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個別記事の管理2011-05-20 (Fri)

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きみのためのバラ (新潮文庫)きみのためのバラ (新潮文庫)
(2010/08/28)
池澤 夏樹

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 リンクさせていただいている 売れてる本ランキングと読書系女子セレクト様 のブログで知った作品です。池澤夏樹氏の作品、児童文学「キップをなくして」を以前読みましたが、こちらはオトナの作品。タイトルとジャケットに一目ボレ!! 以下BOOKデータベースよりあらすじ。

ヘルシンキ、ミュンヘン、メキシコ、バリ、アマゾナス、沖縄…世界の片隅でひっそりと起こる贈り物のような出会いと避けがたい別れ―。
遠く離れて暮らす幼い娘と年に一度旅をする父親。憑かれたように求めあった年上の女医と青年の奇妙な十夜。駅のホームでトランクに腰かけていた黒い瞳の美少女。そして二度と会うことのない彼女のための、一輪のバラ。人生の一瞬が永遠に変わる恩寵のようなひとときを刻みつけた、美しい八つの物語。


都市生活
レギャンの花嫁
連夜
レシタションのはじまり
ヘルシンキ
人生の広場
20マイル四方で唯一のコーヒー豆
きみのためのバラ … 脳殺悩殺される8タイトル!

 あ~、もう、おシャレです。印象に残った作品をいくつか。
都市生活
 オトナの男女のつかの間の出逢いと別れ……の中に何とも言えないユーモアが。こんなシチュエーションになってみた~い!
レギャンの花嫁
 愛する人を突然失った女性。その失意と絶望からの再生を描く。女性の強さが印象的。
レシタションのはじまり
 神話的なハナシだなと。最初はカルメン的な展開で始まり、人類の倫理論を絡めて終わる壮大?な展開にちょっとビックリ。読ませてくれました。
20マイル四方で唯一のコーヒー豆
 幼少時の父親からの虐待を受けた少年の再生物語。心に傷を負いながら必死に父親を庇う少年が痛々しくも健気。
きみのためのバラ
 サイッコ~にお洒落な1篇!! とある男性の若き日の思い出。旅先で出逢った少女とのつかの間の交流。ほのかな愛情の証として少女に手渡す黄色いバラ。

 面白かったです。舞台も沖縄・バリ・ヘルシンキ・アマゾナス…などなど世界各地に設定し、雰囲気も抜群。
 どちらかというと、オトナ向け作品群でしょうか。難しい事を考えずに読むこと、おススメです! アルコール欲しくなります~!! (特にシャンパン ← 読書系女子サマ、パクりました。スミマセン!! 自分的にはビールだけどね~)


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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 池澤夏樹
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

リンクありがと~ * by 読書系女子
大人のための短編集ですよね~
いろんな土地を舞台に書けるのがすごいなぁ、と思います。
ビールもイイですね~v-275

Re: 読書系女子様☆ * by 惺
こんばんは!
いやいやいや~。
大変面白かったです!
自分では絶対見つけられない本かも。
ありがとう、読書系女子サマ☆

個別記事の管理2010-04-06 (Tue)

ご訪問ありがとうございます☆

キップをなくして (角川文庫)キップをなくして (角川文庫)
(2009/06/25)
池澤 夏樹

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 リンクさせていただいている「本読み人Mの日常」様のブログで知った作品です。児童文学というトコロに惹かれて是非読んでみようと思い立ちました。普段まるっきり縁遠いジャンルなので。
 初・池澤夏樹氏だったのですが、このようなハートフルなお話を書く作家さんだったんですね。例によって通勤電車内で読んでいたのですが、ダメでした。涙腺緩むの懸命に堪えました。洟はグスグスするは、涙で字が滲むわで、途中で読むのやめました。家でじっくり読もうと。もうホントに心に染みいる小説でした。以下文庫背表紙よりあらすじ。

改札から出ようとして気付いた。ないない、キップがない! 「キップをなくしたら駅から出られないんだよ」どうしよう、もう帰れないのかな。キップのない子たちと、東京駅で暮らすことになったイタル。気がかりはミンちゃん。「なんでご飯を食べないの?」ミンちゃんは言った。「私、死んでいるの」
死んだ子をどうしたらいいんだろう。駅長さんに相談に行ったイタルたちは──。


 キップをなくしたら「駅の子」となって駅で暮らし、通学する子供たちを守る仕事をしなければならない。
 このイントロから思いっきり引きこまれました。なぜなぜ? と疑問に思う間もなく話は展開。死者と生者が違和感なく共存する世界を描いた上質のファンタジーです。
 主人公のイタル君もキップを失くして、あれよあれよという間に「駅の子」として生活することを余儀なくされます。とまどいながらも個性豊かな仲間達と触れ合い、仕事の厳しさを知り、人の痛みと悲しみを知って少しずつ成長してゆく姿がとてもたくましい。

 それはイタルだけではなく「駅の子」たち皆そうだし、この小説のもうひとりの主人公ともいうべきミンちゃんにもあてはまる。不慮の事故で命を落とし、あちら側(天国)に逝く決心のつかなかったミンちゃんも、「駅の子」との交流によって強くたくましく成長し、やっと自分の進むべき道を選択する。その死者であるミンちゃんを送り出すために(お葬式をするために)「駅の子」たちは全員心をひとつにして北海道へと旅に出る。日常生活において最も遠いところにあるはずの「死」という概念を「駅の子」たちは初めて意識し、驚き、最後にはそれを受け入れてゆく強靭なココロに胸が熱くなる。

 もう、ミンちゃんが健気で、イタル君がいいヤツで、「駅の子」たち全員純粋で憎めないヤツばかりで、いいオトナである自分の涙腺はとてつもなくヤバイことに。

 まだまだキップを鋏で切っていた時代のハナシで、ものすごいノスタルジーそそります。普段何気なく使っている自動改札とかパスモとかが、妙に味気なく思えてくるし。
 日常に疲れ切った、カスカスのこの自分の心が清く洗い流されてゆくようなそんな爽やかで優しい小説です。
 何だか無性に癒されたい。そんなときに是非ご一読を。

 M様、心温まる希少な小説ご紹介いただきましてありがとうございました。



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Theme : ファンタジー * Genre : 本・雑誌 * Category : 池澤夏樹
* Comment : (6) * Trackback : (1) |

* by 本読み人M
楽しんでいただけたようで、うれしいです!
惺さんも電車の中で読んじゃいましたか…実は私も電車の中でグズグズ・うるうるしちゃったクチです。
注意書き入れとけばよかったですねw

Re: タイトルなし * by 惺
> M様

正直こんなにほろっとするハナシとは思ってなかったです。ミンちゃんに参りました、癒されました、ハイ。
ホントに電車内で読む本は無難なモノにしないといけないなァとつくづく思いました。
コメントありがとうございました☆

* by 伊織
こんばんは~^^

このお話、面白そうですね!
最近、児童文学もあなどれないと気付いて手を伸ばしています。
池澤さんのお名前だけは知っていたんですが、まだ読んだことのない作家さんです。

要チェック、です★
惺さん、そしてこの場を借りて本読み人Mさん、本を紹介していただいてありがとうございます~♪

Re: タイトルなし * by 惺
>いらっしゃいませ、伊織様☆

おススメですよ~。皆いい人ばかり登場するところがまたファンタジーなんですけどね。一読の価値アリです。自分のレビューよりもM様のレビューも読まれた方が、さらに一層読みたくなること請け合いですッ! 児童文学とはいえ、オトナも充分に楽しめ、感動できます。

コメントありがとうございましたe-466

はじめまして。 * by 読書系女子
惺様、はじめまして。

惺様と本読み人M様の記事を読んで、この本を読みました。
生きる、ということについてシミジミと考えました。素敵な本でした。

勝手にトラックバックさせていただいたのですが…

Re: はじめまして。 * by 惺
読書系女子様

はじめまして。というか、何度かブログの方にお邪魔させて頂いているので、なんだか「はじめまして」というカンジではない気がします。 ← スミマセン自分で勝手に思っているだけです。

トラバありがとうございます! とっても嬉しいです。
「キップをなくして」いい作品ですよね。絶対自分では選ばないジャンルなので、いろいろな方のブログを読ませて頂くと参考になります。

読書系女子様のトコロにもまたお邪魔させていただきます!
コメントありがとうございましたe-466

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