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個別記事の管理2010-02-14 (Sun)

ご訪問ありがとうございます☆

 以前から気になって読みたかった本を、やっと読了しました。

ナチュラル・ウーマン (河出文庫)ナチュラル・ウーマン (河出文庫)
(2007/05)
松浦 理英子

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 ビアン小説のパイオニアとも言うべき作品。 ← 自分が勝手にそう思っています。前出記事の仁川高丸女史もこの本を読んで影響を受けた、という記事を何かで見て自分も是非読んでみたいものだと思っておりました。

 文庫版で1991年初版発行。かれこれ20年前に著された女性の同性愛小説。もっとライトな作品かと思っていましたが、想像を裏切られました。結構重くハードです。が、同性愛を真正面から捉え、これでもかというほどの性愛描写と心理描写。当時としては読者を選んだ作品だったのではないかなあ。

 正統派? の同性愛を描く作家として有名な中山可穂と仁川高丸との決定的な違いは、あくまでも写実的であるということ。前述の二人の作家には少なからずロマンの要素があると思うんですが……例えば、中山可穂の「白い薔薇の淵まで」においてはヒロイン山野辺塁のエキセントリックさが一種の夢のような存在でもある。一方の仁川高丸の「微熱狼少女」においては三島センセイと藤乃=教師と生徒、しかも同性同士とのハッピーエンド自体がある種のロマンを感じさせるけれど、この「ナチュラル・ウーマン」においては、あくまで現実的。一切のロマンを感じることは無かったような。

 同性同士の報われない、先の見えない愛という、切ない普遍のテーマではなく、ある一組の運命的な恋人との出逢いから決定的な決別を描いていて、コレ、相手が男だとしても成り立つハナシじゃん? と思ってしまったのは自分だけかなぁ。イマイチ感動に浸ることが出来なかったのでした。

 ただ、やはり衝撃的といえばかなり衝撃的な内容で、後に続く仁川高丸女史なんかは、やはりかなり影響を受けたんじゃないかなと思えるフシもありました。なんたって連作長編3編のうちのひとつは「微熱休暇」。「微熱狼少女」のタイトルはここからヒントを得たのかと思いっきり勘ぐってしまいました。

 なんにしても後に続くビアン小説に多大な影響を与えた作品であることは確かなようです。読み応えはあります。

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2010年5月12日現在。この記事のアクセスが日ごとにアップしています。
映画良かったのかなァ?
木下あゆ美(デカイエローの人だよね?)出演と聞いたが、どうだったんだろ?
監督サンが写真家らしいが、う~ん興味あるな~。

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