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個別記事の管理2013-03-02 (Sat)
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宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))
(1979/09)
ロバート・A・ハインライン

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 以前から気になっていた作品。図書館でたまたま新刊コーナーにあったので即借り。以下文庫裏表紙より内容。

単身戦車部隊を撃破する破壊力を秘め、敵惑星の心臓部を急襲する恐るべき宇宙の戦士、起動歩兵。少年ジョニーが配属されたのは、この宇宙最強の兵科だった。
そこでジョニーは、一人前の戦士となるための地獄の訓練をうけることになる……やがてジョニーは、異星人のまっただなかへ殴り込み降下をかける鋼鉄の戦士に成長していた!未来の苛烈な宇宙戦を迫真の筆致で描き、ヒューゴー賞に輝いた、巨匠ハインラインの傑作。


 あの「夏への扉」「月は無慈悲な夜の女王」とはまったく違った作風に驚き。前2作はある意味ロマンというかファンタジー的なストーリーだと個人的に思うのだけれど、この作品はなんというかシビアです。←語彙無さ過ぎ><。
 出版された年代が1960年代。ちょうどベトナム戦争の頃と知って納得。イマイチSFっぽくなくて、どちらかというと戦争をテーマにしているなあと。
 軍隊に入隊した少年がしごきにも似た訓練を受けて一人前の軍人になる…というある意味王道的な内容。だだ、ここでは軍人ではなく「機動歩兵」になる、というのがSFっぽいガジェットになってるのだけれど。

 連想したのが、なぜか「図書館戦争」とか昔の映画「愛と青春の旅立ち」(←知ってる?やっぱり軍隊でシゴかれて一人前の軍人になる話)。
 勢いで志願兵となったジョニー。何の適性も無かった彼が行きついた先は最も過酷な兵科。←陸軍のようなもの?「機動歩兵」の精鋭となるべく過酷な訓練の日々が始まり、その地獄の日々の中で知る友情と恩師との絆。いくつもの出会いと別れの中で成長してゆくジョニー…という一人少年の成長物語として充分楽しめる。で、その背景にある人類VS非人類との戦いは、ジョニーの最終試験に活かされてくるという構成の巧さ。

「機動歩兵」という設定が当時とても斬新だったようで。後で調べたらなんと、この作品あのガンダム誕生のきっかけの作品だったらしく。そういえばタイトルからしてそうだよね。あっちは機動戦士だし。
 その「機動歩兵」が着用する「パワードスーツ」─人間の能力を最大限もしくはそれ以上に増幅する一種の装甲具が、後々の「多くのSF作品で類型の兵器を生む源流となった」(ウィキより引用)らしく、ジャケ画のイラストを見て思わずガンダムに似てる!と思ったのも確か。それほど当時のSF界ではインパクトある作品だったらしい。

 ただ内容的にはいろいろと賛否両論あったようなのね。詳しくは書かないけれど、作者の思想と斬新なアイデアが詰まった傑作。ということになると思う。一人の少年の青春を描いた作品とも言えるし。ラストで明らかになる人種に関係した秘密などもおお!と思ってしまったし。SFという枠には収まらない有名作なのだなと思って読了。ハインラインの違った一面と作風が楽しめて良かったかも。

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Theme : SF小説 * Genre : 本・雑誌 * Category : ハインライン
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個別記事の管理2010-12-16 (Thu)

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月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 1748)月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 1748)
(2010/03/15)
ロバート・A. ハインライン

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 SFはあまり読まないジャンルなのですが……以前読んだハインラインの「夏への扉」がなかなか面白かったので、同じ作者のこの作品を選びました。
 タイトルもなかなか惹かれます。シャレてますよね? 以下文庫裏表紙よりあらすじ。

2076年7月4日、圧政に苦しむ月世界植民地は、地球政府に対して独立を宣言した!
流刑地として、月は地球から一方的に搾取されつづけてきた。革命の先頭に立ったのは、コンピュータ技術者マニーと、自意識を持つ巨大コンピュータのマイク。
だが、一隻の宇宙船も、一発のミサイルも持たぬ月世界人が、強大な地球に立ち向かうためには……。


 もう、サイコ~に面白かったです!!
 文庫サイズで690ページ弱。なかなか集中して読むことができなくてかなりしんどかったんです。
 あらすじにあるように、端的に言うと地球の植民地となっている月の革命譚。主要革命メンバーはデ・ラ・パス教授に女独立運動家・ワイオ、そして技術者マニー。そして最も重要なヒーロー、いわゆるスーパーコンピューターのマイク。この3人と1台が数々の難関を突破して月の独立を獲得してゆく。

 冒頭のマニーとマイクの出会い?のシーンがとっても良いです。月の頭脳でもある知性を有するコンピューター・マイクがいつしか孤独を知り、自分を修理に来たマニーと心を通わせてゆく描写が巧すぎる!
 最初はぎこちなかったマイクが、マニーとの交流によって次第に人間のように進化してゆく様がとても自然。そのマイクがまさか、革命の闘士に変貌するとは!!

第一章  本物の思索家
 教授・ワイオ・マニー・マイクのそれぞれの出会いと、革命の成功まで。
 主要4キャラの交流がなんともほほえましく、その活躍も見事。そして何より、月世界の詳細な設定に唸ります。家族構成・産業等々、あまりにも完成された世界に圧倒されました。リアリティありすぎです。
 コンピューター・マイクがなんと革命の指導者、アダム・セレーネとなって、月世界の人々を先導(洗脳ではないのだ)してゆくのが痛快!

第二章  武装した暴徒たち
 月を手に入れたマニーと教授は、独立を世界連邦に承認させようと地球へ向かう。
 月には無い重力とハードな聴聞会、マニーの逮捕等々、結局承認はされずに月に帰還。教授のしたたかさ、独立に対する並々ならぬ決意が新たに。

第三章  無料の昼飯はない!

 遂に地球側からの奇襲攻撃開始。
 対する月の対抗策は、旧約聖書の「ダビデとゴリアテ」の逸話そのもの。地球を巨人ゴリアテに、月をダビデに擬えたその作戦も全てがマイクの計算通り。

 クライマックスはもちろん第3章でしょうか。白熱の戦闘です。典型的な小は大を制す、的な結末。
 完全な独立を宣言した直後に命尽き果てる教授。そしてラスト、マニーの語りかけに完全に応答しなくなってしまったマイク。独立の影の立役者たる2人の喪失にかなりな寂寥感が。

 SFというテイストを超えた、実は重厚なヒューマンドラマとして読みました。数多いキャラクターが登場しますが、それぞれ個性的。
 明るく前向きな作風に独特で完璧な世界観。そして何より家族愛・民族愛に満ちた、古さをまったく感じさせない、清々しい1作でした。

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Theme : SF小説 * Genre : 本・雑誌 * Category : ハインライン
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こんばんわ~ * by チルネコ
おぉ~ハインライン読了されましたかー^^僕もこの著者のは数冊読んでますが、この作品は未読です^^。ハインラインの中でも評価が高いのでいずれ読みたいです!
ハインラインのはもちろんちゃんとしたSF作品なんですが、それとはまた別の何かで魅せてくれることが多いですよね^^

Re: チルネコ様☆ * by 惺
こんばんは!

>ハインラインの中でも評価が高いのでいずれ読みたいです!
SFに疎い自分でも「夏への~」とこの作品は知ってました。評価の高い理由がわかりましたね~。
自分的には文句なく面白かったですよ~!!

> それとはまた別の何かで魅せてくれることが多いですよね^^
そうそう、SFとしての世界観もスゴイけど、それ以上に人間を描くのが巧いですね。
読んだ作品すぺて読後感がいいのもまた好印象☆
コメントありがとうございましたe-466

個別記事の管理2010-06-10 (Thu)

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夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)
(2010/01/30)
ロバート・A. ハインライン

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 めっきり暑くなってきたので…って違います。ひさしぶりにSF。ハインラインの古典的名作です。以下ウィキよりあらすじ。

舞台は1970 年のロサンゼルス。主人公ダンは、家事用ロボット「文化女中器(ハイヤード・ガール、福島正実による訳語)」を発明して会社を興し、業績は順調で、更に美しい恋人ベルとの結婚を控えて幸福の絶頂にあった。しかし、親友で共同経営者だったマイルズと運営方針をめぐって対立、またベルの裏切りによって会社を追い出され全てを失う。失意のまま、愛猫のピートと共に冷凍睡眠で30年間の眠りにつく決意をするダンだったが、直前で考えを改め、2人に復讐しようとする。しかし返り討ちにあい、ピートは行方不明、ダンは麻薬を射たれて人事不省のまま冷凍睡眠に送り込まれる。そして西暦2000年、ダンは目覚める。

 端的に言うとタイムトラベルもの。冷凍睡眠とタイムマシンという2つの方法で時間を行き来するところが、ちょっとひねっているのかな?
 前半はあらすじにもあるとおり、主人公のダンのかわいそうなくらいの不幸が語られてます。設立した会社も仕事も親友も失った、孤立無援の彼の味方はピートという愛猫と、共同経営者の娘、少女リッキィ。
 このダンが発明バカ(失礼!)というか、根っからの仕事好き。そして騙されやすくてちょこっとヌけている。恋人を装って彼を騙そうとするベルの魔の手に呆気なく堕ちてしまうところなんか、あんまりにも情けない。
 けれど後半、冷凍睡眠から目覚め、西暦2000年で生きるようになってからのダンは見違えるように変わる。
 自分を騙したマイルズとベルに復讐を遂げるため、そして唯一の心の拠り所であるリッキィの行方を捜すため八面六臂の活躍! 
 この小説が書かれた1950年代から見た2000~2001年がどのような世界として描かれているのか。その視点から読んでみても面白い。家事用ロボットが当たり前で、その詳細な描写がものすごく巧い。リアリティあるなァと思わず感心。

 冷凍睡眠で空白の30年の食い違いを正すために再び過去へと戻るダン。そして目的を遂げ再び冷凍睡眠で未来の2001年へと戻ってゆく。
 前半での不幸がウソみたいに次々と大逆転劇を繰り広げる。それがすべてつじつまが合ってゆくのが爽快。
 そして最後は同じくダンを慕って冷凍睡眠で未来に来た、少女から大人の女性と成長したリッキィとめでたく結ばれるのが、また憎らしいくらい巧いオチ。

 ベースはSFなんだけどタイトルも含めて、らしくないヒューマンドラマなところがとてもいい。
 「夏への扉」ってう~んどうしてこのタイトル? と最初思ってたけど、読了して納得。
 未来への「希望の扉」という意味なのね~と勝手に解釈いたしました。


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* by キヨハラ
面白そうですね。
竹宮恵子のを読んだ気がするんですが、勘違いかもしれません。ダンと家事ロボットが出てきた覚えがあるのですが、惺さんの記事のような話でなかったような。

話がそれますが、新しいテンプレ、すてきですv-238
このコメントフォームの見出しも良!

Re: タイトルなし * by 惺
>キヨハラ様e-339

竹宮恵子のはマンガなので、少しアレンジされてるのかな?
ダンと家事ロボットが出てきているんなら、多分原作はコレだと思われます~。

テンプレ、おほめの言葉ありがとうございます。突如襲いかかったテンプレ崩壊に今日の午後はムダに過ごしてしまいました。もったいない…e-263 
でもキヨハラさんの一言で救われた思いです~。
コメントありがとうございました☆

Re: スミマセン… * by 惺
> こはる様e-398
>
> スミマセン……
> 突然テンプレがバカになり、諸事情があってこの記事を書きなおすハメになりまして……。
> その際、せっかくいただいたこはるサンからのコメント、うっかり消してしまいました。
> ゴメンなさい~!!
>
> どうぞまたお越しくださいませ。バカ者~と是非おしかりの言葉をいただきたいと思います。

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