03≪ 2017/04 ≫05
123456789101112131415161718192021222324252627282930
個別記事の管理-------- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
* Category : スポンサー広告
|
個別記事の管理2013-02-02 (Sat)
ご訪問ありがとうございます☆

パラダイス・ロストパラダイス・ロスト
(2012/03/24)
柳 広司

商品詳細を見る

 やっと来た…図書館の順番が! 待ちに待ってたよ! ということで以下BOOKデータベースより内容。

大日本帝国陸軍内に極秘裏に設立された、スパイ養成学校“D機関”。「死ぬな。殺すな。とらわれるな」―軍隊組織を真っ向から否定する戒律を持つこの機関をたった一人で作り上げた結城中佐の正体を暴こうとする男が現れた。英国タイムズ紙極東特派員アーロン・プライス。だが“魔王”結城は、まるで幽霊のように、一切足跡を残さない。ある日プライスは、ふとした発見から結城の意外な生い立ちを知ることとなる―(『追跡』)。ハワイ沖の豪華客船を舞台にしたシリーズ初の中篇「暗号名ケルベロス」を含む、全5篇。

誤算 / 失楽園 / 追跡 / 暗号名ケルベロス 前後篇

 前2作を読んだのが遥か昔なので記憶が怪しかったのだけど、コレを読み進めていくうちにだんだんと思い出した!あのテンションと作風は変わらず、今回はちょっとストーリーに変化球をつけて読ませてくれました。

 自分的に一番好きなのは「追跡」かな。あのD機関の立役者・結城中佐の過去が明らかに? という美味しい展開で。
 謎めいた彼の出自もそれなりに隠れた高貴さ?というか。納得のゆく過去語りだったのだけど…そして実は…というこれまた急展開。
 一筋縄では明らかにならない中佐の過去に焦れたりして。一杯食わされました 笑。

 「誤算」もなかなかの面白さ。でも記憶喪失エピソードって他にも無かったっけ? 自分の記憶違い?
 まあ、それはともかく。これもまた裏に裏をかくストーリーで面白かった。ちょっと主人公が超人すぎてリアリティ感じなかったところもあるけれど。
 ミステリアスな流れから次第に真実が透けてくる─という流れはとてもスリリング。
 
 「失楽園」はタイトルロールだよね。これはちょっと入り組んでたというかこじつけ?的な感じだったのだけど(自分的に)、愛する恋人を救おうと奔走する若きアメリカ軍人。その彼を影で操る我らがD機関のスパイという構図が面白かった。

 ラスト「暗号名ケルベロス」は自分的にイマイチ…というか自分の頭では理解できなかった。Uボートに最強の暗号エニグマとガジェットは雰囲気あるある! だけどちょっと難解で…ラストの意外な犯人というかスパイの正体にもえ?そうなんだ…とちょっと呆然。ラスト、D機関の内海が子供引き取ることになるらしいんだけど、大丈夫なの? だってあなたスパイでしょ…といらん気を廻してしまった…笑。

 今回はD機関スパイ達の華麗なる活躍というよりは、彼等に翻弄されるターゲットというエピソードが多かった。謎めく結城中佐は相変わらず謎なまま。ぜひぜひ、彼の過去と正体を知りたいものだなとつくづく思いながら読了しました!
 ジャケ画の結城中佐がめちゃくちゃイカしてるぜ! 

人気ブログランキングへにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへblogram投票ボタン
いつも応援ありがとうございます☆
スポンサーサイト
Theme : 推理小説・ミステリー * Genre : 本・雑誌 * Category : 柳広司
* Comment : (0) * Trackback : (2) |
個別記事の管理2012-03-26 (Mon)

ご訪問ありがとうございます☆

ダブル・ジョーカーダブル・ジョーカー
(2009/08/25)
柳 広司

商品詳細を見る

 前作「ジョーカー・ゲーム」がものすごくインパクトありすぎだったので、今作も期待値大で読了。以下BOOKデータベースより内容。

結城中佐率いる“D機関”の暗躍の陰で、もう一つの秘密諜報組織“風機関”が設立された。だが、同じカードは二枚も要らない。どちらかがスペアだ。
D機関の追い落としを謀る風機関に対して、結城中佐が放った驚愕の一手とは―。
表題作「ダブル・ジョーカー」ほか、“魔術師”のコードネームで伝説となったスパイ時代の結城を描く「柩」など、5編を収録。


ダブル・ジョーカー
蠅の王
仏印作戦

ブラックバード


 面白かったですよ~、今作も! がしかし!! 作風に慣れてしまったせいか、前作ほどの衝撃を得られず。けれど面白さのレベルは保ったまま──というのが読了後の感想でした。
 タイトルロールの「ダブル・ジョーカー」はD機関のライバルとして誕生した風機関が登場。
 結城中佐に激しいライバル意識を抱く風戸陸軍中佐。その彼が創りあげた諜報機関の活躍も順調にみえたが、意外な人物に看破されD機関に裏をかかれてしまう。
 短篇ながら密度濃くスリリングな展開。序盤からライバルの術中に嵌っていた風戸中佐が滑稽でもあり、哀れでもある。

 冒頭から繰り広げられる漫才コンビのネタがスパイの重要な通信手段のヒントとなっていた「蠅の王」。
 謎多きD機関設立者・結城中佐の過去が垣間見ることのできる「柩」、日米開戦のきっかけとなった真珠湾攻撃を背景とした、とある二重経歴スパイの暗躍と逮捕劇「ブラックバード」。

 等々、今作もD機関のスパイたちによる多才な活躍に瞠目。スパイという影の存在と日中・第二次大戦という暗澹たる時代背景とが絶妙にマッチした独特の世界観が秀逸。
 名もなき精鋭たちの活躍とその後ろにまさに魔王のごとく君臨している結城中佐の存在感が圧倒的。予想もつかない展開とスパイ術の巧みさが堪能できる。次作、「パラダイス・ロスト」も期待値大です!


blogram投票ボタンにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ人気ブログランキングへ
☆ご訪問ありがとうございます☆
Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 柳広司
* Comment : (2) * Trackback : (1) |

* by 藍色
とても面白かったです。
超人的なスパイたちの活躍に前作以上に心躍らされました。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。

Re: 藍色様☆ * by 惺
リプ遅くなりましてスミマセン!
トラバさせていただきました。
ご訪問とコメントありがとうございました。

個別記事の管理2012-03-09 (Fri)

ご訪問ありがとうございます☆

ジョーカー・ゲームジョーカー・ゲーム
(2008/08/29)
柳 広司

商品詳細を見る

 本の情報雑誌ダヴィンチを読んでいて気になった作品。以下BOOKデータベースより内容。

スパイ養成学校""D機関""。常人離れした12人の精鋭。彼らを率いるカリスマ結城中佐の悪魔的な魅力。小説の醍醐味を存分に詰め込んだ傑作スパイ・ミステリー。

 もう素直に面白かったー!
 かなり話題になった作品だったんですね。全然知りませんでした。だけど読んでみて納得。一風変わったスパイ小説かと思いきや、実はミステリーだったとか。うん、やられたわ。
 舞台は昭和10年代の帝国時代の日本。大戦前の不穏な空気を感じる中で、政府や軍部が処理不可能な事件を処理するD機関──。
 もとスパイであった悪魔的な個性の持ち主・結城中佐がヘッドを務めるこの機関はいわゆるスパイ養成学校。12人の民間人の精鋭が名を姿を隠して超人的な能力をもってして諜報活動にあたるその活躍が本書の面白さかな。

 特定のヒーローは存在しない。各短篇で任務に携わる彼等名もなきスパイ達の活躍設定がまた面白い。
 諜報活動を一種のゲーム感覚として捉え、当時の思想などに一向に惑わさせることはない。物に捉われることなく感覚と思考を自由にし、死ぬな殺すなという結城の信条を唯一とし、遂行する任務。
 ターゲットにさりげなく近づき、身辺調査に乗り込む手口も各短篇凝っていて読ませるし、スパイ達の活躍もまた変幻自在。舞台も日本に限らず、魔都上海ではエキゾチックな雰囲気を、ロンドンではロビンソン・クルーソーを巧くガジェットとして使っていることにもなるほどなと。

ジョーカー・ゲーム
幽霊
ロビンソン
魔都
X X


 今作に登場するスパイのように洗練された精鋭のような5作品。時代設定のわりにはちょっと軽いかな? と思うところもあるけれど、ムダのないストーリーでどれも文句なしの面白さ。自分的にはロビンソンと魔都が特にお気に入り。あ、でも全部良いのだけどね。
 続編ないのかなあ? 単行本ジャケ画の結城中佐が渋くてめちゃめちゃカッコ良すぎだよ~! ブラックでありながらなにげ部下を大切にしているところがね、ツボだよね。
 理屈なく楽しめてスカッと読めた1冊でした。大満足~(*´ω`*)


blogram投票ボタンにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ人気ブログランキングへ
☆いつも応援ありがとうございます☆
Theme : 推理小説・ミステリー * Genre : 本・雑誌 * Category : 柳広司
* Comment : (4) * Trackback : (1) |

* by igaiga
ふっふっふ。
勿論読んでおります(〃∇〃)
なんか、1話目の軍人とスパイの違いに本当に驚いたというか・・・軍人は絶対隠さない(見つけない&触らない?)場所をスパイは・・・ってところがこう・・当時の日本の天皇陛下への気持ちといいますか崇拝度に感服しましたね~。面白かったです。

Re: igaiga 様☆ * by 惺
こんにちはー!
やはりigaiga様は読了済みでしたのね。
絶対そうだと思ってました!
おもしろいねー、コレ。
ホント、1話目から度肝抜かれたというか一気読み。
暗に日本の軍国主義を皮肉ってるのかな~と
思ってみたり。
続きが早く読みたーい☆

諜報員のミタ * by nao
昔「陸軍中野学校」シリーズという映画ありましたが、
この本はほとんどそのレトロ映画(?)の
良質なノヴェライズ作品のような趣でありました。
(主役の市川雷蔵カッコいいですぜ!)。
自分はそのシリーズのファンであったので、
映画の懐かしいような雰囲気に浸りつつ、
続編とも愉しく読むことができました(ヘンな愉しみ方)。
(『ダブル・ジョーカー』読後は、
『秘録 陸軍中野学校』畠山清行・新潮文庫もぜひ)。

Re: nao 様☆ * by 惺
こんばんは!
スパイ養成学校というとやはり
陸軍中野学校を連想しますよね~。
naoさんおススメの
『秘録 陸軍中野学校』畠山清行
はぜひともチェックさせていただきます!
情報ありがとうございます!
まずはこのシリーズ第2・3弾を読破しますね~!

個別記事の管理2010-12-11 (Sat)

ご訪問ありがとうございます☆

漱石先生の事件簿 猫の巻 (角川文庫)漱石先生の事件簿 猫の巻 (角川文庫)
(2010/11/25)
柳 広司

商品詳細を見る

 いわゆるジャケ買いです。表紙の漱石センセイに惹かれて購入。タイトルも面白そうだったので期待してました! 以下文庫裏表紙よりあらすじ。

探偵小説好きの「僕」はひょんなことから英語の先生の家で書生として暮らすことになった。
先生は癇癪もちで、世間知らず。はた迷惑な癖もたくさんもっていて、その"変人"っぷりには正直うんざり。ただ、居候生活は刺激に満ち満ちている。
この家には先生以上の"超変人"が集まり、そして奇妙奇天烈な事件が次々と舞い込んでくるのだから……。
「吾輩は猫である」の物語世界がミステリーとしてよみがえる。抱腹絶倒の"日常の謎"連作集。


其の一  吾輩は猫でない?
其の二  猫は踊る
其の三  泥棒と鼻恋
其の四  矯風演芸会
其の五  落雲館大戦争
其の六  春風影裏に猫が家出する  のなんとも愉快な6篇収録。

 読了後の感想が、「オリジナルを読んでおけば良かった~!!」でした。原作の予備知識があればより深く理解できたハナシだったな~と。
 最初ははっきり言って何だかよくわかりませんでした。「事件簿」とあるので、バリバリ探偵モノ、ミステリー全開かと思いきや、まったくその気配ナシ。
 田中芳樹氏の解説読んで、ようやくこの作品の面白さを理解できました。オリジナルの「吾輩は猫である」の設定そのままにミステリー要素を注入した、パスティーシュ(パロディ)作品なのね、と。

 オリジナル自体教科書でお目にかかって以来、遥か記憶の彼方にあったので先入観無く読みました。が、しかし、最初はやはり読んでいて辛かった~! 
 先生のキャラクターは自分的にはものすごく楽しめたけれど、探偵役である「僕」の魅力がまったく感じられなかった
 猫もそれなりに活躍するのかと思いきや、そうでもない。ムリにミステリー仕立てにしなくても良かったんじゃ……と思ってしまいましたが。日常のささやかなナゾを解く、というレベル以上のモノではなかったですね。ま、ソコが狙いだったのかもしれないですけれど。

 ただ、ちょっと面白かったのが、其の四の「矯風演芸会」。
 前半部に伏線としてのエピソードを披露しておいて、例のごとく先生といつものおバカで憎めないお仲間達の戯言バナシが展開してゆく。
 そしてラスト、歴史上有名な人物に絡めての見事なオチ! これは6篇中で一番謎解きが活かされたハナシだな、と思いましたね。

 作品にとって重要なアイテムとしての猫。強烈な個性の「先生」と愛すべき隣人?たち。そのキャラクターたちに終始押され気味の「僕」というキャラがパンチ不足だったかな~。周りが濃すぎるキャラだから、このくらいの薄いキャラの方を狙ったのかな~?と余計な深読み。
 ですが、この作品読んで、オリジナルにも興味湧きました。それも作者の狙いなのかも、とまた余計な深読みしてしまいました~。


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
blogram投票ボタン
Theme : 夏目漱石 * Genre : 本・雑誌 * Category : 柳広司
* Comment : (4) * Trackback : (1) |

はじめまして * by 筒涸屋
この本おもしろそうです!
オレは『吾輩』は好きな作品で、通算5,6回読んでるので、この本も楽しんで読めそうです。

柳広司作品は『吾輩はシャーロック・ホームズである』というのを読んだことがありますが、これもパロディ作品で面白かったですよ。

Re: 筒涸屋様☆ * by 惺
はじめまして!

> オレは『吾輩』は好きな作品で、通算5,6回読んでるので、この本も楽しんで読めそうです。
「吾輩~」読んでいたらかなり楽しめるかと。自分はほとんど読んでないと同じ状態だったので、最初はしんどかったです~e-263
でも、かなり奥深いハナシなのね、と認識改めました!

> 柳広司作品は『吾輩はシャーロック・ホームズである』というのを読んだことがありますが、これもパロディ作品で面白かったですよ。
そちらの作品とどっちにしようかものすごく迷ったんですよ~。
筒涸屋サンがおススメなら、今度は読んでみますね! 面白そう!
コメントありがとうございました。
これからもヨロシクお願いします☆

こんばんわ~ * by チルネコ
オリジナル読んでませんでしたか^^。でももしかしたら
その方がいいかも!対比しちゃうとやっぱり・・・・ね(笑)
YAが対象なのでミステリとしても特徴がなかったですし、
我輩~好きはいろいろ言ってしまうんですが^^。、
惺さんのように原作にも興味が向く人が一人でも増えるなら、
パスティーシュとしの功績はあるんだと思います^^

Re: チルネコ様☆ * by 惺
> オリジナル読んでませんでしたか^^。でももしかしたら
> その方がいいかも!対比しちゃうとやっぱり・・・・ね(笑)
ううむ…言外の意味をなんとな~く察しておりますが…。
なかなか難しい?作品のよう。

> YAが対象なのでミステリとしても特徴がなかったですし、
え~!! YA向きだったんですか? 知らなかった!
この際、ちゃんと「吾輩~」を読んで、それから↑の筒涸屋サンご紹介の『吾輩はシャーロック・ホームズである』を読んでみようかと思案中です。

TBありがとうございました!!
自分もさせていただきます。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。