03≪ 2017/04 ≫05
123456789101112131415161718192021222324252627282930
個別記事の管理-------- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
* Category : スポンサー広告
|
個別記事の管理2013-05-07 (Tue)
ご訪問ありがとうございます☆

グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)
(2001/12)
神林 長平

商品詳細を見る

 やっと読み終わった!約630ページの分厚さだったけれど、食い入るように一気読み!面白すぎるでしょ!以下BOOKデータベースより内容。

突如、地球への侵攻を開始した未知の異星体ジャム。これに対峙すべく人類は実戦組織FAFをフェアリイ星に派遣、特殊戦第五飛行戦隊に所属する深井零もまた、戦術戦闘電子偵察機・雪風とともに熾烈な戦闘の日々を送っていた。だが、作戦行動中に被弾した雪風は、零を機外へと射出、自己のデータを最新鋭機へと転送する―もはや人間は必要ないと判断したかのように。人間と機械の相克を極限まで追求したシリーズ第2作。

Ⅰ ショック・ウェーヴ
Ⅱ 戦士の休暇
Ⅲ 戦闘復帰
Ⅳ 戦闘意識
Ⅴ 戦略偵察・第一段階
Ⅵ 戦略偵察・第二段階
Ⅶ 戦意再考
Ⅷ グッドラック


 ハリウッドで実写映画化されるようで。
 トム・クルーズ主演とかなんとか。もちろんブッカ―少佐だよね。トム氏は。だとしたら零は一体誰なんだ!
 短篇集だった前作とは打って変わって、今回はどの作品もほぼ中篇作。なのでかなりボリュームある内容。最初はうっ読み切れないかも…と不安になったけれど、読み始めたら面白すぎて止まらなかった。前作は華麗なる序章といったカンジで、今作は充実のクライマックスかな。

 前作のラストで雪風がグレードアップするために排除されたパイロット零。植物人間となり、意識はなかなか戻らず。雪風は新たな機体を得て華麗に復帰し、パイロット不在の無人飛行を展開。零と雪風の絆はそれまでなのか? と思いきや、新たな、それでいて予想外の敵の攻撃が。
 よもやの危機に陥った雪風。窮地の中、意識不明の零の覚醒を促したのは紛れもないその雪風自身。零の雪風による復活シーンが静かな感動でもう読んでいてハラハラドキドキだったよ、ホントに。

 未知の敵ジャムとの遭遇によって冷酷だった零自身に精神的変化と成長が。新たに登場したキャラ、零の精神面のケアを担当するエディス・フォス大尉との確執から理解に至るまでの交流と零のフライトオフィサ(サブパイロット?)に任命された桂城彰との関係も気になるところだし。

 謎めいたジャムが繰り出す「人間のコピー」が今作は重要なキーポイントとなっていて。自身でも知らぬ間にコピー化されていたパイロット矢頭と零の切ない心の交流を描いた「Ⅰショック・ウェーヴ」が個人的には好きな話。
 さらに今回は雪風と零のリアルな交流が読みどころ。雪風が翻訳ソフト(のようなモノ)を通して図る零との様々な意志疎通が読ませどころというかなんというか。戦闘機(機械)と人間というカテゴリーを軽く超越した互いの信頼関係がさらに強固になったというね。
 零と雪風との関係を互いが自己の一部であると認め、彼等を結び付けているのはすなわち「愛する」という能力であり、ジャムに対抗する手段は人間と機械との愛=複合生命体なのだと諭すフォス大尉の言葉がとても印象的。

 ラストがね、いよいよジャムとの最終決戦に向けて発進する零と雪風のシーンなのがまた巧くて。飛び立つ雪風に向かって放つであろう言葉がそのままタイトルになっているというね。憎いくらいのキザさですね。いまさらながら名作だと。次作も楽しみです。

人気ブログランキングへにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへblogram投票ボタン
いつも応援ありがとうございます☆
スポンサーサイト
Theme : SF * Genre : 本・雑誌 * Category : 神林長平
* Comment : (0) * Trackback : (0) |
個別記事の管理2013-03-17 (Sun)
ご訪問ありがとうございます☆

戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫 JA 183)戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫 JA 183)
(1984/02)
神林 長平

商品詳細を見る

 おおう! 書影がないのが残念…。 
 以前から興味があった作品。タイトルがイカしてます。以下BOOKデータベースより内容。

南極大陸に突如出現した超空間通路によって、地球への侵攻を開始した未知の異星体「ジャム」。
反撃を開始した人類は、「通路」の彼方に存在する惑星フェアリイに実戦組織FAFを派遣した。戦術戦闘電子偵察機・雪風とともに、孤独な戦いを続ける特殊戦の深井零。その任務は、味方を犠牲にしてでも敵の情報を持ち帰るという非情かつ冷徹なものだった―。
発表から20年、緻密な加筆訂正と新解説・新装幀でおくる改訂新版。


 こ、これは期待通りの面白さでした! 以前読んだ神林作品「あなたの魂に安らぎあれ」はわりと優しいタッチのSFだったのだけれど、こちらはハード&スピーディーなカッコよさ。戦闘機の魅力が充分に堪能できました。
 なんたってタイトルにある雪風がいい。もちろん人間ではなく「大型戦術戦闘機」なのだけれどね。人工知能が登載された無敵の戦闘機。シルフィードと名付けられ、妖精に例えられる「彼女」とそのパイロットである深井零とのコンビは最高。特に零は雪風を愛機とし、まるで自分の半身として認識しているというね。まるで恋人のようだ。
 その零と雪風をめぐる異星体ジャムとの戦いが描かれた連作短篇集。短篇なのでとても読みやすく切れのある作品ばかりで楽しめた。
 自分的に印象に残った作品をいくつか。

インディアン・サマー
 ジャムとの戦いで起こった不可思議な事件を調査するよう命令された零と技術屋のトマホーク・ジョン。ジョンは心臓が機械でできたサイボーグ。その彼と敵陣に潜入するもジョンはジャムによって殺されてしまう。非人間のみをターゲットとするらしいジャム。自分が人間なのか機械なのか葛藤していたジョンの心情を思い量り涙する零。冷徹な性格のはずの零が他人の死に対して流す涙にグッときた。

フェアリィ・冬
 何の変哲もない一人の平凡な男天田。除雪を担当する彼に最も名誉な賞が贈られる。それに対し不審の眼を向ける天田。自分の受賞には何かきっと裏があるに違いないと思いながらも不慮の事故で命を落とす。天田の受賞にはやはり裏があり、そこには全能コンピューターの無能な人間を斬り捨てるという無情な働き掛けがあったのだ。人間が機械に取って代わられる未来を暗示するかのようなラストにゾッとした。

スーパーフェニックス
 全戦闘機無人化のため雪風を降りることとなった零。最後のフライトでまさかの敵機に撃墜された零と雪風はジャムに囚われる。そこで知った驚愕の事実。人間VS機械の様相を呈してきたジャムと地球の戦い。敵陣からの決死の脱出を試みる雪風と零。しかし雪風はパイロットの零を排除するという予想外の反応を見せた…。それは危機を知った雪風が零の身を案じてとった行動なのか、それとも自分が再び甦るための無情な措置だったのか。余韻が残るラストがものすごく印象的だった。

 戦闘機・雪風と零の固い絆を描くのかと思いきや、実はそう甘くなく考えさせられるストーリー。機械と人間の共存はあるのか。知性を持った機械は人間にとって脅威となり得るのか。雪風を女性、特に妖精として比喩した描写もとても魅力的で作者のセンスの良さを感じた。
 続編があるとのことなので、是非是非読んでみたいと思った。久しぶりに読んでいてアツくなった作品だった。

人気ブログランキングへにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへblogram投票ボタン
いつも応援ありがとうございます☆
Theme : SF小説 * Genre : 本・雑誌 * Category : 神林長平
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

* by ひいち
あう(><)イメージなし?なんだぁ~。
ツイッターで見て興味津々で、こちらでのレビュー楽しみにしていの♪続編もあるのねっ☆☆

Re: ひいち様☆ * by 惺
こんばんは!
そうなの…残念ながら…。
結構渋い表紙だったよー。
面白かったからよければぜひぜひ!
カッコ良いよ~^///^

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。