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個別記事の管理2011-02-22 (Tue)
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吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫)吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫)
(1971/04)
ブラム ストーカー

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 ヤバイです。面白すぎます! メディアミックスされた、あらゆるドラキュラモノの元祖ともいうべき作品! あまりの面白さに驚いてしまいました。以下文庫見返しよりあらすじ。

トランシルヴァニアの山中、星明かりを封じた暗雲をいだいて黒々と聳える荒れ果てた古城。その主ドラキュラ伯爵こそは、人々の生き血を求めて闇を徘徊する吸血鬼であった。昼は眠り夜は目覚め、狼やコウモリに姿を転じ、永遠の生命を持つ恐るべき伯爵。
その術中におちた若き弁理士ジョナサン・ハーカーと新妻ミナを守るべく、ヴァン・ヘルシング教授が立ちあがった!
そしてヨーロッパの辺境から一転、栄華を誇るロンドンへと、不死者と人間は闘いの場を移す。
発表されるや世界に衝撃をあたえ、百余年を経た今でもなお読み継がれる怪奇小説史上最大にして不朽の名作。


 もう、感動です。こんなに面白いとは思いませんでした。←クドい! 
 自分的に大絶賛。極上のゴシックホラー小説だと思います。
 一人のイギリス人弁理士・ジョナサンが仕事のため、辺境のトランシルヴァニアに単身乗り込んでゆく冒頭からもうなにやら怪しげな雰囲気が漂い始めてます。闇の中疾走する馬車・狼の群れ・奇怪な御者……そしてついに目指すドラキュラ城で待ち受ける、彼の想像を絶する恐ろしい運命!
 初っ端からグイグイと惹きこまれて一気読み。別の本を読もうと思っていたのですが、結末が知りたくて、とうとう我慢できずに読了してしまったという……。

 展開はすべて書簡・日記形式という、これもまた凝った構成で唸りました。600ページ弱のブ厚さなのに、まったく飽きずに読み切ってしまったし。まったく関係のなかった重要人物たちが、手繰り寄せられるように繋がってゆき、ラスト吸血鬼狩りのメンバーへと収斂されてゆくストーリーにハラハラドキドキ! 巧すぎてもう、何も申しません!
 最大のダークヒーロー・ドラキュラ伯爵も、吸血鬼のお手本のようなキャラクターです。ま、これがオリジナルなので当たり前ですけどね。ニンニクや十字架、コウモリ、狼といった重要アイテムも登場して、ドラキュラ伯の悪の魅力も充分に味わえます。

 対する正義のヒーローは、ヴァン・ヘルシング教授! 老齢にもかかわらず、博識で高名、正義感強し! その彼の仲間となってドラキュラ伯爵を狩るのは4人の男性と1人の女性。この、唯一のヒロイン・ミナが今作のキーパーソンとなって、控えめながらも、ヘルシング教授と同等に活躍します。
 その彼女がドラキュラ伯爵に血を吸われ、自ら吸血鬼になってしまうという恐怖を抱えながらも、仲間とともに必死にドラキュラ伯爵を追跡するシーンが緊迫感ハンパないです。

 狡猾なドラキュラ伯爵VSヘルシング教授という構図は、そのまま、怪物VS人間の英知と勇気に置き換えられます。おそるべき吸血鬼・ドラキュラ伯爵に対して、人間であるヘルシング教授達は、一体どのようにして闘ってゆくのか。そのスリリングな展開にもはや目は釘付け!
 幾度となく窮地に陥り、気弱になった仲間を励ます、信心深いヘルシング教授から語られる、数々の言葉がグッと胸に迫ります。ホラー小説であるけれど、人間の友情と信頼、団結と絆の大切さを謳いあげている名作かと。
 不死者の物語であるのと対照的に、ラスト、新たな生命の誕生で締めくくるあたり、作者の巧さを痛感しました。思わずアツくなってしまいましたが、個人的にはものすごい名作だと思いましたね!


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Theme : 海外小説・翻訳本 * Genre : 小説・文学 * Category : 吸血鬼ドラキュラ
* Comment : (6) * Trackback : (1) |

おじゃまします * by まいまい
お~、惺さんを一気読みさせた面白さが伝わってきますね~!
「吸血鬼ドラキュラ」のことは知っているような気がしていましたが、
実はきちんと読んだことがありません。
これはちゃんと読むべきですね。




Re: まいまい様☆ * by 惺
こんばんは♪
> 「吸血鬼ドラキュラ」のことは知っているような気がしていましたが、
そうなんですよ~!!
自分も今まで「知ってるつもり?」状態だったので…。
なるほど、元祖はこんなハナシなのね!!と目からウロコでした。
あの、「ポーの一族」もコレがルーツだと思うと
やたら感慨深いです☆ ← 大げさ~!!

おぉ! * by semicolon?
この本が元なんですか!知らなかったー。
ドラキュラはなんとなく外国の純文学のイメージだったのに創元推理文庫とは・・・。
それもびっくりしました。

ただの驚きの報告ですみません。(笑)

Re: semicolon? 様☆ * by 惺
おはようございます~♪
> ドラキュラはなんとなく外国の純文学のイメージだったのに創元推理文庫とは・・・。
いわれてみれば意外ですね~。
推理モノとしての面白さもあるっちゃ~あるかもです。

> ただの驚きの報告ですみません。(笑)
いえいえ、自分も驚きました。
あまりの面白さに!

NoTitle * by Friday
ドラキュラですか.
むかーし,読んだ記憶があります.思ってたよりも結構ボリュームがあるんですよね.でも,確かに展開が巧みで,引き込まれてしまうんですよね.
多分,まだどこかに埋もれていると思うので,探して読み直してみます.
読みたい本を思い出させていただいてありがとうございます.

Re: Friday 様☆ * by 惺
こんばんは♪
> むかーし,読んだ記憶があります.思ってたよりも結構ボリュームがあるんですよね.でも,確かに展開が巧みで,引き込まれてしまうんですよね.
さすが、Friday サン! 既に読了済みとは!!
ホントにかなりな厚さでビックリでした。何度もいってしつこいですが、面白すぎて一気読み。
おどろおどろしいホラーかと思いきや、予想外の感動作でした。
あ、でもあくまで個人的な感想なので……。
もし、読まれたらレビュー楽しみにしています!

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