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個別記事の管理2011-03-15 (Tue)

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ピエタピエタ
(2011/02/09)
大島真寿美

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 新聞の書評で高評価だった作品。初めての作家サンだったので、期待して読みました! 以下BOOKデータベースよりあらすじ。

18世紀、爛熟の時を迎えた水の都ヴェネツィア。『四季』の作曲家ヴィヴァルディは、孤児たちを養育するピエタ慈善院で“合奏・合唱の娘たち”を指導していた。
ある日、教え子のエミーリアのもとに、恩師の訃報が届く。
一枚の楽譜の謎に導かれ、物語の扉が開かれる―聖と俗、生と死、男と女、真実と虚構、絶望と希望、名声と孤独…あらゆる対比がたくみに溶け合った、“調和の霊感”。今最も注目すべき書き手が、史実を基に豊かに紡ぎだした傑作長編。


 ものすごく格調高い文体だな、というのが第一印象。品も良く、舞台であるヴェネチアもカーニヴァルを背景にしたりして雰囲気抜群。
 かなり史実に忠実なんですね。「ピエタ慈善院」に捨てられたヒロイン・エミーリアと共に重要な人物である著名な作曲家・ヴィヴァルディも登場。彼は「ピエタ慈善院」で孤児たちに音楽を教え、慕われ、尊敬される人物として描かれてます。その彼がウィーンで亡くなり、彼が書いたという謎めいた楽譜を捜すこととなったエミーリア。
 一体ヴィヴァルディの楽譜はどこにあるのか? そんな謎解きの面白さも交えながら、実はエミーリアの自分探しの旅であったり、今まで知らなかった様々な人物・事象の裏側の発見の物語でもある。薄皮が一枚ずつ剥がれていくように、真実の姿が見えてくる愛すべき聖職者・ヴィヴァルディのキャラクター造形も秀逸。

 「ピエタ慈善院」でまるで修道女のような生活を送っているエミーリアの知られざる過去の恋愛、自分を捨てた両親との哀しい邂逅、高級娼婦・クラウディア、貴族の令嬢・ヴェロニカとの友情と絆。などなど読み応えある充実エピソードに、日本人作家が書いているとは思えないほどの完璧な18世紀イタリア世界が素晴らしい。そしてなにより登場キャラクター全てが魅力的だし。

 ミステリーであるとともに、とある一女性の、静謐でありながら確固たる己の意志を貫いた一生を描いた感動作かなと。
 読んで損はないです。上質な名作!


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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 大島真寿美
* Comment : (4) * Trackback : (0) |

こんばんわー * by チルネコ
作曲家・ヴィヴァルディが登場してるってのがいいですね。それだけで読んでみたいんですが、日本人作家さんが描く海外の雰囲気が、時として海外よりも海外らしいときがあるので、それを期待できなそうな雰囲気もありそうな作品でもありそう^^
読売新聞企画の件ですが、どうやら16日の朝刊に掲載予定のようです。僕も今日の夕方知ったので急ですが、よろしかったら一読ください^^でもまた延期になる可能性もあるようです^^。

Re: チルネコ様☆ * by 惺
こんばんは!
なかなか良かったですよ!
かなり雰囲気ありましたし。
好みはあるかと思いますが、おススメです。

読売新聞楽しみです。延期にならないといいですね。
早く落ち着いた状況に戻りたいな~!

こんにちは * by 道楽猫
格調高い文体とな。
そして、ヴェネチアが舞台でヴィヴァルディ。
むむむ、なんと魅惑的な。
知らない作家さんですが、ちょっと探してみます。
良い情報をありがとうございました。

Re: 道楽猫様☆ * by 惺
こんばんは~♪
ミステリーっぽいけど、ヒロインの自分探し的な内容でもあって、
なかなか面白い1冊でした。
ココロ洗われるわ~!
といった印象かな。予想外の面白さでした☆ 

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