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個別記事の管理2011-03-04 (Fri)

ご訪問ありがとうございます☆

図書館の神様 (ちくま文庫)図書館の神様 (ちくま文庫)
(2009/07/08)
瀬尾 まいこ

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 この作品も有名ですよね~。もっとお子様向けなのかと思っていたら、まったく違ってました。良い意味で期待を裏切られましたね。以下文庫裏表紙よりあらすじ。

思い描いていた未来をあきらめて赴任した高校で、驚いたことに“私”は文芸部の顧問になった。
……「垣内君って、どうして文芸部なの?」「文学が好きだからです」「まさか」!……清く正しくまっすぐな青春を送ってきた“私”には、思いがけないことばかり。
不思議な出会いから、傷ついた心を回復していく再生の物語。

 清々しい! というのが読了後の感想。
 高校時代、とある事情で夢破れ、さらにココロの傷を負い、自責と失意の日々を送っていたヒロイン・清。不倫に走り、未来の無い相手との関係に思い悩みながらも、現状を打破できずにいる悩める彼女は、読んでいてなんとももどかしい。
 高校講師というの職を得てはいるけれど、その職務もおざなりに果たす日々。そんな無気力だった清を変えたのは、彼女が渋々顧問となった文芸部唯一の部員・垣内君。

 その彼との淡々とした触れ合いによって、次第に清のココロを癒されてゆく過程が、時にユーモラスに、丁寧に描かれていて、とっても心地良かった。
 バレーボール至上主義だった清。自分がかつて取り逃がした夢。思いもかけない周囲からの精神的迫害。その後悔の念に囚われて、狭い世界からでしかものを見ることの出来なかった彼女。
 けれど、まったく価値観の違う垣内君と接してゆくうちに、自分の知らなかった世界・見えていなかった世界を知ることとなる。

 自分の凝り固まっていた世界に閉じこもっていた清。その堅く閉ざされたココロの扉を開けるカギが、飄々とした垣内君だったのではないかなあ。微妙でいて、とても心地よい距離感の清と垣内君。文学を通して2人がココロを通わせてゆく過程も読ませるし。

 ラスト、不毛な不倫関係を清算し、新たな道へと進もうとする清と、さりげなく彼女をサポートする弟・拓実の2人で眺める夕暮れの海の描写が印象的。
 失意の底にいた清の、見事な再生を描いた硬質で爽快感溢れる1作!! というカンジですかね。
 ただ、コレ、タイトルは「図書の神様」でも良かったんじゃん? などと、くだらないコトをふと思ってしまいました~!


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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 瀬尾まいこ
* Comment : (2) * Trackback : (1) |

次々と好みの作品がっ!! * by まいまい
清の心がだんだんほぐれていくのにつれて、
読んでいる自分もだんだんほぐれていくような気がしますよね。
垣内君いいな。
でも弟・拓実クンもとてもよくて、
こんな弟が欲しい!と思ってしまいました。

Re: まいまい様☆ * by 惺
こんばんは☆
> 清の心がだんだんほぐれていくのにつれて、
> 読んでいる自分もだんだんほぐれていくような気がしますよね。
誰にも「清」みたいな部分て少なからずあると思うのです。現に自分もそうですし。
この本を読むともっと別の見かた・感じ方があるんだよ、ということに気付かされますね。

> 垣内君いいな。
> でも弟・拓実クンもとてもよくて、
> こんな弟が欲しい!と思ってしまいました。
わかる~!!
この作者サンの書く男性って、とっても癒し効果抜群ですよね。
爽やかで、見守ってくれているような適度な距離感がナイスですi-176

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