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個別記事の管理2012-03-22 (Thu)

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友だち幻想―人と人の“つながり”を考える (ちくまプリマー新書)友だち幻想―人と人の“つながり”を考える (ちくまプリマー新書)
(2008/03)
菅野 仁

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 小説ではない本を読みたいなと思っていた時、書店で見つけた書籍。サブタイトルの「人と人との<つながり>を考える」というのにも惹かれました。以下MARCデータベースより内容。

身近な人たちとの親しいつながりが大事だと思っていて、そのことに神経がすり減るぐらい気を遣っている。なのにうまくいかないのはなぜか。
さまざまなキーワードにしたがって問題を整理し、人と人のつながりについて考える。


はじめに──「友人重視指向」の日本の高校生
第1章 人は一人では生きられない?
第2章 幸せも苦しみも他者がもたらす
第3章 共同性の幻想─なぜ「友だち」のことで悩みは尽きないのか
第4章 「ルール関係」と「フィーリング共有関係」に分けて考えよう
第5章 熱心さゆえの教育幻想
第6章 家族との関係と、大人になること
第7章 「傷つきやすい私」と友だち幻想
第8章 言葉によって自分を作り変える
おわりに──「友だち幻想」を超えて


 著者は大学教授。なので実際の教え子を具体例としているのでなかなか説得力がありました。
 大人が読んでもなるほどと思うのですが、真の読者層としては小学校高学年~高校生あたりなのでしょうか。とてもわかりやすい内容で、大人の立場でも充分役立つ&理解できます。

 「対人関係」「人間関係」──これって人間として生きている以上最大の関心事であり、悩みでもあると思うのですが。本書では「友だち」という「人間関係」に焦点をあてて論じているので若者にとってかなり参考になる著作なのではないかなと。
 自分的に一番なるほどと思ったのが、第3章 共同性の幻想
 学校を例に挙げて、「みんな仲良く」「いつも心が触れ合って、みんなで一つだ」ということこそが「幻想」であると述べていて、さらに「子どもたちが誰でも友だちになれて、誰でも仲良くなれる」という「同質的共同性」という考え方から脱却するべきと述べている。
 集合体の中では当然のごとく、気の合わない人間、自分にとって好ましくない人間も出てくるわけで。そのような人たちとも「並存」「共在」できることが大切なのだ、という論にもなるほどなと。同様に苦手な人とは無理に付き合おうとせず適度な距離をおく、という教育も必要──という論にも目からウロコ。
 そして「話せばわかる」も幻想、とはっきり述べていて、やはり人間、どう話し合ってもわかり合えない人というのはいるわけで。そういう場合も適度な距離を置くことが望ましいと。対人関係は、適度な距離感が大切なのだと繰り返し述べている。その通りだな、と個人的に共感。

 その他、自分とは異質な「他者」とつきあうことの重要性・恋愛こそ幻想を持ちやすい・関係が深まらない「コミュニケーション阻害語」・心が休まらない「メール即レス」……等々、現代の若者にとって(そうではない年代の方々にとっても)興味深い内容がてんこもり。
 自分はこの著作を読んで少し気が楽になったというか。理想ではなく、現実を知った方がよい。という著者の考え方にかなり共感しまくりました。うーん、語彙が足りなくて思っていたことの半分も書けない(>_<)
 サクッと読めてなかなか勉強になる。人間関係につまづいた時、参考にしたい著作だなと思いました。


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