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個別記事の管理2010-12-25 (Sat)

ご訪問ありがとうございます☆

新約聖書物語新約聖書物語
(1997/04)
ギュスターヴ ドレ

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 またもギュスターヴ・ドレの魅力満載の「新約聖書物語」。「旧約~」に比べると必然的に登場キャラクターは減少してますが、作品としての迫力はコチラの方がスゴイかも。
 以下BOOKデータベースよりあらすじ。

今から2000年前、悪政による退廃と堕落と混乱と、それを律しようとする戒律によって、人々の心が未来を見失い、深い絶望の淵に立たされていた頃愛による平和と自由を夢見た、一人の若き革命家の物語。新約聖書の世界を視覚化!天才版画家ドレの聖画78点完全収録。

第一章  イエスの出現
第二章  布教
第三章  受難
第四章  復活、その後  の文と絵画のゴージャスな四章構成。

 おお~! あらすじがあった! イエス・キリストは革命家だったのですね。目からウロコです。← この慣用句も新約聖書から出たモノなんですって!
 聖書って知っているようで知らないんですよね。自分もそうでしたが、コレを読むとものすごくよくわかる。あ、別にクリスチャンではないですが、イエス・キリストという人物の伝記として、そしてひとつの物語として読むとなかなか面白いことを発見しました。
 それに抽象的で想像しにくい内容もドレの絵のおかげで一目瞭然・わかりやすい!

 イエスの誕生から布教・受難・死・復活をへて、ラストのヨハネの黙示録が自分的にはベストでした。
 この黙示録はなんとも抽象的でメタファーや暗喩ばかりで構成されているらしく、はっきり言って難解。でも深読みせずにそのまま読むと、とても幻想的な内容で驚きます。(深読みすると、当時台頭していたローマ帝国への批判らしいのですが。ま、それは置いといて)
 ドレの絵ももちろん内容そのままを描いてますが、クライマックスの天使と悪魔(ドラゴン)とのハルマゲドン(最終戦争)のシーンは圧巻です。
 地底にうごめく悪魔はとことん暗く邪悪に、天上の天使はあくまで神々しく煌びやかに。この対比が見事!
 緻密すぎてまるで映像を見ているよう。カラーだったらもっと迫力あるんだろうな~。

 2010年前の今日、イエス・キリストは誕生したんだよね? ←多少誤差はあるようですが。
 クリスマスも今日で終わり。ウィキで調べてみるといろいろと深い意味もあり、国によってその時期もまちまちなんですね。日本では一般的には楽しいお祭り・イベントとして定着していますが、こうやってあらためて聖書をひもとくとなかなか深い意味があるのだなと、感慨深いです。

 自分はイヴも今日も仕事であんまりお祭りムードではなかったのですが、なにげアルコールも美味しく飲めたし、この本も読んだのでちょこっとだけ雰囲気を味わうことができました。
 皆様のクリスマスはいかがでしたでしょうか? 
 クリスマス寒波がものすごいです。風邪などひかないように残り少なくなった2010年をお過ごしください。


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Theme : 聖書・キリスト教 * Genre : 学問・文化・芸術 * Category : ギュスターヴ・ドレ
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個別記事の管理2010-12-24 (Fri)

ご訪問ありがとうございます☆

旧約聖書物語旧約聖書物語
(1997/03)
ギュスターヴ ドレ

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 クリスマス・イヴということで、旧約聖書を読んでみました。自分はキリストオンリーの新約聖書よりも、様々な個性的な英雄・才女・王が登場する旧約聖書の方が好みです。
 しかもこの本の挿画はギュスターヴ・ドレ。「神曲」の挿画で初めて知って以来、その繊細で力強い絵画のファンです。もちろん、この作品においてもいかんなくその魅力と画力が発揮されてます。まるで写真のように素晴らしい!

第一章  天地創造
 「光あれ」という名文句から始まる、いわゆる創世記。この本、若干本来の旧約聖書をわかりやすくアレンジしてあって、オリジナルではそうとうきわどい表現や描写をここではかなり平易にしてあります。物足りないと言ってしまえばそうなんだけど、逆にわかりやすいかも。
 アダムとエバも登場。その子供たち、カインとアベルの物語・ノアの箱舟・バベルの塔までが描かれている。
まさに神々しい、「神」の絵が素晴らしい。

第二章  民族の誕生
 神に選ばれた最初の預言者アブラム(アブラハム)の登場。
 有名な背徳の都・ソドムとゴモラのエピソードもここに収録。絵画でも有名な天使と格闘するヤコブの話や、その息子であり創世記最大の読みドコロ(自分にとって)であり、イスラエルを飢饉から救うヒーロー・ヨセフも登場。
 兄弟達の嫉妬によって捨てられたヨセフが数奇な運命をたどって強国エジプトの高官となる波乱万丈のエピソードに目は釘付け!

第三章  民族の独立
 いよいよ、旧約聖書の最初のスターであるモーセの登場! いわゆる「出エジプト記」(エクソダス)に突入!
 イスラエル人として生まれながら、エジプトの王女に育てられたモーセが神の使命を受け、エジプトで奴隷と化していたイスラエル人を約束の地へ導いてゆく。
 モーセが神の力を借りて海を割ったり、「モーセの十戒」などの有名なエピソード満載! ちなみに、ドレの「海を割るモーセ」の絵は迫力満点。無残にも波に飲まれてゆくエジプト人と、高台で勝利に歓喜するイスラエル人の対比がなんとも絶妙な巧さ。

第四章  領土の獲得
 士師の時代に突入。これといった指導者がおらず、各地域で傑出した士師が出現。その彼らのさまざまなエピソード。最も有名なのが、サムソンとデリラ。デリラに騙されたサムソンが、ラスト、最後の力を振り絞って宮殿を破壊するドレの絵がリアル。

第五章  王国の形成
 いよいよ、分裂していたユダとイスラエルを統一した、古代イスラエル王・ダビデの登場。ダビデといえば、ゴリアテとの戦いが有名。
 巨人ゴリアテを石ひとつで仕留めたダビデ。そのゴリアテの首を斬り落とし、高々と掲げるダビデを描いた絵が素晴らしい!
 その後、知恵の王・ソロモンも登場し、有名なソロモンの知恵のエピソードにちなんだ数々の挿画が出色。その他、シバの女王との邂逅場面も荘厳で緻密。

第六章  王国の分裂・滅亡
 ソロモンを失った王国は衰退の一途をたどる。数々の預言者が現れ消えてゆく中で、イザヤが後のキリストの出現を預言。エレミヤ・エゼキエル等優秀な預言者が現れるが、イスラエルは分裂を繰り返し混乱するばかり。偶像崇拝など、イスラエルの民にとって唯一神の教えを守らぬ彼等に、遂に神の怒りが頂点に。

第七章  捕囚、異民族下のイスラエル
 神の罰としてイスラエルの民は国をバビロニアに征服される。バビロニア王の苦悩の夢を読み説いた預言者ダニエルのエピソードが有名。

第八章  独立王国への願い再び
 各国に離散していたイスラエル人が再び集結。攻め入った異民族の敵将の首を討ち取った美女・ユディットの挿画が勇ましく、美しい。

 などと、自分のグダグダ駄文ではどうもこの書籍と挿画の素晴らしさはお伝えできません
 とにかくドレの絵は素晴らしいの一言に尽きます。繊細・緻密でありながら、その構図の大胆さには度肝抜かれます。
 聖書の挿画を描くにはもうこの人しかいないんじゃない? と思うくらい壮麗かつ勇壮な絵柄と、常軌を逸脱した想像力との見事な融合の産物だと思います。


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