08≪ 2017/09 ≫10
123456789101112131415161718192021222324252627282930
個別記事の管理-------- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
* Category : スポンサー広告
|
個別記事の管理2011-08-24 (Wed)

ご訪問ありがとうございます☆

華族令嬢たちの大正・昭和華族令嬢たちの大正・昭和
(2011/04)
華族史料研究会

商品詳細を見る

 タイトルに惹かれて借りてしまいました。好きなんですよね、華族様。なんか神秘的というか。今は無きその身分の、あまり知られていない実態を知りたいな、と思って読了。以下BOOKデータベースより内容。

女子学習院での教育、人力車の送り迎え、別荘での避暑、お国入り、華麗な縁戚、家存続のための婚姻、関東大震災、二・二六事件、戦争…。
四人の女性が在りし日の華族の生活を語る。追憶の中から激動の時代が浮かび上がる。


Ⅰ 華族に生まれて 
Ⅱ 華族令嬢としての教育
Ⅲ 思い出の風景
Ⅳ 結婚の季節
Ⅴ 戦火をこえて
Ⅵ 華族の戦後

 こうやって内容を見てもかなり充実・てんこ盛りでした。
 実際に元華族であった、京極氏・寺島氏・勝田氏・上杉氏の四令嬢(インタビュー時はそれぞれ皆ご高齢)からの取材という形式で内容は展開。分かりやすくて読みやすかったです。それぞれ四人の方達はみな語り口がソフトで気どりがない。おっとりとしたところも元華族様である所以なのでしょうか? なかなか面白いエピソードを披露していて笑ってしまったり。

 例えば、歴史の授業。ご先祖様がしばしば登場なさるというのだから面白すぎる!
 中でも上杉氏は徳川宗家の出身であり、たまたま当時の歴史の教師が祖先・家康のことを「狸親父」呼ばわりしてひどく傷ついて泣かれてしまったとか。
 ううむ、学習院に学ぶ生徒のうち2/3は伝統ある家系出身ということなので、これは相当に気を遣わなければならないだろうに……。歴史教師、ちょっと迂闊だったな……。
 さらにご令嬢達はあまり勉強をなさらなかったそうで。夏休みの宿題に出た運針を全て女中さんにやらせて何食わぬ顔をしていたとか。面白すぎる!

 他にも個人的に注目のエピソードが、「決められた友人」。
 華族令嬢の交友範囲は親によって決められていた(!!)らしく、家へ呼んで良い人とそうでない人とをきっちりと分けられていたとのこと。
 一般庶民じゃ考えられないことですが、やはりこれは「家」としての対面ゆえなのでしょうか。大人の世界の理不尽さが子供の世界を浸食しているなあと。しかし、ご本人様たちはそれを当然のこととして受け止めていたのだから、少し複雑な気持ちに。

 そして後々の華族制度の廃止にはとても淡々としていらして、特に華族という身分に未練は無かったとのこと。意外だったのは、華族であることに不自由さや束縛を感じており、むしろ、華族でなくなることにある種の解放感を持っていたということ。それでもやはり生活の落差は多少なりともあったことは事実なのだから、やはり不自由されてきたとは思うんですけどね。そんな苦労を微塵も出さずに、自戒し自律している姿にある意味感心しました。

 シュミに走ってしまったマニアックな1冊でしたが、なかなか楽しめました。今は遥か遠くなる大正・昭和史の貴重な生き証人の方々の貴重なエピソード。大変興味深かったです。


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへblogram投票ボタン人気ブログランキングへ
☆いつも応援ありがとうございます☆
スポンサーサイト
Theme : 歴史雑学 * Genre : 学問・文化・芸術 * Category : 華族令嬢たちの大正・昭和
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

* by ひいち
普通だったら手に取らない本だけれど、
こうやって惺さんのレビューを読むと
「読みたい!おもしろそう!」って、
世界がどんどん広がるのがうれしー☆

このブログを手帳版にして、
持ち歩きたい!!(^∀^)

p.s.
僕僕先生借りてきた~♪
とりあえず2冊☆☆読むの楽しみデス

Re: ひいち様☆ * by 惺
こんばんは!
もう…ひいちサンったら褒め上手~!!
マニアックな記事だったので大変申し訳ないなと反省しつつ…。
そう言っていただけると多少なりともホッとします。
ありがとうございます☆

僕僕先生、超・面白いですよ!
ほっこり、ちょっとラブラブで☆☆

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。