きな京作家の一人万城目氏のホルモーじゃないですかっ!(笑)
> 本書はなんといってももっちゃんでしたねっ。
自分も森見氏も万城目氏も大好きな作家サンです!!
似ているようで、そうじゃない。笑わせてホロッとさせてくれるトコロがツボですッ!
「もっちゃん」サイコ~!!

> 描き方もミステリっぽくて、万城目氏はもしかしたらミステリ
> もイケるんじゃない?と思ったほどでした^^
ウンウン、確かに~!!
読んでみたい!!

個別記事の管理2010-10-07 (Thu)

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鴨川ホルモー (角川文庫)鴨川ホルモー (角川文庫)
(2009/02/25)
万城目 学

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 珍妙なタイトル……話題作とは知ってしましたが、こんなに笑えて泣けるハナシとは思ってませんでした。以下文庫裏表紙よりあらすじ。

このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。
このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。祇園際の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。
戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒濤の狂乱絵巻。
都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。前代未聞の娯楽大作。碁盤の目をした夢舞台。「鴨川ホルモー」ここにあり!!


 あらすじ読んでもどういうハナシなのかさっぱり分からないかと。ざっくり言ってしまうと、和モノ青春ファンタジーです。
 なんか、森見登美彦の世界に似てるな~と思うんだけど、こちらの方が発行が早いので逆というべきか。読みやすさでは断然こちらかな。
 タイトルからして想像を絶してるし。一体どんなハナシなのか? 焼き肉? と、とっても期待して読み始めました。初っ端の「ホルモー」のウンチクからして何か妙。妖しい雰囲気が漂って、どうしても先が読みたくなって、ページをめくる手がとまらなかった。

 テンポの良く、予想のつかない展開に個性的なキャラ。時折垣間見る程よいユーモアを感じさせる文体。
 主人公・安倍の大学ライフ的青春物語なのかな~と思いきや、まったく想像を超えたおどろおどろしくもバカバカしいバトルに突入。めくるめく怒涛の展開に疑問の余地をはさむ間も無く、一気に読ませる手腕はさすが。
 京都と八百万の神(ここではオニ?)の組み合わせてマッチするんでしょうかね? 何の変哲も無い大学生達の日常に巧く溶け込んでいるあたり、ちっとも違和感もないし。
 愛すべき魑魅魍魎と青春真っ只中の悩める若者達とのちょっとシビアな遊戯。それがとっても巧く描写されていて、思わずこんなハナシもあるんだ~!! と感嘆。

 かと言って、現実離れしているわけではなく、安倍とサークル「京大青竜会」の愉快な仲間達との触れ合いや失恋に葛藤。そして新しい恋に気付くまでの、爽やかな成長ぶりも丁寧に描かれていて、自分的にはとっても好感度高し。終盤の阿部が自分の弱さに気付くあたりの描写には正直涙腺がメチャメチャやばかった!

 何と言っても1番美味しいキャラは、メガネっ娘・凡ちゃんこと楠木サンでしょうかね? 隠れた伏兵といったカンジで。このキャラ映画では栗山千明だったそうで、脳内ではずっと凡ちゃん=栗山千明の図式が成立してました。

 初・万城目学でしたが、とっても面白かった! 次は「ホルモー六景」と「鹿男あをによし」どっちにしようかと思案中。すっかりお気に入り作家サンとなってしまったのでした。


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鴨川ホルモー * by kkGT-R
映画もお薦めですよ。本当に理屈抜きに楽しめました。
映画館を出た後、周囲でオニ語乱発でした(笑)
DVDも発売、速攻買ったくらいてす。

Re: 鴨川ホルモー * by 惺
>kkGT-R 様v-353
ま、マジですか? う~んそうなるとものすごく観たくなる。
あの「レナウン」場面もモチロンあったんですよね?
これはレンタル屋にいかないと!!
コメントありがとうございました☆

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