03≪ 2017/04 ≫05
123456789101112131415161718192021222324252627282930
個別記事の管理-------- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
* Category : スポンサー広告
|
個別記事の管理2012-06-16 (Sat)

ご訪問ありがとうございます☆

ウは宇宙船のウ (創元SF文庫)ウは宇宙船のウ (創元SF文庫)
(1968/04/18)
レイ・ブラッドベリ

商品詳細を見る

 ブラッドベリ氏の訃報を知って是非読もう! と思った作品。あまりにも有名ですが初挑戦。短篇集だったのですね。以下BOOKデータベースより内容。

幻想と叙情の詩人ブラッドベリの魔法の力で、読者はこの世には見えないものを見せられ、触れられないものに触れることができる。読者は、あるときは太古の昔に誘なわれ、またあるときは突如として未来の果てまで運ばれてゆく。
「太陽の金色のりんご」「霜と炎」「霧笛」など、ブラッドベリ自身が16編を自選した珠玉の短編集。


「ウ」は宇宙船の略号さ
初期の終わり
霧笛
宇宙船
宇宙船乗組員
太陽と金色のりんご
雷のとどろくような声
長雨
亡命した人々
この地には虎数匹おれり
いちご色の窓

おくりもの
霜と炎
タイム・マシン
駆けまわる夏の足音

 以前読んだ長編「華氏451度」とはまったく違って、たくさんの短篇を味わえる1冊。ベースはもちろんSFなのだけれど、中には幻想的・家族的テイストがあったりとなかなかバラエティに富んでいました。中でも印象に残った作品をいくつか。

「ウ」は宇宙船の略号さ
 一番好きな作品かも。宇宙飛行士になりたい!という夢を抱く少年。その瑞々しい感性と純真な願望が読んでいて胸に沁みる。
 夢をかなえたいけれどかなうかどうかわからない。その焦れた心情と実際に夢が実現しそうになる喜び。少年の複雑に絡む心理描写が秀逸。特に母親との別れの際、彼女の「今度会う時は、もうおとなね……」というセリフに涙腺が崩壊。少年の日へのノスタルジーを強烈に感じる作品。
宇宙船乗組員
 家族のうちで一人だけ宇宙に行けるとしたら? 騒然とする家族のために一計を案じた父親は?
 家族愛を感じさせるハートフルストーリー。
亡命した人々
 冒頭からいきなり「マクベス」の三魔女が登場し、その後も「ドラキュラ」「フランケンシュタイン」等有名作が登場し、さらになんとエドガー・アラン・ポーまでが登場するという驚きの連続。しかも舞台は火星。SFと古典のコラボという異色作。
おくりもの
 宇宙旅行中で迎えたクリスマス。プレゼントを期待する子供に送った両親からのプレゼントはなんと宇宙に煌めくクリスマスツリーのような数多の星々の情景。
霜と炎
 日中の寒暖差が激しく、人間が生活できる時間帯は日没と夜明けの数時間だけという過酷な条件下の惑星。その影響で人間の寿命が恐ろしい早さで縮まり、それとともに成長も恐ろしい速度で進む。そんな環境でいきる少年と少女の決死の惑星脱出譚。一種の叙事詩を読んでいるようだった。

 などなどブラッドベリの作品の魅力を堪能できました。特に思ったのが「家族」をテーマにした作品が多いなあということ。変に理論的なSFばかりではなく、そういった温かみのある作風が人気の秘密なのかもね、としみじみ思ったのでした。

ウは宇宙船のウ (小学館文庫)ウは宇宙船のウ (小学館文庫)
(1997/08)
萩尾 望都

商品詳細を見る

 こちらも有名だよね! ブラッドベリの原作を萩尾望都がコミカライズ。
 これを機に読んでみようかな~。


blogram投票ボタンにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ人気ブログランキングへ
☆いつも応援ありがとうございます☆ 
スポンサーサイト
Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : ブラッドベリ
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

* by ひいち
あ。私、萩尾さんのコミックでまずよんでみたいなぁ♪
それから、ゆっくり本物(?)を楽しみたい(>∀<)

今萩尾望都さんの「音楽の在りて」を読んでいるところで~す(^∀^)

Re: ひいち様☆ * by 惺
こんばんは!
コミック面白そうだよね!
小説はちょっと難しい部分もあったりしたのだけど、
コミックだとすんなり理解できそう♫
「音楽の在りて」は萩尾さんの小説があって
すごく豪華な本だよね☆


個別記事の管理2010-08-02 (Mon)

ご訪問ありがとうございます☆

華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)
(2008/11)
レイ ブラッドベリ

商品詳細を見る

 初レイ・ブラッドベリ。有名なSF作家・作品ですが、今回始めて読みました。トリュフォーもかつて映画化していたとのこと。その映画も面白そうです。以下ウィキよりあらすじ。

舞台は、情報が全てテレビやラジオによる画像や音声などの感覚的なものばかりの社会。
そこでは本の所持が禁止されており、発見された場合はただちに「ファイアマン」(fireman ― 本来は『消防士』の意味)と呼ばれる機関が出動して焼却し、所有者は逮捕されることになっていた。
(表向きの)理由は、本によって有害な情報が善良な市民にもたらされ、社会の秩序と安寧が損なわれることを防ぐためだとされていた。
密告が奨励され、市民が相互監視する社会が形成され、表面上は穏やかな社会が築かれていた。だがその結果、人々は思考力と記憶力を失い、わずか数年前のできごとさえ曖昧な形でしか覚えることができない愚民になっていた。

そのファイアマンの一人であるガイ・モンターグ(Guy Montag)は、当初は模範的な隊員だったが、ある日クラリスという女性と知り合い、彼女との交友を通じて、それまでの自分の所業に疑問を感じ始めた。
ガイは仕事の現場で拾った数々の本を読み始め、社会への疑問が高まっていく。そして、ガイは追われる身となっていく。

 いわゆる「焚書坑儒」のハナシなのかな? 「図書館戦争」っぽいノリ? と思いきや、テーマはもっと重く深かったです。主人公モンターグの思想の転換・内面の成長のハナシといったところでしょうか? 
 一度読んだだけではこのハナシの全貌を理解するのは難しい。ウィキの解説を読んでやっとこの小説の底辺に流れる深いテーマが少しだけ理解できたかな?と言う印象。

 とある事件をきっかけに、自分の仕事と社会にふとした疑問を抱くモンターグ。読書を禁じられた社会において、その禁忌を犯し書物の魅力に惹かれていく彼。それをきっかけとして社会に対する疑問は彼の裡に大きく根を張ってゆく。
 中盤からの畳みかけるような急展開にはハラハラさせられ、ラストでのようやく巡り逢えた同胞とモンターグの会話には、本好きとしては思わず頷いてしまうシーンも。

 もっとSFアクション的な内容を想像していたのですが、まるっきり違いました。作者の鋭い当時の社会批判(特にテレビ文化に対して)がこのような形として昇華されていることに脱帽。
 本が読めなくなる社会なんてな~。書店も図書館もお役ゴメンなの? そんな世界ヤダな~。と個人的に思ってしまいました。
 当時のテレビの普及に危機感を抱き、何とかして活字文化を存続させてゆこうという、作者のもう一つのテーマが隠されているのかな~と思いつつ読了いたしました。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
blogram投票ボタン

Theme : SF小説 * Genre : 本・雑誌 * Category : ブラッドベリ
* Comment : (0) * Trackback : (0) |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。