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個別記事の管理2013-04-17 (Wed)
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 ワカマツカオリ様のジャケ画に吸い寄せられて図書館で借りてみました。以下BOOKデータベースより内容。

半分以上実話?? 借金返済サスペンス!
いっときは売れっ子作家となり、一千万円近くの貯蓄があった小説家の僕。しかし、諸事情により単行本の刊行が先延ばしになり、収入が激減。浪費癖も手伝って気がついたら、三百万円以上の借金を抱えていた! このまま僕は破産してしまうのか?!
うろたえた僕は稀覯本を売って日銭を稼ぐものの、元カノで資産家の娘・靴乃コ(かのこ)に、お寿司を奢ってしまうような自堕落な生活を改められず、同じマンションに住む、なぜか巫女姿の要容子(かなめようこ。職業は「高利貸しで魔法使い」)には、「お金を返せる目処がつけられないのなら、死ぬべきですね」と言われる始末。
唯一の頼みの綱だったクレジットカードも使用限度額を超え、いよいよ家賃の支払いもできなくなった僕は、出版社の担当編集者たちに泣きつき、文芸誌で小説の連載をさせてもらうことになる。が、震災をテーマにした小説を引き受けたところ、まったく書けなくなってしまった。
家賃25万円。カード返済額毎月20万円以上。なのに、月収20万円+労働意欲、ほとんどなし。このご時世に、この自堕落っぷり!ほとんど実話(?)のドロ沼借金返済小説。


 前回「幼年期の終り」という名作を読んだ後なのでものすごいギャップに陥りまして…好きな作家さんなのですけどね、嶽本野ばら氏。
 今作は一体どうした? と首をかしげたくなるほどの内容。あのお耽美・軽快なギャグ・独特の世界観はすべて払拭されまくっていて…うーん、本当に借金返済のために書いた作品なのかな?と勘繰ってしまったほど。

 多分(ホント多分ですよ)ご自身をモデルにしてるんじゃないかなと。全部とは言わない、1/10くらいは。なので借金描写はかなりリアリティあったし、作家さんの収入・報酬状況もかなり詳細に書かれていたので、へぇーなるほどこうなってんのか!と珍しく感じたりもしました。

 が!
 内容的にははっきり言って残念の一言。
 まずメインキャラである作家「伯爵」がね、甘いよ~。人生ナメてる?ってくらい甘い!
 破産にまで追い込まれた財政状況なら、月25万もするマンションなどに住んでちゃダメじゃん! で、書けないから外で働こう!という心構えは良いのだけど、コンビニでしかも週3日という割と楽な勤務条件すら躊躇する(焼け石に水だからか)有様…。さすがに金持ちお嬢様の元カノ・靴乃コに金の無心はしなかったけど(当たり前か)。で、どん詰まりになった彼が取った最終手段がナント!今まで世話になった担当編集者に仕事を泣きつくというね。
 この編集者と伯爵の焼肉食しながらのシーンがね、もうタルくて仕方ない。内輪話を聞かされているようで正直ポカーン状態。妙な(失礼)萌え系女子編集者も登場してくるし、はっきり言ってカオス。

 で!
 なんだかんだ言ってラストはハッピーエンドなのだけどね。そのラストもえ?っていうオチ。一応前半部分に前振りというか伏線が張ってあったのだけど、何故にここで突然殺人事件(正確には未遂となるの?)が発生するの?とやはり置いてけぼりでして。
 自虐ネタなのかなあ…と思ったりもして。なんだかとても不思議な読後感でございました…複雑。

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個別記事の管理2013-03-29 (Fri)
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乙女のトリビア (祥伝社黄金文庫)乙女のトリビア (祥伝社黄金文庫)
(2013/03/13)
嶽本野ばら

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 いやあ…個人的に気になる作家、嶽本野ばら氏ということと、矢沢あいさんのジャケ画にとり憑かれて購入。嶽本氏のジャンル限定の雑学知識の豊富さに脱帽! 以下BOOKデータベースより内容。

乙女のカリスマ、野ばらちゃんのおしゃれエッセイ、ついに文庫化!
MILKやVivienne Westwood、COMME des GARCONSから
CHANEL、Diorなどのブランドヒストリー、
そしてゴシック、ロココ、ヴィクトリアンなどの
ファッション・キーワードを嶽本野ばらが
知的かつラフに解説するエッセイ集。
カバーイラストは、矢沢あい描き下ろし!

MILKのあんなこと、ヴィヴィアンのこんなこと、君が知らない、31の豆知識。乙女のカリスマが贈るおしゃれエッセイ。『Zipper』で人気の全30話に加え、未掲載のボーナストラック「原宿の話」を収録。


 面白かったですよん!野ばら氏といえばゴスロリファッションや(サブ)カルチャーに精通した方なので、その方面をこよなく愛する方にはたまらない1冊かと。本書でとりあげられているテーマをざらっと簡単に紹介しますね。なんせ25+ボーナストラックというものすごい量!

香水 姫系 オーブ 指輪 MILK キティ ロココ ヴィクトリアン 天使 ブライス 薔薇とおまじない 刺繍 パンク タロット Candy Stripper アリス CHANEL ゴシック Jane Marple サンタクロース Dior クロス ピアス 薔薇 下着 Tシャツ COMME des GARÇONS 少女漫画 原宿(ボーナストラック)

 さて、気になる単語はありましたでしょうか? 自分的にはすべて気になりまくって一気に読了。
 さすがの野ばら氏。総てのテーマについて詳細で且つわかりやすい解説つき。読者を若いお嬢様で意識しているので(自分、ゴメン…)噛み砕いた表現解説なのに、重要な事実はしっかり押さえているというね。
 自分的には 香水 オーブ ロココ ヴィクトリアン 原宿 がものすごく興味深かったというか、勉強になったかな。
 オーブって聞き慣れなかったけど、宝珠なのだとか。王家の証であるとか。香水は四種類あってその特徴と用途について。ロココは良く聴く単語だけど、その由来が貝殻であるとか。ヴィクトリアンはよくヴィクトリアン調って言葉を聴くけど、その意味は?とか。ちなみにイギリスのヴィクトリア女王のことを指すのね。ファッションリーダーだったという事実も初めて知ったし。
 で、ラストはボーナストラックの原宿。これは渾身の解説でホント面白かった。
 まるまる原宿の歴史を語る語る! 堅苦しくなくてわかりやすい。どのようにして今の原宿という街ができたのか? ファッションと関連して語る野ばら氏の原宿愛に思わず胸熱。
 ランドマーク的存在のキディランドやラフォーレの歴史なんかおもわず目からウロコ! 特にキディランドなんか、戦後アメリカ進駐軍の家族(特にその子供)のために作られたショップとは知らなかった―!

 オリジナルハードカバー発売が2009年ということなので少し時代を感じるけれど、それでも充分楽しめる面白さ。ま、興味ない方にはどうでもいいさ~という内容なのですけどね。好きな方には堪らないテーマ盛りだくさんの充実トリビアでしたー!好きだわ、こういう雑学。

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トリビア~♪ * by ゆき
コレ、大分前に読みましたよ。単行本で。
ゴスロリとサブカル好きの乙女のための本ですよね、まさに!
個人的にあのVivian WestwoodとSex Pistolsに意外な関係性があったのには目からウロコ。
どっちもアヴァンギャルドですけどね~。

Re: ゆき様☆ * by 惺
こんばんは!
もう本屋で見つけて即買いでしたよー大好物でこういうの。
面白いですよね!知っているようで知らない雑学満載で。
自分もVivianとSex Pistolsの関係は初めて知ったし。
さすが野ばら氏ってカンジでした!
新作も出たようなので(確か…違ってたらスミマセン)そちらも楽しみ!

個別記事の管理2012-01-26 (Thu)

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十四歳の遠距離恋愛十四歳の遠距離恋愛
(2009/11/26)
嶽本 野ばら

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 久しぶりに嶽本野ばら氏の作品を何か読みたいな~と思って選んだ作品。ピンクの装幀が可愛すぎだろ! と一目ボレ。以下BOOKデータベースより内容。

2000年、名古屋の中学校にロリータファッションに目覚めた14歳女子と、柔道に邁進する男子がいた。
付き合うことになった二人だが、彼の転校が決まり遠距離恋愛に。障害の多い恋の行方は!?

 もう~!! 超面白かった&ホロッとさせられました。
 14歳。中学2年生の仲葦サンはロリータファッションに(自我に)目覚めたばかり。そんなファッションにまるで興味&理解がないクラスメイトからは浮きまくり。
 そして、まるで昭和のバンカラ派を地で行く男子・藤森クン。超個性的すぎる彼も仲葦サンと同じくクラスからは浮いている存在。ファッション感覚も価値観もまったく違う2人がひょんなことから付き合い始めるところから本格的にストーリーが展開。あとはもう怒涛の勢いで2人が突っ走っていきます!

 名古屋を舞台に妙ちくりんな2人の妙ちくりんで微笑ましいデート。お気に入りの場所は安く食べられる「スガキヤ」。初デートはいろいろとトラブルのあった花火大会。そして藤森クンからの初告白はなんと観覧車! さらに2人にとって最大の思い出となるチャリデートの行き先はナント! 名古屋のDLこと、「お菓子の城」!
 お互い趣味嗜好がまるで違うため、会話も巧くかみ合わない。けれど、若い2人にはそんなこたあ、どうだっていいのだ。
藤森クンのまっすぐな正義感、仲葦サンの芯の強さ。お互いがお互いに惹かれていく──そんな素直で可愛い姿が、なんてったって清々しいのだ!!

 が、ここで藤森クンは父親の仕事の都合で東京に引っ越すことが決定。でもって、ここからがこの作品の後半戦の面白さに突入するのだ。
 幼いながらもお互いがお互いにとってものすごく大切な存在となりかけている時。たとえ離ればなれになっても何とかして逢いたい。知恵を振り絞って懸命に考えた2人は、なんと「青春18きっぷ」を使って割安に名古屋─東京間を行き来することを思いつくのだ。愛の力はものすごい(>_<)
 ……だけど、やはりそこはしがない中学生。恋愛に障害はつきもの。2人の場合はやはり「お金」。どうやって切符代を捻出するかで、必死に思案する姿がまた健気で可愛い。

 全編、成長した仲葦サンの回想という形で語られてゆくのだけれど、その妙にサバサバした語り口と、藤森クンの名古屋弁が妙に愉快で飽きさせない。
 ラスト、所詮は悲しいかな子供の2人。紆余曲折あって結局は離ればなれになってしまうのだけど、オトナになった仲葦サンの回想がまたしみじみ泣かせてくれる。
 何の掛け値もなしに自分の感情のままストレートに相手を想い気遣って、真正面に恋愛をしていたのはまさにあの幼い時だったのだと。手も握らずキスもしなかったけれど、あの初恋は自分にとってかけがえのないものだったのだと思いながら、仲葦サンは今現在大好きな相手と結婚を決意するというラストに胸熱。

 嶽本野ばら氏、こういうコメディタッチのストーリーがものすごく巧いと思う。さんざん笑わせてくれて、ラストにきちっと落とし所を持ってくる。誰にもある懐かしいあの頃。ノスタルジーを思いっきり感じさせてくれる爽やかなストーリーでした。


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* by まいまい
いいですねえ。これは私好みな感じ。
「世界の終わりという名の雑貨店」も悪くなかったのですが、
「お約束」のようなもの悲しさだったので・・。
これは「下妻物語」のように、元気がありそうですね。

* by ひいち
こんにちは☆

面白そう
嶽本野ばら氏の本、しばらく読んでいなかったなー。
探してみますねー(^∀^)

Re: まいまい様☆ * by 惺
こんにちは!
面白かったですよ!
おっしゃるように「下妻物語」みたいで、イチゴを藤森クンに変えたカンジですね。
淡々とした語り口にそこはかとない爆笑の渦(笑)
楽しめますよ~!!

Re: ひいち様☆ * by 惺
こんにちはー♪
超面白かったですよー☆
笑わせておいて、最後にホロッとしたりして。
今ではもう遥か彼方の「青春」っていいなあ…って
つくづく思っちゃったヘヘヘ…☆

個別記事の管理2011-09-18 (Sun)


ミシン (小学館文庫 た 1-4)ミシン (小学館文庫 た 1-4)
(2007/12/04)
嶽本 野ばら

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 「下妻物語」以来の嶽本野ばら。どの作品にしようかとっても迷いましたが、デビュー作収録ということでこちらに。以下文庫裏表紙よりあらすじ。

孤独な青年雑貨店主と、心に病を持つ少女──Vivienne Westwood の洋服を愛する二人が運命的に出会い、はかない逃避行に旅立つ名作「世界の終わりという名の雑貨店」。
そして、MILKの洋服を華麗に着こなすカリスマ・ヴォーカリスト、ミシンに恋する少女の「乙女」としての生きざまを強烈に描いた表題作「ミシン」を収録。


 まず、表題作の「ミシン」から。
 いやいや自分的にはとても面白かった。ただ、これは好みが分かれる作品だなあと。作者サンが傾倒している吉屋信子作品を読んだことがある人、理解できる人であれば「ミシン」の良さはわかるのではないかと。そうでない人はまったく受け付けない可能性大です。
 ヒロインはあまり美しくないと自分で思っている少女。イマドキの流行モノは一切受け付けずに、中原淳一や高畠華宵にクラシック音楽などのかなりなレトロ趣味嗜好。
 中でも特にお気に入りなのが吉屋信子の「花物語」。作品中のモチーフというかテーマにもなっている、少女同士のプラトニックラブに憧れるヒロインが、ある日カリスマ・ヴォーカリストの「ミシン」に一目ボレ。その彼女を恋慕い、何とかしてお近づきになろうと獅子奮迅する様子が、ちょっとコミカルで楽しい。

 「ミシン」との出会いによって変わってゆく自分。なにより「ミシン」お気に入りブランドのMILKを着用したことがきっかけで一気に彼女との距離が縮まり、紆余曲折を経て同じバンドメンバーとなってしまうという怒涛の展開! 
 性格も育った環境もまったく違う二人の共通点はMILKというブランド。憧れていた少女とのプラトニックラブを手にしたかのようなヒロイン。そんな彼女は「ミシン」にとあるお願い事をされてしまう……。
 ラストはちょっとダーク展開ですが、なるほど、こうきたか! といった意外性で自分はとっても好きです。

 ホントはこっちがメインの同時収録作「世界の終わりという名の雑貨店」。
 過去映画化もされたそうなので、断然一般受けしそうだし名作の域に達しているかも。
 「世界の終わりという名の雑貨店」を経営する27歳の「僕」。そんな彼の店にVivienne Westwood で全身固めた少女が来店する。 その少女は悲しい事に顔に痣を持ち、それが深い心の傷となっている。いわゆるメンタル病みの少女と「僕」との純粋な愛情物語なのですが……。

 お互い心惹かれあいながらも言葉を交わすことができない「僕」と「少女」。この作品でも重要なアイテムがファッションブランドのVivienne Westwood 。心を病んでいた彼女がそのブランドを着用することにより、自信を持ち自己を解放してゆく。実は一目で恋に落ちていた2人は互いの気持ちを確認し、なんと逃避行を決行してしまう。
 閉ざされた世界の中で育まれた2人の愛情は、ある意味歪んでいるとも純粋であるともいえる。ラスト、病んでいた少女が「僕」に残した書簡がとても悲しく印象的。

 独特の世界観が素晴らしいなあと。特に「ミシン」は後の傑作「下妻物語」の萌芽を感じるし、個人的には好きな作風。
 2作品とも強烈な個性の作風に、少し古めかしくも流麗な文体がとても良くコラボした佳作といったカンジでした。


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* by ひいち
こんばんは♪

私も嶽本野ばらさんの作品の中では結構好きな本です。
お洋服の描写がまた好きで。「こういうの着られたらなぁ」なんて思いながら読むのも楽しかったな☆☆

Re: ひいち様☆ * by 惺
> こんばんはー☆
> 私も嶽本野ばらさんの作品の中では結構好きな本です。
え、ひいちサンも読んだ?わーい!
どの作品にしようかと迷ったけど、コレにして正解だった!
「世界の終わり~」も「ミシン」もどっちも好みのハナシで面白かった!

> お洋服の描写がまた好きで。「こういうの着られたらなぁ」なんて思いながら読むのも楽しかったな☆☆
そうそう! ヴィヴィアンは思わずサイト調べちゃった!
びっくりするくらい高かった…(>_<)

* by まいまい
読んだ!・・・はず。
でもどうしても「ミシン」のイメージが浮かんでこない。
困った!

でも「世界の・・」の方はものすごく印象的な作品だったので覚えてます。
ブランドの使い方もウマイ!
映画化したくなる気持ちがよくわかります。

何というか一種の形式美というか、
こういうお話はこういう結末でしょ。
と、いうような感じのお話で
きっと好みが分かれますよね。
確信犯というか・・。

ちょっともったいないかなあという気もします。
でもこういう作りの方が
きっとこの世界に浸れるんでしょうね。

Re: まいまい様☆ * by 惺
こんばんは☆
> 読んだ!・・・はず。
> でもどうしても「ミシン」のイメージが浮かんでこない。
> 困った!
「世界の~」に比べると印象薄いかもですね。
ちょっと独特のテーマですし。

> でも「世界の・・」の方はものすごく印象的な作品だったので覚えてます。
> ブランドの使い方もウマイ!
> 映画化したくなる気持ちがよくわかります。
>
> 何というか一種の形式美というか、
> こういうお話はこういう結末でしょ。
> と、いうような感じのお話で
> きっと好みが分かれますよね。
> 確信犯というか・・。
「ミシン」よりかは一般受けしそうなハナシですよね。
でもやっぱり独特の世界があるから(かなり強烈だし!!)
苦手な人はムリーって思ってしまうかも。

> ちょっともったいないかなあという気もします。
> でもこういう作りの方が
> きっとこの世界に浸れるんでしょうね。
確かに!
読者を限定してしまう恐れがあるのが惜しいですよね。
でも逆に型にはまった展開を好む人もいるのかも。
まいまいサンもいろいろなジャンルと作家サン、
網羅してますねー!
なにかおススメあったら教えてくださーい!

個別記事の管理2011-01-13 (Thu)

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下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん
(2002/09)
嶽本 野ばら

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 ま、マジ……面白すぎた。年明け一番の収穫かも。爆笑と感動の連鎖に参りました! あくまで個人的にですけどね。以下文庫裏表紙よりあらすじ。

四方八方田んぼだらけの茨城県下妻。
そんな田舎で浮きまくりのバリバリロリータ少女・桃子は、大好きなお洋服欲しさに始めた個人販売で、これまた時代遅れなバリバリヤンキー少女・イチコと出会う。
見た目も趣味も全く違うこの二人。わかり合えるはずはないのに、やがて不思議な友情が芽生えて……。
ギャグぶっちぎり! 思いっきり笑ってほんのり泣ける爆走青春ストーリー。


 作者の嶽本野ばらはきっと好き嫌いが別れる作家サンだと思います。が、以前読んだエッセイも今作も極上の面白さで、自分的にはかなりポイント高!
 映画化もされた作品なので認知度は高いと思いますが、オリジナルの小説の方も良いです!

 何と言ってもヒロインである、竜ヶ崎桃子というキャラが秀逸です。あらすじにもあるとおりバリバリロリータであるクセに、性格は超・個人主義。可愛いというよりもむしろ真逆の頑固一徹ムスメ。好きなコトには全力で突っ走るという、およそロリータという大甘イメージとかけ離れたある意味極悪に近い性格。

 対するもう一人のヒロイン、白百合苺は、桃子と対極にあるバリバリヤンキー少女。しかもものすご~く時代遅れな。ニッカボッカにサラシに雪駄……おお~い、いつの時代のヤンキーだ?と叫んでしまいたくなりますが。
 そんな性格も嗜好もファッションも正反対の2人の、茨城県下妻市で繰り広げられる友情物語……なんですね、端的に言っちゃうと。

 ハナシは終始桃子の一人称で展開するんですが、冒頭のいきなりなロココのウンチクから既にその妖しげな世界に引き込まれます。
 その桃子の語りにも作者の絶妙なギャグの落としドコロが満載! お上品に話すロリータ至上主義の桃子が突然オヤジ口調になったり、ヤンキー言葉発したり。そんな奇妙奇天烈で終始一貫してドライで無慈悲なキャラの彼女がこのハナシを牽引して飽きさせない。

 自分の個性を尊重しすぎる桃子は友達もいない孤高の少女。その彼女にふとしたきっかけで絡んでくるちょっとおバカなイチコこと苺。見かけはヤンキーだが、心根は優しく義理堅くておよそ桃子よりも乙女に近い。
 そんな2人がお金欲しさにパチンコ屋に通って、ひと儲けしてしまう「パチンコ伝説」のエピソードなんか、もう爆笑するしかないでしょう!
 そんな笑いとほっこり感満載のエピソードを散りばめながら、おバカで青春真っ只中の彼女達が淡々とゆっくりと友情の絆を結んでいく過程の描写が巧すぎる。

 超絶的にクールな桃子と苺。お互いの領域には決して踏み込むことはしないけれど、相手が窮地に晒されればさりげなく救いの手を差し伸べる。
 ラスト、桃子が原因で苺がレディースメンバーたちからシメられる(リンチされる)と知った、桃子の救出アクションがサイコ~に笑えて、感動しまくり。
 フリフリロリータ少女がヤンキーを救う? 普通、シチュエーション的に逆でしょ? とツッコミ入れたくなります。救出劇もちょっと出来すぎかなかな? とも思ったけれど、最初からきちんと伏線が張られていたので、納得。←桃子が元ヤンの娘とかね。

 苺の儚い失恋や桃子の趣味を活かした労働に目覚めた喜びなど、少女の成長譚としても充分に読ませてくれます。
 作品に終始一貫して流れるテーマは、「好きなコトには全力でぶつかること」。
 そのことは桃子が全力でロリータファッションを愛し、大好きな親友の苺をリンチから救い出すという行動からも読みとれる。それは個性派・嶽本野ばらのエッセイでも述べていた信条でもあり、また読者(特にお若いお嬢サンたち)に対する強烈なメッセージと読みとりました。
 続巻挑戦は必至、DVDも借りよう、とココロに決めました。←大げさ!

下妻物語【Blu-ray】下妻物語【Blu-ray】
(2010/05/21)
深田恭子、土屋アンナ 他

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 コレコレ! 
 原作読んだら、キャスティングこの2人でピッタリじゃ~ん☆ 
 深キョンのひねくれ桃子が見たい! ヤンキー苺役の土屋アンナはもうママなのね……。


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お待ちしておりました * by まいまい
「下妻物語」が「読書予定の本」に登場してから、ずっと楽しみに待っておりました。
「爆笑と感動の連鎖」ってその通りです!!
ワタクシにしてはめずらしく映画を先に見たのですが、映画もおもしろいです!
どのキャラも持ち味出しててサイコー!
さすがにいくら下妻でもああいうヤンキーさんはいなくなったと思いますが、
ちょっとデフォルメされた下妻の雰囲気も楽しいです。
嶽本野ばらさんってみんなこんな調子なのかと思ったら、
次に読んだのは「世界の終わりという名の雑貨店」
切ないとしか言いようのないお話でした~!

Re: まいまい様☆ * by 惺
こんばんは~♪
もう、サイコ~ですね!!
映画も観たかったんですが、結局観れずじまい。
ものすごく評判良かったし、土屋アンナの出世作となりましたよね。
嶽本野ばら氏のあの、格調高さとオヤジがチャンポンの語り口が絶妙です!!
期待を裏切らない名作でした☆

映画公開当時、茨城方面は賑やかだったのでは?
ヤンキー云々は別にして、下妻方面てホントに牧歌的(!)なの?
今さらながら興味津々。早くDVD借りなきゃ!

嶽本野ばら氏の真骨頂ってやっぱりコメディだと思うんだけど、
まいまいサンが読んだように、違ったテイストの本も読みたくなりました~☆

個別記事の管理2010-07-12 (Mon)

ご訪問ありがとうございます☆

パッチワーク (文春文庫)パッチワーク (文春文庫)
(2010/07/09)
嶽本 野ばら

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 週末、新宿の紀伊国屋書店で見つけた新刊。思いっきりカワイイ挿画と、帯の「全ての乙女のためのデパートメントストアへようこそ!」という文言に惹かれて購入。
 単独では初・嶽本野ばらです。以前吉屋信子コレクションでものすごく愉快な注釈を付けていたのに大爆笑した憶えがありました。エッセイということでものすごく期待! 以下文庫背表紙より内容。

ようこそ、いらっしゃいませ。「全ての乙女」皆様のためにオープンした当デパートメントストア。
ベビー、ティーン、ロリータ、淑女、貴婦人……どんな乙女の方のご要望にもお応えできる品々を取り揃えております。恋愛やファッション、アートに人生相談と、選りすぐりのエッセイばかり。お好きなフロアから、どうぞご覧ください。


1F  ベビーと誕生のフロア … エッセイですね。
2F  ティーンとファッションのフロア … 「乙女の花道」と題した若者向け野ばら氏の乙女美学のウンチク。ここで定義されている「乙女」とは、自分の気持ちに正直に行動出来るカッコ良い女のコだそうです。つまり信念を持っているかどうか?とのことだそうで。なるほどなるほど。それを実践していれば年齢など関係ないらしい。
3F  ロリータと詩編のフロア … 野ばら氏お得意のロリータ論大爆発です。
4F  キャリアと戸惑いのフロア … 大爆笑モノが「淑女のお悩み相談室」! 野ばら氏とおぼしき作家がにわかカウンセラーとなって悩めるオトナの女性の話を聞いてあげる、というコンセプト。ちょっとエロいお悩みも☆ マジメなのかギャグなのか、その両方にも読みとれる野ばら氏の筆力に脱力!
5F  カルチャーと雑感のフロア … 比較的真面目なフロア。野ばら氏の趣味の一端の触れられます! 
6F  乙女と宝飾のフロア … ショートエッセイ揃い。大島弓子から高畠華宵まで、野ばら氏のアンテナに引っかかった著名人についてのウンチク。弥生美術館についてもチラッと。
屋上 天使の遊園地 … 締めはさすが作家サン! ともいうべき格調高い超短編で。

 以上の通り、かなりお腹いっぱいな内容です。けれどそのわりにはさらっと読み流せるのもいいですし。
 ただ、「下妻物語」の嶽本野ばらなんでね。ロリ系に偏ってます。興味の無い人にはまったく面白くないゾ! かも知れないですが、作品中に登場するアートや映画のエッセイなんかは結構読ませます。
 なかなかお洒落な1冊。未知の世界に踏み込みたい方は是非どうぞ☆


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あ~ * by まいまい
嶽本野ばらじゃありませんか。
おもしろそうだよね~。
買っちゃおうかな~。
あ~「ちょんまげプリン」もおもしろそうだったんだよね~。
う~ん、迷います。(でも図書館にはなさそう。)

Re: あ~ * by 惺
> まいまい様e-420

本屋で一目惚れ~e-266
いろいろな雑誌で掲載されたエッセイをまとめた1冊ですが、中身?もオシャレで、野ばら氏のバカバカしいくらいのギャグに笑えますよん。
「ちょんまげぷりん」はオモシロかったですよ! 図書館……あってもほとんど新刊同様だから、予約がすごいかもですね。お貸ししたいです~! 

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