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個別記事の管理2011-07-23 (Sat)

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恋文の技術恋文の技術
(2009/03/05)
森見 登美彦

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 ひさしぶりの森見作品。なんとも古風なタイトルに惹かれました。以下BOOKデータベースより内容。

一筆啓上。文通万歳!
――人生の荒海に漕ぎ出す勇気をもてず、波打ち際で右往左往する大学院生・守田一郎。教授の差し金で、京都の大学から能登半島の海辺にある実験所に飛ばされた守田は、「文通武者修行」と称して、京都にいる仲間や先輩、妹たちに次から次へと手紙を書きまくる。
手紙のなかで、恋の相談に乗り、喧嘩をし、説教を垂れる日々。しかし、いちばん手紙を書きたい相手にはなかなか書けずにいるのだった。
青春の可笑しくてほろ苦い屈託満載の、新・書簡体小説。


 書簡体っていうのが新鮮でしたね。でもまさか全文それで通すとは思わず。飽きさせずに一気に読ませてしまうのが作者サンの手腕だとつくづく思った。
 もうね、彼、守田クンのなんともシャイなトコロが最高! ある意味いじられキャラかな? とも。特に大塚サンとの壮絶で熾烈に交わされる激しい書簡攻撃の件にはもう爆笑!! ドS系の大塚サンには敵うべくもなくあえなく玉砕してしまうところがね、かわゆす。

 森見サン、どうしてこう「情けなくてシャイで桃色煩悩?に思い悩みなぜか強めの女子に弱い」男子を描くのが巧いんだろう? 
 思わずしっかりしろよ~・ガツンと行けー! と喝を入れてしまいたくなってしまって……俗に言う、感情移入。そうそう、完璧に感情移入してしまっていて……憎めなくて愛すべきキャラだよね。妹にもちょっとナメられちゃっているところもね……でも、優しい兄なんだよね。ソコもポイント高し!!

 守田クン、せっせと友人・知人と文通していきますが、最初慣れなくてんん? イマイチわけがわからんゾ! と思っていたけど、次第にそれぞれの手紙の内容とキャラ達ががリンクしていくという展開が見事! その登場するキャラ達も超・個性的な面々ばかり。
 一番強烈だったのが、守田クンと一番仲のよろしい小松崎クン。何故か自分の勝手な想像では彼はキモカワ系かなって。マシマロマシマロって連発しているから自然と脳内でそう変換されてて……。

 で、一番バカバカしくて爆笑したのが第九話。意中の彼女、伊吹さんへの恋文の失敗書簡集!!!
 もう、作者サンのお遊びというか、サービスというか、そのバラエティに富んだ書簡の数々に呆れるか笑うしかなかった!!
特にあの有名な「詩」!! もうダメでしょ、アレ。作者サン、錯乱状態に陥ったのかと思ってしまったし。
 あんな詩送られたら即ゴミ箱行き確定だと思う(失礼!)……♪ラブリーラブリーこりゃラブリーとか♪……末期でしょ。笑えるけど。

 迷える青年・守田クンがさまざまな人物との文通を通して思い悩み悟りをひらいて、やっとこさ想いを寄せる伊吹サンへとしたためた恋文が超・感動モノです。
 結局は自分の想いを伝える恋文にこざかしい技術はいらない、ということなんでしょうかね。
 できれば伊吹サンの返信も読んでみたかったけど……。なんとも清々しい青春ストーリーでした。
 自分的にいちばん楽しめたのは各書簡末尾の宛て名と署名。ここにも作者サンのユーモアとサービス精神を感じました。


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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 森見登美彦
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登美彦氏さいこ~ * by チルネコ
これもまた今までにない登美彦氏の小説の形でしたね^^よもや書簡体で全編うめちゃうだけでなく、一方的からの手紙なのにここまで状況を伝えるのも凄いですし、時間軸を細工したりするところも素晴らしい!僕も同じく失敗書簡の箇所が抱腹絶倒でした^^恋文の技術はどうあれ、小説の技術は絶品ですね(笑)

森見だ~!! * by 読書系女子
マシマロくんがキモカワ系!!www
きっとそうだ!ぜっったいそうだっっ!!って思っちゃいました。そのマシマロくんの恋が先に成就しちゃうんでしたよね~
森見作品読むとなんか幸せになれます。不思議。

* by まいまい
何ともかわいらしいお話ですよね。
一気にもりみーの魅力につかまってしまいました。
ホント、伊吹さんへの恋文では爆笑でした。
サービス精神を感じますよね~。

Re: チルネコ様☆ * by 惺
こんばんは!
> よもや書簡体で全編うめちゃうだけでなく、一方的からの手紙なのにここまで状況を伝えるのも凄いですし、時間軸を細工したりするところも素晴らしい!
やっぱり森見氏はSF脳というか、緻密な構成力が素晴らしいなと。
それぞれバラバラにみえたエピソードを
最終的に1つに収斂させてゆく手腕はスゴイですよ!!

> 恋文の技術はどうあれ、小説の技術は絶品ですね(笑)
ホントにその通りですね。
チルネコさん、上手い!!
さっそくのコメントありがとうございました☆

Re: 読書系女子様☆ * by 惺
こんばんは☆
> マシマロくんがキモカワ系!!www
> きっとそうだ!ぜっったいそうだっっ!!って思っちゃいました。そのマシマロくんの恋が先に成就しちゃうんでしたよね~
侮れないぞ、マシマロくん。
意外とモテてしまうのもキモカワである証拠?

> 森見作品読むとなんか幸せになれます。不思議。
やっぱ作者サンの読者に対する「愛とサービス」を感じます。
疲れたココロに森見作品☆ 癒されるー!

Re: まいまい様☆ * by 惺
こんばんは♪
> 何ともかわいらしいお話ですよね。
> 一気にもりみーの魅力につかまってしまいました。
上手いですよね! 
はぁと鷲掴みされてしまいました。
これこそ作者サンの読者に対する恋文なのでは?
技術的に相当なハイレベル!! 

> ホント、伊吹さんへの恋文では爆笑でした。
> サービス精神を感じますよね~。
失敗作が~www
面白すぎました。

私はやっぱり * by 道楽猫
「一級ナメクジ退治士」が好きです(笑)。
で、マシュマロじゃなくてマシマロってとこが良いんですよね。
もう、守田くん頑張れってついついコブシに力入りますね。
モリミー最高!

Re: 道楽猫様☆ * by 惺
こんばんは☆
わはは!
こんなに作中キャラで盛り上がれる作品も珍しいんじゃないか?
しかも自分まで作品に登場させちゃうって……www
久々に森見作品読んだけど、面白さ・バカバカしさ・ほっこり感はそのままだった。
同じくモリミー最高!

個別記事の管理2011-01-31 (Mon)

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四畳半王国見聞録四畳半王国見聞録
(2011/01/28)
森見登美彦

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 森見登美彦の新作。といっても個々に発表された短篇を1冊にまとめたといった趣。以下BOOKデータベースより超・簡単なあらすじ。

狭小な正方形上に、無限に広がるこの王国。純然たる四畳半主義者たちによる7つの宇宙規模的妄想が、京都の町を震わせる! 阿呆らしくも恐るべき物語。

四畳半王国建国史
蝸牛の角
真夏のブリーフ
大日本凡人會
四畳半統括委員会
グッド・バイ
四畳半王国開国史……の阿呆らしい7篇収録。

 タイトルを見てもしや…とは思っていましたが、やはり作者サンお得意の四畳半ワールド全開のハナシでした!
作者サンの他の作品、特に四畳半神話体系新釈 走れメロス 他四篇(天狗とか樋口とか出てきたからこのハナシだよね?)と夜は短し歩けよ乙女の3作とビミョ~にリンクしている部分があるので、これらの作品を読んでいないと面白さ半減?かもです。
 詭弁論部や魚肉ソーセージ、自転車にこやか整理軍(あったよね?)等の重要アイテムはここでも登場。クスッと笑わせてくれるサービス精神!

 真面目にレビューなんてどうしても出来ない…いや、真面目にするのは野暮というもの。
 自分のお気に入りは以下の2作品。
真夏のブリーフ
 日傘を持つ、黄色地に紫の水玉模様のブリーフ一丁の男性を見かけた三浦サンと、その彼女の友人以上恋人未満の鈴木クンとの、おバカなやりとりと一日。
 「水玉ブリーフ一丁で立つ男」というだけで、どうしてこんなバカげたハナシが書けるのか、呆れるよりもむしろ尊敬の域。
 約40ページの中に水玉ブリーフもしくはブリーフという単語が約50回登場。換算すると1ページに必ず1回以上はお出ましになるということで……。限りないブリーフの連発に、もうこうなると自分の脳は刷り込みに近い状態で、男子見ただけで(水玉)ブリーフ連想しそう……。
大日本凡人會
 凡人を目指す非凡人の集いである「大日本凡人會」の面々が活躍するバカげた、それでいてほっこりしたハナシ。
 数学氏・モザイク先輩、凹氏、マンドリン吟遊詩人・丹波氏、無名君の5人が1人の美少女・初音に翻弄される様が珍妙で何故か感動。
 ムチャな導入部から一体どんな展開になるんだ~? と思っていたら、意外や意外、ちょっぴりファンタジックなラストを迎えたことにビックリ! さすが、作者サン!!

 四畳半を住処とする男子の妄想炸裂の青春が読んでいて清々しい……のか?
 冒頭とラストの2篇、四畳半王国建国史四畳半王国開国史が格調高い文体のクセに内容は限りなくバカバカしい。そのギャップも笑わせてくれます。


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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 森見登美彦
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おおーっ * by 道楽猫
これは是非読みたいんだけども、やっぱり先に他の森見本を読んでおいたほうが楽しめそうですね。
今後のお楽しみにとっておくこととします。

天狗とか樋口とか!! * by 読書系女子
これは!おもしろそう!!
しかし森見版走れメロスが先のようですね。

水玉ブリーフ?(バク)

Re:道楽猫 様☆ * by 惺
こんにちは~☆
他作品とリンクしているモノが多いので、森見作品って。
ある程度読んでからコレにとりかかった方が良いかなあ?
そういう意味ではちょっと不親切かも…作者サンi-229

Re:読書系女子様☆ * by 惺
こんにちは~☆
樋口も天狗もほん~っのちょっとしか出てこないから、
知らなくても読めることは読めるけど……。
あの、小道具?たちは健在ですよん☆

>水玉ブリーフ?(バク)
読み終ってしばらくブリーフ地獄(大げさ!)でした~e-263

読みたい~!! * by 本読み人M
3作全て読んでいますが、『走れメロス』はちょっと内容を忘れかけてるかも…v-356
再読してから『四畳半王国見聞録』読んでみまっす!

Re: 本読み人M 様☆ * by 惺
こんばんは~♪
いつもの森見ワールド全開でした!
なんか、もっと他の作品ともリンクしているようで……。
奥深いのか、内輪ネタなのかよくわからない阿呆らしさでした☆


おぉ!もう読まれたんですか! * by チルネコ
こんにちわ^^僕が風邪でバタンしてたときに記事UPされてたようなので読み逃してましたが、もう読まれたんですね!もちろん、僕も積んでますが、『ペンギン・ハイウェイ』ん時登美彦氏の積読ストックがないと人生の楽しみが一つ減った気になっちゃったので、これはまだ温めてます(笑)でも惺さんの記事が僕を煽る~~ww

Re: チルネコ様☆ * by 惺
こんばんは~☆
風邪大丈夫ですか?
完全復帰されたのなら、なによりです♪

またしても森見パワーにヤられました。
あの世界にあ然としながらも、どうしても読んでしまう妖しい(怪しい?)魅力i-176にとり憑かれてしまって……。
チルネコさんもどうぞゆっくりとご堪能くださいませ!

個別記事の管理2010-06-15 (Tue)

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ペンギン・ハイウェイペンギン・ハイウェイ
(2010/05/29)
森見 登美彦

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 森見登美彦の新刊! 挿画がカワイイ! ということで、勢いで購入してしまいました。今回は京都や大学が舞台ではない、今までとかなり路線違いの作品。以下角川書店新刊案内からあらすじ。

小学4年生のぼくが住む郊外の街に突然ペンギンたちが現れた。
この事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎の研究を始めるが─。

 ざっくりすぎるあらすじですが……何故ペンギン? と最初から度肝を抜かれました。が、この作者サンのことなのでこのくらいのことで驚いちゃいかん、とそのまま読み進めます。
 ものすご~く勉強・研究熱心な主人公アオヤマ君が、友人と共に大量発生したペンギンの謎を解いてゆく……という、少しミステリーあり、SFテイストあり、ファンタジーありの独特な作品ですが、自分は何よりこのアオヤマ君の淡い初恋と成長の物語として読めました。
 そのアオヤマ君の初恋の相手は、近所の歯科医院に勤めるお姉さん。このお姉さんがとっても不思議なヒトで、この作品のカギを握る不思議キャラ。毎回思うことだけど、この作者サンの描く女性って、サバサバしててとっても好感度大。アオヤマ少年とお姉さんの関係がさっぱりしていて、それでいて少~し哀しくてとっても良かった。

 郊外の町、高く聳え立つ給水塔、うっそうと生い茂る森(通称ジャバウォックの森!)、見渡す限りの草原に球体の海!
 それら雰囲気バッチリアイテムが絡み合って謎を生みだし、その謎を誰にも秘密にしたまま、アオヤマ君とハマモトさん、ウチダ君の子供3人が何とかして解明しようとする。
 秘密基地めいた「観測所」を作って、謎について議論しあう3人が何とも微笑ましい。お約束どおりに登場するイジワルなヤツとか、とっくみあいのケンカとか、独特の不思議ワールドの中にも、まんま子供の時代の懐かしき情景みたいなものを巧く描写していて、思わずノスタルジー感じてしまう。

 と、いいところもありますが、多少難点も。
 はっきり言って、アオヤマ君の一人称語りがとってもオヤジっぽい。とても小学生の語りじゃないな~と思いながら、淡々とまったり展開する序盤~中盤は読むのにちとつらかった。もう少しテンポ早くても良いんじゃないかな~と思ってみたり。
 が、終盤からラストの、アオヤマ君がすべての謎を解いてゆく過程が秀逸。彼のお姉さんに対する淡くて切ない初恋と心の成長が自然に描かれてるし、事件が解決したあとの父親とのやりとりも、また何だかちょっと哲学を感じて、作品をキュッと締めているようで巧いなと。

 ほのぼの感は相変わらずの、森見流、コドモ達のひと夏の経験と成長物語といった感じでした。


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Theme : 読んだ本 * Genre : 本・雑誌 * Category : 森見登美彦
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こんにちは! * by 伊織
おぉ~!
偶然ですが、私も昨日初森見さんを経験いたしました^^
作品は違っていますが・・・^^:
ちなみに「ペンギン・ハイウェイ」は只今図書館にて予約中です。まぁ、蔵書整理があるらしいので、借りられるのはまだまだ先になりそうですが、楽しみにしておこうと思います♪

Re: こんにちは! * by 惺
> 伊織様 e-398

おめでとうございます! どうでした~?
自分の周りでは苦手^_^; っていう人と、好き~という人に分かれます。
結構クセがあるのでね~。
是非レビュー書いてくださいね!
楽しみにしてます☆

NoTitle * by チルネコ
確かにアオヤマ君の語りも人物像も少しアンファンテリブルにすぎましたよね^^。でもやはり『ソラリス』のガジェットを借用した〔海〕のようなものを解明するには、これくらいの科学的思考ができなければならなかったでしょうし、必然かもしれません。そうそう、雑誌でこの創作ノートを拝見したらやっぱホーキング%ペンローズの<特異点>のメモなんかがあったので、これからもSF書く機会あるんじゃないでしょうか。楽しみですね^^TBさせていたdかいましたー。

Re: NoTitle * by 惺
>チルネコ様v-353
森見氏にSFかあ……意外な組み合わせ。ある意味楽しみですけどね☆

実は自分もTBさせて頂いたんですが、一度チルネコさんのブログ確認した時は上手く反映できてなかったみたいで……。
ま、とにかくTBありがとうございます!! 嬉しいです☆

個別記事の管理2010-04-17 (Sat)

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四畳半神話大系 (角川文庫)四畳半神話大系 (角川文庫)
(2008/03/25)
森見 登美彦

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 中村佑介氏のイラスト可愛いな~。
 さてさて、前に読んだ作品が「ロリータ」という、とっても濃すぎる内容だったので、まるで正反対の淡白なこちらはもうあっさりと読了できました。癒されました~。
 内容はというと、ずばり「パラレルワールド」モノでした。SFかと見紛うばかり。意外です。

第一話 四畳半恋ノ邪魔者
第二話 四畳半自虐的代理代理戦争
第三話 四畳半の甘い生活
最終話 八十日間四畳半一周

 主人公「わたし」のもし~、たら~、れば~全開の4話収録。
 大学に入学したばかり、薔薇色のキャンパスライフを目標に掲げた「私」が、入ったどのサークルにも馴染めずにあえなく希望は打ち砕かれ、悶々と過ごす日々。拠り所は下宿の4畳半という小宇宙。そしてその「私」の周囲にはびこるのは例によって奇怪な面々。
 第三話までは構成もなんじゃこりゃ? くどいぞ? と頭をひねったけれど、すべてはパラレルワールドだったというオチ。そしてその世界は最終話で見事連結。
「私」の日常生活に突如現れた4畳半から抜け出せない地獄。ドアを開けても窓をあけてもそこはすべて4畳半。外出もできず、フロにも入れず、自宅に居ながらにしてなぜかサバイバル生活。そのものすごい常軌逸脱さ加減にもう爆笑!
 連綿と続くその不毛の日々の中で「私」は突如として悟る。この4畳半地獄に比べたら今までの生活はなんと天国だったことかと。

 重要なワキキャラ、極悪人小津クンにざっくりした明石サン。ヤバい人形を愛でる城ヶや酒乱?の羽貫サン、師匠の樋口等々奇妙で個性豊かなキャラクターが縦横無人に駆け回り、めいぐるみのもちぐまに猫ラーメン、魚肉ソーセージといったこだわりのアイテムもいい味だしてる。なんか一昔前の大学生の雰囲気がぷんぷんと立ち上ってきて、その古風さが京都の街の描写とぴったりハマッってなんともいい風情。

 バカバカしくて、でもなぜかほっこりとするモリミーワールド。もうすでに病みつきです。


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 アニメ15日からだったのね~。ちッ見逃した!
 でもコレ、どんなアニメになるのか楽しみというか恐ろしい……。香織サンなんてどうすんだろ?

 フフフ……15日じゃなかった! しっかり録画できたわ~
 観るのが楽しみ~!

観た~! 作画が高レベルでスゴッ! 小説の世界観がまんま出てるし~素晴らしいゾ!
 声優陣もなかなか合っているかと。特に明石サン役の坂本真綾なんかピッタリだ! 師匠はしんちゃんの父ちゃんでしょ? 来週も楽しみだッ!

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Theme : 最近読んだ本 * Genre : 本・雑誌 * Category : 森見登美彦
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

No title * by -
惺さん、こんばんは~!
中村さんの描かれるイラスト私も大好きです♪めちゃくちゃキュートですよね^^
森見さんの本も読みたいと思いながらまだ読んでないんですが、ハマる人はハマると聞いているので、早く読んではみたいんですが、なかなか(x_x;)


そして、私このテンプレ大好きです!
色といい、デザインといいめちゃ可愛いですよね~★

Re: ようこそ~☆ * by 惺
> 伊織さんですよね?

自分は森見さん好きなんですが、あの文体がどうもね~e-263っていう人もいて、好き嫌いが分かれるみたいです。面白いと思うんだけどな……というか、絶対笑えます。自分的にはおススメですよ~。

何をおっしゃります! 伊織さんのテンプレこそゴージャスあ~んどブリリアント!
年を顧みずこんな可愛らしいモノに手を伸ばした自分が恥ずかしい……読みにくくてゴメンナサイe-466

ご訪問ありがとうございました!

個別記事の管理2010-03-27 (Sat)

ご訪問ありがとうございます☆

新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)
(2009/10/15)
森見 登美彦

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 装丁がものすごくほんわかしててイイです。目次の挿画もサイコーです。特に「走れメロス」のブリーフが。

「山月記」
「藪の中」
「走れメロス」
「桜の森の満開の下」
「百物語」

の5篇収録。読了して痛感したのが、オリジナルを読んでいたらもっと楽しめたのに、ということです。

「山月記」  作者お得意の和製ファンタジー仕立て。オリジナルは虎絡みらしいのですがこちらは天狗。独特の古風な語り口が幻想的な雰囲気をうまく醸し出してます。

「藪の中」  イマイチ苦しいかな~という印象。多視点描写は文句無いのですが、訴えかけるモノが何なのか良く判らなかった。

「走れメロス」  表題作のこの話がやはり一番楽しめました! オリジナルのテーマ(人間の信頼と友情の美しさ)とは真逆に突き進んでいくのか? と思いきや、ラストはバカバカしくも、うん、こういう友情もアリだよな~と思わず納得。自分的には次々と目まぐるしく移り変わる京都の街中の描写に脱帽というか、主人公と一緒に追体験したような錯覚に陥ってしまいました~。迸る疾走感に、自分はまったく走っていないのに自然と息ギレしたりして。

「桜の森の満開の下」  これは、やはりオリジナルを読んでないと判らないな~とつくづく思いました。作者サマにはめずらしく大人の男女の関係を描いてます。奥さんの掌の上で知らぬ間に転がされていた主人公の虚無感が上手く表現されているなと。

「百物語」  少し背筋がひ~んやりするハナシ。たそがれてゆく京都の街の幻想的で妖しい雰囲気の中、「森見」が見た「鹿島」は一体何者だったのか? 「山月記」と同じく和製の、こちらはダークファンタジーといった趣の1篇。

 相変わらず、詭弁論部・学祭・林檎飴・ゲリラ演劇等々、おなじみの一連のアイテムが登場して思わずニヤリ。作品の1篇1篇がそれぞれのハナシとリンクしていて、巧みな物語構成に唸ります。



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Theme : 最近読んだ本 * Genre : 本・雑誌 * Category : 森見登美彦
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

* by Friday
惺さん おじゃまします.
ブログへのコメントありがとうございました.
私の日本語がまずくて,情報が上手く伝わっていない可能性があるので,“神曲”の記事を少し手直ししました.
確認しておいていただけると嬉しいです.

では,またお伺いします.
P.S. この本も面白そうですね.是非読みたいと思いました.

Re: ようこそおいでくださいました * by 惺
> Friday様

わざわざありがとうございます! 確認させていただきました。
とても綺麗な版画書籍のレビューに思わずコメントしてしまいました。

こちらこそまたお邪魔させていただきます。

個別記事の管理2010-03-09 (Tue)

ご訪問ありがとうございます☆

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)
(2008/12/25)
森見 登美彦

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 この装丁素晴らしい! レトロムード溢れつつ、作品の主要アイテムひと揃い! センス良すぎだ!
 自分は小説を読むときに、あれば巻末の解説から先に読むのがクセなのです。読む際のポイントが書かれてあったりして、内容を上手く掴むことができるからなんですが。そして例に洩れずこの作品も期待に胸を膨らませて後ろからページをめくりました。
 ……が、解説らしきモノがない あるのは「ハチクロ」の作者羽海野チカ様の可愛らしい見開きイラストのみ。
 ??? 一体ど~ゆ~ハナシなの? イラスト見る限りでは全く理解不能。ま、いっか~と最初からページをめくっていきました。

 と、後はもう怒涛の勢いで押し寄せる爆笑の嵐☆ 悶え死ぬかと思いましたわ。そしてなんと往復の通勤時間でほぼ読み終えてしまいました……ケド、それがものすご~く失敗だった。なんたって電車の中で爆笑をかみ殺せるわけがない! いや、必死で耐え抜きましたケドね。ハタから見ていてかなり怪しいヤツだったと思います……

 主人公は思いこみ激しすぎ「先輩」と不思議系キャラ「私」の大学生(バ)カップル。その2人を取り巻くのは、個性強すぎ・ハチャメチャ・得体の知れないあまたの憎めない町内や大学の友人・隣人・知人・老人達。もうこの登場人物達が皆活きが良すぎ・強烈すぎて夢に出てきそう。うなされそう。

 交互に転換する「先輩」と「私」視点の展開も大成功で、却ってその落差がさらに爆笑を誘う。2人のボケ口調に、このハナシの時代設定は大正時代か? 昭和初期か? と疑って何度も確認したほどです~。

第一章 「夜は短し歩けよ乙女」   酒呑み・酒好きの為の話ですな。「私」のザルぶりが痛快!
第二章 「深海魚たち」       古本市での「先輩」受難バナシ。最後は報われるぞッ!
第三章 「御都合主義者かく語りき」 大学の学祭を舞台にもうハチャメチャ。何故にダルマなん?
第四章 「魔風邪恋風邪」      タイトルは小杉天外の「魔風恋風」のパクリですな。一体どんな風邪じゃ!
 の4話収録。どの作品もギャグ? は高レベル、随所に張り巡らされた伏線は活きまくってるわ(特に第三章)、各キャラはそのまま飛び出してきそうな勢いあるわ(必ず現実にいそうなんだわ~これが)で、もう最高!

 読了してすぐに、「千と千尋の神隠し」を思い浮かべました~。李白さんといい、古本の神サマといい、あの宮崎駿の世界観がバッチリあてはまるかな~と。八百万の神サマと人間が同居していて何の違和感も無い、そんなファンタジーを感じました。 ← 作者サン、日本ファンタジーノベル大賞出身なのね。納得だわ。
 他に山本周五郎賞も受賞とか……え? あの中山可穂女史の「白い薔薇の~」と同じ賞? ウソッ この賞って一体どういう基準なの? 凡人には皆目わからん。

 読了して羽海野チカ様の解説を改めて読んで、も~納得 おともだちパンチやら二足歩行やら詭弁踊りやら赤玉ポートワインやら錦鯉やら……ダルマを追いかける「私」はさながら不思議の国のアリスでしょうか?
 ここまで読んで意味不明の方は(おそらく大多数)是非一読をおススメいたしやす。損はしません、絶対! 偽電気ブランが呑みたくなります☆

 とてもオモチロオカシク読了させていただきました。またこのような素晴らしい本と出逢えますように。
 「なむなむ!」



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はじめまして * by あさきりん
はじめまして(^^)
私も「夜は短し歩けよ乙女」の解説大好きです!
読んだ後、ほわほわしながら眺めてしまいました(笑)

私も電車の中でこらえながら読んだのを覚えています。恥ずかしいけれど、とまらないですよね~

Re:ようこそおいでくださいました☆ * by 惺
> はじめましてe-415
 やっぱ電車の中は辛かったです。でも一度読みだしたら止められないッ!
 もう一途すぎる「先輩」と天下無敵の「私」カップルに惚れましたよ~e-343
 羽海野様のイラスト、まんま雰囲気でてましたよね。アニメにでもしてほしいくらいです。

 あさきりんさんのおススメの本などありましたら、是非教えてください!
 またどうぞお越しください。お待ちしていますe-466

こんばんは♪ * by 本読み人M
私も好きです!この作品♪
図書館で単行本を借りて、その後文庫本を購入してしまいました。
(羽海野チカさんの解説に惹かれて・・・)

個人的にはパンツ総番長がかなり好きです!(実際いたら困りますが)

Re: 本読み人M様、ようこそ~☆ * by 惺
> わ~い! いらっしゃいませ☆
 自分も初・森見登美彦だったんですが、一発でお気に入り作家さんとなってしまいました。
死ぬほどオモチロイ ← しつこいですね~。 パンツ総番長いいですねェ。実は純なトコロがなんとも。自分はやっぱ「私」と、苦労人「学園祭事務局長」でしょうか。女装が是非見てみたいものです。

 またお立ち寄りくださいませ。リンクさせて頂きますe-415 もし×なようであれば、遠慮なくおっしゃってくださいね!

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