05≪ 2017/06 ≫07
123456789101112131415161718192021222324252627282930
個別記事の管理-------- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
* Category : スポンサー広告
|
個別記事の管理2012-05-27 (Sun)

ご訪問ありがとうございます☆

着ればわかる!着ればわかる!
(2010/09)
酒井 順子

商品詳細を見る

 以前から気になっていて読みたかった本。かなり昔に新聞で取り上げられていてちょっと話題だったような。
 すごく真面目そうな外見の著者サンがまさか扮装願望(コスプレ願望ではないらしい)をお持ちであったとは! 以下BOOKデータベースより内容……って、載ってなかったので簡単に自分流に内容を。

「たかが服」ではあるが、何を着るかによって人の性格やら心構えやらはかなり変わる。ある種の服を着てみないとわからない世界がこの世にはたくさんある。「扮装」を一種の旅と捉え、今まで知らなかった世界を旅することで何がわかったのか、そしてわからなかったのか。著者が体当たりで挑む扮装(取材)の数々。

春は扮装
セーラー服 タカラジェンヌ 茶摘み娘 スチュワーデス カウガール
夏は偽装
ディスコファッション 陸上自衛隊 青森ねぶた祭 ビーチバレー
秋は変装
キャッツ バスガイド キャバクラ嬢 養蜂家 ゴスロリ
冬は仮装
合唱団 巫女 永ちゃんファッション 十二単

 なんで扮装する必要があるの?
 と思わずツッコミ入れたくなったのだけど、何も考えずに読むのが一番かなと。
 著者サン、自分の中では知的エッセイストという印象強かったんだけど、その認識大部分改めます~。
 ものすごい体当たり取材というかなんともはや……よくもまあここまで……!

 全部で18種の扮装をこなした著者サン。そのチャレンジ精神に素直に感動&拍手を送りたい。厳選された扮装の数々。しかも尋常ではないモノも多数含まれているという秀逸なセレクト。
 タカラジェンヌにキャバクラ嬢とか……さらに養蜂家に永ちゃんファッションって一体……このようなファッションがあるんだーと目からウロコ状態! しかもゴスロリファッションまで挑戦してくれちゃうとは! ハンパないよ!

 この本のスゴイところは奇抜な扮装だけではなく、扮装後のエッセイがまた素晴らしいこと。さすがの巧さでまとめてあってなるほどなと。
 たとえば セーラー服。制服はすべて軍服から由来しているという説の紹介に始まって、さらにセーラー服が女学生の清純さと同時にエロさ(!)をあらわすアイコンである、という見解にはなるほどなと。
 他にも スチュワーデス では、その職業がハードであるために、着用する制服がいかにすぐれた機能を持ったものであるかを身をもって知った著者サンの記述に思わず納得。ハードな業務の中にも女性らしさが要求されるスチュワーデスを『体育会「女」部』とネーミングするセンスに爆笑!

 文中に登場する著者サンの扮装を描いた森伸之氏のかわゆいイラストがとても良い。しかし! コレ証拠写真はないの? とちょっと不満タラタラ……だったけど、あった、ありました。
 巻末にモノクロの小さい写真ですが、ちゃんと著者サンの扮装の証拠が載ってました。自分的にタカラジェンヌとキャバ嬢がツボ! セーラー服なんかとても初々しく見えるのは自分だけ? ゴスロリは正直ちょっとイタいかも……等々、ヴィジュアル的にも文章的にも(?)とても楽しませていただきました。昔懐かし着せ替え人形的なジャケットも笑えます!


blogram投票ボタンにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ人気ブログランキングへ
☆いつも応援ありがとうございます☆ 
スポンサーサイト
Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 酒井順子
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

* by 読書系女子
これまたおもしろそうな本ですね。
衣装を変えると確かにちょっと変わりますよね。
それなりにそれっぽくなれるというか。

Re: 読書系女子様☆ * by 惺
こんばんは!
いやいや~著者の体当たり扮装!にオドロキの1冊でした。
衣装を替えることによってきっと気分も変わるのだろうなと。
巻末に写真が載っていたのだけれど、
ホント、それなりにそれっぽくなってました^^

個別記事の管理2012-04-22 (Sun)

ご訪問ありがとうございます☆

負け犬の遠吠え負け犬の遠吠え
(2003/10/28)
酒井 順子

商品詳細を見る

 過去かなり話題騒然だったようで……なんでも社会現象にまでなったとか。興味津々で読了。以下BOOKデータベースより内容。

嫁がず 産まず、この齢に。
どんなに美人で仕事ができても、30代以上・未婚・子ナシは「女の負け犬」なのです。――著者
連載時から大反響の問題エッセイついに刊行。
「負け犬にならないための10箇条・なってしまってからの10箇条」等全女性必読の書。


 うーん、面白かったです……というか、今更自分が言うまでもないことなのですが、この酒井順子サンってホント頭の良い方なのだなと感心。挑発的なタイトルといい内容といい俄然読みたい気持ちにさせる。でもってまったく肩すかしを喰らわない内容の濃さ。
 発行されてかなり経つのでちょっと時代を感じるところもあるかなというのは個人的感想。やはりエッセイなので多少ディフォルメ&過度な表現を感じたりしたけれど、それがまた適度なユーモアを感じさせてくれてなるほどと思ったり。

 自分的にはいわゆる勝ち犬と呼ばれる方々がすべて幸せだ。とは思わないのだけどね……実際そうじゃない人も知っているので……結婚&出産できた方々のどこが勝ち犬なのか? 大前提からしてうーん、イマイチよくわからなかった。人様の人生はそれこそいろいろだしね。
 ……ってそんなことを言っていたらこの本読めないじゃん! ってことで、あくまでライトな気持ちで読了しました。一昔前までは結構「負け犬」とされている立場は肩身の狭い思いあったしね。その「負け犬」たちに対しての逆説的・自虐的エールなのだわと解釈。そして逆に「勝ち犬」とされている立場の方々へのそれとない・さりげない反撃なのかな?と思ったりも。←反撃っていうと言葉が強すぎだな。あげておいて実はやんわりと落としてる?っていうのがしっくりくるかなあ…語彙がないのがツライ(泣)

 やはり女子たるもの結婚に憧れるものよね。(もちろんそうじゃない人もいるよ~価値観いろいろ)それが「負け犬」たちのネックになっているのだものね。その結婚できないのは決して「負け犬」だけが悪いのではなく、男子の方にも問題がある!! という見解になるほどなと。いわゆる「オスの負け犬」とか! 
 オタ夫(二次元にしか興味が持てない)・ダレ夫(面倒くさがり)・ジョヒ夫(根本には男尊女卑思想)・ブス夫(まったくモテない)・ダメ夫(暴力・マザコン等々性格・志向に致命的欠陥がある)と、詳細に分析。ものすごい洞察力だなと感心しながら読んだ。参考になるよ……。

 この本を読んでものすごく不快に感じる・納得する・笑い飛ばす・特に何も感じない──等々いろいろな感想持つ人がいるだろうなあと。かなり衝撃的でありながら説得力あるしもちろんそれらをユーモアに包むことも忘れていない。巧いなあ……とひたすら感心。個人的には「負け犬」だろうが「勝ち犬」だろうが「オスの負け犬」だろうが、本人が納得して人生歩んでいればそれで良いのかなと。
 ひたすら自己完結の感想になってしまいましたが、一読の価値はあるかと。第20回(2004年)講談社エッセイ賞受賞だって。テーマの切り口といい話題性といい納得だな~。


blogram投票ボタンにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ人気ブログランキングへ
☆ご訪問ありがとうございます☆
Theme : 考えさせられる本 * Genre : 本・雑誌 * Category : 酒井順子
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

こんばんは! * by 瀬川レナ
今ちょうど家庭科の時間に「結婚したいかしたくないか」なんて話をしていて、この本は未読ですがとても面白そうで是非読んでみたいです!
オタ夫・ジョヒ夫・ダレ夫・ブス夫・ダメ夫・・・なんてネーミングセンス笑

Re: 瀬川レナ様☆ * by 惺
こんばんは!

> オタ夫・ジョヒ夫・ダレ夫・ブス夫・ダメ夫・・・なんてネーミングセンス笑
もうもう著者サンの深すぎる洞察とユーモアにビックリの1冊でした。
なるほど…この本を参考にして「結婚」を考えるのも良いのかも。
「オスの負け犬」には気をつけなきゃならんなあとしみじみ思ったし。
ネーミングセンスは抜群ですね、脱帽ですフフフ笑

個別記事の管理2011-12-12 (Mon)

ご訪問ありがとうございます☆

徒然草REMIX徒然草REMIX
(2011/11)
酒井 順子

商品詳細を見る

 勤務図書館の新刊コーナーにあったので即予約。意外と早く順番が回って来ましたー!(注:いくら図書館員といえども予約に優遇制度はありません。普通に予約して普通に待ちます。利用者サンの方がよっぽど情報通で、新刊案内が出る前に予約なさっているツワモノ様がいらっしゃるのです。ははーッ←土下座) 以下BOOKデータベースより内容。

にじみ出る自意識。あふれ出る自慢話。徒然草は、枯れてない。同業者の視線で読めば、兼好の肉声が聞こえてくる。
身も蓋もない知恵と極論の書をあざやかにお色直し。

 自分、酒井順子サンの作風って、もっと砕けておちゃらけたものかと思っていたんですが。意外と硬派な印象受けたのも実はそれが元々の作風なんですね。
 なのでクスッと笑える可笑しみがありながらも、その実とっても真面目な新・徒然草&吉田兼好論?となっておりました。
 まず、横文字に疎い自分としてリミックスとは何ぞや? ということで、コチラ→ 狭義的な意味としては、時代に合わせたバランスにし直す事。(ウィキより、超簡単に引用)
 という意味を知り、なるほど~と感心。著者による、兼好サンと徒然草の新解釈・新視点の発見といったカンジでしょうかねー。

 徒然草に登場する様々なキーワード。
「あらまほし」「愚か」「わびし」「あはれ」「くちをし」「心にくし」「あいなし」「をかし」「つれづれ」
 これら学生時代の古文の授業にさんざん聞いた言葉がバンバン登場!それらの言葉を教科書よりも詳しくわかりやすく説明してくれるので、兼好サンがどのような心情でこの言葉を使用していたのか、手に取るようにすんなり理解!

 で、なによりビックリだったのが、吉田兼好サン、実はかなり偏屈で超・個性的な人物だったということ。
 自分的に兼好サンはものすごく優しげな好々爺というイメージだったのですが、著者によると批判的精神・自己顕示欲旺盛な人物だったという……。さらに仏教オタクだったというオマケ付き。
 謙遜の精神を重んじ、超・個人主義。世の中を達観した視線で眺めている、現代からしたらちょっと嫌味な人物。元は貴族だったという彼が当時世相に厭世感を抱いて出家したと言われている件も、詳細動機が不明なだけにちょっとミステリアス。
 出家した後、水を得た魚の如く著し始めた「徒然草」。そこには何の気どりも遠慮もなく自由に自分の心情を素直に吐露できたからこそ、その時代時代の人々に愛され、現在までも愛され続けていたのかなあ、と思うことしきり。
中でもなるほどなと思った著者の見解がコチラ↓

「心にうつりゆくよしなし事」を「そこはかとなく」書きつけていった兼好の心理が、ツイッターやフェイスブックといったSNSに思いを吐露せずにいられない今時の人々の心理と、私には重なって見えてくるのでした。

 ふむふむ。言われてみれば確かに共通点はあるかも。自分がその時思った好悪の感情を素直に書きつづる。確かにツイッターなんかそうだし、フェイスブック(やってないけど)やブログにもあてはまるんじゃないかなと。

 著作中に登場する、清少納言と兼好サンの対談もまた愉快~!! なんでも「徒然草」は「枕草子」に影響された部分が多々あるとのこと。まあ、2人の対談は著者によるフィクションではあるけれど、なんとなーくというか、かなり似た気質・思考の持ち主のお2人なのね、と思ってしまったのでした。
 ちばえん氏によるジャケ画のトボケた風合いがなんともねー、良いです!


blogram投票ボタンにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ人気ブログランキングへ
☆いつも応援ありがとうございます☆
Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 酒井順子
* Comment : (0) * Trackback : (0) |
個別記事の管理2011-11-07 (Mon)

ご訪問ありがとうございます☆

金閣寺の燃やし方 (100周年書き下ろし)金閣寺の燃やし方 (100周年書き下ろし)
(2010/10/29)
酒井 順子

商品詳細を見る

 強烈なタイトルに惹かれて読了。初・酒井順子サン。なかなか愉快なエッセイを書かれる方との印象だったので、この著作もそうかな? と思いきや……。以下BOOKデータベースより内容。

二人の巨匠が見た金閣寺焼失事件。
三島由紀夫と水上勉。生い立ち、気質などことごとく対照的な二人の作家が見た金閣寺消失事件。そこから浮き上がる日本人の姿とは。

はじめに
金閣寺
母と故郷
寺と戦争
美と女
生と死
おわりに
あとがき

 もっとお気楽爆笑エッセイかと思っていたらとんでもなかったです。ガチ硬派の評論でした。
 金閣寺消失を巡る2人の作家とその著作。三島由紀夫の「金閣寺」はあまりにも有名ですけど、水上勉の「五番町夕霧楼」と「金閣寺炎上」もそうだったんですね。知りませんでした。
 内容としては、この三島由紀夫と水上勉の両作家の生い立ちを比較して、さらに金閣寺放火犯の実像と精神世界に迫ってゆくというもの。

 東京で育ち学習院から東大へ進学し農林省に勤務という、いわばエリートコースを進んだ三島由紀夫を光に例え、一方極貧生活の中で苦労しながら作家としての地位を築きあげた水上勉を影に例えて、「金閣寺消失」という事実を両者がどう影響を受け、作品に投影したのかを詳細に分析。
 並行して放火犯として逮捕された犯人の実像やその家庭環境・精神分析がなされている。自分的に特に面白いと思ったのが、水上勉と犯人の生い立ちが似た境遇・環境であったこと。それゆえ、水上勉の作品ではどちらかというと犯人寄りであるという指摘に目からウロコだった。
 ひとつの作品をめぐって捉え方、感じ方の違う作家が「金閣寺」という素材をどのように作品として完成させたのか? そういう視点で両作を読み比べてみるのも面白いかと思った。

 ただ、やはりこのタイトルは……ちょっと誤解を招いちゃう? 
 思いっきりネタ的な内容だと思ったので、まさかまさか「金閣寺」をめぐる2人の作家の真摯な評論とは予想外でした。
 けれどとてもわかりやすくて読みやすい。そして金閣寺をめぐる2人の作家、1人の犯人のバイオグラフィー的読み方もできるのも良いかと。
 思わずビックリな1冊でした。ちょっと興味もった著者サンなので別のテーマのエッセイも挑戦してみたいかな。


blogram投票ボタンにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ人気ブログランキングへ
☆いつも応援ありがとうございます☆
Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 酒井順子
* Comment : (0) * Trackback : (0) |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。