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個別記事の管理2010-04-30 (Fri)

 この読みにくいブログを覗いて下さる皆さま、コメント残して下さる皆さま、応援ぽちして下さる皆さま、リンクして下さる管理人の皆さま、ブログラムのりぃや様。
 皆さま、ご訪問本当にありがとうございます。


 早すぎる~。早すぎます。この間「4月に読みたい本」の記事を書いたように思うんですが、明日からはもう5月……信じられません。ウソでしょ~と思いながらも、過去記事を見てみると、今月読んだ本は16冊。

ラッシュライフ      【ミステリー?】        
悪の華          【外国作品 詩】
零曲識の人間人間 【ラノベ】
七瀬ふたたび      【SF】
キップをなくして     【児童文学】
となりのクレーマー   【実用本】
不思議の国のアリス  【外国作品 ファンタジー】
江戸忍法帖       【時代モノ】
ケッヘル         【ミステリー】
ロリータ          【外国作品】
四畳半神話体系    【ファンタジー? コメディー? 分類不能】
屋根裏の二処女    【少女小説? ビアン系? これも分類不能】
隠蔽捜査         【警察モノ】
熱帯感傷紀行      【紀行文?】
GOTH           【ミステリー】
1Q84           【純文? エンタメ? やはり分類不能】

 ひとめで恐ろしいまでの雑食と判ります。統一性皆無の乱読です。が、どれも皆楽しませていただきました。こんな乱読速読の自分が読んじゃってゴメンね~と思いつつ、ランキング。

第1位 ロリータ       意表を衝いた内容で読書の醍醐味をひしひしと感じました。文句なく1位ですッ!
第2位 キップをなくして  こんなに泣かせてくれた本は久しぶりです。ケッヘルと迷いましたが、こっち。
第3位 ケッヘル      新たな分野開拓を祝してッて違うか。でも今までと違う魅力を見せてくれたので。
第3位 四畳半神話体系  SFっぽいバカバカしさに加え、なぜかほっこりするハナシが好きなので。 
第3位 隠蔽捜査     竜崎の信念に負けた。自分もかくありたいということで。もちろん小説も面白かったよ!
次点  七瀬ふたたび   次々と面白い作品が登場してきたので、泣く泣く……ゴメンよ~!

 と言う訳で、5月は……まず、借りている「1Q84 BOOK2」と「3」も借りる予定なんで、そちらを読破しようかと。それと4月からの持ち越しで「神曲」を是非! 
 後はもう思いつくまま、気の向くままで。外国作品や詩に実用本、時代モノも読めればいいなァと思ってますが、どうなることやら。
 突如DVDや音楽、はたまたアニメなどに浮気するかもしれないしな~。
 いいかげんでスミマセン。5月もヨロシクお願いいたします☆


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Theme : こんな本を読んだ * Genre : 本・雑誌 * Category : ★ひとやすみ ~駄文です~
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個別記事の管理2010-04-29 (Thu)

ご訪問ありがとうこざいます☆

 行ってきました。横浜元町・中華街に。何故だかココが大好きで年に何度かむしょうに行きたくなるんですよ~。
 本題に入る前に一応本のブログなんで先に本の紹介を。

新華僑 老華僑―変容する日本の中国人社会 (文春新書)新華僑 老華僑―変容する日本の中国人社会 (文春新書)
(2008/04)
譚 〓美劉 傑

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 中華街と言えば華僑さん(今は華人さんと言うの?)があっての街。華僑さんを知るために(何も本を読んでまで知る必要はないのだけれど)かなり昔に読んだ本。老華僑(従来どおりの華僑さん)と新華僑(イマドキの若者華僑さん?)との世代間のギャップや、華僑社会の問題点、横浜中華学院・横浜山手中華学校設立までの苦労話などが書かれていて、なかなか興味深く読めた1冊。

わすれなぐさ (河出文庫)わすれなぐさ (河出文庫)
(2010/03/05)
吉屋 信子

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 それと、もひとつ。横浜が登場する小説というと吉屋信子の「わすれなぐさ」しか思い出せない~。ヒロインとその友人の金持ち令嬢があの憧れの「ホテルニューグランド」で豪遊?して、山下公園で一緒に夕陽を眺めるという……典型的な少女小説ですが、かなり面白く読めた憶えが。

 と、まあ、ここいらで本の紹介はやめといていよいよ本題へ。
 自分の場合、何はともあれ、まず腹ごしらえ。コレ大事。迷わず飲茶行ってしまいました~。菜香新館という、飲茶で有名なお店へGO!
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左 エビたっぷりチャーハン  右 フカヒレシューマイ・ショーロンポウ・名前忘れのエビ料理

 お腹もいっぱいになったところで中華街を探索。有名な関帝廟でお参りして、店先で売っている出来たてのお菓子をつまみ食い。
100429_1204~01  100429_1031~01
左 関帝廟  右 アツアツ菓子を売っている行きつけのお店

 そして今回の目的である、本格中国茶を味わえる喫茶店「茗香閣」へと急ぎます! 
 実はこのお店、最近お邪魔させていただいている、ベストセラー書籍レビューブログ こはる日和様のブログで知ったお店なんです。こはる様イチオシする理由が判りました~。もう本格的な茶器と飲み方で(ちゃんと教えてくれるのだ)、静かで優雅なひと時を堪能。正式名称忘れましたが、薔薇のお茶をいただきました。美味しかったです~。こはる様、どうもありがとうございました。

 その後中華街を後にして元町をぶらぶらして、フランス山を登ります。といっても登山ではありません。いわゆる坂です。ものすごい高配の。これで少しは運動した気分に。そして登り切ったトコロに「港の見える丘公園」が。けど、丘から見下ろしても今じゃ港なんか殆ど見えません。風情も何も無いです。なのでさっさと移動して、公園内へ。坂を上って程よく喉が渇きました。すると大仏次郎記念館の近くに目指す店が。

 えの木てい。自分達はローズガーデン店の方に行きました。思いっきりロリ気分を味わえます。注文したケーキセットも美味かった!
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左 公園内  右 自分が注文したケーキセット! 美味いッ!

 充分満足して帰宅の途に……なんて、そんなワケありません! 新宿に寄り道してゴスロリの聖地「マルイワン」でさらにフラフラ。かわいい洋服にもう今度こそ満足! その後ちょっとだけ紀伊国屋書店に寄って、やっと自宅に帰ったのでした。ふう~疲れた~。


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Theme : こんなお店行きました * Genre : グルメ * Category : ★お出かけ
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* by キヨハラ
私、横浜市の内陸部育ちなので、横浜はそこそこ懐かしい感じがいたします。
港の見える丘公園については全く同感!ベイブリッジが見えるようになって若干景観が回復しましたが。
お土産今日届いてました。惺さんらしいセレクトですね。ありがとうございました。v-254かわいいシール付き便箋でうれしくなりました。急に暑くなってテカテカになりやすくなりましたので、早速使わせていただきます。

Re: 届きましたか~☆ * by 惺
> キヨハラ様

えッ横浜育ちなんですか? いいですね~。
実は秘かな中華街フリーク?で、年に何度かは行ってしまうんですよ~。
好きです、元町・中華街。老後は是非住みたいな~☆ ← いつものごとくバカです。

脂ギッシュな自分に合わせて選んでしまったブツですが、どうぞ使ってやってください。

個別記事の管理2010-04-27 (Tue)

ご訪問ありがとうございます☆

1Q84 BOOK 11Q84 BOOK 1
(2009/05/29)
村上 春樹

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 図書館での予約件数2冊とも4ケタ。BOOK3も3ケタに突入。改めて人気なんだなァと思うことしきり。その超?話題本を所有の友人が、なんと「貸したげる~」と言ってくれ、遠慮なくお言葉に甘えました~。まさかこんなに早く読めるとは思わなんだ。
 BOOK1を読了した直後の素直な感想……面白いんだけど、ちょっと(かなり?)タルかった。

 またしても「パラドックス」モノなのかな~と思ってみたり、「ニキータ」を連想してみたりと、様々なメディア作品の断片や要素がてんこ盛りの感がしまして……。
 青豆サン、颯爽としていますが、やっぱ男性作家が書く女性ヒロインはイマイチ創りモノっぽい。ある意味ストイックで孤高で男にも女にも好感度高くて、対女性との関係性においてはほんの僅かなビアンテイストも絡んでいて……読んでいてこれは中山可穂の世界かな? と思ってしまった。しかし、彼女の創りあげる人物ほど感情移入ができない!なんか薄っぺら~! 
 ヒロインの雇い主もなんか劇画っぽいカンジ(良くも悪くも)だし、あゆみちゃんに至っては、柳原可奈子が頭にうかんで仕方なかった。
 女性キャラでまともだな~と感じたのは「ふかえり」かな。だけどその「ふかえり」と天吾の関係もなんかありがちな設定だし。(ちょっとココロか身体に欠陥を持つ少女と何か一つ突出した才能を持つ青年 → さよならドビュッシーとか、七日間の奇跡あたりのコンビ)

 カルト教団にDV、少女レイプ等々、様々な社会悪を背景に持ってきていて、青豆がそれにどう立ち向かってゆくのか興味をそそるところ。そして、彼女の純愛の相手天吾が今後どう関わってゆくのかも楽しみのひとつ。一体「ふかえり」はどうなるのか? などなど面白い要素はたくさんある。

 ただこの作品、やたら女性(子供や少女も含めて)受難だし、それに対抗するのもある意味強くてカッコ良い女性なんだけど、読んでいてあまりイイ感じがしないのは何故なんだろ? 
 もひとつ、青豆やあゆみちゃんは乱交することしか考えてないのか? 天吾は人妻とヤることしか(失礼!)考えてないのか? 1章ごとにそんな描写が出てくるような気がして、ここがタルい原因のひとつでもあった。そこらへん3分の1くらいばっさり斬ればもっとサクサク読めるよな~、それとも男性読者へのサービス(失礼!)なのかな? と余計なコトまで考えてしまいました~。

 とりあえずBOOK2も借りてるんで読むつもりですけどね。ちなみに自分の周りではこの作品賛否両論です。貸してくれた友人は賛成派。「面白かったヨ」と言ってたので、その言葉信じてみます。


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Theme : 売れてる本 * Genre : 本・雑誌 * Category : 村上春樹
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個別記事の管理2010-04-26 (Mon)

ご訪問ありがとうございます☆

GOTH 夜の章 (角川文庫)GOTH 夜の章 (角川文庫)
(2005/06/25)
乙一

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GOTH 僕の章 (角川文庫)GOTH 僕の章 (角川文庫)
(2005/06/25)
乙一

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 読もうと思ったきっかけは……単純です。ずばりタイトルに惹かれました。てっきりゴスロリな方達が大活躍するハナシかと思ったからです。が、読んでみてビックリ! 一言でいうなら、ご町内猟奇殺人ミステリーでした。

GOTH 夜の章
暗黒系  Goth
犬  Dog
記憶  Twins

GOTH僕の章
リストカット事件  Wristcut
土  Grave
声  Voice

 の、2冊合わせて6つの短編集。どれも読みやすくてひとひねりがあって、伏線も張りまくって最後にああ~納得! の面白さ。
 「犬」と「記憶」は入れ替わり系。注意して読まないとどっちがどっちだかわからなくなっちゃう。「声」は少し入り組んでいてちょっと判りづらかった。
 「土」は善人の仮面の下にある狂気にゾッとさせられるし、「リストカット事件」は自殺バナシかと思いきや、猟奇殺人バナシ。犯人はすぐわかっちゃうんだけど、間接的な殺人願望を抱く「僕」の、クール且つ淡々とした妖しい魅力に惹きつけられる~。
 ヒーロー・ヒロイン自体が少し歪んでいて、かなりアブナイ人設定がとっても新鮮だった。さくっと読めてちょっと背筋が冷える1冊。今さらですが読んで損は無いです。


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Theme : 推理小説・ミステリー * Genre : 本・雑誌 * Category : 乙一
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管理人のみ閲覧できます * by -

こんにちは~ * by 伊織
遅ればせながら、BK-1の書評掲載、おめでとうございます!
惺さんもBK-1投稿されてたんですね~
これからチョコチョコ覗かせていただこうと思います☆

乙一氏の世界観ってすごく独特ですよね~
私も少し前に「暗黒童話」を読みましたが、ダークなんだけどちょっと物悲しい雰囲気があって結構好きな感じだったので、また他作品も読んでみたいと思っていました。
惺さんが読まれたコチラも面白そうですね♪
参考になりました~★



Re: こんにちは~ * by 惺
> 伊織様

bk1読んでくださってありがとうございます。自分はセブンネット愛用者なんですが、たまたまbk1の書評ポータルを見て、面白ソ~と思って投稿してみました。完全なるビギナーズラックです。よって定期的に投稿するかどうかは自分でもわかりませ~ん。
でも伊織さんが投稿しているなら、ちょくちょく覗くかもです。載っていたら教えてくださいね。すぐに見に行きます!

乙一サンは仰る通りホント独特~☆
他の作品知らないケド、この作品に限っては主人公までちょっと屈折してるし……。
前に伊織さんが読んだモノも近いうちに読んでみたいな~。
また遊びにきてくださいね☆

No title * by キヨハラ
ご町内猟奇。何て新鮮なジャンル!
読んでみま~す

Re: こんばんは☆ * by 惺
> キヨハラ様e-134

……ホントにそうなんですよ~。
どうぞお試しください!

No title * by キヨハラ
お言葉に甘え、トラックバックしなおさせていただきましたe-345

Re: 感謝感激☆ * by 惺
> キヨハラ様e-339

ありがとうございます! 今度また消えたら今度こそGOTHの呪いだと思います。
いろいろとご迷惑をおかけしました。
キヨハラ様の広~いおココロに感謝です。
ヌけてます、おバカです、慌てモノです、自分e-263

個別記事の管理2010-04-24 (Sat)

ご訪問ありがとうございます☆

 このプログを覗いてくださる方々、応援ぽちしてくださる方々、楽しいコメントを残して下さる方々、リンクして下さっている管理人の方々、本当に感謝しています!
 
 え~さてさて、ゴールデンウィークももうすぐですが、自分は近場しか行き(け)ません。横浜中華街とディズニーランド。← どっちも殺人的な混み具合になりそう……。経済的に旅行なんて到底ムリ、海外旅行なんてもってのほか!
 と言う訳で、少しでも旅行気分を味わいたくて、発作的に読んでしまったこの本。

熱帯感傷紀行―アジア・センチメンタル・ロード (角川文庫)熱帯感傷紀行―アジア・センチメンタル・ロード (角川文庫)
(2002/09)
中山 可穂

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 中山可穂です。旅行記です。紀行文です。小説ではないです。でもやっぱり面白くて一気読みしてしまいました。
 まだ作家になりたての頃の作者サンが、終りが見え始めた恋とスランプから逃げるようにしてアジア各国を旅するという内容。

 あの中山可穂にバックパッカーという一面があったとは読んでビックリ! 親近感湧きまくりです。
 タイを皮切りに、マレーシア・インドネシアのスマトラ島・同じくインドネシアのジャワ島・シンガポールと見開きにある地図を見てもかなりな距離。それを独りでリュックを背負い、宿は日本円で1000円以内と厳しいルールを設けて旅をする。食事はもちろん現地の人間が溢れかえる屋台で摂るのは当たり前。その描写を読んでいるだけで思わず涎が出そうになる自分がなんとも情けない。けれど、それほど美味しそうに書かれているのだ~。

 現地人にボラれないように必死こいて値段交渉するトコロ、運悪く体調を崩してホームシックにかかってしまうトコロなど、ちょっとしたトコロに中山可穂の愉快な人間味が垣間見られてニヤリとしてしまう。
自分は恥ずかしながら海外旅行などしたことが無いので、普通の旅行飛び越して絶対バックパッカーになりたい~! と強烈に思ってしまいました。単純です、ハイ。

 どんなに安宿が汚かろうが、異国の地で右も左も判らず途方に暮れようが、現地人と喧嘩をしようが、作者サンは心底自称貧乏旅行を楽しんでいる。その逞しさ、無邪気さが心底羨ましいな~と、自分は思ってしまう。
 この本を読んで中山可穂という作家のイメージがガラッと変わったし、彼女のどの作品を読んでもそのルーツはこの「熱帯感傷紀行」にあるのだ~と思うと、何だかクスッと笑いたくなってしまうのはきっと自分だけでしょう。


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Theme : 最近読んだ本 * Genre : 本・雑誌 * Category : 中山可穂
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個別記事の管理2010-04-22 (Thu)

ご訪問ありがとうございます☆

 リンクさせていただいている「読みました」キヨハラ様のブログで知った作品です。警察小説?なんて読むの超~久しぶりでしたが、超~オモシロかったです。とっても読みやすくて、たて続き一気に2冊読了。以下ウィキよりあらすじ。
隠蔽捜査 (新潮文庫)隠蔽捜査 (新潮文庫)
(2008/01/29)
今野 敏

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竜崎伸也は独特の信念とキャリア独特の矜持を持つ警察庁のキャリア官僚。ある時、暴力団員の殺人事件が発生。10年前の少年犯罪が関わっていたことを知った竜崎はその対応の遅さに怒り、同じくキャリア官僚で小学校からの同級生である伊丹俊太郎や刑事局に詰め寄るが、暴力団の抗争が原因だからそんなに慌てる事はないと聞く耳を持たない。しかし次々と起こる殺人事件に方針を変更、捜査のやり直しの過程で警察官が殺人に関わっているのではないかという疑念を抱く。そんな中、息子の邦彦が薬物を使用していることを知って…。 
果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫)果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫)
(2010/01/28)
今野 敏

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大森署に署長として飛ばされた竜崎。そこでも独自の持論を展開していた。それらを見ていた大森署の刑事や副署長たちは、少々戸惑いを覚えながらも竜崎とうまくやっていた。そんな折、開店前の小料理屋で拳銃立てこもり事件が発生。事件は捜査本部でSITとSATの扱いで混乱する状況が続いたが、最終的にSATへの発砲許可という竜崎の命令により、人質の確保・犯人の射殺で解決する。しかし犯人が所持していた拳銃に実弾が込められていなかったことを知り、無抵抗の犯人を射殺したのではないかと困惑する。

 ああ……もう最初はこの竜崎のあまりにも徹底した東大崇拝思考・エリート第一主義に辟易。この小説半分はジョークなのかな~と思ったほど。これじゃあ息子も横道逸れるわな~としみじみ同情。しかし、終盤にかけて俄然面白くなるのがこの作者の凄さ! だと思いました、ハイ。

 不祥事を隠蔽しようと躍起になる警察組織に鉄の意志をもって対抗しようとする竜崎。もうその凄まじいまでの完璧な官僚意識・原理原則主義、別名「変人」とも「朴念仁」とも呼ばれるその頑なな信念が炸裂! いつのまにか辟易していたことも忘れて、竜崎に激しく感情移入してました。ここまで自分の意志を貫き通せたら痛快だろうなァと羨ましく思ってしまう。けど水戸黄門よろしく伊丹を印籠代わりに使ってしまうところは、ちと反則じゃん? と思っちゃいましたが。

 そんな彼も家庭においては奥さんの掌の上で転がされている、しがない旦那様。そんなギャップにまた親近感が湧くし、2作目「果断」で、息子のDVD(おそらくナウシカ)観て、感動しちゃって勇気を奮い立たせてしまうという、かなり単純な竜崎の頭を思わず撫でたくなっちゃうし! もう憎めないヤツ!

 従来の警察VS犯人というありきたりの展開ではなく、警察内部しかも竜崎VS組織内対抗勢力という構図が新鮮でした。数々の文学賞を取ったことにも納得。
 ドラマ化もされてたのね。竜崎→陣内孝則・伊丹→柳葉敏郎……う~ん、ちとイメージ違うかなァ。

 キヨハラ様、ありがとうございました! いろいろな方のブログで様々な作品を知ることが出来て嬉しいです!


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Theme : 推理小説・ミステリー * Genre : 本・雑誌 * Category : 今野 敏
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そうそう! * by キヨハラ
すでに薄れつつある記憶が蘇りました。私も最初は、竜崎にむむむと思いながら読みました。途中で主要人物が輝きだす。割合最近の今野敏の小説は、このパターンが多いんです。
ドラマ化されていたとは、知りませんでした。
>龍崎→陣内孝則・伊丹→柳葉敏郎……う~ん、ちとイメージ違うかなァ。
ええ、ちょっと違いますねぇ。陣内じゃ、冷静で頭脳明晰な印象がでない。ギバじゃ、伊丹の油っこさがない。強いて言えば、むしろ逆では。

Re: そうかァ~! * by 惺
>キヨハラ様

確かに逆ならしっくり来るかも!
とにかく全編に渡って面白かった~。特にあの東大へのこだわり! ココ笑うトコかな~と思ってしまったし。何だか怪しい魅力満載の今野氏の作品もっと読んでみたくなりました。

ところで……自分の記事読みなおして、誤字の多さにギョッとしました。多分他にもあると思うんで、気付いても笑ってスルーしてくださいね。
コメントありがとうございました! また今野記事読みに行きま~す。 

警察小説 * by -
こんにちは。こはるです。

ハードボイルドな小説が好きなので、警察小説やギャング系小説は大好物です。

テンポの良いストーリーだと、一気読みできますよね。

久しぶりにアドレナリン噴出させたくなりました。



Re: ようこそお越しくださいました☆ * by 惺
> こはる様

自分はあまり読まないジャンルだったんですが、結構ハマりそうです。
何かオススメがありましたら是非教えてください!
自分も思い切りアドレナリン噴出してみたいです。

* by キヨハラ
今野敏のレビューってほとんど描いていないんですよ。
去年の暮れから今年の正月にかけて二、三十冊読んでます。似たような題が多くて読んだかどうか忘れちゃうのが、ブログをつけることにより、レビューを書いておくことにしたきっかけなんですが、ブログを初めてすぐに今野敏依存を脱却できたみたいで。そのうち、今野敏の中でもよかったやつのレビューを書きますね。でも私としては、惺さんがお読みになった2冊がたぶんベストです。(忘れっぽいので自分のことながら自信がありません。ごめんなさいね)
いいわけがましいですが、ご勘弁願います。

Re: いらっしゃいませ☆ * by 惺
>キヨハラ様

イエイエご勘弁なんて滅相も無いです。が、自分はこの壊滅的な視力で確かに見ました。「今野敏 警察小説以外」というカテを。フフフ……とても興味津々なので、ソレを近々覗きに行かせていただきます!

いつもありがとうございます。そしてコメントもありがとうございました!

個別記事の管理2010-04-21 (Wed)

ご訪問ありがとうございます☆
 この拙いブログを覗いてくださる方々、リンクしてくださっている管理人様、ブログラムのりぃや様、ぽちして下さる方等々、皆さま本当にありがとうこざいます!

屋根裏の二処女 (吉屋信子乙女小説コレクション)屋根裏の二処女 (吉屋信子乙女小説コレクション)
(2003/03)
吉屋 信子 嶽本 野ばら

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 タイトルがかな~りインパクトありすぎますね。でもアヤシイ本ではありません。以下BOOKデータベースよりものすごく簡単なあらすじ。

吉屋信子の“乙女小説”を厳選するコレクション、第二巻。寄宿舎を舞台に、二人の“処女”の愛と尊厳を描き上げた信子の原点というべき重厚なる半伝記小説。その内容故に、現代まで「禁断の書」として秘かに語り継がれた物語の真の全貌を、今、時空を超えて明らかにする。大好評、嶽本野ばらによる解説・註釈も更に充実。

 キリスト教系の寄宿舎の屋根裏を舞台にした、少女2人の愛と絆の物語。正直に言ってしまうと退屈です。作風も暗くラストまでが非常に緩慢。ヒロインである章子の半ばいじけた心情が半端なく事細かに綴られていて、あんまりにも卑屈すぎて自分はどうしてもこの章子に感情移入ができなかった。読んでいてとってもイタイ。
 けれどヒロイン章子を除いた多くの女性キャラクターが非常に魅力的で、確固たる意志を持った人間として描かれていることにかろうじて救われた感が。
 自分の信念を持つボーイッシュな工藤さんに、不本意な結婚を強いられ自由を手にするために自らの命を散らそうとする伴夫人。そして章子の想い人秋津さんも周囲と慣れ合いになることない孤高の美少女。唯一章子だけがヘタレなのだけれど、物語終盤、伴夫人と秋津さんの仲を疑ってあらぬ嫉妬からとうとう自分の感情を爆発させたところで、やっと好印象。章子の心情の吐露によって2人の気持ちは固く結ばれる……というこのラスト部分だけが勢いよく読めました。

 何かと女性が抑圧されることの多かったこの時代(大正末期)。強い絆で結びつき、行き場を無くしたうら若き女性が2人だけで生きていこう! というテーマはかなり斬新だったらしい。
 が、自分的にはやはりイマイチ訴えかけるモノが弱いな~という印象を受けた。第一ヒロインが魅力的でないのがちと悲しいし致命的。ですがやはり巨匠吉屋信子、描写は巧いです。古臭さまったく感じないし、当時の風俗もかなり興味深い。加えて、時におネエ言葉になる嶽本野ばらの解説と注釈が爆笑モノで最高です。これに装幀と挿画の中原淳一も加わって、とってもゴージャスな1冊。内容の方は多分好き嫌い分かれますけどね。「花物語」と比較して読んでみるのもまた面白いかと。


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Theme : 最近読んだ本 * Genre : 本・雑誌 * Category : 吉屋信子
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個別記事の管理2010-04-19 (Mon)

ご訪問ありがとうございます☆

            100419_2127~01

 画像のマズさはご勘弁を。
 行ってきました! 「アリス・イン・ワンダーランド」!
 正直、子供騙しかな~と思ってあんまり期待していなかったんですが……面白かったです!
 いやあ、1時間59分があっという間でした。監督のティム・バートンって、こういうクセのあるエンターテイメント作品作るの巧いなァとしみじみ思ってしまいました。

    100419_2128~01  100419_2128~02

 少女から大人へと成長を遂げるアリスの19歳という年齢設定も納得。現実世界でふりかかった自分の災難?に、逃げるようにして、運よく突如現れた白ウサギを追いかける。そして例の如く穴に落ちたところから、またもや奇妙な冒険が始まり、最終的にはワンダーランド(映画ではアンダーランド)を救うために、そして弱い自分と決別するために戦う決意をする。
 戦うアリスをフォローするのはもちろんあのキャラクター達。マッドハッターに白ウサギ・神出鬼没のチェシャ猫にカッコ良くなったねむりねずみ等々、彼らの持っている個性を充分に発揮!
 要は赤と白の女王同士の姉妹ケンカなんだけれど、その配役もピッタリ! 特に赤の女王が巧すぎる! 自分的に一番好きなキャラかもです。このヘレナ・ボナム・カーターという女優さん、たしかその昔「ツイン・ピークス」のドナ役やっていたような気がする(違ってるかも)。でもものすごくイメージとあってました~。白の女王も美し~けれど、やっぱなんか珍妙な雰囲気を醸し出しているトコロが巧い!

 マッドハッター役のジョニーデップは意外とマトモでした。「チャーリーとチョコレート工場」の時のような怪演を期待していたけれど、とってもイイヤツに徹してました。ほんの少~しアリスとのラブロマンス?もあるぞ!

 最初は戦うことを拒否していたアリスだったけれど、次第に強さを身につけていくところが無理なく納得。そしてアンダーランドでの苦難を乗り越え、現実世界に戻ってからの彼女の成長にも同じく納得。周囲の言いなりにならず自分の道を切り拓いてゆくラストに唸りました。ただのファンタジーモノではないぞ、と。
 極彩色の映像、素晴らしいCG、マッチしたキャスティング、そしていきいきと駆け回る個性豊かなキャラクター達に魅せられました。1800円の価値はあります!


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Theme : アリス・イン・ワンダーランド * Genre : 映画 * Category : ★ひとやすみ ~駄文です~
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先日は・・・ * by 伊織
こんにちは!
先日の名無しはお察しの通り、私です・・・。
すいませんでした!!

「アリス~」観に行かれたんですね♪
私も相方もこれは前から楽しみにしていた作品の1つで、「チャーリー~」の時と同じパターンじゃなければいいね~と言い合ってました。

先週は2本映画を観たので、「アリス~」は後回しになってしまったんですが、近いうちに観に行こうと思います★

惺さんも面白いって言ってはるし、今から観るのが楽しみです~♪


Re: 先日は・・・ * by 惺
>伊織様

どういたしまして~☆ 脳内の伊織さん探知機が作動してすぐにわかりました。
「アリス~」は「チャーリー~」よりは格段に楽しめる作品だと思いますが、人それぞれ好みがあるんで何とも。でも自分的にはとっても楽しめました~。良い作品だと思います。映像もキレイだったし。3Dで観られなかったのが残念だったかな。

役1年ぶりに映画館で観たんでそれだけでコーフン!← バカ~e-263
平日でしかも夕方からの回にしたんで結構空いてたし。
フフフ……相方さんと是非堪能してきて下さ~い!

No title * by Friday
早速見に行かれたんですね.
お話を聞いていたら見に行きたくなってきましたが,チビがじっとしていられる訳もなく,我が家はしばらく映画館はお預け.
DVD待ちです...

Re: こんばんは☆ * by 惺
> Friday様

DVDでゆっくり鑑賞というものアリですよね~。自分も映画館鑑賞は久しぶりでした!
多分すぐ発売されるんじゃないでしょうかね? おチビさん達(失礼!)もきっと楽しめると思いますよ~。
コメントありがとうございました☆

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