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野蛮な読書野蛮な読書
(2011/10/05)
平松 洋子

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 図書館の新刊案内で見つけた本。以前のダヴィンチでも紹介されていたような……←いや違うかも……記憶が定かじゃない~!
 主に本と食とちょこっと旅にまつわるとーっても内容の濃いエッセイでした。以下BOOKデータベースより内容。

これも、健啖。読書の快楽を味わい尽くす!
ドゥマゴ文学賞受賞から5年、食と生活のエッセイストとして活躍する著者が、読書の魔力をがぶり味わい尽くした名随筆。
獅子文六、池辺良、沢村貞子・・・昭和から平成へ全101冊の芳醇をご賞味あれ。


第一章 贅沢してもいいですか
 能登とハンバーガーと風呂上がり
 贅沢してもいいですか
 わたしの断食一週間
 まずいスープはうまい
第二章 わたし、おののいたんです
 わたし、おののいたんです──宇能鴻一郎私論
 最後の銀幕スタア──池辺良賛江
 お獅子のまるかじり──獅子文六、ほんとうの味
 四日間の空白──沢村貞子の日記文学
第三章 すがれる
 春昼
 夏のしっぽ
 クリスティーネの眼差し
 雪国ではね
 すがれる

 著者サン・作品共に予備知識まったくなし! 著者の平松サンに関しては食に関するエッセイが多いとのプロフを読んで納得。食にまつわる描写がとてもお上手で美味しそう! 一瞬ホントに食に関するエッセイかと思ってしまった。そう思うほど楽しく美味しそうにスラスラと読めるのだけど、実はその中で登場する書籍がなんと100冊以上だと知ってあ然としました。小説ばかりではなく多彩なジャンルの書籍の紹介になるほどなるほど。軽妙な語り口で楽しく読ませて、ラストにはほんのりじんわりさせる──この落差というかギャップの妙が素晴らしいなと。

 自分的に楽しめたのが第一章・第二章・第三章の「すがれる」かな。
 第一章はすべて興味深くて引きこまれた。
 「能登とハンバーガーと風呂上がり」雪深い能登の風景となくてはならないお気に入りの書籍。そして美味しそうな地元の食事の描写に思わず羨望。
 「わたしの断食一週間」では、一体どこのセミナーなのか企画なのか皆目わからないのだけど、集団で絶食(もちろん無理なく)するというイベントに参加した著者サン。
 一週間の食事はほとんどスープと重湯とお味噌汁。その合間にひたすら歩いて体操してヨガをする。娯楽は持参した本のみ、というものすごい禁欲生活。作者サンが持参した本は「拳闘士の休息」と「墨汁一滴」「仰臥漫録」正岡子規。特に正岡子規の作品に自分を重ね、病床の子規を思い感慨に耽る件では思わず胸熱。

 第二章はひたすら面白い。官能小説家の宇能鴻一郎氏の作品と人柄に対する新たな発見で驚愕する著者サン。自分もつられてなんだか非常にその著作を読みたくなってしまったし。ナント、宇能鴻一郎氏、芥川賞作家サンだったんですね。その氏に対する著者サンの深く鋭い考察がとても面白かった。
 で、次の俳優・池辺良氏のエピソードにも爆笑というか、やはり絶賛されている「昭和残侠伝 死んで貰います」を観たくなったし! 池辺良さんの俳優としての魅力はもちろん、後の文筆家としての魅力もあますところなく語っていて興味津々。

 第三章は「すがれる」かな。山田風太郎氏の晩年のエッセイ「あと千回の晩餐」について語る内容がちょっと胸に迫ったな~。
 などなどそれぞれのエピソードをさらっと愉快に語っているのに、紹介されている書籍の数は100冊超え。凄い読書量だなと改めて尊敬。小説もいいけど、たまにはこういう本格エッセイというか書評も良いな~と思ってしまったのでした。


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