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個別記事の管理2011-08-15 (Mon)

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わたしがちいさかったときに―原爆の子 他より (若い人の絵本)わたしがちいさかったときに―原爆の子 他より (若い人の絵本)
(1967/07/20)
長田 新

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 66回目の終戦記念日ということで。
 かなり前に購入済みだったんですが、手に取った瞬間「絶対終戦記念日に読もう!!」と決めてました。しかし、コレ <原爆の子> という原爆体験記を元にした書籍だったので、ちょっと的外れだったかも。以下Amazonより内容説明。

1945年8月6日、広島に落とされ、20数万の命をうばった一発の原子爆弾。
編者自らも広島で被爆し、平和教育のために105編にのぼる少年少女たちの詩や作文を掲載して1951年に刊行された、長田新編「原爆の子」(岩波書店)より、いわさきちひろが約30編に絵をそえた、平和への願いをこめた絵本。
いたいけな子どもたちが綴った短い文章に、三りんしゃに乗っていたり、つみきであそんでいたりした、その朝その時間まで続いていた子どもたちのごく日常の生活が、一瞬にしてこわされ、忘れることのできない深い悲しみとなった残酷さを思わずにいられません。


 まるで悲しい小説を読んでいるような気になりました。
 あまりにも悲惨な子供たちの原爆体験記。どうしても過去現実に起こった事実として捉えることができず、どこか絵空事であって欲しいと思うほど。
 原爆体験をして6年後に書いた作文ということですが、やはり思い出したくない、書きたくないと訴えている子供たちが多いです。それでも小学4年生から高校3年生までのそれぞれの年代の子供たちが書きつづった数多の文章は悲しくて重くて果てしなく貴い。

 学年が下の子は感情の描写がまだ未熟だけれど、考えつく限りの拙い言葉を並べた中で訴える肉親の死に対する悲しみが痛烈に伝わってきて余韻が残る。
 一番年上の高校3年生の文章は素晴らしく本当に優れた短篇のよう。母と兄弟を失った悲しみを乗り越え心静かに偲び、書きつづる文章が読んでいて辛かった。
 また同時に、当時の子供たちのなんと作文の巧いことか。同年代の現代の子供の比ではない。
 いわさきちひろの哀愁に満ちた子供たちの画がより一層悲しみと、子供の中の芯の強さを巧みに描写していて白眉。

 自分がとても印象に残った文章をいくつか追記にて引用しています。


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健気な子供たちの決意と心情の吐露に思わず涙。

妹は目がつぶれているために、大きい人にもばかにされるのだ。だが、ぼくは、いまに見ておれというかおをしている。 ~原爆で目がつぶれた妹を思う兄の心情~ 小五男子


私は父がいないので、母の手だすけをするため、家へ帰っても、べんきょうもじゅうぶんにできず、お父さんのある友だちを見れば、うらやましくてたまりません。でも早く一人前の人になって、家をりっぱにし、母にこうこうをつくします。 小六女子


ぼくは今は、おばあちゃんの家でそだっている。これもみんな、せんそうがあったためだ。廣島市をやいたのも、せんそうのためだ!
せんそうはいやだ。たたかいはいやだ。ぼくはそう思う! 小六男子


ああ、とうとうお母さんもなくなった。三人だけ残った。私はこれから一しょうけんめいで、どこまでもまっすぐな、正しい、明るい、そして人からそんけいされるような人になろうと思っています。 中1女子


親しくしていた先生やお友だちと死別したことを、悲しいとは思いますけれど、また一方ではうらやましいと思っています。私もあの時、下敷きになったまま死んでいた方がよかったような気がします。~原爆による傷痕でいじめに遭った少女の作文~ 高2女子


そびえ立つ原爆供養塔にねむる私たちの肉親は、私たちを見守りつつ、今何を祈っておられるのだろうか。
後に残された私たち子供のことを父に頼んで、わが家の下敷きになったまま焼け死んでいかれた私の母は、今わたしたちのために何を祈っておられるのだろうか。 高3男子


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Theme : 考えさせられる本 * Genre : 本・雑誌 * Category : わたしがちいさかったときに
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Re: こんばんは! * by 惺
原爆モノは実は自分はあまり好きではなくて……。
しかし、いいトシをしたオトナになったので読んでみようかと。
何よりいわさきちひろサンの画に惹かれたのが一番の理由でした。

子供たちは遭遇した悲劇を淡々と書いていて余計に心に迫ります。
この作文を書いた子供たちも後々放射能で命を落としていなければいいなあ、
と思いながら読みました。
かなり読むのツラかったです。
コメントありがとうございました!

* by 読書系女子
原爆…現実に日本に落とされたんですね。
これほどひどいものを、いまだに政治のカードとして利用しているのが、なんとも・・・

Re: 読書系女子様☆ * by 惺
こんばんは!
> 原爆…現実に日本に落とされたんですね。
これを読むとそうだったんだ…と思い知らされます。

> これほどひどいものを、いまだに政治のカードとして利用しているのが、なんとも・・・
確かに…。

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