09≪ 2017/10 ≫11
12345678910111213141516171819202122232425262728293031
個別記事の管理-------- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
* Category : スポンサー広告
|
個別記事の管理2013-01-18 (Fri)
ご訪問ありがとうございます☆

サエズリ図書館のワルツさん 1 (星海社FICTIONS)サエズリ図書館のワルツさん 1 (星海社FICTIONS)
(2012/08/17)
紅玉 いづき

商品詳細を見る

 好きな作家の紅玉いづき。評判がよろしいようなので借りてみました。以下BOOKデータベースより内容。

本が手の届かないほど遠くにあると思っていたこと。本が母と娘を繋ぐ絆であったこと。本が祖父への畏れであり、忘れ得ぬ思い出であったこと。そして、強すぎる願いゆえに、たった一冊の本すら手放せないこと。そこにあるすべての本には数え切れない“想い”があり、そこに集うすべての読者にはその数だけの“物語”があった。さえずり町のサエズリ図書館。それは本の“未来”が収められた、美しく、不思議な図書館。


第一話 サエズリ図書館のカミオさん / 第二話 サエズリ図書館のコトウさん / 第三話 サエズリ図書館のモリヤさん / 第四話 サエズリ図書館のワルツさん

 想像していたストーリーとはまったく違って面白かった。近未来の話なのかなと。
 電子書籍が全盛の、紙の書籍はその存在すら貴重となった世界。そんな世界のさえずり町にある私立のサエズリ図書館が舞台。
 ヒロインは割津唯ことワルツさん。「特別探索司書」という肩書を持つ彼女はそのサエズリ図書館の館長?でもある。行方不明になった図書を必ず捜しだすという、特異能力を持つ彼女はとっても癒し系。本に関わる様々な人々が抱える悩みや事件をゆっくりと解決してゆく。

 図書館とはまったく無縁の女子、子供との関係に悩む作家、祖父との確執を抱える青年等々、各ストーリーはハートフルで読んでいてほっこり。
 けれど、ラスト近くになってワルツさんの過去や秘密が小出しにされてくるあたりから何やら一癖ある話なのだなと。今後の展開がどうなるのか俄然気になるし。図書館とは無縁の脳外科とワルツさんとの関係とか。癒し系の彼女が実はなにかとミステリアスな存在であることにちょっと驚き。

 前述したとおり電子書籍が全盛の世界の話なので必然的にその是非を問うストーリーもあるのだけど、一貫しているのは紙媒体の書籍への「愛」でしょうか。
 その「本」を護るべく、静かなる活躍をするワルツさんがどうなるのか楽しみ。彼女の正体?も知りたいしね。さらに!ジャケ画もものすごーくかわゆいし、おススメです。もちろん次巻に期待します!

人気ブログランキングへにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへblogram投票ボタン
いつも応援ありがとうございます☆
スポンサーサイト
Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 紅玉いづき
* Comment : (0) * Trackback : (0) |
個別記事の管理2012-07-02 (Mon)

ご訪問ありがとうございます☆

ミミズクと夜の王 (電撃文庫)ミミズクと夜の王 (電撃文庫)
(2007/02)
紅玉 いづき

商品詳細を見る

 ひさしぶりの紅玉いづき。前作の「ガーデン・ロスト」がものすごくよかったので、評価の高いこの作品に挑戦。以下BOOKデータベースより内容。

魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。額には「332」の焼き印、両手両足には外されることのない鎖、自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。願いはたった、一つだけ。「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。全ての始まりは、美しい月夜だった。―それは、絶望の果てからはじまる小さな少女の崩壊と再生の物語。第13回電撃小説大賞「大賞」受賞作、登場。

 面白かった! 想像以上にファンタジーで感動的。後半になるにつれ涙腺崩壊でたっぶりと泣かせていただきました。
 魔物とか魔法とか聖騎士とか、ファンタジーの雰囲気がプンプンと! で、 冒頭の、自らミミズクと名乗る少女の壊れっぷりか゜かなりインパクトあって一気に惹き込まれた。
 森の奥深く。かつて人間の裏切りによって人間嫌いに陥った美しい夜の王と、額に焼印を押され手足を鎖で繋がれた奴隷の少女ミミズクとの最初の出逢いのシーンがとても幻想的で美しい。
 その少女ミミズクと王の使者の如き魔物のクロ、そして森を支配する夜の王フクロウの3人が織りなす前半のストーリーがまさにファンタジック。上質なおとぎ話といった雰囲気。時代も国もはっきりわからない。人間世界から完全に隔離された森の中でミミズクとフクロウが少しずつ少しずつ不器用ながらも心を通わせてゆく過程が丁寧に幻想的に描かれていて巧いなあと。

 知恵が足りないミミズクがたどってきた悲惨な奴隷生活。その生い立ちを何気ない風で聞いていながらも、実は心を痛めていたフクロウの優しさ。崩壊寸前まで追い詰められていたミミズクの心をゆっくりと癒してくれる森の生活が、おどろおどろしい雰囲気を湛えながらも、なぜか温かく感じられる。

 そんなほのぼのとした前半とはうって変わって後半は怒涛の展開に。
 フクロウとミミズクの住む森はとある王国の一部であり、統治する国王がフクロウの持つ偉大な魔力を欲したために捕えられてしまう二人。
 王国に保護され初めて人間らしい生活を与えられたミミズク。そこで精神的に成長した彼女はようやく気付く。自分はフクロウを愛していたのだと。
 城の奥深くに捕えられたフクロウを救出に向かうミミズクの活躍が強くて勇ましくて鮮やか! 愛を知ったミミズクに怖いモノなし! そんな彼女に手を貸すサブキャラクター達も個性豊かで優しい人物たちばかり。
 自分的には四肢が不自由な王子・クローディアスがお気に入り。初めて得た友、ミミズクのために一肌脱いじゃうところがね男らしいぞ! 不自由な身体でありながらも王子としてのプライドを持ち、ありのままの自分を受け入れて欲しいと願う彼とミミズクが心通わすシーンも泣かせます。

 自我と愛に目覚め、勇ましく自分だけの王子様を救出しに行くヒロイン・ミミズク。ちょっとだけグロさもあるけれど、充分に泣けて感動する正統派ラブファンタジーだなと。女性作者らしい&デビュー作らしい瑞々しさが新鮮。純真で一途で健気で可愛らしいミミズクのキャラ立ちがハンパなかった! ボロ泣きする作品が大好物の自分にとって、かなり好みな1作となりました。面白かったです。


blogram投票ボタンにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ人気ブログランキングへ
☆いつも応援ありがとうございます☆ 
Theme : ライトノベル * Genre : 本・雑誌 * Category : 紅玉いづき
* Comment : (4) * Trackback : (0) |

* by 潤
惺さん、こんにちは!
祝ミミズク読了!!
ブログ拝見しつつ良いでしょ良いでしょふふふ!
って感じでにやけてしまいました。(笑)
気に入って頂けて大変嬉しいです。
何も知らないミミズクはとても痛々しくて、
知ったミミズクは切なく哀しくて…涙が溢れます。
でも知ったからこそ本当の幸福も得られるんだと思いました。

お!ディア好きですか!
それなら続編「毒吐姫と星の石」も是非!
たくましいディアがいっぱい見れますよ!

キタコレ * by Medeski
白痴を上手く描けていましたね。私も驚いた記憶があります。この作者、寡作なのですが、それぞれの作品の質は高いみたいで好感持ってます。っていっても、読んではいないのですが、評判の悪い話は耳にしないので拘って書いているんだろうな、と。

Re: 潤様☆ * by 惺
もうもう面白かったです!
高評価だったのでとても期待してたのですが、
期待以上でした。
ミミズクという少女の成長物語として読んだのですが、
フクロウのさりげない優しさとかね…。
それを知ったミミズクのラストの行動が圧巻でした。
「毒吐姫と星の石」は続編になるのですか?
ミミズクとフクロウは登場しないのかな?
などなど、ものすごくハマり気味。
全作制覇したい…!

Re: Medeski 様☆ * by 惺
こんばんは!
しょっぱなのミミズクはインパクトありすぎ!
でも良いですよ、好きだなー。
この作者サンは2作目ですが、今のところハズレなしです。
…って、メデスキさん、読んでないのですか?
ぜひぜひ読んでみてくださいよー!


個別記事の管理2010-11-27 (Sat)

ご訪問ありがとうございます☆

ガーデン・ロスト (メディアワークス文庫)ガーデン・ロスト (メディアワークス文庫)
(2010/01/25)
紅玉 いづき

商品詳細を見る

 たまにはラノベを読もうかな~と思って購入した1冊。ジャケットにも惹かれました。発行はアスキー・メディアワークス。やっぱライトノベルっぽいですよね。しかし、意外でした。以下文庫裏表紙よりあらすじ。

誰にでも、失いたくない楽園がある。息苦しいほどに幸せな安住の地。しかし、だからこそ、それを失うときの痛みは耐え難いほどに切ない。

誰にでも優しいお人よしのエカ、漫画のキャラや俳優をダーリンと呼ぶマル、男装が似合いそうなオズ、毒舌家でどこか大人びているシバ。
花園に生きる女子高生4人が過ごす青春のリアルな一瞬を、四季の移り変わりとともに鮮やかに切り取っていく。
壊れやすく繊細な少女たちが、楽園に見るものは──。


 予想以上の内容でした!! これはもうラノベの範疇ではないでしょうね。極上の青春ストーリーだと思います。しかもかなり痛みを伴った。
 小説版・「桜の園」by吉田秋生 といったカンジです。

 あらすじにあるとおり、登場人物は4人の少女達。最後の高校生活を放送部員として送る彼女達の楽園=心の居場所は狭くて小さな放送室。辛い時、寂しい時、嬉しい時にたむろするかけがえのない場所。
 エカは妄想癖のあるちょっとアブない少女と文通をし、マルは何度も男に裏切られる。オズは手の届かない初恋に悩み、シバは母親の望む姿になろうと必死に自分をごまかし続けている。
 それぞれ皆、心に何かしら不安や悩みを抱えた少女達の青春を、シビアに淡々と描写。決して慣れ合わない、甘くない。4人が4人とも軽々と本心を露わにしない。けれど、心の奥底で互いを求め、繋がっていたいと思う、思春期独特の微妙な感情が終盤になるにつれ、じわじわと迫ってくるあたり、巧すぎる。

 4人の中で一番のクセ者が、シバ。母親の過剰な期待に応えようと本来の自分を隠し、エカ・マル・オズの3人を時に傷つけ、強がって決して本心を見せたりしない。
 受験の心労と友情の亀裂で心身共に疲れ果てたシバ。自暴自棄に陥った彼女は卒業式も欠席しようとする。が、そのどん底にいたシバに手を差し伸べ、彼女を救ったのもまた、エカ・マル・オズの3人だったのだ。
 
 卒業と共に彼女達の楽園である放送室には2度と戻れない。居心地の良かったあの場所・あの時間は既に遠くに去り、4人は未来に進まなくてはならない。
 高校生活最後の1年を舞台に、4人の少女の葛藤・触れ合い・別れを静かな感動と共に描いた、隠れた名作。自分にとってまったく予期せぬ作品でした。

 作者である紅玉いづき、やはりお若い。失礼ながら自分が過去に読んだあさのあつこの類似テーマを扱った作品とは格段の差があるかなと。
 少女達の残酷なまでの(精神的)痛みの描写がとても巧い。この瑞々しく繊細で鋭い少女の感性の描写は、やはり若さが成せる技なのね、としみじみ思ってしまったのでした。


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
blogram投票ボタン
Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 紅玉いづき
* Comment : (4) * Trackback : (0) |

おはようございます^^ * by チルネコ
ラノベも気が向いたらよむほうなんですが(笑)、ラノベを粋を越えてる感じでしたか^^装丁といい学園ものといい、ラノベチックバリバリっぽいですが、隠れた名作と太鼓判を押されると気になります。でも青春ものを読むと感慨に耽ってしまうことが多いのですよね、僕(笑)

おおお * by 道楽猫
小説版・「桜の園」by吉田秋生!!
そっそれは是非読まねばっっ
右側の「愛蔵書」に「BANANA FISH」があって大コーフンしている私。
「BANANA FISH」は私の好きな漫画不動の第一位なのです。アッシュは心の恋人なのです(笑)。

Re: チルネコ様☆ * by 惺
こんにちは~♪
「隠れた名作」はあくまでも自分的になので…。
男性視点ではどう読むのか、ちと不安でもありますが…。

>青春ものを読むと感慨に耽ってしまうことが多いのですよね、僕(笑)
あ~、わかります!
妙にノスタルジー感じてしまいます。
やはり、自分の場合は次第に若さから遠のいているからでしょうe-263
コメントありがとうございました☆


Re: 道楽猫様☆ * by 惺
> 小説版・「桜の園」by吉田秋生!!
なんとな~く、そんなテイスト感じますッ!

> 「BANANA FISH」は私の好きな漫画不動の第一位なのです。アッシュは心の恋人なのです(笑)。
読んだの~!! 道楽猫サンの気持ちがよくわかる~~!!
スッゲー(あら、失礼)名作だよねッ! 

>アッシュは心の恋人なのです(笑)。
では、自分は愛人に…って違~う!!
コメントありがとうございました☆

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。