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個別記事の管理2010-10-29 (Fri)

ご訪問ありがとうございます☆

街場のマンガ論街場のマンガ論
(2010/10)
内田 樹

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 初・内田樹氏。何かと話題・人気の方らしいですね。まったく存じあげませんでした。タイトルに惹かれて購入。以下BOOKデータベースより内容。

『エースをねらえ!』から“男はいかに生きるべきか”を学び、『バガボンド』で教育の本質を知る。
手塚治虫の圧倒的な倫理的指南力に影響を受けた幼少時代、今なお、読み続ける愛すべき少女マンガ…戦後マンガからボーイズラブまで、雑食系マンガ・リーダーの著者が、世界に誇る日本カルチャーについて熱く語る。『日本辺境論』で語りつくせなかった「日本人論」。


 マンガ論を隠れ蓑にした「日本人論」なんだァ……内容読んで初めて気付いたし。
 この方の経歴、なかなかどうしてスゴイんですね。思想家であり、エッセイスト・元フランス文学研究者・翻訳家・大学教員でもいらっしゃる……そうなんだ~と感心しつつ。
 面白いですね~。堅苦しくなくて読みやすい。
 マンガ論なんで気楽に読めるだろうとタカくくってたら、なかなかどうして硬派で鋭い考察に油断しました。

第一章  井上雄彦論
第二章  マンガと日本語
第三章  少女マンガ論
第四章  オタク論・ボーイズラブ論
第五章  宮崎駿論
第六章  マンガ断想
第七章  戦後漫画論
 対談  内田樹 養老孟司


 興味そそられるラインナップです。内田氏、熱狂的な井上雄彦(スラムダンク・バガボンドの作者)ファンであるらしく、第一章ではかなり熱く語られてます。特に「バガボンド」に関して「一気におとなになる以外に生き延びる道がないこども」としてのビルドゥングスロマン(成長物語)と定義づけているのが印象的。
 この井上雄彦氏の一連の作品と「エースをねらえ!」がかなりのお気に入り作品のようで、作中頻繁にでてきました。第六章の中の1篇・「『エースをねらえ!』に学ぶ」の中の、この作品にたいする内田氏の激愛ぶりに頭が下がります。

 何より自分的に一番ツボだったのが、第三章の少女マンガ論。
 内田氏の少女マンガに対する心酔の情が連綿と綴られていてものすごく強烈です。氏が何故にこんなにも少女マンガを愛しているのか? その答えはこれらの言葉尽きます。

そう、私は「少女」だったのである。 ~本文p69より引用~
それに、私の本質が「少女」である、ということにすると、たしかにいろいろなことのつじつまが合う。 ~本文p71より引用~
さらに「少女マンガを読むリテラシー」だって備えている。 ~本文p75より引用~

 ……内田氏が実はオトメだったと判明するあたり、半ば吹き出しそうになりましたが、内田氏は少女マンガに傾倒する下地が幼少期から備わっていたらしいです。
 そして、第三章の中の「少女マンガの記号論」においては少女マンガの「キモ」についても言及。内田氏の考えるその少女マンガの「キモ」というのが、
「言葉として口には出されていないが、記号的には発信されている思い」を読み取る快楽。 ~本文p79より引用~
 であるらしいのです。要はビミョ~な雰囲気を鋭く読みとれ! ということでしょうか?
 以下詳細な実例を列挙。素晴らしいです、というかもはや感嘆の域。

 自分の拙い駄文よりも、興味持った方は是非一読することをおススメします。他の著作に比べてう~ん…という感想もあるらしいですが、自分的にはかなり興味深く読めました。
 最後の養老孟司との対談はイマイチ物足りないかな?


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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 街場のマンガ論
* Comment : (2) * Trackback : (1) |

自分も初・内田樹の本になりますが・・ * by nao
マンガ論・・かぁ 。
ヒトより漫画の読書量はあきらかに少ない・・。
(今年は「星守る犬」<秀作!>一冊しか読んでいない・・いかんね)
けれど・・ややこしい話になりますが、
実は昔、描いた漫画(応募作)が「モーニング」「ヤンマガ」に載ったことがあります
(ちばてつや先生にホメていただいて恐縮・・良い思い出です)。
「エースをねらえ!」で男の生き方を学ぶ・・か(ん?あの漫画・・女子テニスの漫画ではなかったか?)
TVアニメしか知らず、原作漫画は読んだことないので、そっちも気になります。
内田樹というヒト、なんかヘン(自分よりもかなり歳上の方に失礼ですが・・それゆえ本はおもしろそうですね)。

Re: 自分も初・内田樹の本になりますが・・ * by 惺
>nao 様v-353

> 実は昔、描いた漫画(応募作)が「モーニング」「ヤンマガ」に載ったことがあります
> (ちばてつや先生にホメていただいて恐縮・・良い思い出です)。

スゴイですね~!
その道に進まれれば良かったのに~!! と素人の自分は簡単に思ってしまいますが、現実はかなり厳しいのでしょうね。でも、もったいない!

> 「エースをねらえ!」で男の生き方を学ぶ・・か(ん?あの漫画・・女子テニスの漫画ではなかったか?)

そのマンガに出てくる、宗像コーチの生きざまに感激している模様です。

> 内田樹というヒト、なんかヘン(自分よりもかなり歳上の方に失礼ですが・・それゆえ本はおもしろそうですね)。

まったく自分もそう思います。かなりユニークな方だと実感しました。読んでみて。
他の著作も面白そうですよ!!
コメントありがとうございました☆

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