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個別記事の管理2010-07-31 (Sat)

ご訪問ありがとうございます☆

夜のピクニック (新潮文庫)夜のピクニック (新潮文庫)
(2006/09)
恩田 陸

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 リンクさせていただいている「本読み人M」様のブログで知った作品です。レビューを拝見してひと味違った青春小説の感があったので、是非一読してみようかと。以下文庫裏表紙よりあらすじ。

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。
三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために──。
学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。


 読了してまず思い浮かんだのが、何故かラヴェルの「ボレロ」という音楽。
 静かに始まって同じメロディーが淡々と繰り返す。あまりにも同じフレーズがくり返されるので、飽きるかと思いきや全く飽きない。何故か聴いてしまう。そして曲の終盤に向けて徐々にじわじわと盛り上がってゆくという名曲。
 そのカンジですね、まさに。

 まず、全校生徒がまる一日80キロの距離を歩くという設定が面白いなと。なおかつ歩いている間に、何か突飛な事件が起こるという訳でもなく、淡々と物語は進んでゆく展開に、ちょっと新鮮な驚きが。
 唯一凝った設定なのは、主人公の西脇融と甲田貴子が「異母きょうだい」だということでしょうか。
 その貴子の胸に秘めた、複雑で思わず応援したくなるような心情と、融との絡みがどうなっていくのか期待を持たせつつ、単調な展開を読ませてゆく作者サンの手腕に舌を巻きました!

 次々と登場する個性豊かな友人たちの描写も面白いのだけど、それ以上にまるで自分が体感しているような、巧みな自然描写もスゴイなと。のどかな田舎の風景、じりじりと焼けつくような陽射し、満天の星空の下の夜の静寂さ。視覚的にも訴えるモノがあってその描写力の確かさに唸ります。

 そして、何と言っても登場人物達の会話の自然なこと! どのキャラもブレていなくて、きっちりとその役割をこなしている。特に良く出来たキャラだな~と感じたのは、皆の思い出の中でしか登場しない榊杏奈。彼女の謎めいた手紙も良いスパイスになっていて、その意味を知りたくて最後まで読んでしまう。
 融が足を捻挫したあたりから徐々にクライマックスとなって、一気に終盤へと突き進む。

 融と貴子のココロの奥で硬くて冷たい氷のようにわだかまっていた、「異母きょうだい」というどうしようもない事実。お互い無意識下では理解したいと願いながらも出来なかったその想いを、「歩行祭」という非日常とかけがえの無い友人達が2人の背中をポンッと押してくれる。「今こそ理解しあうべき時なんだよ」と。

 劇的なドラマが展開されるわけでもない。ただ淡々と歩いて行く皆。けれど、その内面ではさまざまな想いや葛藤が交錯していて、確実に成長を遂げている。
 融と貴子が解りあう・自然と言葉を交わし合うシーンでは、脳内に「ボレロ」のクライマックス部分が響き渡ってました。 ← そんなの自分だけです、ハイ。

 静かな、それでいて瑞々しい感動を受ける青春小説の名作。
 M様、ありがとうございました。

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Theme : こんな本を読んだ * Genre : 本・雑誌 * Category : 恩田陸
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うるさくおじゃまします。 * by まいまい
「夜のピクニック」は水戸にある高校の「歩く会」がモデルになっているので、
映画化された時、水戸は大盛り上がりでした。
映画もなかなかいいですよ。

ボレロのイメージ、わかります。
淡々と進むのに、青春の日のみずみずしい「思い」みたいのがあふれていて、
変わっていないようでも始めと終わりではうんとちがっているような・・。
高校のこういう行事ってやっぱり「特別」なんだな、と青春小説好きは思うのでした。

Re: イエイエ、何度でも来ちゃってください! * by 惺
>まいまい様e-420

この記事書く前にウィキペディアで下調べをしたんですが、作者サンの母校をモデルにしているんですってね!
「歩く会」は実在しているということにビックリしましたッ☆
ものすごく大変なんだろうけど(自分には絶対ム・リe-263)、オトナになった時にしみじみと思い返せる行事だと思うな。良い思い出としても、そうじゃない思い出としても。
映画観てみたかったです。まいまいサンはご覧になったんですか?
自分はどうもイマイチ時代に乗り遅れているみたいで、大切なモノをいつも見逃している気がする~e-350

おりえ * by -
 この作品覚えています。
 恩田さんの作品は結構読んでいるのですが、実はあまり内容を覚えていないのです。勿論面白いのですが。私にとってとは残らないタイプの作家さんなのかなと思います。
 でもこの作品は印象に残っています。恩田さんの作品の中ではめずらしく素直というか良い意味でのひねりを持ってきていないのが新鮮でした。恩田さんて「おいっ」という展開もお得意なので。

Re: おりえ * by 惺
> おりえ様e-398

そうなんですか? 恩田作品は2作目なのであまりよく判らないんですが、この作品はなかなか感動しました。
かなりひねりのある作品も書かれているんですね。
「恩田さんて「おいっ」という展開もお得意なので。」 ← 今度はこのような作品も読んでみたいと思います。良かったらタイトル教えてくださ~い☆
コメントいつもありがとうございますe-466

個別記事の管理2010-07-30 (Fri)

ご訪問ありがとうございます☆

 いつもこの稚拙ブログを覗いてくれる皆さま、楽しいコメントや書籍情報下さる皆さま、拍手・応援ぽちして下さる皆さま。リンクしてくださっている管理人の皆さま。
 本当にどうもありがとうございます!!


 初っ端からど~でもいいコトなんですが、このブログ、実は今日で半年を迎えました。
 こんなに続くとは自分でもビックリです。自分専用のPC購入して、ほんの気まぐれに「ブログやろ~」と思い立ったのが、まだ寒~い1月30日のことでした。
 最初の頃はレビューどころかいたずら書きの様相を呈していて、ホントにいい加減な記事ばっか……全部削除したい誘惑にかられますね、時々。ま、今でもいたずら書きとそう変わりないですが。
 単純な自分は、それこそ最初のうちはブログをやってる~ということだけで充分満足していました! が、しかし! そのうちコメントを頂いたり自分もコメントしたり、他のブロガーさんとも知りあえるようになると、ヤバイことにブログが生活の中心になりつつある今日この頃。

 一時期マジでブログ辞めようかな~と思ったこともありましたが、今は吹っ切れてとりあえず当分の間は続けていくつもりでおります。← なにぶん気まぐれな管理人ゆえ、いつ何時どうなるかはわかりません……。

 訪問してくださる皆さまのおかげでここまで続けるコトが出来たと言っても過言ではありませんッ☆ 
 篤く御礼申し上げます

 と、いうことで7月後半に読んだ本です。例のごとく、雑誌・コミック・CDは除きます。

【リテイクシックスティーン】    青春を取り戻せッ! 的な、切なく清々しい1冊でした。完成度高かったように思います。
【死亡フラグが立ちました!】  コメント下さった方からの紹介本。新人作家サンの勢いを感じました。気軽に読める1冊。
【未来のイヴ】           個人的に後半で一番読み応えのあった1冊だと。面白かったです。再読・熟読したいです。
【うたかた/サンクチュアリ】    再読。購入当初読んだ自分の感じ方と今の自分の感じ方が大きく異りましたね。今の方がこの作者サンの作品を理解できます。
【怖るべき子供たち】       初・コクトー。いやいやいや~、キケンな独特の世界を堪能させて頂きました!
【蟹工船】             歴史や国語の教科書に載っていた本! というイメージしかなかったのですが、なかなか面白かった。しかし、グロい描写も多々あり。
【船に乗れ!】          ものすごく感動作品になりそうな、そうでないような、今のトコロは何とも言えない作品。第3巻が楽しみです。
【風が強く吹いている】      爽やか青春モノの代名詞のような作品。初・三浦しをんサンでした。

 今読んでいるのが【夜のピクニック】。多分明日エントリーできそうなのですが、今の時点では8冊ですね。後半はおおおっ~! ものすっごく感動~!! という本はイマイチ無かったような。

 その他ざっくりと読んだ本。

大人の社会科見学大人の社会科見学
(2005/10/01)
青嶋 ひろのさの ともこ

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 きゃ~☆ ホントにオトナ向きの社会科見学場所もあったりして。日本のサブカルを知るに良い本だと思いました。

鎌倉 (ブルーガイド―てくてく歩き)鎌倉 (ブルーガイド―てくてく歩き)
(2010/05/08)
ブルーガイド

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 来月ココに旅行に行くので、予備知識を仕入れました~。楽しみです☆

 あっと言う間に8月です。月日が加速度を倍増させて過ぎ去ってゆきます。
 猛暑はまだまだ続くようですので、皆さまもお体に気を付けてお過ごしくださいませ。簡単ですが、これにて暑中お見舞いと代えさせていただきます。(遅くないか?)
 来月もどうぞヨロシクお願いいたします。

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Theme : こんな本を読んだ * Genre : 本・雑誌 * Category : ★ひとやすみ ~駄文です~
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管理人のみ閲覧できます * by -

Re: 応援しています。 * by 惺
> e-138コメ様e-398

ありがとうございます!!
もったいないお言葉で目が涙で霞みますe-263
これからもヨロシクお願いいたします。そちらのブログにもちょくちょくお邪魔させていただきますね☆

ブログ半年経過おめでとうございます。 * by まいまい
たびたびおじゃまいたします。
半年って簡単に言うけれど、毎日続けるの大変ですよね。
しかも毎日違う本!本は読まなくては書けません!
ソンケーです。
でも実はもっと長く続けてらっしゃるのかと思っていました。
だってとっても洗練されているんですもの。

最近惺様のところで、本選びしているワタクシです。
「リテイクシックスティーン」がおもしろそうかな?


Re: ありがとうございます☆ * by 惺
> まいまい様e-398

なんか、大げさだったかもです。
熱しやすくて冷めやすくて飽きっぽい自分がこんなに長く続けていられたコトにちょっと感動してしまってレビューにしてしまったんですが、ちょっとこっぱずかしいですね。
ブログをやっていて良かったコトは、まいまいサンを含め、たくさんのブロガーさんと知り合えたことです。とっても感謝しています。そして勉強もさせてもらってます。ホントにありがたいことです☆

常日頃思っていることですが、まいまいサンも相当読書量がおありのようですね~。マンガの知識も豊富ですし! しつこいようですが、是非単独ブログお願いしますッ。ブログで拝見する語りも相当イケてますし。

「リテイクシックスティーン」はリンクさせて頂いている伊織サンからの紹介本です。青春&感動モノでした。一読の価値はあると思いますよ~!

長々と失礼しました。いつもコメントありがとうございますe-466

おめでとうございます! * by キヨハラ
当初のこちらのブログの印象は、女子モノ読書ブログでしたが、みごとに裏切られました。非常に幅広い範囲の本をお読みですよね。

そういえば拙ブログも半年ちょっとです。月日が経つのは早いです。

おせっかいですが、鎌倉においでなら、紅谷をご存知ですか?
お菓子屋さんです。そこのクルミッ子というお菓子はおすすめです。今日は私わざわざ通販で注文しました。

Re: ありがとうございます! * by 惺
>キヨハラ様e-398

キヨハラさんもブログを自分と同時期くらいに始められたんですね! ではでは、おめでとうございます☆
「女子モノ読書ブログ」 ← おおっ! そのような印象でしたか。何だか新鮮☆ 今からでも路線を修正しようかな~って、ムリムリe-263
「紅谷」 ← 知らなかったんですが、今日実際にお店に行ってみました! 鶴岡八幡宮出て少し行ったところに、偶然店舗を発見して即購入☆
前日の夜にケータイでキヨハラさんのコメントを読んでいたので、気になってたんですよ~。
味見してとっても美味しかったんで、自分家用と職場のお土産用として買ってしまいました。
クルミ盛りだくさんで、甘くておいしかったですe-266 店舗もとってもキレイでした。
教えていただいてありがとうございましたe-466

いつもありがとうこざいます。そしてこれからもヨロシクお願いします!

個別記事の管理2010-07-29 (Thu)

ご訪問ありがとうございます☆

Break It / Get Myself Back【ジャケットA】Break It / Get Myself Back【ジャケットA】
(2010/07/28)
安室奈美恵

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す、スミマセン……またしても思いっきりシュミのレビューです。本じゃないです。興味無い方はどうかスルーの方向で。

 昨日発売になった安室奈美恵のニューシングル! 実は昔から好きで……安室ちゃん。
 結婚・休業・出産・復帰してからなかなか波に乗れなかった感あるんですが(あくまで個人的感想)ここ最近ものすごくイイカンジだと。スーパーモンキーズの頃から気になっていて、ソロになってからはもう目が離せず! MAXも好きだったんですけどね~。このシングルもアップとスローのバランスとれたカップリング。特にスローナンバーの方は珍しいし聴かせてくれます~。

181920181920
(1998/01/28)
安室奈美恵

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 個人的に1番好きなアルバム。初期のベスト版☆ K室サンとの絶妙なコンビでしたね。全曲ヒットしてたし。
 中でもお気に入りだったのは「Don`t wanna cry」! ゴスペル調のコレ聴いて若かりし頃の自分は何クソッと明日への闘志燃やしてました(意味不明)。
 「CAN YOU CELEBRATE?」は当時結婚式の定番ソングだったし。今聴いても良い曲だし懐かしいよ~☆

BEST FICTIONBEST FICTION
(2008/07/30)
安室奈美恵

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 言わずと知れたヒット作。当時何処行ってもこのアルバムの曲かかってた。
 オトナの魅力満載で、またさらに声に深みが増してた。低音が良いな~としみじみ。「SO CRAZY」が切ない

PAST<FUTUREPAST<FUTURE
(2009/12/16)
安室奈美恵

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 今のところの最新アルバム。スタイリッシュ~!! てのが聴いた第一印象でした。前作よりさらに進化☆
 声だけでも色気感じるのはすっごいな~と、もうひたすら聴くしかない状態。リピート機能使って何度聴いても飽きず。「FAST CAR」・「COPY THAT」が良☆

 CMとかにもちょこちょこっと出演しているらしいし、ファッション誌の表紙にもなっているし。最盛期ほどではないけど、メディアに出没しているので嬉しい限り。
 今回は()思いっきりシュミです ここまでお付き合いくださった方、本当にありがとうございました

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個別記事の管理2010-07-28 (Wed)

ご訪問ありがとうございます☆

風が強く吹いている (新潮文庫 み 34-8)風が強く吹いている (新潮文庫 み 34-8)
(2009/06/27)
三浦 しをん

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 以前から興味があった、初・三浦しをんの作品をどれにしようかな~と悩んでいましたが、本屋で一目ボレしてこちらに即決。ちょっとベタすぎでしょうか? でもとっても面白そうだったんだも~ん! 映画も観に行こうか迷ったし(結局行かなかったケド)。以下文庫裏表紙よりあらすじ。

箱根駅伝を走りたい──そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。
「駅伝」って何? 走るってどういうことなんだ? 十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく……風を感じて、走れ! 「速く」ではなく「強く」──純度100パーセントの疾走青春小説。


 映画のCMなんかでおおまかなあらすじは知ってました。実際オリジナルの小説を読んで、ああ~これはやっぱり映像化向き! としみじみ思いました。
 いわゆるスポ根・バリバリ青春小説なんですが、一種のファンタジーですよね。いかにもお約束っぽいけど、ウソ臭く思えない。作者サンの徹底した取材に基づいたリアリティある描写にひたすら感動しましたッ。

 竹青荘に住む(駅伝に出場する)10人のなんと個性豊かなこと! 少~しアニメ的でしょッと突っ込み入れたくなりましたが(特に双子。桜蘭ホスト部の双子に似てる~)、それぞれにドラマがあって人物造形の深さに納得。クライマックスの各々の走りの中で、各キャラの心情を交えた描写に何度涙腺が緩んだことか。特にユキのシーンには参りましたね、ホロッときました。

 そして何よりこのハナシは、その個性豊かな面々をまとめる灰二の物語であるのかなと。右ひざに爆弾を抱えて選手生命を危ぶまれている彼の、諦めかけていた唯一の願いを、天才ランナー走(かける)との運命的な出逢いで再び挑戦しようと試みる。
 もう、ここらあたりも王道の展開なんですが、あくまで主役は天才ランナー走ではなく、彼を含めたランナー全員を牽引する灰二というところに、従来のスポ根小説との違いが。
 天才と謳われながら、過去に暴力沙汰を起こして燻っていた走と灰二。共に影を引き摺りながらも、走ることに究極の愛情を寄せる2人の魂の交感がジンと胸を打ちます。

 リアリティありすぎる設定、緻密な構成、硬質で時にユーモアある文体。この作品においてはどれをとっても満足でした。そして当然ながら三浦しをんの他の作品も是非読んでみたくなった自分なのでした。

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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 三浦しをん
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こんばんは * by まいまい
ワタクシも映画は見逃してるのですが、映画もとってもいいそうですよね。
けっこう実際にある駅伝チームを思い浮かべられるような感じみたいです。

おっしゃるように「お約束」って感じもあるのですが、
駅伝好きの青春小説好きとしては、とっても楽しく読みました。

ところで、桜欄高校ホスト部!お好きなんですか。
ワタクシ最近離れちゃったんですが、以前はよく読みました。(双子!スキスキ)

Re: こんばんは * by 惺
> まいまい様e-398

マジでDVD借りようかな~と考えてしまいました。確か走が林遣都(だったような。あ、字違うかな?)で、絶賛されてたような……。気になる~!!
「桜蘭~」は最初アニメで観てそれからコミックにハマりました。どっちもオモシロイ☆
出てくるキャラが皆いいな。バカ殿環がツボでした。クセある双子もいいですよね~♪
コミックの方はもうすぐ終わっちゃうらしい? 自分も最近読んでないのでナゾ!!

こんばんは * by 本読み人M
ああぁぁぁ、いいですよねぇ!これ!!
青春小説!おまけに駅伝がテーマとは!!
ここ数年、お正月は欠かさず駅伝を見ている私にはかなりツボでした。
メンバーの、信頼しあっているんだけど、べたべたし過ぎない距離感がいいんですよね。

ちなみに本書にでてくる「ユーラシア大学」は多分母校がモデルw
しかも彼らのが住んでいる(設定の)町は、我が家の近所なのですww
何かうれしい♪

Re: こんばんは * by 惺
> M様e-364

え~!! ドコドコ?? なんて大学? 
「ユーラシア大学」がモデルって……なんか似たような名前の大学あったっけ? う~ん、ムリ~判らないッッe-263
しかも住んでいる町の設定がご自宅の近所?? どこだ~!! 超・気になるし~☆☆

「夜ピク」とはまた違った青春小説で、面白かった!!
「メンバーの、信頼しあっているんだけど、べたべたし過ぎない距離感がいいんですよね。」← そうそう、まさにコレです。ある意味理想ですよね~。読んでいてとても気持ちが良かったヮ。
あの駅伝メンバーがサイコ~でしたッe-266
コメントありがとうございます!!

個別記事の管理2010-07-26 (Mon)

ご訪問ありがとうございます☆

船に乗れ!(2) 独奏船に乗れ!(2) 独奏
(2009/07/02)
藤谷 治

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 夏休みに入って職場(図書館)も忙しくなってきました。早くも宿題関係の書籍をキープしようと、連日子供たちが来館してます。とってもいい事だと思います! ただ、オトナの方にも言えることですが、図書館の中では静かにね☆ それに寝ちゃダメよッ☆
 というわけで、忙しいせいかイレギュラー出勤も多く、本を読む時間がとれなくてジレンマとストレス……。往復の通勤電車の中で(結構集中して読める!)読んだこの本。以下BOOKデータベースよりチョ~簡単なあらすじ(になってないよ~)。

続巻待望の青春音楽小説、「光と影」のさらに色濃い第2楽章へ。

 ……だそうです。ワケわかんないよ~これじゃあ。といっても、幸せいっぱい・夢いっぱいの前作からの急展開! なんですが……。
 どの書評読んでもかなり絶賛されているようですが、う~ん、自分的にはイマイチです。あくまでも今のところ。
 今作では主人公サトルの短期留学という大きな展開があったわけですが、それもなんかな~。枝里子との悲劇?を演出するための小道具にしか思えず。短期留学をしてサトルが何を得、何を学び、どこが成長したのかまったく判らず。

 それとサトル帰国後の枝里子の境遇の変化がまったくありきたりで、ええ~!? こんなベタな展開でいいワケ? 感が強すぎました。
 サトルと枝里子の純な恋愛もイマイチ心にグッとくるものではなく(2人ともクールすぎ?)、ゆえに枝里子を失ったサトルが落ち込んでゆく心情の変化が理解できない~。でもって、サトルが公民の教師金窪をこれまた間接的に退職へと追い込む心理も納得し難かった。ただ、この金窪教師の最後の授業で、サトルを含めた全教師に向かっての、ソクラテスの逸話を盛り込んだ痛烈な怒りの描写は今作中で一番の見せ場(読ませ場?)であり、秀逸。

 サトルの回想はまだまだゆっくりじんわりと続いていくのでしょう。音楽の描写も自分的には少しクドく感じます。この作品、カテゴライズするとエンタメになるのかな? そうだとしたら、もう少しテンポ良く読ませて欲しいところ。タラタラとサトルの内面告白が続くのがちょっとね……長いかな? 青春小説というには物足りないカンジもするし。きっとスカッと系ではなく、ほろ苦系の青春小説なんでしょうね~。

 「船に乗れ!」のタイトルが何を意味しているのか興味湧くし、モチロン続く3作目も読むつもりです!

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こんにちわ~ * by のびんこ
惺さんは、図書館で働いてるんですね!
なんとうらやましいことです~
永遠のあこがれの職業ですe-420

そっかー。図書館でいっつも本に囲まれてるのに、忙しくて本読む時間とれなかったら、それはそれはジレンマとストレスですよね。
生殺し?

Re: こんにちわ~ * by 惺
> のびんこ様e-420

そうなんです~。自分も憧れ~e-266の職場だったんですが(既に過去形)、夢と現実はやっぱり違いましたe-263
ゆっくり落ち付いてたくさん本が読める職場かな?と思いきや、180度正反対!
ほとんど肉体労働の世界です。痩せます。
どの職場でも共通ですがチームワークが大事だな、とつくづく思ってます!!
猛暑続きですが、お互い体調に気をつけましょ~e-267

図書館勤務!? * by まいまい
図書館勤務されてるんですか~。
本に関してはプロ!なんですね。
ワタクシもうらやましい~。
でも確かに仕事となると大変なんでしょうね。

「船に乗れ」2巻、
確かにベタな展開かも(笑)
というか、昔風?
昔の高校生ってこんな風だったなあ、なんて
郷愁にひたってしまいました。

でも遠く果てしなく広がっていたはずの未来なのに
ちょっとしたことで、限界がわかってしまう挫折感とか、
平気で人を傷つけてしまい、
取り返しがつかなくなってしまった時の痛みなどは
確かに自分にも覚えがあって
それが苦い共感を呼ぶのかな、と思ったりしました。

Re: 図書館勤務!? * by 惺
>まいまい様i-189

本に関してはプロ! ← まだまだ自分は全然です。恥ずかしいくらいダメダメです。なのでこうやってみなさんの書評を見てひたすら勉強中です!
「船に乗れ!」3巻が楽しみなんですが、やっぱ少しレトロ? なカンジがするのは回想だからなんですね。ソコの部分を自分はすっかり忘れてしまう時があって。現時点のサトルは一体幾つなんだろ~? とにかくラストが早く読みたいッっと思う時点でもうこの作者サンの術中にハマッてますね。

ご無沙汰しております * by こはる
いやいや、お久しぶりでございます。

なんと図書館に勤務されていましたか!
どうりで、カテゴリーも幅広いはずですね。

図書館勤務に採用されるって、大変そうですね。
でも、好きな本に囲まれて仕事が出来るって幸せですね。

私も、好きな人たちと好きな仕事をやっていきたいですな。

NoTitle * by レイア
惺さん、図書館での知的お仕事いいですね!!
本の動向がわかり、すぐ借りることもできますね。
でも本の整理や棚に戻すのは体力要りそうですよね。

これからも、
この作家さんはこんな内容書かれてるんだなーとか、
勉強させていただきます。

Re:帰ってこられたんですか~? * by 惺
> こはる様e-255

お帰りなさ~い☆ と言っていいのでしょうか?
そうなんです、自分は図書館勤めなんです~。でもショボいライブラリアン、しかも正規職員ではないので(ここらへんを語ると夜が明けちゃう!)、なんも自慢できることはありません。
本に囲まれて仕事は嬉しいコトですが、ほとんど肉体労働と接客なので、自分が図書館勤めだということを忘れてしまうコトもしばしば。
好きな人たちと好きな仕事ができたら人生バラ色ですよね~。また、そうではないトコロも人生の醍醐味ですけどね。
近々、こはるサンのところにも遊びに行きま~す☆
あ、「大人の社会化見学」借りましたッ! 面白かったですよ~☆

Re: こんばんは☆ * by 惺
>レイア様e-420

知的仕事が出来る~☆ と思って図書館勤め始めたんですが、実際は肉体労働のオンパレードでした。
人気の本・予約状況などが即座にわかって、その点はものすごくありがたいですが☆

もったいないお言葉です~。
自分こそレイアさんをはじめ、いろいろなブロガーさん達から勉強させて頂いてますッ☆
本当にブログっていいな~としみじみ思うこのごろです。
レイアさんのところにもまたお邪魔させて頂きま~す!!
コメントありがとうございましたe-466


個別記事の管理2010-07-24 (Sat)

  ご訪問ありがとうございます☆


 今日いつもの如く仕事帰りに本屋にフラフラ。お給料も出たので念願の本を何冊か購入。で、ついコミックのコーナーに足が吸い寄せられて買ってしまいました~。
「ローゼンメイデン」→ 「薔薇乙女」ドイツ語+英語だそうです。ど~でもいいですね
 アニメのレビューは大昔にエントリーしたんで、今回はコミックの方で。あの、麻生元総理も愛読者だったという……一部のファンの間では今でも根強い人気があります~。かく言う自分も好きなんですが。以下ウィキよりあらすじ。

コミックバーズ版 (Rozen Maiden)
引きこもりの日々を過ごす中学生の少年・桜田ジュン。鬱屈した性格の彼は、ネット通販で買った商品を期限ギリギリでクーリングオフしてスリルを楽しんでいた。
ある日、彼は怪しげなダイレクトメールを受け取る。そこに書かれた、「まきますか まきませんか」との問いに、軽い気持ちで応えてしまう。すると翌日、薔薇の装飾金具の付いた重厚な革製の鞄が送り付けられて来た(アニメでは、ジュンの部屋に本人も気付かないうちに忽然と現れた)。
鞄を開けると、中にはまるで生きているかのように精巧に作られたアンティークドール(少女人形)が収まっていた。興味半分にジュンが螺子を巻くと、人形は目覚め、「ローゼンメイデン第5ドール真紅」と名乗り、ジュンに対して、自分と契約して下僕(アニメでは家来)となる事を要求する。
最初こそ真紅の尊大な態度に反発したジュンだったが、突如窓ガラスを割って侵入してきた人形に命を狙われ、訳も分からぬうちに真紅と止む無く契約を交わしてしまう。こうして、真紅に関わる事により薔薇乙女達の争いに巻き込まれてしまったジュンは、様々なドール達やその関係者達との出会いを通じて、その心を成長させていく事になる。

ヤングジャンプ版(ローゼンメイデン)
中学時代、引きこもりだった桜田ジュンは、意を決して外に出る事を決意。中学卒業後は高校に行かず、大検に合格したが、引き篭もった事が災いして、三流大学に進学。学生達とは馴染めず、バイト先の本屋でも店長から嫌がらせを受け、引きこもった事を後悔しながら日々を過ごしていた。
そんなある日、バイトの最中に『週刊 少女のつくり方』という雑誌の創刊号を見つける。それを持ち帰って以来、何故か家に雑誌が毎号届く様になる。雑誌の付録パーツを集めて組み立てると、「ローゼンメイデン 真紅」が完成されるという。人形作りに夢中になるジュンだったが、ある日突然雑誌が休刊してしまう。更に、中学時代の自分から助けを求めるメールが届く。
一体、「まいた世界」で何が起きているのか? そして、「まかなかった世界」に現れたローゼンメイデンとの出会いを機に、ジュンにどんな変化が起きるのか?

 2通りのあらすじがあるのは何故に? というのは幻冬舎(コミックバーズ版)と作者サンとの間でトラブルがあって、集英社(ヤングジャンプ版)に替わったためらしいです。
 その作者サンはPEACH-PITという女性お2人のコンビ。絵は思いっきり少女マンガ的ですが、内容は結構深くて重いかも。登場するキャラ達が皆個性的で可愛いゾ!
         015.jpg
 出演者全員集合!! てなカンジです。小さくて分かりづらいですが、み~んなアンティックドール設定です。あ、一応主人公であるひきこもりのジュンがいないか。ま、いいや。
 このドール達が究極の少女「アリス」になるためにお互い同士戦ってゆく、というシビアな展開。そのドール達に触発されて、ヘタレ少年ジュンも成長してゆくという大まかな内容。「不思議の国のアリス」が隠れたモチーフになっているのもなかなか、ね。
 まだまだ連載途中なんで目が離せません!! ラストがどうなるかが楽しみだな~。

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Theme : 漫画 * Genre : アニメ・コミック * Category : ★コミック
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NoTitle * by ひいち
こんにちは♪

私、こういうの好きですー☆
お金が自由に使えたら、じゃんじゃん買っちゃいたい!!です・・・なかなか出来ませんが(苦笑)

↓蟹工船・・・私には文体が重くってなかなか読み進みませんでした。読み終わった後は「プハー!読んだ!」達成感がありました(笑)

Re: こんにちは☆ * by 惺
> ひいち様e-420

絵もカワイクて、ハナシもなかなか面白いですよん☆
ただ、お値段的にお高いですe-263 今のコミックって高すぎてイヤです~!!
誰にも邪魔されない時間が出来たら読んでみるのもいいかとe-415

「蟹工船」は読むのに気合いが必要でした。
読み終わった後は「プハー!読んだ!」達成感がありました(笑) ← わかります~☆ 思わず脱力しちゃいました! 



個別記事の管理2010-07-22 (Thu)

ご訪問ありがとうございます☆

蟹工船 一九二八・三・一五 (岩波文庫)蟹工船 一九二八・三・一五 (岩波文庫)
(2003/06/14)
小林 多喜二

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 ときどきお邪魔させていただいているブロガーさんのところで知った作品です。一時期ブームになっていましたよね。その時はふ~んと、あまり興味無かったんですが、そのブロガーさんのレビューを拝見して読んでみよう! と思いました。以下ウィキよりあらすじ。

カムチャツカの沖で蟹を獲り(北洋漁業)、それを缶詰に加工する蟹工船「博光丸」。そこは、様々な出稼ぎ労働者を安い賃金で酷使し、高価な蟹の缶詰を生産する海上の閉鎖空間であり、彼らは自分達の労働の結果、高価な製品を生み出しているにも関わらず、蟹工船の持ち主である大会社の資本家達に不当に搾取されていた。
情け知らずの監督者である浅川は労働者たちを人間扱いせず、彼らは劣悪な環境の中で懲罰という名の暴力や虐待、過労と病気(脚気)で次々と倒れてゆく。初めのうちは仕方がないと諦める者や現状に慣らされた者もいたが、やがて労働者たちは人間的な待遇を求めて指導者のもと団結し、ストライキに踏み切る。


 冒頭~中盤まではタルかったです。労働者や工船内部の綿密でくどいくらいの描写にちとうんざり気味。視覚的にも嗅覚的にもかなり細かい描写に辟易するも、逆にあんまりリアルだとそれだけ優れた描写なんだ、とも思えるように。
 昔学生だった頃必ず国語か社会の教科書に載っていて、きまり文句は「プロレタリア文学の最高峰!」とかなんとかだったような気がするんですが。プロレタリア=無産階級。労働者と意味が違うのかな? と思いつつ、そのきまり文句に次第に納得してしまう、中盤以降の展開に新鮮な感動が。

 浅川という資本主義の権化ともいうべき工船の監督者が敵役。300人いるといわれる船内の労働者たちに、ほとんど虐待に近い過酷な労働を強いている。その描写が真に迫っているからこそ、後に諦観の念に沈んでいた労働者たちが、次第に浅川に反逆心を滾らせる心情がすんなりと理解できましたね。
 中盤以降はとにかく面白く読めた。過酷な労働条件の改善を迫るべく蟹工船船長以下、浅川に群をなして迫る場面が一つのヤマ場。その労働者の決起が1回で成功するはずの無いところが、巧い。ご都合主義ではないのだ。
 一度火のついた彼ら労働者の強固な意志はくじけることはない。失敗点を再考し、改善を加えて彼らはもう一度立ち上がる。

 ここでは資本主義体制に反乱を起こそうとする労働者(共産主義)達という構図ですが、このハナシを国家的規模で捉えるなら一種の革命でしょうかね? 
 弱者が非情な強者をやりこめる。文体は陰湿、作風も暗く重いですが、そのテーマには胸のすく思いがしました。
 かもめ組サン、ありがとうございました!


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Theme : 考えさせられる本 * Genre : 本・雑誌 * Category : 蟹工船
* Comment : (4) * Trackback : (0) |

NoTitle * by かもめ組
惺さま、こんばんわ~。

本文でメッセージをいただき、リンクまで貼ってくださるとは、
感謝感謝でございます。
前半、チマチマとした描写が続いて、なんだか同じことを
何度も何度も言っているような感覚に捉われますよね。
でも、嘘っぽさや誇張された感じがしないのは、描写力なんだと思います。
私は、浅川は、加害者でも悪でもあり、かつ、浅川なりの立場において、
資本主義という構造の餌食となった被害者でもあると感じました。
みな、それぞれの人生を一生懸命に生きた時代だったんでしょうね。

Re: NoTitle * by 惺
> かもめ組様e-420

>「 私は、浅川は、加害者でも悪でもあり、かつ、浅川なりの立場において、
資本主義という構造の餌食となった被害者でもあると感じました。」 ← 言われてみるとホントにそうです。「帝国日本」の時代ですからね、国全体がどこか歪んでいたんでしょう。
読みづらさを覚悟してたんですが、意外とすんなりイケました。かもめ組サンのレビューでの予備知識のおかげです。過去・現在においての話題作。一読して損はないな~と思いました。
コメントありがとうございました☆ 


* by キヨハラ
私、挫折したことがあります。たぶん複数回。
でも惺さんのレビューを読んで、また挑戦したくなりました。

Re: タイトルなし * by 惺
> キヨハラ様e-398

自分も途中何度放棄しようと思ったことか。特に前半部。
でも頑張って読んだらなかなか面白かったですよ~☆
おお~こう来たか~!! というカンジで。
でも好き嫌いが分かれるかもです。
コメントありがとうございましたe-466

個別記事の管理2010-07-21 (Wed)

怖るべき子供たち (角川文庫 (コ2-1))怖るべき子供たち (角川文庫 (コ2-1))
(1991/06)
ジャン・コクトー

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 ALI PROの影響なのか? 何故かどうしても読みたくなってしまった1冊。300円代というお値段の安さにも惹かれました。最近外国作品、しかも古典にハマってます。以下文庫背表紙よりあらすじ。

未開で新鮮、善悪を識別することの出来ない子供たち。同性愛、盗み、虚偽、毒薬……無目的な混乱と不安定な精神が、やがて情熱へと発展し悲劇的な死に至るまでの姿を、鋭利な刃物のような言葉で描く小説詩。

「小説詩」とは何ぞ? と突っ込みたくなりますが、作品は堂々たる小説です。自分が漠然と抱いていたイメージとはまるで違った内容でした。かなり衝撃的でしたね~。
 少年犯罪系のハナシを想像していたんですが、蓋を開けてビックリ。美しい姉弟の近親相姦的な(そんなシーンは皆無なんですが)、破滅へとまっしぐらに突き進むハナシでした。かなり退廃的。「怖るべき~」というタイトルですが、自分的には「憐れむべき子供たち」に変更したいくらいでした。

 無残な死で両親を失くしているエリザベートとポールの姉弟。虚弱なポールと時に諍いながらも決して見捨てはしないエリザベート。そしてそのポールも姉しか頼る術がない。過去にも未来にも2人にとってあるのは孤独で不毛な世界だけ。自分達の生まれ育った家──2人の部屋だけがこの哀れな姉弟にとっての、何人にも犯されない聖域なのだ。
 時としてその聖域に立ち入ることを許可されるジェラールとアガート。だが、その彼等も姉弟の絆を断ち切ろうとするや否や、エリザベートが陰謀を巡らせる。

 外界を完全に遮断した、エリザベートとポール。特にエリザベートのポールに対する偏愛が凄まじくもあり、哀れでもあり。
 2人だけの世界に永遠に閉じこもってしまった、悲しい姉弟の狂気になんとも複雑な思い……。
 初・コクトーでしたが、読んで損は無し! ですね。退廃ムード満喫。そして独特の文体と雰囲気に酔わされました。

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Theme : 海外小説・翻訳本 * Genre : 小説・文学 * Category : 恐るべき子供たち
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読んでしまいましたね * by Friday
初コクトーは楽しめたようですね.
内容は非常に刺激的ですが,コクトーの文章の美しさには魅了されますよね.

Re: Friday様 * by 惺
> いやいや、面白かったです!
あの独特の世界観が何ともいえず……。もっと深く読めば様々な読み方も出来るみたいで。
「Zの悲劇」を読むつもりが何故かこっちになってしまいましたe-263
コメントありがとうございました☆

表紙 * by まいまい
素敵なレビュー!
この小説、読んだはずなんです!何十年も前に・・。
萩尾望都さんがマンガ化したのも読んだはず!
何も覚えてない。悲しいです。
また読めるでしょうか。
この表紙男子の魅力をばねにがんばってみようかな。

その前に「ちょんまげぷりん」を。
結局買ってしまいました。

Re: 表紙 * by 惺
>まいまい様e-420

まいまいサンは褒めるのがお上手! テレテレでどうコメントしていいのか困ってしまいます~e-449
萩尾望都サンは完全にこの原作をマンガ化してたんですね。同名の別作品かと思ってました。
今度読んでみよッと☆
かなりインパクトあるハナシでしたが、なんか格調高かったです。どこが? と突っ込まれると困りますが。
再読いいかもですね~。松山クン、渋ッ☆

「ちょんまげぷりん」も肩の凝らないハナシでした。
ただ、どうも錦戸クンがね~ちとイメージ違うかな。

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