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個別記事の管理2012-08-08 (Wed)

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(2012/02/02)
ジャレド・ダイアモンド

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 ようやく下巻に突入。ふー、なかなか専門的で難解な部分もありました。以下BOOKデータベースより内容。

なぜ人類は五つの大陸で異なる発展をとげたのか。分子生物学から言語学に至るまでの最新の知見を編み上げて人類史の壮大な謎に挑む。ピュリッツァー賞受賞作。朝日新聞ゼロ年代の50冊2000年~2009年に刊行された全ての本の第1位のに選定された名著。

 あれ、上の内容、たいしたものではなかった…。
 なぜユーラシア大陸が世界で先進的な進化を遂げたのか。この命題に対する答えはほぼ上巻で出てしまったような気がするので、下巻はいわゆる「まとめ」的な内容だったような。
 自分的に面白く読めたのが以下の章。

第12章 文字をつくった人と借りた人
 人類最古の文字・楔型文字の詳細からどのようにして文字が世界に伝播していったのか。
 我々日本人を見れば一目了然。要は文字を「借りた人」という概念がなかなかユニークで目からウロコ。自分達が使っている漢字も中国からの借り物だもんね。そこから派生してひらがな・かたかなという独自の文字を開発してるし。これはお隣の韓国も同様で、やはり漢字を借りてきてやはりハングル文字を発明しているものね。これが 世界的規模で行われたと考えれば文字の伝播・発達のしくみがわかるというもの。
第13章 発明は必要の母である
 このタイトル、普通は逆だよね。「必要は発明の母」が慣用句となっていると思うのだけど。
 この章の内容もかなり刺激的で、本書によると

実際の発明の多くは、人間の好奇心の産物であって、何か特定のものを作りだそうとして生みだされたわけではない。発明をどのように応用するかは、発明がなされたあとに考えだされている。

 という件がかなり興味深かった。
 あの発明王・エジソンが発明した蓄音器は、本来の用途として盲人用の本の朗読の録音用であり、音楽の録音再生として使用することに最初は不本意だったという。発明本来の目的とは違う、応用された使用法が広く伝播してしまった良い例として挙げられていたことにやはり目からウロコ。
第16章 中国はいかにして中国になったのか
 ユーラシア大陸とほぼ同等の面積と文明をもっていた中国。その中国が世界の覇権を握っていたとしても何の不思議もなかったのに、そうならなかったのはなぜか? 
 その疑問を明快に提示している作者の見解に納得。端的に言うと唯一絶対の君主が治めている国は、なかなか発展しづらいとのことらしい。

 などなど、自分の知らなかった事実とかエピソード満載の1冊でした。
 上巻の冒頭での、著者がニューギニア滞在時に知り合ったひとりの政治家に問われた疑問もラストにきちんとその回答を出してます。
 もうもうなるほど、そうなのか。と納得するしかないね、これは。
 かなり読み進めるのに苦労したけれど、読了してしまった今はなんだか旅をしてきた気分。
 本格・充実の教養書でしたね。たまにはこのような本を読むのも自分の肥やしになるのかなあと。いや、なってほしいゾと。


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個別記事の管理2012-07-28 (Sat)

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(2012/02/02)
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 タイトルが良いよね。しかし手に取ってみて一体何について書かれた話なの? とちょっと疑問に思ったりして。以下BOOKデータベースより内容。

なぜ人類は五つの大陸で異なる発展をとげたのか。分子生物学から言語学に至るまでの最新の知見を編み上げて人類史の壮大な謎に挑む。ピュリッツァー賞受賞作。

 上巻読みつつ、まさか人類史について書かれた作品だとは夢にも思わず。その内容といいスケールといい壮大で圧巻。世界史の教科書でしか知らなかった人類史の知識を進化生物学を修めた著者により、歴史科学的に検証してゆく本作は自分にとって目からウロコの内容で驚きの連続。

 なによりこの著作執筆のきっかけというのが、著者がニューギニア滞在時に知り合ったひとりの政治家に問われた疑問。
「あなたがた白人は、たくさんのものを発達させてニューギニアに持ち込んだが、私たちニューギニア人には自分たちのものといえるものがほとんどない。それはなぜだろうか?」
 この疑問をきっかけとしてニューギニア人と欧米人との生活格差、ひいては人種、地域の格差などが歴史的になぜ生じたのかを解き明かしてゆく──という冒頭の展開がなるほどわかりやすいし、内容にすんなりと入っていける。
 端的に言うと、
「ヨーロッパ人(ユーラシア大陸)がなぜ他人種(他大陸)より抜きんでてめざましい進化(侵略)を遂げることができたのか」
 という内容に尽きるのだけどね。かなり詳細な資料と見解が述べられていて説得力は充分にある。←あたりまえか。

 ヨーロッパ優位の具体的な歴史的事実が、インカ帝国を侵略したスペインのエピソード。
 規模にも数にも圧倒的有利な立場であったインカ帝国が、弱小スペインの少数軍になぜ負けてしまい、やすやすと侵略を許してしまったのか。
 著者はそれを知識と技術と経験の差だと解き、さらにスペイン(ヨーロッパ)が持ち込んだ銃器・鉄器、さらに軍事技術、そしてユーラシアの風土病・伝染病による免疫であるという。さらにヨーロッパが世界各地を征服できたのもこれら「銃・病原菌・鉄」のおかげ(?)であると結論づけている。まさに本書のタイトルがそれを象徴しているのねと納得。

 原初、同じ進化を遂げてきた人類が、いつからユーラシア大陸(ヨーロッパ人)が突出して優位な進化を遂げたのか? 他大陸(他民族)とのその違いは一体何なのか? 食料生産・家畜・病原菌などのあらゆる論述と観点から述べる著者の見解はなるほど鋭い。
 途中、あまりに専門的な論述に自分はちょっと流し読みしてしまったけれど、人類(文明)征服の歴史の象徴として「銃・病原菌・鉄」を挙げる作者の着眼点には瞠目。もっと小説的な内容なのかと思っていたら、ガチ文化人類的・歴史的な学術書のような内容で正直慌てた(笑)
 下巻も予約済み。一体どんな内容になるのか。他評では上巻に比べるとイマイチっぽいらしいが、まだまだ人類の謎は残ってるしね。せっかくだから挑戦してみます!


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