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個別記事の管理2011-10-10 (Mon)

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知らずに他人を傷つける人たち (ベスト新書)知らずに他人を傷つける人たち (ベスト新書)
(2007/02/09)
香山 リカ

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 本屋で思わず手に取ってしまった新書。職場での自分の姿はどうだろうか? 自戒・反省の意味を踏まえて興味津々で読了。以下BOOKデータベースより内容。

新種のハラスメントがやってきた。職場や家庭でのいじめや嫌がらせを表すことばとして新たに登場したのが、モラル・ハラスメント(モラハラ)だ。
加害者は、言葉や態度によって巧妙に相手を傷つけることによって、相手を支配し、隷属させようとする。被害者は気づかないうちに相手の術中に陥り、「悪いのは自分のほう」という意識にまでなるという。
職場においてモラハラがはびこると、社員のメンタル・ヘルスに悪影響を及ぼし、企業の生産性が低下するのはいうまでもない。
モラハラは病気なのか、モラハラをなくすにはどうしたらいいか。また、モラハラをしないようにするには何に気をつけるべきか。


第1章 モラハラの時代──新たなハラスメントがやって来た!
第2章 職場モラハラ──モラハラ上司は困った上司
第3章 怠業型モラハラを招く「三〇代うつ」──部下だってモラハラ
第4章 家庭内モラハラ──モラハラ夫は怖ーわいぞ!
第5章 モラハラと自己愛──加害者は(病気」なのか?
第6章 いろいろなモラハラ──まだまだあるぞ、こんなモラハラ
第7章 モラハラにあったら──被害者の対策
第8章 モラハラを起こさないために──加害者にならないための予防策

 新種のハラスメント……というか、モラハラという言葉自体、今ではもはやセクハラと同じくらいポヒュラーになっているので驚きもしないですが、2007年初版発行ということなので、当時としては珍しい言葉だったのでしょう、ということで納得。
 が、実際具体的にモラハラって何なの? と言われるとうーん…となってしまいます。そんなモラハラに対する漠然とした印象を払しょくしたのがこの著作。香山リカさんは初めて読みましたが、とってもわかりやすい。専門的な領域を平易にユーモラスに解説してくれているのでありがたかった。

 モラハラ=モラル・ハラスメントとは? 権力や立場の違いがなくても起こるいじめのこと。さらに具体的に言うならば、言葉や態度による精神的暴力のこと。主にオトナのいじめ。 怖いです。
 本書によるとそれが最も頻発するのが「職場」と「家庭」。特に職場内で多いらしいが、権力の違いによる、上司から受けるパワハラとは明らかに違うもの。
 いわば「自己愛」がベースになってひきおこされるものなのだそうだ。単なる「自己愛」ではなく、「歪んだ自己愛」=「自己愛性人格障害」という病のひとつとして、精神医療の世界では認識されている、との記述に目からウロコ! 

 他にも家庭内モラハラ。
 これもDVとは違って暴力を伴わない言葉や態度による精神的暴力の事例を挙げてます。お父さんやダンナさんが普段何気なく口に出している言葉がまさにモラハラであったりして、うかつにモノが言えない、もっとよく考えて発言しないといけないんじゃない? と思ってしまったり。
 その夫による精神的暴力に麻痺して夫婦関係に破綻を来たしても、妻の方は決して夫が悪いとは思っていない。軽いマインドコントロールに陥ってしまっていている、という事例になるほどなと。悪いのは自分であって決してモラハラを行う夫ではない、と頑なに信じている妻をいかにして「悪いのは夫」という気付きにもっていくか。それがなかなか難しいらしい。

 モラハラは他にもいろいろなケースがあって、学校でのいじめ・公園"ママ友"のモラハラ・「姑の嫁いびり」と児童虐待・モラハラ妻はいるか──などなど、手を変え品を変えさまざま。
 第8章にはそのモラハラに対するチェックシートと参照サイトの記載もあって、対策と予防も万全……というわけではないです。が、もう少し、ここらへんに詳細情報があっても良かったかなと。
 
 主に男性向き書かれた著作という印象でした。「自己愛」……大切だけれど、ほどほどにしないといけないのね、としみじみ思った次第。モラハラはコミュニケーション障害であり、対人関係下手であり、トレーニング次第では改善の余地あり、という著者の見解になるほどなと。大変勉強になりました。


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Theme : 考えさせられる本 * Genre : 本・雑誌 * Category : 香山リカ
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