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個別記事の管理2012-07-04 (Wed)

ご訪問ありがとうございます☆

モンスター (幻冬舎文庫)モンスター (幻冬舎文庫)
(2012/04/12)
百田 尚樹

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 この作家サンの最新作。友人から借りることができたのでラッキーでした。以下BOOKデータベースより内容。

田舎町で瀟洒なレストランを経営し、町中の男を虜にする絶世の美女・未帆。彼女の顔はかつて畸形的なまでに醜かった。
周囲からバケモノ呼ばわりされ友達もできない悲惨な日々。そして思い悩んだ末、ある事件を起こしてしまう。追われるように移り住んだ「美女の街」東京。そこで整形手術に目覚めた未帆は、手術を繰り返して完璧な美人に変身を遂げる。そのとき、甦ってきたのは、かつて自分を虐げた町に住むひとりの男に対する、狂おしいまでの情念だった―。


 変則的に放送されるTV番組で、やはり顔の作りにコンプレックスを持った女子達を美容外科医を始め、最新鋭のありとあらゆる医師やエステティシャンを集めて総掛かりで変身させるというものがあったのですが、この作品読了後その番組を思い出した。
 整形前後でかなり変身されたご本人達。皆一様に性格が明るくなったように感じて、ご本人達にしてみればとってもよいことなのだなあ……と漠然と思っていたものだけれど。でも自分的にはそれでいいの? って思う部分もあったりして。

 本作のヒロイン・和子も執拗な整形美人。畸形的とまで言われた元の顔を厭い、執念のごとく美容整形を重ねてゆく。その理由は簡単。かつて自分を貶めた人物達に復讐するためという、不毛で偏執的な執念にも似た思いを抱いて彼女はひたすら突っ走る。
 もう、読んでてどうしても感情移入できなくて。いかにも男性作家の書く話だな、と思いながら要所要所ツッコミ入れながら読んでいました。

 顔の美醜ってそんなに大切なのかなあと考えさせられる。ものすごくディフォルメされて書かれたテーマだとは思うのだけれど、ここまで極端だと逆に滑稽さを感じてしまう。
 和子も可愛そうな人間だとは思うけれど、それ以上に哀れなのが彼女を取り巻く男子達。人間の価値を外見でしか判断できない彼らを、和子を通して実に痛烈に揶揄しているのが実は爽快だったりして。
 なぜか以前読んだ「ララピポ」と同じような後味の悪さを感じてしまった。作者サン、一体どうしたの? って思ってしまったし。

 しかし、毎回まったく違った作風とテーマで楽しませてくれる作者サンの手腕にはひたすら脱帽。
 ただ今作はあまりにもベタな内容で極端にキャラを創り過ぎていて自分的には合わなかった感じがする。
 話題作なのは確かなのだけれど、心に残るかといわれたら、うーんどうなんだろう……と考えてしまう、とても複雑な1冊でした。


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Theme : 考えさせられる本 * Genre : 本・雑誌 * Category : 百田尚樹
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* by ひいち
こんにちはー☆
こちらの本気になっていたのですよねー!
惺さんが、複雑というと、また、その複雑な部分を体感したくて(読感か?)また、ますます読みたくなっちゃいますー(>∀<)

Re: ひいち様☆ * by 惺
こんばんは!
これは…今までの百田サンとは全く違ってものすごく好き嫌いがあるかなって。
どうしちゃったのー? って思っちゃいました。
でも作者サン、いろいろなジャンルの作品を描かれていて凄いなあって。
ぜひぜひ読んでみてくださーい。

個別記事の管理2012-02-08 (Wed)

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ボックス! 上ボックス! 上
(2010/03/18)
百田 尚樹

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ボックス! 下ボックス! 下
(2010/03/18)
百田 尚樹

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 リア友が貸してくれました! 前作「永遠の0」がとても良かったし、この作品も評判がとてもよろしいとのことなので期待しておりました。以下BOOKデータベースより内容。

高校ボクシング部を舞台に、天才的ボクシングセンスの鏑矢、進学コースの秀才・木樽という二人の少年を軸に交錯する友情、闘い、挫折、そして栄光。
二人を見守る英語教師・耀子、立ちはだかるライバルたち…様々な経験を経て二人が掴み取ったものは!?
『永遠の0』で全国の読者を感涙の渦に巻き込んだ百田尚樹が移ろいやすい少年たちの心の成長を感動的に描き出す傑作青春小説。


 イントロはもう抜群の巧さで一気に作品世界に引き込まれてもうページをめくる手が止まらない止まらない!
 電車内でトラブルに巻き込まれたヒロイン・耀子を助ける高校生・天性のボクサーである鏑矢ことカブちゃん。その登場の仕方がカッコ良すぎて悶絶。
 そして彼の親友である木樽ことユウちゃん。優等生でありながらカブちゃんに憧れてボクシングを始めることになる。
 この2人の友情を軸にした青春ボクシング小説──という展開なのかな? と最初は思っていたのだけど、ちょっとひと味違いました。なんだろ? なんか一種のノスタルジーを感じさせるといえばいいのかな? うーん、なんとも巧く表現できないけど。

 天才ボクサーとしてピークを迎えている鏑矢の快進撃が読んでいて爽快。向かうところ敵無しの強さ。その彼に対する憧憬と、とある屈辱的な事件&教師である耀子への思慕という高校生らしい動機からボクシングを始める木樽。この2人の対比がまた読みどころ。
 自分の才能に対する慢心から結果を出せない鏑矢と、たゆまぬ努力を続け実力を発揮してゆく木樽。そして無敵の高校生ボクサー稲村。この3人はそれぞれ違ったタイプの天才肌。個性のまったく違う彼等を通して、天才とは一体何なのか? 努力とは? 才能とは? と語りかけてくる作者のメッセージがものすごく良く伝わってきてなるほどなと。
 耀子に語らせている「才能とは絶えず努力を続けること。天才とは好きなことを楽しんでやってしまうこと」という言葉がとても印象に残った。好きこそものの上手なれ、だよね。

 いずれ追い越されてしまうであろう親友・木樽に対して常に真の友情をもって対する鏑矢。自分の才能に絶対的な自信を持ちながらも執着することはない。木樽のために自分を踏み台にすることすら厭わないその純粋な友情がね、泣かせる!
 ラストある意味お約束でもあった個性的な3人の天才達の決戦は読み応え抜群!
 特に軍鶏に例えた鏑矢VS稲村の対決はそれまでの爽やかスポ根モノとは一線を画したダークな試合内容で斬新だった。

 ただ、自分的に少し残念だったのがエピローグ。
 あまりにも型どおりのラストでものすごく残念だった……回想シーンというか、数年後シーンで終わるとは……。あと、カブちゃんとユウちゃんと耀子センセとのほんわか三角関係っぽい設定もちょっとね……って、そう思ってしまうのもがっつり感情移入してしまったがゆえ。
 この作品、なんといってもカブちゃんの魅力全開です。が、それぞれ皆キャラ立ちハンパなくて、かなりアニメ的な面白さあるな~と思ってしまった。
 戦争モノに続き今度は青春モノ。作者サマの引き出しの多さに驚きです。次は何を読もうか大変楽しみであります。

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* by ひいち
この間、永遠の0を探していて、
この本を手に取ったのに、借りてこなかった!!!
失敗した~(>。<)ボクシングよく知らないしなー。
って思ったのだけれど、借りてくれば良かったな。
次にいった時にあるといいな(^∀^)

Re: ひいち様☆ * by 惺
こんばんは!
自分もボクシングまったく知らない~(>_<)
と思って今まで読まなかったのだけど、
大丈夫だった!
作中で丁寧に教えてくれるんだ、これが!!
でもわからなくても充分楽しめるし、
ああ、若いっていいな~って
つくづく思っちゃったよ~☆
おススメです。


* by ひいち
昨日、図書館に行ったら、
あったあった!早速借りてきましたよう~(^∀^)

でも、まず貴志さんの「悪の教典」の下巻から読むわ!
続ききになってしょーがなかった!!!

Re: ひいち様☆ * by 惺
こんばんは!
> 昨日、図書館に行ったら、
> あったあった!早速借りてきましたよう~(^∀^)
良かった!
ではではぜひとも読んでくださりませ!
青春モノで感動しますよー☆
自分的にカブちゃんが大好きです。

> でも、まず貴志さんの「悪の教典」の下巻から読むわ!
> 続ききになってしょーがなかった!!!
「悪の教典」も気になっているのよね!
近々挑戦しようかな?

個別記事の管理2011-12-07 (Wed)

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永遠の0 (講談社文庫)永遠の0 (講談社文庫)
(2009/07/15)
百田 尚樹

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 600ページ弱のブ厚さに読む前から萎えかけていた自分。が、しかし!! 読み始めたらグイグイ惹きこまれて涙と洟をズルズルさせながら(お下品で失礼~!)読了。以下BOOKデータベースより内容。

「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」
そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、一つの謎が浮かんでくる―。
記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。涙を流さずにはいられない、男の絆、家族の絆。  

 評判の高い名作だとは知っていたんです。でも自ら進んで読もうとは思わずに今まで。今回読んだのも、友人が貸すよ~と声をかけてくれたから。それならば! ということで読んでみたのですが……やっぱ名作でした。
 ちょっと展開がミステリーっぽくて初っ端からガツンと興味津々(日本語が~泣)。米兵が語るプロローグがイカしてますよね。もうそこで一気に読む気鷲掴みされた。
 従来のこういう戦争モノって自分は駄目なんですよ。なんだろう、こう教訓じみてたりとか、悲惨すぎてたりとかでどうも食指が動かなくて……ですが、今作はまったく違ってました。

 司法試験合格を期待されながら図らずもニートとなってしまった主人公・健太郎。フリーライターの姉・慶子からある日突然バイトの誘いがくる。
 それは戦争で亡くなった実の祖父の足跡を調べるアシスタントをしないかというもの。そこから怒涛の展開が開始されて──。
 孫が亡き祖父の消息を辿るうちに戦争に興味を抱き、鬱屈していた自分の人生または将来を見つめ直す……という展開はかなり使い古されていると思うのだけど、今作に限ってはそれを払しょくするほどの構成が見事だと感じられた。

 今まで意識内にも上らなかった実の祖父の存在。まるで幻のような存在であったその人物像が各界の戦争生存者たちからインタビューを繰り返すうちに、確固たる存在感を増してくる。
 厚く覆われていたベールが一枚一枚剥がされていくように、謎めいた祖父・宮部久蔵の実像が露わにされてゆく──というミステリー的な展開が読んでいて飽きさせずとても面白かった。
 健太郎と慶子の取材を受けるそれぞれのキャラクターも大変個性的で配置も素晴らしいなと。
 最初からいきなり宮部に対する悪感情を吐露する者、真逆に褒め讃える者、激しいライバル意識を抱く者、尊敬のまなざしを向ける者……最初は皆バラバラであった宮部に対する印象も、ラストに向かうにつれて一つの確固たる人物像として収斂されてゆく。その作者の手法にただただ圧倒されっぱなしでした、自分。

 取材を受けるキャラクター達が語るエピソードはもう作者サンの真骨頂と言わんばかりに読ませます!! ゼロ戦なんてまーったく興味無かった自分でさえ、一体どんな戦闘機だったんだ? コレは? と激しく感情移入してしまったほど。特に空中戦の描写なんかスピーディー&スリリング。
 ただの戦争小説だと思っていた自分、思いっきり罠にハマりましたね。カッコよすぎでしょ!! っていうミーハーな読み方もできます。そういう読み易さという点でもこの小説かなり稀有だと思います~。

 何と言っても宮部久蔵というキャラクター造形が素晴らしいです。魅力的すぎ! 
 彼に加えて、取材を受ける戦争体験者の面々も負けず劣らず良いキャラばかりです。自分的にヤッちゃんの影浦介山氏がお気に入り!
 宮部に惹かれながらも激しいライバル意識を燃やして素直になれない天才パイロット。ここらへんの二人の関係はちょっとアニメっぽいなーと一人でニヤニヤしたりして。
 その彼もまた宮部の人間的魅力に憑かれた一人であって、宮部の叶えられなかった夢を護る番人とでもいいましょうか。とってもいいヤツです。ここまでくるともう、健太郎と慶子の自分探しのストーリーはどうでもいい的な。
 
 エピローグの米兵の粋で真摯なエピソードにも参りました。

しかしこのパイロットがサムライなら、俺たちはナイトでありたい。

 このセリフが最高ですね。
 さらりと上層部批判を含ませ名もなき兵士たちの死を悼むストーリー構成。
 児玉清氏の解説もまた白眉です。その解説にもありましたが、ヘタに教科書勉強するよりも、この小説読んだ方がよっぽど太平洋戦争理解できんじゃね? 
 極上のエンタメ作品だと思いました。ああ、またベスト本が1冊増えたよ、自分。


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* Comment : (4) * Trackback : (1) |

* by igaiga
この本は手元にあるのですが、買うまで結構時間かかったのですよね。
明らかに戦争もので絶対泣くだろうなと思っていたので、なかなか手に取ることが出来なかったのです。
でも読んでよかったと。
ちょうど8月15日にupしているのですよ(^^;)
合わせたワケではないのですが、約60年前にこうして命を落とした人もいるかもと思うと切なかったですね。

* by ひいち
かなり、よかったみたいだね!
惺さんの◎が出たものは、私も絶対◎なので、
読みたい~!!!

これもしっかりメモしておこうっと♪
最近読書用メモを購入したのだー(>∀<)

読んだ息子から「お母さん字汚いよ」って指摘された・・・

Re: igaiga 様☆ * by 惺
こんばんは!
自分も友人が貸してくれなかったら絶対読まなかったであろう本でした。
戦争モノ独特の雰囲気をあまり感じさせずにエンタメに徹していたところがスゴイなと。
8月15日にUPとはナイスですね!
毎年その時期には読み返したくなる本になるかな…。

Re: ひいち様☆ * by 惺
こんばんは☆
もうねコレは読んで損はないかも!
読まず嫌いしてたけど、思いきって読んで良かったなと。
戦争モノだけど、まるっとエンタメとしても読めるから全然飽きない!
読書用メモにソッコーご記入願います!!

もう~しょーちクンたら!
でも自分も字が汚すぎるので笑えない…ホントに壊滅的なのよー(>_<)

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