07≪ 2017/08 ≫09
12345678910111213141516171819202122232425262728293031
個別記事の管理-------- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
* Category : スポンサー広告
|
個別記事の管理2013-02-10 (Sun)
ご訪問ありがとうございます☆

何者何者
(2012/11/30)
朝井 リョウ

商品詳細を見る

 直木賞受賞作。こんなに早く読めるとは思わず一気読みしてしまいました。以下B00Kデータベースより内容。

「あんた、本当は私のこと笑ってるんでしょ」就活の情報交換をきっかけに集まった、拓人、光太郎、瑞月、理香、隆良。
学生団体のリーダー、海外ボランティア、手作りの名刺……自分を生き抜くために必要なことは、何なのか。この世界を組み変える力は、どこから生まれ来るのか。影を宿しながら光に向いて進む、就活大学生の自意識をリアルにあぶりだす、書下ろし長編小説。


 これは…面白かったには面白かったのだけど、かなり読者を選ぶ作品かなあと。
 まず、ツイッターを知らないとこの小説を楽しめないというのが最大のネックだと思う、個人的に。故に、ある一定の年齢層の方、ツイッターなぞまるで興味無い・知らないという読者にはまったく良さがわからないのではないかなあ…と余計な心配をしてしまった。
 登場するのは就活中の拓人・瑞月・光太郎・隆良・理香の5人。メインキャラは拓人で、彼の視点でストーリーは展開。

 ふんだんに登場するツイッター描写。知っている・やっている人には馴染み深いけれど、知らない人にはなにコレ?の世界だと…。
 あまりに多くて自分的には途中からちょっと辟易気味に…。キャラにリアリティや臨場感を持たせることにある程度成功しているとは思う。なにしろツイッターというガジェットがラストで最大のネタというかオチになっているわけだから。
 実際この小説に登場するキャラ達と同年代の方はかなり共感するのかも知れないなと。就活にまつわる不安や困惑・期待等、雑多な思いを絶妙にキャラ達に投影して語らせる手腕はさすがの巧さ。まさに青春群像的、就活に踊らされる人間の光と影・表裏を巧みに描写している点は圧巻だと思う。

 あくまで思いっきり個人的感想なのだけど、この作品は「今この時代」だから価値がある作品であって、この先何十年と読み継がれるという点ではかなり厳しいのでは? 最新のアイテム&テーマを取り扱った小説は必ず時代が進むにつれて陳腐になるような気がしてとても残念な気がするのだよね…などと偉そうに語ってしまった。まあ、あくまで個人的な戯言なのであしからず。

 ただ、自分もツイッターをやっているので存分に楽しめた作品ではあります。本作、ポイントは「裏垢」=裏アカウント。なーんてちょっとネタバレ(笑)で失礼しました! しかし、この作者サン、毎回思うけど文章も巧いし人間の暗い部分を書くのがとても巧いよなあ。

人気ブログランキングへにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへblogram投票ボタン
いつも応援ありがとうございます☆
スポンサーサイト
Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 朝井リョウ
* Comment : (0) * Trackback : (1) |
個別記事の管理2012-04-30 (Mon)

ご訪問ありがとうございます☆

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)
(2012/04/20)
朝井 リョウ

商品詳細を見る

 文庫化されて読みやすそうだったので挑戦してみました。以下BOOKデータベースより内容。

バレー部の「頼れるキャプテン」桐島が突然部活をやめた。
それがきっかけで、田舎の県立高校に通う5人の生活に、小さな、しかし確実な波紋が広がっていく。
野球部、バレー部、ブラスバンド部、女子ソフトボール部、映画部。部活をキーワードに、至るところでリンクする5人の物語。
桐島はどうして部活をやめたのか? 17歳の彼らは何を抱えているのか?
物語をなぞるうち、いつしか「あの頃」の自分が踏み出した「一歩」に思い当たる……。

菊池宏樹
小泉風助
沢島亜矢
前田涼也
宮部実果
菊池宏樹
東原かすみ~14歳


 有名作ですよね。夏に映画化とか。破竹の勢いってヤツでしょうか。
 自分的にはかなり楽しく読めましたね。リアルな青春モノというか。作者19歳の時の作品ということですが、きっとこの年代でしか書けないストーリー&文体だなと。賛否両論あるみたいだけど、期間限定の瑞々しい感性と若さが作中に注入されたなかなか得難い作品だと思うのですけどね。

 男子バレー部のキャプテン・桐島が辞めたことによる、五人の高校生男女の群像劇。個人名が作品タイトルとなっていて、それぞれがリンクしているというなかなか面白い構成。各人が所属する部活動を背景に悩める高校生活・17歳の「今」を切り取ってゆく──などと、帯の惹句のようなまとめになりましたが、自分的にはそんな印象かな。
 一番面白かったのが 前田涼也 ですかね。
 本人とその友人も地味でクラスでは目立たない存在。けれど大の映画好きで所属する映画部ではとある賞に入賞するほどの熱心さ。その彼が抱くある意味鬱屈した思い。
 高校では生徒がランク付けされている。「上」か「下」か。
 目立つ生徒は「上」で目立たない自分は「下」だ、とか。
 ……これって自分が学生だった時もあったなあ……とちょっと感情移入。学生時代ってある意味今よりも人間関係がシビアで複雑で難しかったような気がする。まだまだ人間的に未熟だし世界も狭いしね。各キャラ達のそんな辛さ苦さが巧く描写してあってなるほど巧いなあと。

 それとやはり女子の心理描写もなかなかだなと。ブラバン部・亜矢の話は結構好きかも。それと女子ソフト部・宮部実果の話も。かなり複雑な母子関係下の実果の鬱々とした気持ちがよく伝わってきたし。 
 ところどころに登場するその時流行りの曲とか思い入れある映画とか。ちょっと陳腐な感じも否めないけれど、そこもまた若さかなと。
 予想していたよりも面白く読めたので自分的には好きな作品かも。各キャラ達のテンポよい会話も好きかな。
 映画化は神木クン主演か~。どんな作品になるのかな?


blogram投票ボタンにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ人気ブログランキングへ
☆いつも応援ありがとうございます☆
Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 朝井リョウ
* Comment : (0) * Trackback : (0) |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。