08≪ 2017/09 ≫10
123456789101112131415161718192021222324252627282930
個別記事の管理-------- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
* Category : スポンサー広告
|
個別記事の管理2011-04-16 (Sat)

ご訪問ありがとうございます☆

太陽熱エネルギー革命 (日経プレミアシリーズ)太陽熱エネルギー革命 (日経プレミアシリーズ)
(2011/03/09)
菊池 隆、堀田 善治 他

商品詳細を見る

 図書館の新刊コーナーに置いてあり、思わず借りてしまった本。絶対に、今この状況でないと読まない本。新刊なので、最新情報に期待して読みました。以下新書裏表紙よりあらすじ。

光を集めて熱エネルギーにする。
その用途は発電から海水淡水化、農業・バイオへ次々広がり、将来は累計1京円の巨大産業にもなり得る。しかもCO2排出はゼロ、地球環境問題解決の切り札なのだ。
欧米で実用化が始まった巨大プロジェクトの全貌を、豊富な事例とともにわかりやすく解説。

 原発事故のせいか、やはりこのようなテーマの書籍を見ると気になります。こういった方面まったくド素人・疎くてどうしようもない自分ですが、著書である菊池隆・堀田善治両氏もこの方面の専門家ではないそう。エピローグでズバリ言い切ってますが、この本において「目指したのはエンターテインメント」なのだそうです。
 そのため、素人視線で自分にもとてもわかりやすく、けれど、内容は豊富な資料満載・本格的で充分説得力がある。従来の化石燃料(石炭・石油・天然ガス…いわゆるCO2排出するモノ)や原子力の代替え資源としての太陽エネルギーについての詳細な解説と、その運用方法などについての具体的な理論がとても勉強になりました。

 まず、自分は太陽エネルギーというと「太陽発電」しか知りませんでした。あの、住宅の屋根に張り付けるパネルですね。
ですが、本書で語っていることは、「太陽発電」。一字違いですが、発電方法がまったく違うんですね。知りませんでした!
太陽光発電 → 太陽光のエネルギーを直接的に電力に変換する発電方式。
太陽熱発電 → 太陽光を太陽炉で集光して汽力発電の熱源として利用する発電方法。

 こう書いてみても意味が良くわからないでしょ? 本書を読むとその違いがよ~くわかります。日本では太陽光が知名度もあり浸透していますが、こちらはコストがかかる上にあまり発電効力がかんばしくないらしい。天候に左右されやすく、しかも夜間は発電できないしね。
 一方、太陽熱発電は、主にアメリカ・ブラジルで既に実用化・商業化されているうえに、大規模なプラント(発電所)もあるとのこと。まったく知りませんでした。
 この太陽熱、エネルギーとしてはとってもリーズナブル。太陽光であるため、もちろんタダである上に、環境にも優しい。太陽光発電との大きな違いが、天候に左右されず24時間発電が可能というところ! コレものすごくポイント高いなと。

 そんないいことずくめの太陽熱発電ですが、残念ながら狭い日本でプラントを造るのは不利のよう。直射日光が射す、広大な土地──いわゆる砂漠を有した国じゃないとなかなかプラント建設は難しいようで。なので、諦めなければならないのか? というと、本書の著者は、とても理想的ですが、実現可能ともいえる理論を展開しています。
 理想としては地球的規模で…と述べていますが、それはあまりにも問題山積なので、とりあえずアジア諸国から──ということで、アジアの国と諸地域が連合してプラントを建設し、太陽熱発電を共有しようという! という論述になるほどなと。

──国境を一度取り払ってみて、~略~ 未来を展望しつつ、アジアのエネルギーシステムを再構築する。 本文より抜粋。
 砂漠は中国・モンゴルが有しているし、技術力は日本が提供する。電力が行き渡ることで、発展途上国にも利益が向上する……などなど、あくまで理想論ですが、なるほど良いアイデアだなと、食い入るように読んでしまいました。

 本書の目的が地球温暖化の危機への対策らしいのです。しかも発行が2011年3月8日。震災前なんですが、もしこのようなシステムであれば、原発事故で国内の電力供給が不可能になっても、アジア諸地域からまかなうことができるのではないでしょうかね。環境にも優しく、リスクが少ないし。
 太陽熱を電力として活用するには、まだまだ難しい問題があるようですが、本書を読んでいるとぜひとも実現化してほしいなあと思います。
 わかりやすくて、とても読みやすい。自分にとって非常に勉強になった1冊でした。


blogram投票ボタンにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ人気ブログランキングへ
☆いつも応援ありがとうございます☆
スポンサーサイト
Theme : 環境・資源・エネルギー * Genre : 政治・経済 * Category : 太陽熱エネルギー革命
* Comment : (6) * Trackback : (1) |

* by ひいち
太陽光と太陽熱の違いなんて全然知りませんでしたよー。
太陽熱。かぁ。地熱とかまだまだ利用できるものがたくさんあるのかも知れないけれど、それよりも原子力がやはり「手っ取り早い」のでしょうかねぇ。
どんなに時間とお金が掛かっても、今の状態は考え直してゆきたいですね。

Re: ひいち様☆ * by 惺
こんばんは!
> 太陽光と太陽熱の違いなんて全然知りませんでしたよー。
自分もです!
どっちも同じじゃん?と思っていたんですが、まったく違うのだと知りました。
ひとつお勉強になりました!

> 太陽熱。かぁ。地熱とかまだまだ利用できるものがたくさんあるのかも知れないけれど、それよりも原子力がやはり「手っ取り早い」のでしょうかねぇ。
そうですね~。今回の事故でもわかるとおり、かなりキケンと隣り合わせだけど、
他のエネルギーもCO2の排出等で問題あるし……。
ドンピシャのエネルギーって難しいものですね。

> どんなに時間とお金が掛かっても、今の状態は考え直してゆきたいですね。
ホントに~。太陽光・太陽熱どちらもクリーンで環境に優しいから、
なんとかして利用できるといいなあ……と、この本を読んで思いました。

新刊コーナー * by 読書系女子
新刊コーナーって眺めているだけで、あぁ、今はこうなんだ~ってわかること多いですよね。

ワタシ的には「地球温暖化」っていうのを問題にすることがちょっと???なのですが、
それはそれとして、
原子力発電を早めに切り上げるため、いろんな発電方法の普及が必要ですね~

太陽光、太陽熱、似てるようで違うんですね。
知らなかった~~@@
国境なんて言ってる場合じゃないかも知れないですね。放射能もその他の化学物質も国境なんかないかのように(というか実際にはないのだけど…)飛び回っていますね。

Re: 読書系女子様☆ * by 惺
こんにちは!
> 新刊コーナーって眺めているだけで、あぁ、今はこうなんだ~ってわかること多いですよね。
そうですねー。最新時事ネタの参考にしてます。

> ワタシ的には「地球温暖化」っていうのを問題にすることがちょっと???なのですが、
> それはそれとして、
> 原子力発電を早めに切り上げるため、いろんな発電方法の普及が必要ですね~
「温暖化」は「原子力」のせいですっかり霞んでしまいましたね~。
現状エネルギーを使用し続けるとCO2排出量過多、原子力はリスク高すぎ。
となると、やはり安全なのは太陽エネルギー?
読書系女子サンが紹介されていた、アスファルト舗装発電(一種の地熱?)も良いと思うのだけど。

> 国境なんて言ってる場合じゃないかも知れないですね。放射能もその他の化学物質も国境なんかないかのように(というか実際にはないのだけど…)飛び回っていますね。
ホントだよね。それにしても、某隣国の過剰反応にはちとビックリしましたね~。
気持ちは判らなくはないけど、スゴイ。
コメントありがとです!

エネルギー問題 * by こはる
もう何十年も前ですが、実家を新築したとき、屋根に太陽熱?パネルをつけたんです。

太陽の熱で水を温めて、お風呂にためて入るというものです。夏になると熱湯で、冬はぬるくて追い炊きが必要というもので、今のように電気に変換できるというようなシロモノではありませんが、考えてみれば太陽熱の走りみたいなもんだったのでしょうか。。
かれこれ30年くらいまえのものですけどね。(トシバレル)

温暖化を逆手にとって、太陽熱をエネルギーに変えて
エコライフを送れば、もう少し危険や犠牲は減るんじゃないんですかねぇ。。

結局は、地球が破壊するまで人間は破壊し続けちゃいそうな気がしますけどね。くっすん

国境をとっぱらって強欲な利権もとっぱらって、
エネルギーシステムを再構築して地球を長生きさせてほしいものですなぁ~~


Re: こはる様☆ * by 惺
こんにちは~!
> もう何十年も前ですが、実家を新築したとき、屋根に太陽熱?パネルをつけたんです。
> 太陽の熱で水を温めて、お風呂にためて入るというものです。夏になると熱湯で、冬はぬるくて追い炊きが必要というもので、今のように電気に変換できるというようなシロモノではありませんが、考えてみれば太陽熱の走りみたいなもんだったのでしょうか。。
もしかして、「○日ソーラーじゃけん!」 でしょうか? 違っていたらゴメンなさい!
自分もかれこれ5・6年前に自宅に太陽光発電導入を考えたんですが、
なんとも高価すぎ!! 庶民がおいそれと手が出るシロモノではないんだなあ…と実感。
>
> 温暖化を逆手にとって、太陽熱をエネルギーに変えて
> エコライフを送れば、もう少し危険や犠牲は減るんじゃないんですかねぇ。。
ホントにそうですよね!! そういうツール?をもっと廉価にして、
個人でも導入しやすくすれば、多少なりとも環境に優しい生活送れるんじゃないかと、
素人は考えてしまうのですが。

> 結局は、地球が破壊するまで人間は破壊し続けちゃいそうな気がしますけどね。くっすん
資源は有限ですものね~。人口はそうそう減少しないし。

> 国境をとっぱらって強欲な利権もとっぱらって、
> エネルギーシステムを再構築して地球を長生きさせてほしいものですなぁ~~
やはり、国単位で考えるのではなく、全世界規模、地球規模で考えないと、
将来の見通しは暗いかなあ…と思っちゃいますね。
なんて、とりあえず、個人でできることを考えなくちゃ~!!
コメントありがとうございます☆

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。