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個別記事の管理2012-11-06 (Tue)
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カンパニュラの銀翼カンパニュラの銀翼
(2012/10/24)
中里 友香

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 書店で平積みされていて一目ボレ。ジャケ画に参りました!以下BOOKデータベースより内容。

1920年代後半の英国―エリオットには秘密があった。
資産家の子息の替え玉として名門大学で学び、目が見えなくなった「血のつながらない妹」のため、実の兄のふりをして通いつめる日々。そんなエリオットの元に、シグモンド・ヴェルティゴという見目麗しき一人の男が現れる。物憂い眩暈。エレガントな悪徳。高貴な血に潜んでいる病んだ「真実」―精緻な知に彩られた、めくるめく浪漫物語。第2回アガサ・クリスティー賞受賞作。


 新人作家さんということで。まったくそんな雰囲気はなく。圧倒されました。その豊富な知識と筆致に。
 雰囲気は抜群なんですよ。1920年代のイギリスを背景に、日本人作家が書いているとは思えないほどディティールやガジェットが凝り過ぎてて。
 まずメインキャラであるシグモンドが謎めいた美青年というのでもうお約束。それともう一人、彼と対をなすようなオーグストでありベネディクト。このミステリアスな二人が織りなす葛藤と確執の物語とでもいうのか。

 アガサ・クリスティー賞受賞作なので、一応ミステリー作品にカテゴライズされると思うのだけれど、自分的には幻想文学として読んだ。正直ミステリ部分は弱いというか。超常現象に絡むトリック?だったので、少し難解でうーん、ミステリとしては自分的にはイマイチだったかな。
 ただ、幻想文学的なテイストはもう充分で、作者の独特の世界に酔わされました。少しオカルティックな部分もあるかな。でも少しも不気味・不快感はなく、気品ある舞台設定がある意味往年の少女マンガ(特に24年組☆)っぽいイメージを抱かせる。

 発売されてすぐなのであまり細かい感想は控えるけれど、ミステリー・幻想・冒険・オカルトといった、様々な要素が渾然一体となった上質の作品といったカンジでしょうか。
 特にラストのシグモンドとオーグストのエピソードはまさかの冒険譚というか、なるほど!と思わせる爽快なストーリー。それまでのエピソードとはガラッと雰囲気を変えた意表を衝く展開にビックリ。最後の謎解きに賭ける二人の行き詰る描写が迫力あったし。タイトルもここにきて、そうだったのか!と納得。

 ただ、シグモンドとオーグストの関係性がね、ちょっと使い古されているというか。時空を生きる(あー、ネタバレか)対極の存在というのがね、ありふれてて新鮮味に欠けてるかなと。さらに作者の知識が豊富で専門的すぎて、自分にはわかり辛かった部分も。もう少し平易な設定にしてくれたらさらに面白く読めたのかも…いや、きっと自分の読解力がないだけなのだな。

 重厚な作品というのが読了後の感想でした。素晴らしいというか。この手の雰囲気と設定が好きな方にはたまらない作品かなと。ものすごくスケール大きい作品でした。


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Theme : 推理小説・ミステリー * Genre : 本・雑誌 * Category : 中里友香
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* by ひいち
こんにちはー☆

わぁお。私もこのジャケ画スキだわぁ~(>∀<)
要素が色々なのね・・・私には難しいかな?今度チラ見してみよう・・・(笑)

Re: ひいち様☆ * by 惺
こんばんは!
素敵なジャケ画だよね!
ホント内容はいろいろ詰まっててもうもうお腹いっぱい。
どちらかというとお耽美なカンジで 笑。
素敵世界に浸れますー!

* by ひいち
お耽美系なのねっ(>∀<)スキスキ!!

Re: ひいち様☆ * by 惺
こんばんは!

> お耽美系なのねっ(>∀<)スキスキ!!

そうなのです!
メインキャラの二人にクラクラしちゃいます!


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