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蛇行する川のほとり (集英社文庫)蛇行する川のほとり (集英社文庫)
(2010/06/25)
恩田 陸

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 以前から読みたいなーと思っていた作品。ネバーランドと対になっている?(違うかも)らしいとの噂も聞き、さらに興味津々。以下BOOKデータベースより内容。

あの夏の日、少女たちは川のほとりにある「船着場のある家」で合宿を始めた。夏の終わりの演劇祭に向けて、舞台背景の絵を仕上げるために。それは、楽しく充実した高校生活の最高の思い出になるはずだった。ひとりの美しい少年の言葉が、この世界のすべてを灰色に変えるまでは…。そして、運命の歯車は回り始めた。あの遠い夏の日と同じように―。運命の岸辺に佇む少女たちの物語。

 面白かった! 最初からグイグイと引きこまれてしまって。端的に言うと少女4人のひと夏の物語。ありがちなのだけど、独特。一癖ある少女達の話だったかな。
 自分は女子校出身なので、この小説内に登場する少女達のスタンスとか状況とか心理はかなりよく理解できるというか。百合とまではいかないけれど、自分にないものを持っている少女に憧れ嫉妬するキャラの心情はある意味リアリティあるし。あまりドロドロしてなくて程よい匙加減なのも良いかな。

 クラスでも憧憬の的である香澄と芳野。舞台背景を描くために香澄の家で合宿に誘われた毬子。この3人と、ふたりの少年・月彦と暁臣を交えた5人で過ごす夏休み。次第に露わになる過去の殺人事件。平和で楽しそうな合宿シーンから次第にミステリアスでサスペンス的な流れになっていく展開はさすが!
 謎解きの面白さ&少年少女達の危うい関係性と葛藤。緊張感がピンッと一本の線のようにラストまで張りつめていて、ぐっと息を潜めて読んでいくようなスリリングさ。

 3人の少女達の視点でストーリーが展開していく、というのも面白かった。
 少女の世界の特有な感情(特に、同性に対する嫉妬とか憧れとか)が巧みに表現されていて、さらにミステリーの面白さ。ラストの香澄視点で謎解きもあってすっきり。決して甘くなく屈折した青春を送る彼女・彼たち。透明感と諦念(達観かな)を感じさせる青春時代の煌めきをうまく掬いとった作品だなあとしみじみ。好きだなあ、こういう雰囲気。そしてタイトルが文句なく秀逸!

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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 恩田陸
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* by ひいち
こんにちはー☆
今年もよろしくお願いします(^∀^)v
この本大好きで、もう何度も読んでますー♪
でも、「ネバーランド」と対。という、のは考えたことがなかった!!
「ネバーランド」とあわせて再読だわっ

Re: ひいち様☆ * by 惺
こんばんは!
こちらこそよろしくお願いします。

この本人気なのですね!
読んでみてその秘密がわかったような。
恩田さん独特の少女達の世界がね、良かった。
甘くなくて切なくて厳しい。
ホント、何度も読み返したくなる不思議な作品でした。
自分も書いてて、ネバーランド読みたくなってきた 笑

個別記事の管理2012-05-01 (Tue)

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ユージニア (角川文庫)ユージニア (角川文庫)
(2008/08/25)
恩田 陸

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 書店で見た素敵なジャケットに惹かれたのと恩田作品久しぶりだなーと思って挑戦。以下BOOKデータベースより内容。

あの夏、青沢家で催された米寿を祝う席で、 十七人が毒殺された。
ある男の遺書によって、一応の解決をみたはずの事件。町の記憶の底に埋もれた大量殺人事件が、年月を経てさまざまな視点から再構成される。
遠い夏、白い百日紅の記憶。死の使いは、静かに街を滅ぼした。知らなければならない。あの詩の意味を。あの夏のすべてを。


 うーん、面白くて謎めいた読後感。
 自分はてっきりミステリーだと思って読んでいたら思いっきり肩すかし食いました。だって
「日本推理作家協会賞受賞」の傑作ミステリー
 って裏表紙に書いてあったし。あ、でもだからといって面白くなかったわけではなく、逆に早く続きが知りたくて一気読みしてしまいました。

 地方の名家で発生した大量毒殺事件。一家はすべて犠牲となり、唯一の生存者は盲目の美少女。
 犯人と思しき人物が自殺したことで一応の解決をみるけれど、数年後、その関係者であった女性が事件にまつわる1冊の小説を発表したことから、事件が再度注目されることになる──。

 ここからさまざまな人物が登場して過去の事件の記憶を語りだすのだけれど、さまざまな人物のさまざまな視点から語られる謎めいた事件の断片がものすごく面白い。真犯人は一体誰なのか? 疑わしき人物が一応はっきりとしているのだけれど、どうやって犯罪を立証していくのか。迫る刑事に対する犯人。なかなか手ごわい犯人に屈した刑事が晩年になって回想するエピソードも従来のミステリーと趣向が変わっていて面白い。

 自分的には盲目の美少女・緋紗子と真実を追うために小説を書いた満喜子の、二人の女性の物語という印象が。特に満喜子が緋紗子という人物を知るために必死に追い求めた話なのかなと。
 さまざまな人物たちの証言で犯人を炙り出してゆく──といった展開を期待していた自分はあっさりと裏切られました。犯人は誰か? その答えは判然とせず、謎のまま迎えるラストは少し幻想的。
 名家に押し潰されそうになった緋紗子が求めた楽園──それがタイトルでもあるユージニアだったのだと個人的に理解。
孤高の美少女・緋紗子の存在感が圧倒的。あとがきに「ツイン・ピークスのような話」とあったけど、うんうんわかる! 雰囲気出てるなって思った! ミステリー+幻想小説といった読後感。面白かった!


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Theme : 推理小説・ミステリー * Genre : 本・雑誌 * Category : 恩田陸
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こんにちは * by よっちゃん
小生はオカルトホラ-に近いお話と感じました。ソフトなタッチで描かれていますが、なかなか怖い。恩田陸の作品はあまり読んでいませんが、これは第一級ですね。
キリストが悪魔に誘惑される聖書の一説を髣髴させます。

Re: よっちゃん様☆ * by 惺
はじめまして、こんばんは。
自分の一番最初の印象としては横溝正史の世界でした。
少しおどろおどろしくてミステリアスな感じが。
ものすごく捉え難い作品なのだけれど、
なぜか惹きこまれてしまうという不思議な読後感。

>キリストが悪魔に誘惑される聖書の一説を髣髴させます。

キリスト=緋紗子ですか? とすると悪魔は…?
なるほど鋭くて深い読みですね。驚きです。
いろいろな読み方ができる稀有な作品だなあと思いました。
コメントとTBありがとうございました!

個別記事の管理2012-02-02 (Thu)

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夢違夢違
(2011/11/11)
恩田 陸

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 146回直木賞ノミネート作です。あいにく受賞ならず、でしたが面白そうだったので挑戦してみました。久しぶりの恩田作品だったので期待値大で読了。以下BOOKデータベースより内容。

夢を映像として記録し、デジタル化した「夢札」。
夢を解析する「夢判断」を職業とする浩章は、亡くなったはずの女の影に悩まされていた。予知夢を見る女、結衣子。俺は幽霊を視ているのだろうか?
そんな折、浩章のもとに奇妙な依頼が舞い込む。各地の小学校で頻発する集団白昼夢。狂乱に陥った子供たちの「夢札」を視た浩章は、そこにある符合を見出す。
悪夢を変えることはできるのか。夢の源を追い、奈良・吉野に向かった浩章を待っていたものは―。
人は何処まで“視る”ことができるのか?物語の地平を変える、恩田陸の新境地。


 ボリュームもさることながら、内容の重厚さにも大満足でした。
 夢を可視化できるようになった近未来世界(かといって超本格SFではない)が舞台。
 夢を映像としてデジタル化した「夢札」として開発され、心理療法方面で活用することが可能となった社会で、浩章は「夢判断」を職業としている。その彼が密かに想いを寄せていたのは、義理の姉となる結衣子。彼女は予知夢を見ることのできる稀有な存在の女性だった。
 その結衣子が見る夢を巡って、夢か現実か、はたまた日常か非日常か──そのあわいで彷徨う人間模様が描かれる。

 大事故で亡くなったとされる結衣子が十数年を経て浩章の前に姿を現したことからすべてが始まる。自分が見たのは結衣子の幽霊なのか?
 思い迷う浩章をよそに、小学生が原因不明のパニックに襲われるという事件が発生。1クラス分の小学生を襲った「何か」。そこには「夢」が介在していると判断され、浩章は謎めいた刑事・岩清水と共に原因究明することになる──。
 ひとりの少女の鮮明で強烈で不可解な夢・そこに現れる結衣子の姿。そして浩章も何度となく遭遇する彼女の影。突如発生した小学生の集団神隠し、大規模な運転者不在の自動車事故……次々起こる謎の事件に遭遇する2人。次第に浩章は自身の夢と現実生活の境界が曖昧になってゆく。一体結衣子は生きているのか死んでいるのか?

 ホラー+サスペンス+ミステリーの3つの要素が巧くコラボした作品かと。それに少しSF的要素も加味されていて独特の雰囲気を醸し出している。特に「夢札」というガジェットなどは凝っていて、荒唐無稽と感じさせずにむしろリアリティがある。
 終盤、舞台を奈良の古刹に移し、神隠しなどの土着的なテイストもはらんでさらに結末が見えなくなり、読者を迷わす手腕に瞠目。そしてこれも夢か現か判別し難い、けれど思わぬハッピーエンドにそれまでの緊張が一気に解けた感じがした。

 この作品のタイトルとなっている「夢違」とは、法隆寺にある「夢違観音」に由来しているらしい。
 嫌な夢を見た時に祈ると、よい夢に変えてくれるという民間信仰があるとのこと。それはそのまま結衣子の願いであったであろうし、この作品のテーマにも繋がるのではないかなあ、と読了後にしみじみと思った。作者の圧倒的筆力に脱帽&大満足の作品でした。


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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 恩田陸
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* by まいまい
うんうん、この「夢札」ってへんにリアリティがありますよね。10年ぐらいしたら、こんな技術が開発されました~なんて出てきそうです。

けっこう読んでる最中は怖かったです。予知夢が見えるとか夢と現実の協会が曖昧になってくるなんてコワイ(>_<) もうちょっとSFチックな方が私好みかもしれません。

Re: まいまい様☆ * by 惺
こんばんは!
やっと読めました~(>_<)
面白かったです。予想外のストーリーで、どんなラストになるかまったくわからなかったです。
> うんうん、この「夢札」ってへんにリアリティがありますよね。10年ぐらいしたら、こんな技術が開発されました~なんて出てきそうです。
そうですよね。説得力あったなあ!
ここら辺が妙にSFっぽくて、このままSF展開になるのか?って(笑)

> けっこう読んでる最中は怖かったです。予知夢が見えるとか夢と現実の協会が曖昧になってくるなんてコワイ(>_<) もうちょっとSFチックな方が私好みかもしれません。
なるほど!
やはり少しホラー入ってましたよね。神隠しとか幽霊とか。
まいまいサンがおっしゃるようにSF度強めでも
かなり楽しめる作品なんじゃないかなあって思います!

* by Happy Flower Pop
こんにちは。
いつか読みたいなって思ってます。
ちょっと積本増えてしまってしばらく先かも・・。
惺さんもおすすめみたいで安心して読めます^^
予想外な展開なんですね。
楽しみです。

Re: Happy Flower Pop 様☆ * by 惺
こんばんは!
重厚作! というのが読了後の印象でした☆
分厚いけれど、面白くて一気に読んじゃいました。
いろいろな要素が入っててそれをホントに巧くまとめていて…。
さすがノミネート作だなあって思いましたね♪


個別記事の管理2011-01-25 (Tue)

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ネバーランド (集英社文庫)ネバーランド (集英社文庫)
(2003/05/20)
恩田 陸

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 最近通うブッ○○フ。通称・黄色いお店。廉価で綺麗な本がたくさんあって目下お気に入りスポット。そこで見つけたこの書籍。タイトルに一目ボレ。以下文庫裏表紙よりあらすじ。

舞台は、伝統ある男子校の寮「松籟館」。
冬休みを迎え多くが帰省していく中、事情を抱えた4人の少年が居残りを決めた。
ひとけのない古い寮で、4人だけの自由で孤独な休暇がはじまる。そしてイブの晩の「告白」ゲームをきっかけに起こる事件。日を追うごとに深まる「謎」。
やがて、それぞれが隠していた「秘密」が明らかになってゆく。
驚きと感動に満ちた7日間を描く青春グラフティ。


 最初このあらすじを読んだ時、ミステリーものなのかな、と。男子寮で起こる連続殺人事件! みたいなモノを想像していましたが、まるっきり違ってました。見事な青春小説で大変面白かったです!
 主要4人の少年達がとっても個性豊かで魅力的。
 語り手の美国・その美国になんだかんだとちょっかい出してくる寛司・図抜けた天才のクセにテンション高すぎて浮きがちな統・翳りを帯びて大人っぽい光浩。彼等4人が過ごすクリスマス・イブから年明けまでの7日間。しかも男子校の寮という閉ざされた特殊な空間!
 何かこう、禁断のかほり漂う、シチュエーション的にはとってもオイシイ展開を期待してしまう(自分だけ?)のですが、そこは恩田陸、一筋縄ではいきません。

 表面的には普通の男子高校生でありながら、実は皆それぞれ屈折した苦い想いを心の裡に潜ませている。
 例えば、母親が自殺した現場を目撃してしまったり、父親の愛人に誘拐されたことがきっかけで女性恐怖症だったり、両親が離婚の危機に陥っていたり、養母に強姦されたり……と、皆凄まじくも恐ろしい過去を持っている。そのことが、長期休暇でありながら、自宅に帰省せず寮に残っているという理由にもなっているのだけれど。

 普段の学校生活では知りえない友人の本当の姿。共同生活をすることによって嫌でも分かってしまう個々の本質。
 他愛ないゲームによって偶然知ることとなった友人の心理と過去と秘密。似たような心の痛みを知っているからこそ理解できる彼等たち。その過程を湿っぽくなく、陰湿でなく、さらりと描いて逆に爽快。
 相手が語る壮絶な過去の体験をまるごと受け止めて吸収し、新たな友情へと昇華させてしまう少年達の柔軟さと爽やかさがとても羨ましく感じられたし。

 二度と戻らない、かけがえのない彼等の青春の在処・ネバーランドは、老朽化甚だしい「松嶺館」であり、そこで過ごした貴重な7日間という時間でもあるのね~、としみじみ。
 メインキャラ・美国はこう語ってます。
 この一見乱雑でどうしようもない世界では誰もが対等だ。それでいて、親も教師も侵すことのできない聖域なのだ。この学校に、松籟館に一歩足を踏み入れた瞬間にだけ現れる、どこにもない国──。文庫p152より引用。

 あとがき読むと、作者サンが目指したのは「トーマの心臓」だったとのこと。
 う~ん!! なるほどッ!! 雰囲気出てる! 特に美国と死んでしまった岩槻とのエピソードなんか、まんまオマージュっぽい。三島由紀夫の「仮面の告白」も登場したりして、遊びゴコロも感じられたし~。

 ちょっとしたBLテイストもあったりして、作者サマのサービス精神を感じさせる少年達の成長譚。
 これが黄色いお店で105円だったんです。なんともおトクではないですか~。激安感と共に、内容も充分堪能させていただきました!


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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 恩田陸
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NoTitle * by 瀬川レナ
男子寮で4人の少年が居残り・・・ってとこからトーマの心臓連想してました(笑)

表紙がほのぼのしてるし、「ネバーランド」という題名からも こんな凄まじい内容だと想像してませんでした。

黄色いお店サイコーですよね!

Re: 瀬川レナ様☆ * by 惺
こんばんは~♪
> 男子寮で4人の少年が居残り・・・ってとこからトーマの心臓連想してました(笑)
トーマの心臓を知ってる?  かな~り昔のコミックなのに?
よしッ! 同士がここにもいたし!!
自分はまったくピンとこなくて(鈍e-263)、あとがき読んでから気付いた残念なヤツ…。

> 表紙がほのぼのしてるし、「ネバーランド」という題名からも こんな凄まじい内容だと想像してませんでした。
刺激的ですよ~。揃いも揃って4人とも!

> 黄色いお店サイコーですよね!
ホントにサイコ~です。ありがたいよ~!!

こんばんは☆ * by まいまい
お,これはおもしろそうですね。
恩田陸さんって著作が多いので何を読もうか迷います。
「トーマの心臓」と聞いては読むしかない(笑)
恩田さんがかなりのマンガ好きって本当なんですね。

Re: まいまい様☆ * by 惺
こんばんは~♪
> 恩田陸さんって著作が多いので何を読もうか迷います。
そうそう!
それにブ厚い著作ばかりでちょっと…と思っていたのですが、コチラの作品はちょ~ど良い薄さ!
とても読みやすいです。

> 「トーマの心臓」と聞いては読むしかない(笑)
> 恩田さんがかなりのマンガ好きって本当なんですね。
みたいですね~i-176
自分は鈍なのであとがき読んでわかりましたが、
じっくり読むとまんま「トーマ~」のかほりが漂います☆

NoTitle * by ひいち
こんにちは♪
恩田陸さんの描かれる、若者のお話って、私とても好きです。
色々なものを抱えている、陰のある若者なんて、
もうドキドキしちゃって(笑)

こちらも、なんだかもう一度読み返したくなっちゃったなぁ。
惺さんのレビューを読むと、読んだことのある本もまた全部読みたくなっちゃって、大変~(>∀<)きゃー☆☆

こんにちは! * by 本読み人M
登場する男の子たちがいいですよね~。
べたべたしてない距離感もいいv-353
「男の子って、いいなぁ」と憧れずにはいられませぬ。

『夜のピクニック』は割合万人に支持されていますが、
こちらはどちらかというと女子人気の高い作品のような気がしますねぇ。
『トーマの心臓』は未読なのですが、ぜひ読んでみた~い!
『半神』以来、萩尾望都が高まっていますのでw

Re: ひいち様☆ * by 惺
こんばんは~☆
> 恩田陸さんの描かれる、若者のお話って、私とても好きです。
> 色々なものを抱えている、陰のある若者なんて、
> もうドキドキしちゃって(笑)
ホントだよね~。
どうしてこのような魅力満載キャラを描けるのでしょう?
自分はもしドラマ化するなら誰がどのキャラかな~?
などと妄想して遊んでしまいました☆ ←アブないな~e-263

Re: 本読み人M 様☆ * by 惺
こんばんは~♪
> 登場する男の子たちがいいですよね~。
> べたべたしてない距離感もいいv-353
> 「男の子って、いいなぁ」と憧れずにはいられませぬ。
おっしゃる通りでござりまする。
いわゆるこれが「萌え」というものござりましょうか? ← アヤしいな~e-263

> 『トーマの心臓』は未読なのですが、ぜひ読んでみた~い!
> 『半神』以来、萩尾望都が高まっていますのでw
おおっ!
ではではぜひとも(初期)最高傑作との評判高い「ポーの一族」と「11人いる!」も併せてどうぞ!

こんばんは * by 道楽猫
恩田陸って、実は私は何故かニガテなんですが、「トーマの心臓」とくれば、ちょっと興味が…(笑)。

「トーマの心臓」といえば、そのまんまのタイトルで、森博嗣が小説を書いてるんですよね。
こっちも未読なんですけど、こう考えると、色んな人に影響を与えている萩尾望都ってほんとすごいなと思います。
で、「ポーの一族」はいつかレビューを書いてみたいという野望をもっていますが、む、難しそうです。

Re:道楽猫 様☆ * by 惺
こんばんは♪
> 恩田陸って、実は私は何故かニガテなんですが、「トーマの心臓」とくれば、ちょっと興味が…(笑)。
この作品に限ってはそんなにクセも無かったし、わりと読みやすかったですよ~。
 
> 「トーマの心臓」といえば、そのまんまのタイトルで、森博嗣が小説を書いてるんですよね。
知ってる~!! 気になりつつも、男性作家にあの世界観が理解できて表現できるのかな~と、ちょっと不安で読むのがコワい。

> で、「ポーの一族」はいつかレビューを書いてみたいという野望をもっていますが、む、難しそうです。
是非書いてくださ~い!!
ソッコーで読みにいきます☆ 楽しみにしてます!

個別記事の管理2010-07-31 (Sat)

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夜のピクニック (新潮文庫)夜のピクニック (新潮文庫)
(2006/09)
恩田 陸

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 リンクさせていただいている「本読み人M」様のブログで知った作品です。レビューを拝見してひと味違った青春小説の感があったので、是非一読してみようかと。以下文庫裏表紙よりあらすじ。

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。
三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために──。
学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。


 読了してまず思い浮かんだのが、何故かラヴェルの「ボレロ」という音楽。
 静かに始まって同じメロディーが淡々と繰り返す。あまりにも同じフレーズがくり返されるので、飽きるかと思いきや全く飽きない。何故か聴いてしまう。そして曲の終盤に向けて徐々にじわじわと盛り上がってゆくという名曲。
 そのカンジですね、まさに。

 まず、全校生徒がまる一日80キロの距離を歩くという設定が面白いなと。なおかつ歩いている間に、何か突飛な事件が起こるという訳でもなく、淡々と物語は進んでゆく展開に、ちょっと新鮮な驚きが。
 唯一凝った設定なのは、主人公の西脇融と甲田貴子が「異母きょうだい」だということでしょうか。
 その貴子の胸に秘めた、複雑で思わず応援したくなるような心情と、融との絡みがどうなっていくのか期待を持たせつつ、単調な展開を読ませてゆく作者サンの手腕に舌を巻きました!

 次々と登場する個性豊かな友人たちの描写も面白いのだけど、それ以上にまるで自分が体感しているような、巧みな自然描写もスゴイなと。のどかな田舎の風景、じりじりと焼けつくような陽射し、満天の星空の下の夜の静寂さ。視覚的にも訴えるモノがあってその描写力の確かさに唸ります。

 そして、何と言っても登場人物達の会話の自然なこと! どのキャラもブレていなくて、きっちりとその役割をこなしている。特に良く出来たキャラだな~と感じたのは、皆の思い出の中でしか登場しない榊杏奈。彼女の謎めいた手紙も良いスパイスになっていて、その意味を知りたくて最後まで読んでしまう。
 融が足を捻挫したあたりから徐々にクライマックスとなって、一気に終盤へと突き進む。

 融と貴子のココロの奥で硬くて冷たい氷のようにわだかまっていた、「異母きょうだい」というどうしようもない事実。お互い無意識下では理解したいと願いながらも出来なかったその想いを、「歩行祭」という非日常とかけがえの無い友人達が2人の背中をポンッと押してくれる。「今こそ理解しあうべき時なんだよ」と。

 劇的なドラマが展開されるわけでもない。ただ淡々と歩いて行く皆。けれど、その内面ではさまざまな想いや葛藤が交錯していて、確実に成長を遂げている。
 融と貴子が解りあう・自然と言葉を交わし合うシーンでは、脳内に「ボレロ」のクライマックス部分が響き渡ってました。 ← そんなの自分だけです、ハイ。

 静かな、それでいて瑞々しい感動を受ける青春小説の名作。
 M様、ありがとうございました。

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Theme : こんな本を読んだ * Genre : 本・雑誌 * Category : 恩田陸
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うるさくおじゃまします。 * by まいまい
「夜のピクニック」は水戸にある高校の「歩く会」がモデルになっているので、
映画化された時、水戸は大盛り上がりでした。
映画もなかなかいいですよ。

ボレロのイメージ、わかります。
淡々と進むのに、青春の日のみずみずしい「思い」みたいのがあふれていて、
変わっていないようでも始めと終わりではうんとちがっているような・・。
高校のこういう行事ってやっぱり「特別」なんだな、と青春小説好きは思うのでした。

Re: イエイエ、何度でも来ちゃってください! * by 惺
>まいまい様e-420

この記事書く前にウィキペディアで下調べをしたんですが、作者サンの母校をモデルにしているんですってね!
「歩く会」は実在しているということにビックリしましたッ☆
ものすごく大変なんだろうけど(自分には絶対ム・リe-263)、オトナになった時にしみじみと思い返せる行事だと思うな。良い思い出としても、そうじゃない思い出としても。
映画観てみたかったです。まいまいサンはご覧になったんですか?
自分はどうもイマイチ時代に乗り遅れているみたいで、大切なモノをいつも見逃している気がする~e-350

おりえ * by -
 この作品覚えています。
 恩田さんの作品は結構読んでいるのですが、実はあまり内容を覚えていないのです。勿論面白いのですが。私にとってとは残らないタイプの作家さんなのかなと思います。
 でもこの作品は印象に残っています。恩田さんの作品の中ではめずらしく素直というか良い意味でのひねりを持ってきていないのが新鮮でした。恩田さんて「おいっ」という展開もお得意なので。

Re: おりえ * by 惺
> おりえ様e-398

そうなんですか? 恩田作品は2作目なのであまりよく判らないんですが、この作品はなかなか感動しました。
かなりひねりのある作品も書かれているんですね。
「恩田さんて「おいっ」という展開もお得意なので。」 ← 今度はこのような作品も読んでみたいと思います。良かったらタイトル教えてくださ~い☆
コメントいつもありがとうございますe-466

個別記事の管理2010-06-30 (Wed)

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光の帝国 常野物語 (集英社文庫)光の帝国 常野物語 (集英社文庫)
(2000/09/20)
恩田 陸

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 初・恩田陸をどの本にしようかな~と迷っていました。遊びに行かせて頂いているブログさん(?)のタイトルを参考にしたりと、う~ん迷っておりました。
 そして、今日いつもの如く書店でフラフラ。視界に飛び込んできた「集英社文庫 ナツイチ2010」フェアのコーナー(地元の書店ではこんなのやっていた)。
 あっけなく決まりました。いつもの如くタイトルに惹かれて即買いです。以下文庫背表紙よりあらすじ。

膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちから──「常野」から来たといわれる彼らには、みなそれぞれ不思議な能力があった。
穏やかで知的で、権力の志向を持たず、ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々。
彼らは何のために存在し、どこへ帰っていこうとしているのか? 不思議な優しさと淡い哀しみに満ちた、常野一族をめぐる連作短編集。

 作者サンは「ゼナ・ヘンダースンの『ピープル・シリーズ』をイメージして書いた」とのことですが、自分は思いっきり萩尾望都の「ポーの一族」を思い浮かべてしまいました。
 と、するとエドガーはツル先生ですか? と、ツッコミを入れたくなってしまいますが……。
 5つ目の短編「手紙」で、特に前述の作品「グレンスミスの日記」・「ランプトンは語る」を彷彿させるな~と激しく感じてしまいました。

 常人が持ち得ぬ特殊な能力を有し、それを隠しながらひっそりと生き続ける常野一族。短編も時系列はほぼバラバラ。最初のうちは関連性がまったく掴めず、もしかしてまたシリーズものの途中を購入してしまった? と後悔し始めましたが、ちょうど中盤、このハナシの中核を成す作品「光の帝国」を読んでやっと納得。
 戦時中の悲惨で無残なハナシですが、この作品が常野一族を語る原点となっているからハズせない。
 本人の意思にかかわらず、特殊な能力を持った子供達の哀しい末路に、そしてツル先生の無念に目頭が熱くなってしまう。

 一族の生き残りが現代でどのような役割を担ってゆくのか? 今作ではまだまだ紹介部分といったカンジだけれど、今後の展開が楽しみ。
 あと2作あるそうなんで、読んでみるかな~。
 初・恩田陸作品は自分にとってすごく好印象なモノでした。
 コレ、TVドラマにもなってたんですね~。NHKで! 観てみたかったな~。


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こんばんは♪ * by 本読み人M
初恩田陸なんですね!
好印象だったようで、なぜか私もうれしいですw

この作品は大好きな一冊なんですが、続きの2作はどうもイマイチで・・・
それがすごく残念ですi-195
(もちろん個人的な感想ですが。水を差すようなこと書いちゃってスミマセン!)

でもでも、とっても幅の広い、かつ独自の世界を持っている作者さんだと思うので、
ぜひまた読んでみてください~!

・・・以上、恩田ファンからの叫びでしたw


Re: こんばんは♪ * by 惺
> M様e-339

> この作品は大好きな一冊なんですが、続きの2作はどうもイマイチで・・・ ← ホントですか? 常野3作中どれにしようか迷ったんだけど、コレにして良かった~☆

もう、面白すぎた! 独特の雰囲気(この作品に限ってかな?)に、ハマりますね。
次作はMサンのレビューにもあった「夜ピクニック」にしようかどうか迷い中ですッ☆
恩田サンは人気ありますね~。作品も多いので読みがいありそうです!

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