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個別記事の管理2010-05-31 (Mon)

ご訪問ありがとうございます☆

伊賀忍法帖 (角川文庫)伊賀忍法帖 (角川文庫)
(2003/01)
山田 風太郎

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 5月の締めは好きな山田風太郎で……と思ったんですが、この作品は自分的にう~んイマイチかな。でもやっぱ好きですが。以下文庫見開きより抜粋あらすじ。

主家三好氏の美姫右京太夫を我が物にせんと企む松永弾正は、7人の根来僧に命じ、媚薬を作るために必要な美女を狩り集めさせた。
若き伊賀忍者笛吹城太郎は、最愛の妻篝火を彼等に奪われ、生贄にされた怒りを胸に、敢然と復讐を誓う。



 松永弾正を徹底的な悪役に据え、必要不可欠な小道具は千宗易の茶釜。城太郎を陰ながら助けるのは柳生新左衛門。そして背後にうごめくのは妖しげな幻術師果心居士。ここまで豪華な脇キャラを揃えて面白くないはずはないんです。
 ただ、少~し(かなり?)くどいくらいのエロさ加減・敵方忍者僧の陰惨さにちょっと辟易。お子様は読んじゃいか~んと言いたくなるくらい。

 けれど、そんなゲンナリする背景の中でもさすが山田風太郎、東大寺大仏炎上という史実を巧みに取り入れていて読ませてくれる。そして何より、暗澹たる陰謀と策略の中での、城太郎と非業の死を遂げた妻篝火との愛情、彼女と瓜二つの右京太夫とのプラトニックな恋愛が、闇に輝く星のように煌めき一種の清涼剤となって鮮やかな対比をなし、最後まで魅了してくれる。媚薬という小道具の使い方も気を持たせて巧いし。
 お互い愛してはならない人を愛してしまった城太郎と右京太夫の心情が、なんとも切なくてやるせない。本当に山田風太郎は泣かせるハナシが巧い!
 個人的には右京太夫の最期をもって終幕とすべきだと思うんだけど。その後の果心居士とのやりとりははっきり言って蛇足かな?

伊賀忍法帖 [DVD]伊賀忍法帖 [DVD]
(2006/10/20)
真田広之渡辺典子

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 映画はね~申し訳ないけど駄作(ファンの人ゴメンなさいッ!)
 全盛期の角川映画製作だけど、真田広之出演だけど、やっぱね……オリジナルには敵いません。
 若かりし頃の真田広之を観るだけでも価値はあるかなァ?


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Theme : 時代小説 * Genre : 本・雑誌 * Category : 山田風太郎
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個別記事の管理2010-05-30 (Sun)

ご訪問ありがとうございます☆

 この読みにくくて拙いブログを覗いてくださる皆さま、拍手くださる皆さま、ランキングぽちしてくださる皆さま、コメントくださる皆さま、リンクしてくださっている管理人の皆さま。ブログラムのりぃや様・のぴんこ様
 皆さま本当にありがとうございます!


 今月はたくさんの方のブログを覗くことができて、とても勉強にもなり楽しい時間を頂きました。ブログを通して新しくお知り合い?になれた方、今後ともどうぞヨロシクお願いいたします!
 過去記事を閲覧して頂くのは、かな~りヤバイです。全部書き直したい(でもきっとたいして変わらないんだろうけど)くらい恥ずかしいです。さらっと読み流していただけると、大変ありがたいです

 さて、5月後半に読んだ本は……

【好き好き大好き超愛してる。】  ←再読。かなりマトモなほう
【DIVE!!】               ←超オモシロかった! 感動モノ!  
【パーフェクトプログラム】      ←看板に偽り……?
【サウスバウンド】           ←爽やか~
【火車】                ←再読。大御所ッてカンジ
【歌劇】                ←完全シュミ!
【わすれなぐさ・乙女の港】     ←再読。ほのぼの
【のぼうの城】             ←静かなる感動
【ストーム・ブリング・ワールド】    ←期待しすぎた
【バッテリー】             ←続きが楽しみ~
【ブルース・リー・ストーリー】     ←再読。懐かし~ 
【マノン・レスコー】          ←再読。愛についてしみじみ考える←ウソ

 見事に雑食……6月は何を読むかなんて、な~んも考えていません。ヘンな記事あったら、何を血迷ったエントリーしてんだッ! と思って、素知らぬ顔で読み流してくださりませ。

 話かわりますが、Internet ExplorerからFirefoxに変えたらとっても快適です。途中で記事消えないし! ストレス無くなりました~☆
 ではでは6月もどうぞヨロシクお願いいたします!


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Theme : こんな本を読んだ * Genre : 本・雑誌 * Category : ★ひとやすみ ~駄文です~
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個別記事の管理2010-05-29 (Sat)

ご訪問ありがとうございます☆

マノン・レスコー (新潮文庫)マノン・レスコー (新潮文庫)
(2004/06)
アベ・プレヴォー

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 「椿姫」や「カルメン」などの娼婦型ヒロインの原型ともなった作品。以下ウィキよりあらすじ。

騎士デ・グリューは美少女マノンと出会い駆け落ちするが、彼女を愛した男たちは嫉妬や彼女の欲望から破滅していき、デ・グリューも巻き込まれて数々の罪を犯す。彼女はアメリカへ追放処分となり、デ・グリューも彼女に付き添って行くが、アメリカでも彼女をめぐる事件は起き、ついにマノンは寂しい荒野で彼の腕に抱かれて死ぬ。

 「椿姫」が好きで、その影響で以前読んだんですが、今回新訳ということで改めて読み直し。とっても判り易い。
 いいトコのお坊ちゃんが、類稀なる美少女に惚れ込んで破滅してゆくという筋立てと、主人公が他者に語りかける回想録という小説構成も、のちに現れる「椿姫」に大きな影響を与えていることが一目瞭然。当時としてはかなりインパクトある小説だったらしい。

 なんたってヒロインのマノンの人物造形がスゴイ。時代先取り過ぎ! 何食わぬ顔で男を騙して金品・宝石を詐欺ろうとする。罪悪感などこれっぽっちも持ち合わせていない。援交なんてへっちゃら~のまるでイマドキの一部の女子高生のようだ。
 その彼女の恋人であるデ・グリューも完全に骨抜き状態。良心の呵責に苛まれながらも、マノンの強烈な魅力に抗う術なく、次々と悪事に手を染めてゆく過程の心理描写がすんなり理解できて巧すぎる! 
 が、途中、マノンに翻弄され続ける情けなさにかなり苛々し、唯一の真っ当な友人には金銭面で頼りっぱなしだし、そのあまりの軟弱さに怒り爆発することも多々アリ。
 マノンに関わらなければ、地位も名誉も財産もある一生を送れたはずなのに、バカなヤツ! と何度歯がゆく思う反面、なりふり構わず全身全霊を込めてマノンを愛するデ・グリューの純真さ・一途さに胸がアツくなる。

 マノンが願うのは心の、あるいは精神的な貞節(なんか、表現古いな~)。対してデ・グリューが願うのは肉体的な貞節。ここが2人の考え方の決定的な相違。ある意味不変的な男と女の決定的な考えの方の相違とも言えるな~。それが終始噛み合うことなく不協和音をたて、お互いひたすら破滅へと突き進む。

「あんたのような恋なんてどこにだってないし、また、あんたのように深く愛されるということもないんだもの」
 罪を重ね、何もかも失って追放されたアメリカ(当時は未開の地だった)でマノンが発した言葉。

 ここにきてようやくマノンは真実の愛とは何なのかを知り、そしてデ・グリューは死ぬほど欲しかったそのマノンの愛を手に入れる。
 彼がその手に欲した物は、地位でも名誉でも財産でもない、たった一つのマノンの真心。
 ここまで堕ちなければ気付けなかった、二人の愚かな、でもリアルな激しい愛が羨ましくもあり、悲しくもあり。
 破滅型大悲恋。嫌いじゃないです。ていうか、大好きです。


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Theme : ブックレビュー * Genre : 小説・文学 * Category : マノン・レスコー
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個別記事の管理2010-05-28 (Fri)

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     100528_2017~01 ブルース・リー・ストーリー

 だんだん自己満度が高くなってきてます。スミマセン……実はその昔ハマッてました、ブルース・リーにも。
 彼の未亡人の手によるこの書籍が、購入当時、一番信頼のおけるバイオグラフィーだったんです。もちろんかなり昔のモノです。アマゾンには画像が無く、自分所有のモノとコラボしました。中古のみのようですが、入手不可というわけではないようです。
 ブルース・リーが死ぬほど好きだ~! という方は購入して損はない、彼に関する第一級の資料だと思います。(少し大げさかな)以下MARKデータベースよりあらすじ。

強烈なイメージ、スピード、パワーを備えた天才的武道家・俳優ブルース・リー。彼の死後20年を経て未亡人が初めて語るその生涯の全て。深い愛情に満ちた文章で、伝説的スターの素顔を綴る。

 ブルース・リーの両親・兄弟・夫人や子供の豊富で貴重な写真がまず垂涎モノ! 夫人はアメリカ人だったんですね~。んで出生地もアメリカ。この書籍読んで初めて知りました。
 芸能一家に生まれた彼の子役時代や、アメリカ単身留学時代、クンフーインストラクター時代、そして結婚。そして最終的には香港に帰って映画スターとして大成功を収めるまでの経緯が詳しく、判り易く書かれてます。
 特に意外だと思ったのが、彼独自の武道「截拳道」を創造したこと。熱心な武術家の一面を垣間見て、少し感動。
 死後数十年。その死因には未だに疑惑等諸説ありますが、惜しむべきアジアの偉大な映画スターを失ったなァと残念しきりです。

ディレクターズ・カット 燃えよドラゴン 特別版 [DVD]ディレクターズ・カット 燃えよドラゴン 特別版 [DVD]
(2008/04/11)
ブルース・リー ジョン・サクソン

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 ブルース・リーの映画の中では個人的に一番好きなのがコレ。香港・アメリカ合作。
 彼の出世作でもあり、世界デビュー作といっても過言ではないような。
 他の出演作(主に当時の香港映画)にありがちな、ちょっとよくわからない脚本やムダなギャグ?やストーリーのもたつきが一切無く完成度高いです。
 彼の芸術的とも言えるアクションの魅力がふんだんに散りばめられていて、なおかつスリリング!
 中でもクライマックスの、敵役ハンとの鏡の部屋でのアクションシーンは、神だと思ってます! 名場面です。
「ドラゴン怒りの鉄拳」もいいんですけどね~、スケールの大きさ・脚本のクオリティの高さ・アクションシーンの多様性等々、どれをとってもやっぱり「燃えよドラゴン」が最高傑作だと思います。← あくまでも思いっきり個人的にですが。


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Theme : 香港映画 * Genre : 映画 * Category : ブルース・リー・ストーリー
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No title * by まる
こんばんは。
自分もこの映画が一番洗練されてて好きですね。
この本の写真は今は亡きブランドンでしょうか。確か娘もデビューしてましたよね。
見た目は「う~ん。。。」って感じでしたが。
ジークンドーは今でも受け継がれてるみたいなので調べてみると面白いですよ。

Re:いらっしゃいませ☆ * by 惺
> まる様e-420

そうです、ブランドンです。残念でしたね彼もe-263
娘もデビューしてたんですね~。さすがまる様詳しい! 全然知りませんでした。
見た目は「う~ん。。。」← そうですか……残念。
この作品にはノラ・ミャオ出演してなかったんですね。いい加減な知識でスミマセンでした~e-466女スパイがてっきり彼女かと思ってました。

コメントありがとうございます! とっても嬉しいですッ☆

個別記事の管理2010-05-27 (Thu)

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バッテリー (角川文庫)バッテリー (角川文庫)
(2003/12)
あさの あつこ

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 「DIVE!!」と同じカンジなのかな~と思いきや、まったく違うテイストだと知って驚きました。以下ウィキよりあらすじ。

巧の中学入学を前に、祖父のいる岡山県新田市に引っ越してきた原田一家。 道に迷いかけて豪と出会い、後日バッテリーを組むことになる。ピッチャーとして絶対の自信を持ち、誰に対しても強烈な我を通そうとする巧と、その才能に戸惑いながら強く魅かれていく豪。運命に導かれたかのように、最高のバッテリーとしての2人の人生が始まっていく……。

 こんなあらすじ載せなくても大抵の方がご存知の大ベストセラー。なんたってヒーローの天才ピッチャー巧クンがかなり歪んでます。いいカンジです。
 自分の実力に圧倒的な自信とプライドを持ち、親にも友人にも決してココロの裡を見せない孤高の少年。その巧と一目出逢った時から運命の相手(こう表現するとなんかアブナイ感じですが)と直感した豪。この二人の一筋縄ではいかない友情を今後どうやって築いてゆくのか、とっても興味をそそります。

 舞台となっている岡山県の郷土色が出ていて、いい具合にほっこりさせられる。母親真紀子と祖父洋三との過激?なやりとりとか、特に弟の青波の方言とかに、かなり癒されるし。のどかなこの地方から、巧や豪の、これから所属するであろう中学の野球部がどうやって頭角を現していくのか、続刊読むのが待ち遠しい!
 児童文学らしいが、あさのあつこの硬質な文体は一般文芸作品としても充分楽しめる。文庫版巻末の「あとがきにかえて」がかなり重厚?なのに正直驚きました。

 話は全くかわりますが、仕事が休みだったので例の如く横浜に行ってまいりました! 港の見える丘公園内のバラ園がとても素敵だったのでUPします!

  100527_1550~02    100527_1242~01    100527_1551~01

 今が見ごろらしく、たくさんの種類のバラが咲いてました~! 記事とは関係無くてスミマセン


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Theme : 読書感想 * Genre : 本・雑誌 * Category : あさのあつこ
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「バッテリー」&バラ!! * by まいまい
次々とワタクシのお好み作品が・・。そしてバラ!!さんきゅう!

もうこの作品は思春期のちりちりしたあの感じが何とも言えません。
この巧君と豪君のキャラのいいこと!
あとから登場するキャラもみんな魅力的で、当時かなり楽しみました。
でもベストセラーになるとは思わなかった。
まるっきり児童書扱いだけど、小学生には難しいし、中学生は本なんぞ読まん。
・・偏見だったみたいです。

Re: 妙な取り合わせですが * by 惺
> まいまい様e-420

NHKのドラマをちょろっと観ただけで、その時はふ~ん、くらいな印象だっだんですが、小説読んだらオモシロイったらありゃしない!
友人が6冊まとめて貸してくれたんで、今読むのに必死!
巧のクールさと対照的な豪のバリバリ包容力キャラ(なんのこっちゃ!)が良い具合にマッチしてますよね~。
実は青波クンも好きなんですよ~。彼が今後どうなっていくのかものすごく興味津々♪
巧が頭の上がらない唯一の人物は、ズバリ青波だと直感しました。←違うかな?

横浜へ * by こはる
行かれたのですね。いいな♪いいな♪

先日、中華街に夢中になりすぎて、せっかく横浜へいったのに、山下公園さえも立ち寄らなかった事を後悔してます。

またお茶を買いに行こうと思っているので、次は必ず横浜の景色も堪能しようと思ってます。

バラ綺麗ですね。癒されそう!

Re: 横浜へ * by 惺
> こはる様e-339

行ってきました! 中華街はやみつきです~。飲茶食って江戸清の肉まん食って、その他もろもろ食べ過ぎていつもの如く胃痛ですe-263
山下公園にも港の見える丘公園にも今が盛りのバラがたくさん咲いてました! 見事でしたよ~。
久しぶりに「マリーンシャトル」に乗って(ベタだなあ)港町気分を満喫してきました。

個別記事の管理2010-05-26 (Wed)

ご訪問ありがとうございます☆

ストーム・ブリング・ワールド1(MF文庫ダ・ヴィンチ)ストーム・ブリング・ワールド1(MF文庫ダ・ヴィンチ)
(2009/08/21)
冲方 丁

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ストーム・ブリング・ワールド2 (MF文庫ダ・ヴィンチ)ストーム・ブリング・ワールド2 (MF文庫ダ・ヴィンチ)
(2009/10/21)
冲方 丁

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 冲方丁の初期作品かと。思いっきりラノベです。「天地明察」にしようか迷ったんですが、珍しいな~と思ってこちらにしました。以下裏表紙よりあらすじ。

創造の女神カルドラが手にしていた<創造の書>。神々の争いで砕け散った断片は<カルド>と呼ばれ、それに秘められた力を駆使できる者を<セプター>と呼んだ。
少女アーティは父に愛されたい一心で嘘をつきセプター候補として神殿で学んでいた。そんな彼女のもとに転学生の少年リュロンがやってきたとき、運命の歯車が大きく動き出す!


 「カルドセプト創伝 ストーム・ブリング・ワールド」という過去作品を大幅修正したとのこと。過去作品はまったく知らないので、こんなモンか~と思いながら読みました。
 2巻まで読み終えようかと思ったんですが……もっとスリルありアクションありを想像してたんですが……うう、挫折しそう。
 いわゆるヒロイック・ファンタジーです。(あ、今はこういう言い方しないの?)
 1巻は舞台設定の説明と登場人物の紹介などなど、展開がゆっくりめで序盤は読んでいてとても辛かった……。中盤、リュロンがアーティの密かな護衛につくところから、おっ! おもしろくなるか? と思ったけれど、う~ん、なんだか学園ラブコメを読んでいるようで……。
 敵を倒すアイテムにも、もうひとひねりあってもいいんじゃないかな~と。← 余計なお世話ですが。 

 結局ラストが一番面白く読めたかな? どうなるリュロン! 気を持たせる終わり方。巧いです! 
 今注目の作家、冲方丁。コレを読んだ限りではただのラノベ作家という印象しかないのですが、「天地明察」でどう化けたのか非常に興味ありますねッ!


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Theme : ライトノベル * Genre : 小説・文学 * Category : 冲方丁
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個別記事の管理2010-05-25 (Tue)

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のぼうの城のぼうの城
(2007/11/28)
和田 竜

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 久しぶりに時代小説を購入しました。読了後じわじわと感動が押し寄せる~!
 忍城モノは山田風太郎の「風来忍法帖」で唯一知っていましたが、同じ題材を扱っていながら、そちらとはまた違う余韻と感動。以下ウィキよりあらすじ。

周囲を湖に囲まれ、浮城とも呼ばれる忍城(おしじょう)。領主・成田家一門の成田長親は、領民から「でくのぼう」を略して「のぼう様」と呼び親しまれる人物であった。
天下統一目前の豊臣秀吉は、関東最大の勢力北条氏の小田原城を落城せんとしていた。豊臣側に抵抗するべく、北条氏政は関東各地の支城の城主に篭城に参加するよう通達。支城の一つであった忍城主の氏長は、北条に従うように見せかけ、裏で豊臣側への降伏を内通し、篭城作戦に参加していた。
「武州・忍城を討ち、武功を立てよ」秀吉にそう命じられ、石田三成は成田家が降伏しているとは露知らず、戦を仕掛けんとする。城はすぐに落ちるはずだった。開城か戦か、成田家に遣わされた軍使が問うと、総大将の長親は「戦」を選択。当主・氏長より降伏を知らされていた重臣たちは混乱するが、かくして忍城戦は幕を開ける。
総大将たる長親には、将に求められる智も仁も勇もない、正にその名の通り、でくのぼうのような男。主だった将兵は小田原へ赴いていた。三成率いる二万超の軍勢に、百姓らを徴発して二千強の成田氏。果たして勝機はあるのか。


 でくのぼう呼ばわりされるのんびりゆったりな城主と、ワキを固める個性豊かな臣下達の掛け合いがオモシロい。冒頭の各キャラ紹介部分は半分居眠りしながら読んでいたけど、長親が開戦を布告したあたりからシャキッと目が覚め、そのまま一気に読了。
 臣下や農民達が「仕方ねぇな~盛りたててやっか~」的なノリにさせてしまう、この長親のキャラに激しく感情移入。なんたって開戦の動機が、ほのかに想いを寄せる姫を、秀吉の側妾にさせないためっていうのも、カッコいいじゃないすか~! のぼうだなんて、いやいや立派なオトコだよ~!

 そして対する石田光成もあっぱれな敵役でした(水攻めフェチは怖いけど)。正々堂々と武士のプライドを賭けて闘い、敗北したならば潔くそれを認める。ある意味、総大将同士の男と男のガチンコ勝負を見た感じでとても気持ち良かった!
 クサイ言い方ですが、戦を通して芽生えた友情ってヤツですかね? 敵ながらあっぱれ! みたいな。

 さすが話題にもなり、映画化もされるという作品。納得です!
 山田作品が忍者を扱った動のエンタメとするなら、和田作品は静のエンタメといえるかなァ。
 さりげな~くラブロマンスも入ってたりして、作者サマのサービスにちょこっと喜んでしまいました~! 加えて坂東武士の底ヂカラも充分に見せてもらいました。
 


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No title * by のびんこ
こんばんわ~

気になっているのにまだ読んでいないのですが、やっぱりおもしろそうですね!!
惺さんのレビューを読んで、やっぱり読もう!と思いました。

>さりげな~くラブロマンスも入ってたりして
そんな感じなんですか?!
なんか、意外。
楽しみです。

Re: いらっしゃいませ☆ * by 惺
> のびんこ様e-398

ラストあたり、ほんっのかすかな? 三角関係チックな場面アリです。
酒巻 靱負というイケメン系のキャラが出てくるのですが、彼が憎らしいほどイイヤツです。
もし、お読みになるのでしたら、是非チェックしてみてくださ~い!


先日はありがとうございました^^ * by 美夜。
こんにちは!
先日はこちらのブログに遊びに来て下さいまして、ありがとうございました。

「のぼうの城」と同じく忍城攻防戦を扱った作品に風野真知雄著「水の城 いまだ落城せず」という本があります。
のぼうよりは少し硬い雰囲気(といっても歴史物としては軽いと思いますが)で、私はそちらの方が好きだったりします。
機会がありましたらぜひ♪

美夜。

Re: いらっしゃいませ☆ * by 惺
>美夜様e-398

忍城舞台にした作品、他にもあるんですね~!
風野真知雄の名は知っていましたが、作品読んだことがありませんでした。
読んでみたいと思います☆

美夜サンは歴史モノ詳しそうですね。他にもおススメありましたら教えてください。
またお邪魔させていただきますね~!


個別記事の管理2010-05-24 (Mon)

ご訪問ありがとうございます☆

 共通点は典型的な少女小説。女学生の(清い)三角関係。
 少女小説の大御所吉屋信子と、ノーベル文学賞受賞の川端康成。偉大な作家が描いた少女小説。どちらも読みごたえ充分です。

わすれなぐさ (河出文庫)わすれなぐさ (河出文庫)
(2010/03/05)
吉屋 信子

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 登場人物はナンパな令嬢陽子と硬派な純情少女一枝、そしてちょっと個性派少女ヒロイン牧子。
 作者のこの3人のキャラ造形がとにかく巧い。
 まずはヒロイン牧子。この牧子、令嬢陽子からも真面目な一枝からも好意を持たれ、いいトコどりの少女。けれど、父親の男尊女卑思想に密やかな反発心を抱いて、常に「我は何をなすべきか?」とトルストイの著書の一文を噛みしめている自我の強い少女。薄っぺらくないのだ。
 そして一枝。生真面目で純情。牧子と真の友情を結ぼうとする、出番の少ないキャラだけれど、要所要所で大事な役目を担っている。
 秀逸なのが我儘で小悪魔系・ツンデレ令嬢陽子。彼女がいなければこのハナシは成り立たない。牧子にぞっこんで、なんとかして自分に振り向かせようとする場面がなんともコミカルで笑いを誘う。
 母親を亡くして落ち込んでいる牧子を、陽子独特のやり方で慰めようとするエピソードが白眉! 自宅所有のクライスラーで横浜豪遊したりとか。
 そして都合が悪くなると、母親であろうが警察であろうが、高らかに笑って煙に巻く。この陽子をヒロインにしてもいいくらいの、笑いありシリアスありの八面六臂の大活躍!
 個性豊かな3人の少女の友情物語。最後にはホロッときます。

完本 乙女の港 (少女の友コレクション)完本 乙女の港 (少女の友コレクション)
(2009/12/11)
川端 康成

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 遥か昔に読んだ作品。再読できなかったので、おぼろげな記憶を頼りに。
 復刻版が出たらしく、装丁も素晴らしい。何よりあの川端康成が少女小説書いてたとは恐れ入りました! しかし、正確には原案は弟子の女性らしい。
 ミッションスクールを舞台にした下級生三千子をめぐる、淑やかな上級生洋子(またようこちゃん!)と、勝気な克子の恋の? さやあて。
 こちらは「エス」色を全面に押し出してます。克子が何とかして三千子を妹にしたくて、あの手この手で策略してた気がする。少女小説お決まりの、夏休みに別荘に呼んでひと夏一緒に過ごす……とか。
 対する洋子は家の没落(確か)のために卒業後(か中退して)働くことに。その洋子を尊敬し、憧れ、けれど克子の奔放な魅力に抗えない三千子のココロの揺らめきがなんとも可愛い。
 ミッションスクールに教会などなど、雰囲気はバツグン。けれどキャラ造形に吉屋信子ほどの深みが無いな~と思ってしまいました。皆典型的すぎて小さくまとまっちゃった感強し。

 どちらも甲乙つけがたい不朽の名作。自分の好みとしては断然「わすれなぐさ」なんだけど。
 ほぼ同じ素材を扱っていて、それがどのように料理されているのか読み比べてみるのも、かな~り面白いデス。


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Theme : ブックレビュー * Genre : 小説・文学 * Category : 吉屋信子
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吉屋信子! * by まいまい
おお!マニア心をくすぐりますね。(っていうほどワタクシはマニアではありませんが)
弥生美術館でやった「少女の友」展見てきました。ステキでした。

この2作品を読んでいるか微妙なんですけど、吉屋信子がちゃんとこの21世紀の世の中に残っているっていうのがすごいことですよね。ベルばらの池田理代子さんの初期の作品には、こういう作品群に影響されたとしか思えない作品がたくさんあって、おもしろいです。

う~長々スミマセン。

Re: 吉屋信子! * by 惺
>まいまい様e-398

> 弥生美術館でやった「少女の友」展見てきました。ステキでした。
  → え? そんな素晴らしいモノ開催されてたんですか? い、行きたい! 調べよッ!

> 吉屋信子がちゃんとこの21世紀の世の中に残っているっていうのがすごいことですよね。
  → ホントです。時代を先取りしすぎてたんでしょうね~。やっと時代が追いついた感じがします。

> ベルばらの池田理代子さんの初期の作品には、こういう作品群に影響されたとしか思えない作品がたくさんあって、おもしろいです。
  → そうなんですか? 「ベルばら」と「オルフェウス~」しか知らなかったので、是非読んでみたい! 影響力ありますね~☆

長文大歓迎です。コメントありがとうございました!

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