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個別記事の管理2012-05-23 (Wed)

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沙羅は和子の名を呼ぶ (集英社文庫)沙羅は和子の名を呼ぶ (集英社文庫)
(2002/09/20)
加納 朋子

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 ひさびさの加納朋子。さとうひろみの可愛らしいけれど何かしら意味あり気なジャケットに惹かれて購入。以下BOOKデータベースより内容。

もしもあの時、別の選択をしていれば、全く違う人生を歩んでいたのだろうか…。平凡な会社員・元城一樹のふとした夢想が、すべての始まりだった。
一人娘の和子の前に姿をあらわした不思議な少女沙羅。その名前が甦らせる、消し去ったはずの過去。やがて、今ある世界と、あり得たはずの世界とが交錯しはじめて―。表題作を含む、全10編を収録。珠玉のミステリ短編集。


黒いベールの貴婦人
エンジェル・ムーン
フリージング・サマー
天使の都
海を見に行く日
橘の宿
花盗人
商店街の夜
オレンジの半分
沙羅は和子の名を呼ぶ

 面白くて大満足な1冊でした。この作者の作品は青春物の「少年少女飛行倶楽部」しか読んだことなかったので、本職?のミステリーはこれが初めて。
 全10作品すべてが良くできていて自分的にハズレなし! 特に印象に残った作品をいくつか。

黒いベールの貴婦人
 最初はタイトルからして幻想小説かと。しかし一種のオカルト(ホラー?)×ミステリーと判明。
 夏休み、暇をもてあました大学生とミステリアスな少女との不思議な交流。謎を解くカギがタイトルの「黒いベールの貴婦人」とは!
フリージング・サマー
 美しい年上の従妹・真弓に憧れる知世子。その真弓が外国に行っている間彼女の部屋に住むこととなった知世子が体験する不思議な出来事。
 いるはずの人間が実は既にこの世におらず、存在すら忘れ果てていた人間がふいに姿を現す。異界と日常が混ざり合う独特のストーリー。
天使の都
 最愛の娘を事故で亡くし、その関係に亀裂が入りつつある夫婦。夫人である麻里子が旅先で出会った少女によって傷心が癒される。そこには洒落た仕掛けが。オカルト物かと思いきや、実は優しくほっこりした夫婦再生の物語。
海を見に行く日
 とある母親の一人称語りで終始。
 一人旅に出る娘に向かって語られる若き日の自分の旅行譚。カラッとした喋りの奥底に流れる娘を思いやる母親の優しさがさりげない。
橘の宿
 このまま日本むかし話になりそうな掌小説。素敵です。
オレンジの半分
 双子少女の複雑な心情を描きながらも、ほっこりミステリーとなっている構成の見事さ。自分も姉妹だからなんとなくわかるなあ、この気持ち。
沙羅は和子の名を呼ぶ
 自分的にベスト作。オカルト×ミステリーと見せかけながら実はSFパラレルワールドテイスト。さらに家族の物語でもあるなと。
 もし今と違う生活を選びとっていたら……誰でも一度くらいは考えるであろう迷いを巧く切り取った1作かと。父親一樹の心理描写が巧いく、少女・沙羅の存在感が圧巻。

 ほとんど印象に残ったんですけどね。珠玉の作品群といっても過言じゃないような。面白すぎました。今度は本格長編ミステリーに挑戦してみたい!


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Theme : 推理小説・ミステリー * Genre : 本・雑誌 * Category : 加納朋子
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個別記事の管理2011-10-13 (Thu)

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少年少女飛行倶楽部 (文春文庫)少年少女飛行倶楽部 (文春文庫)
(2011/10/07)
加納 朋子

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 初めての作家サン。 ものすごく面白くて清々しい、いかにもな青春小説でした! 以下BOOKデータベースより内容。

中学1年生の海月が幼馴染の樹絵里に誘われて入部したのは「飛行クラブ」。
メンバーは2年生の変人部長・神、通称カミサマをはじめとするワケあり部員たち。果たして、空に舞い上がれるか!?
私たちは空が飛べる。きっと飛べる。かならず飛べる。空とぶ青春小説。


 ホントにこんなカンジなんですよ~。
 はっきり言って意味不明の「飛行クラブ」に、ひょんな動機から、幼なじみの樹絵里と入部することとなってしまった中一の海月。
 クラブを取り仕切る部長・斎藤神は常に、誰に対しても上から目線のいけすかないヤツ。その彼がどうしても空を飛びたいという一心で創部した「飛行クラブ」。
 最初はイヤイヤ活動していた海月だったけれど、変わり者の部長に次第に惹かれていき自分にも空を飛びたいという気持ちが次第に増していって……。

 最初は一体どんな展開になるんだー? と思っていた自分。空を飛ぶって一体どうするの? 
 などなどあとからあとから浮かぶ疑問。奇抜なストーリーと海月のナイスな語り口にグイグイと引き込まれてしまいました。
 中学生だから飛行機操縦なんて無理だし、どう考えても背中に羽が生えて飛んでゆくー、というファンタジック展開ではないし……などと考えていたら、なるほど、そういう手があったかと目からウロコ。

 得体の知れない「飛行クラブ」の部員は部長の斎藤神に副部長の爽やか野球部兼部の中村海星。そして、海月と、その海月への依存度MAXの樹絵里。とってもナゾい美少女・るなるなに、影の果てしなく薄い餅田球児。超個性派の面々に、さらに後半に性格極悪?のイライザこと、良子の総勢7人。このクセだらけでありながら魅力的な部員たちが、最初は不協和音をたてていたけれど、さまざまな体験を共有することによって次第に団結して、文化祭で見事空を飛ぶことに成功する。

 その飛行クラブの「飛ぶ」条件は以下のとおり。
1.あくまでも「自分自身」が飛行することを旨とする。
2.当然ながら、「落下」は「飛行」ではない。
3.航空機やヘリコプターの飛行は除外される。
4.究極的には、理想を言えばピーター・パンの飛行がベストである。


 と、このような理想と条件を満たした飛行方法とは一体なんぞや? それは読んでからのお楽しみなのだけれど。
 とにかく、登場キャラたちがそれぞれホント面白い! 会話もイマドキの中学生そのものって感じがして、作者サンのセンスの良さを感じたし。爽やかに一気読みできる作品ですねー。スカッとします。


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* by ひいち
おはよー☆

加納さんの作品は優しくて爽やかで・・・
なんかいいですよねー♪
私も2冊程度しか読んでいないのだけれど・・・
この作品も今度探してみようっと(^^)

Re: ひいち様☆ * by 惺
こんばんは!
初めて読んだけど、面白かった!
他の作品も挑戦してみたいなーって。
ひいちサン、この作者サン読んだことあるんだ!
スゴイ、なにげにたくさんの作家サンの作品読んでるよねー。尊敬\(^o^)/

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