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個別記事の管理2010-10-31 (Sun)

 いつもこの稚拙ブログを覗いてくださる皆さま、拍手・応援ポチしてくださる皆さま。
 楽しいコメントや情報くださる皆さま。リンクしてくださっている管理人の皆さま。
 ご訪問本当にありがとうございます☆


 10月も最終日となりました。今日は確かハロウィンですよね(違っていたらゴメンなさい)。
 気候も異常に寒かったりそうでもなかったりと、変化が激しいこの時期。
 皆様もどうか体調を崩されぬようご自愛くださりませ。
 ……というわけで、10月後半に読んだ本です。

【文豪はみんな、うつ】 岩波 明
  かなり考えさせられる本でした。文豪たちの知られざる苦悩に複雑な思いが。
【図書館内乱】 有川浩
  例の如く一気に読んでしまいました。郁と堂上の関係やいかに?
【心霊探偵八雲2】 神永学
  コチラも一気読み。八雲のキャラが自分的にかなりツボ!
【茨木のり子集 言の葉3】 茨木のり子
  初・茨木のり子でしたが、衝撃的でした。1・2を是非読みたいです。
【女人 吉屋信子】 吉武輝子
  再読。何度読んでも感動します。個人的シュミの本です。
【若きウェルテルの悩み】 ゲーテ
  難しい哲学的なハナシなのかと思いきや、とても分かりやすく、若さ溢れた作品。意外でした。
【読書会】 山田正紀 恩田陸
  プロの書評は流石です。読み応えバッチリでした☆
【N・P】 よしもとばなな
  再読。今までのよしもと作品の中でもかなり異色作。
【ヴェニスに死す】 トーマス・マン
  耽美・退廃の世界を満喫。映像視たいと思いつつ、未だ果たせず。
【蒼穹の昴1・2】 浅田次郎
  話題の人気作。文句なく後半のベストです。
【奇岩城】 モーリス・ルブラン
  ルパンシリーズの代表作。こちらも文句なくベスト2です。
【街場のマンガ論】 内田樹
  初・内田樹。一筋縄ではいかないマンガ論でした。語りがアツすぎる~!!
【砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない】 桜庭一樹
  予想外の内容で正直驚きました。けれど読後感良し。衝撃の感動作でした。
【モーツァルトの陰謀】 スコット・マリアーニ
  はっきり言って、期待外れ……残念な1冊でした。
    フィギュアスケート関連・コミック・絵本、童話は除いてます。

 さて、明日からは11月。早すぎますよね。
 来月もよろしかったら暇つぶしにでもこのブログ覗いてくださいませ☆
 駄文はまだまだ続きます。付き合ってやるか~という奇特な方は追記をぽちっとどうぞ。


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 9月だったか…書籍収納のためのスツールを購入したのですが、その後どうなった? とのコメントをいただきまして…経過報告です。

        TS3R02460001.jpg

 かな~りヤバす! あと10冊くらいは収納できるかな~?
 実家から持ち出してきた本も突っ込んであるからな~。

        TS3R02470001.jpg

 本来の書棚もパンパン状態! ← もっとキチンと整理しろよ~!!
 さあ、どうしよう
 困ったモノです。

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Theme : こんな本を読んだ * Genre : 本・雑誌 * Category : ★ひとやすみ ~駄文です~
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NoTitle * by ひいち
ふふふ~♪本棚ぎっしり!!
遊びに行って、この前でずーっと本、読みふけりたいなぁ☆
なんて、考えちゃいました(^^)

11月に入りましたね!
また、たくさんの本レビュー楽しみにしていまぁす♪

10・9・8・7・・・・ * by nao
やはり・・こういう感じに・・。
決壊時までのカウントダウン、始まりましたよ。
自分はキャスター付きのスライドラック(室内移動自由)を
いくつか利用していますが、同様に容量もすでになく、
どうにもこうにも・・のありさまです(お仲間!)。

・リストより【奇岩城】 モーリス・ルブラン、他いただきます。
・映画「ベニスに死す」マーラーの曲がすばらしく映像と合致して支配的。
特にこの作品、女性のファンが多く、烈しく美意識をゆさぶられておられるご様子でした。

ひいち様☆ * by 惺
> こんにちは~e-266
>ふふふ~♪本棚ぎっしり!!
>遊びに行って、この前でずーっと本、読みふけりたいなぁ☆
>なんて、考えちゃいました(^^)

…なんてかわゆいコトを!!
ただ単に整理が出来てないだけです~e-350

あっという間に12月になっちゃうんでしょうね。
ホント一年て早いな~。
自分もひいちサンの面白&ほのぼの記事楽しみにしてま~す♪
あ、パパ弁もです←コレ大事☆

nao 様☆ * by 惺
> やはり・・こういう感じに・・。
> 決壊時までのカウントダウン、始まりましたよ。

ひぇ~~!!
カウントしちゃいます? なんとかせねば!!
解決策は来月末にお伝えします! ←フフ…単なる引き延ばしe-263

> 特にこの作品、女性のファンが多く、烈しく美意識をゆさぶられておられるご様子でした。

そうでしょうね~。特に腐○子の方々が萌えそうな要素が…。
ビョルンくんのあの容姿じゃね~。と言いつつその往年の美少年も今やどうなっているのやら。
いつか映像観てみたいです。

個別記事の管理2010-10-31 (Sun)

ご訪問ありがとうございます☆

銀の船と青い海銀の船と青い海
(2010/10/26)
萩尾 望都

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 萩尾望都の新刊。10月27日に発売になったそうだ。何気なく見たbk1の新刊情報で即買い。以下内容説明。

「月夜のバイオリン」「びいどろの恋」「花のお茶会」など、萩尾望都による美しい童話と貴重なカラーイラスト計28作品を収録。少女期の多感な感性から紡ぎだされた作品群が今ここに甦る。

 マンガではないんですよね。カラーイラストと、なんと童話!! 萩尾望都の童話ですよ!! 
 1970年代中心の初期作品を集めた、ファンにとって豪華・贅沢・垂涎の1冊。
 イラストはもちろん作者サンの真骨頂なんですが、何と言っても童話が素晴らしい。

オルゴール          作者とおぼしき少女の、オルゴールに対する熱い想い。
ハピーオニオンスープ    クリスマスに少女がオニオンスープを少年に届けるまでの心温まる出来事。
月夜のバイオリン       バイオリンにと共に甦る、青年の戦争中の想い出。モデルは作者の父母らしい。
賞子の作文          事故で亡くなったクラスメイトを偲ぶ切ない想い。
銀の船と青い海        トランプが見せた少年と少女の不思議な冒険。
花のお茶会          不思議なお茶会に紛れ込んだ少女の束の間の体験。
北の庭             病弱な少女とそのいとこの心の交流。
人形の館           無人の人形の店で起こる少女の恐怖?の体験。少しホラー色強め。           
地球よいとこ一度はおいで 宇宙人?と少女の愉快な交流。
アフリカの草原        SFです。汚染された地上から消えた動物を偲ぶ少年と教師。
イギリスからの手紙      イギリスに留学中?の少女の不思議な体験を書簡形式で。
銀河              星を修理する男と少女のファンタジー。

 あ~、要約がマズくてスミマセン。作品はもっとずっと面白いです。
 自分的に特に気に行ったのが、「月夜のバイオリン」と「北の庭」。ちょっと異色の「人形の館」。
 さすがマンガ家サンとあって、ストーリーづくりが巧いな~と。メルヘンチック・ホラー・純日本風・SFとジャンルも様々。しかもどれも面白い!

 カラーイラストの方もまったく時代を感じさせない色使いとセンス。「水色のエプロンの女の子」はほのぼのと、「食肉花」はちょっと毒がある。どれもバラエティに富んだ作品ばかり。
 萩尾望都の才能の豊かさに驚きつつ、マンガとはまた一味違った魅力を堪能させていただきました。


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Theme : 児童文学・童話・絵本 * Genre : 小説・文学 * Category : 萩尾望都
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個別記事の管理2010-10-30 (Sat)

ご訪問ありがとうございます☆

モーツァルトの陰謀モーツァルトの陰謀
(2010/10/09)
スコット・マリアーニ

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 本が好き! というコミュニティサイトの献本抽選に当選した本です。
 どういうことかというと、このサイトでは定期的に出版社サンから本が提供されるらしく、希望者があれば書評を書くという条件でタダで本を送ってくれるのです。もちろん、抽選とかその他条件ありますが。
 タダで本が貰える!! とあって、俄然張り切って申し込み、ラッキーなことに抽選をクリア。
 この作品は自分がめったに読まないジャンル、現代海外ミステリー&アクションモノ! しかも謎めいたモーツァルト絡み!
 期待に胸ふくらませてページをめくりました。以下書籍裏表紙よりあらすじ(長い)。

軍隊時代の旧友、オリバー・ルエリンの不慮の事故の死を調べていく中で、ベン・ホープは、何世紀も昔の「モーツァルトの死」の謎に巻き込まれていく。
オリバーが追い求めたモーツァルトの書簡は、どこにあるのか。そして、オリバーが生命をかけて郵送したCDには何が眠っているのか。
オリバーの葬儀のあと、ベンは、世界的に有名なオペラ歌手となっていたリー・ルエインから突然の呼び出しをうけて再会する。だがそれは二人にとって15年前の苦い過去との再会でもあった。
凍てついた冬のヨーロッパ。二人が「モーツァルトの死」の真実に迫るとき、モーツァルトを葬り去った殺人者たちも、歴史のむこうから蘇ってくるのだった。


 あらすじ読んでいるとものすごく面白そうに思えます。ですが、実際はこの半分くらいかな~、面白さ。
 まず、大々的にモーツァルトの「死」や「謎」をアピールして、まるでストーリーやミステリーの重要な核となっているかのように思えるけれど、残念ながら必ずしもそうではないです。むしろ、ただのエッセンス的な味付けのされ方。ちょっと肩すかし食らいました。

 だって重大なナゾとされていた「モーツァルトの書簡」というアイテム自体、登場キャラクターや自分を含めた読者を散々気を持たせて振り回した揚句、結局そこに謎を解き明かす手掛かりも何も無かったというのは……あまりにもバカにしてません? と少しイラッとしてしまったし。

 モーツァルトとフリーメイソンの関わりも従来説通りで奇抜な発想はなかったし、事件はもちろん、犯人とモーツァルトも何ら関係が無い。むしろ、フリーメイソンとの関わりの方が強い。
 発売されたばかりなのでネタバレ避けますが、モーツァルトを引き合いに出したのは、ありきたりのアクションミステリーに少しばかり重厚感を醸し出したかっただけなのかな、という印象。

 作者サンは元・射撃のインストラクターをなさっていたとのこと。どおりで、銃の描写は詳細です。火薬のにおいとか、銃撃った時の衝撃とか感じられそうな、ものすごく臨場感ある描写が秀逸だった。
 ストーリーの展開もスピーディーで飽きさせない。けれど登場人物が多すぎるせいか、500ページに69章も詰め込むのは少しムリだったような……ストーリーの流れがブツブツ細切れになっているようでちょっと違和感あったのも否めない。

 作者サンはこのベン・ホープというヒーローをいたくお気に召しているようで、彼の活躍はハンパない。タフでありながら少しアル中。彼に襲いかかるラストの悲劇にはちょっと意外。やはり孤高のヒーローは人並みの幸福を手にしてはいけないのだという、作者のメッセージを読みとれたような。

 ミステリー部分は弱いけれど、アクションモノとしてはとても面白く読めた。
 しかし、今作に限って言うなら「モーツァルトの陰謀」……看板に偽りあり、と言っていいかも。思いっきり個人的にですが。


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NoTitle * by ひいち
こんばんは!

当選おめでとう~デス☆☆
嬉しいですねー!
本の内容は・・・ちょっと期待しすぎちゃったかな?
ふふふ・・・♪
いつも本のレビューがお上手で、尊敬~。
私は読むのは好きなのですが、レビューがうまくかけないです(><)

↓記事の「砂糖菓子・・・」私も先週読みました☆
漫画で読んでみたいかもぉって思いましたー。

Re: こんばんは☆ * by 惺
> ひいち様v-353
> > 当選おめでとう~デス☆☆
> 嬉しいですねー!
> 本の内容は・・・ちょっと期待しすぎちゃったかな?

ありがとです♪
当たって嬉しいです~!
そうそう、内容はちょっとばかり残念っぽかったけど…e-263
「タダ」・「無料」という言葉にものすご~く弱いのだ!

> ↓記事の「砂糖菓子・・・」私も先週読みました☆
> 漫画で読んでみたいかもぉって思いましたー。

ホントですか?
なかなか重いハナシでビックリe-317
コレを漫画にするとは…ものすごく興味ある~☆

こんばんわ^^ * by チルネコ
こんばんわ惺さん。少し仕事がBUSYでブログできてませんでした!リコメ遅れて申し訳ないです^^;

これ僕も応募したんですが見事落選しちゃったんですよね~(苦笑)モーツァルトとフリーメイソンという組み合わせは面白そうですが、イマイチ期待値には満たなかったようですね。ブクオフで105円落ち見つけたら買おうかな(笑)

あと一つ質問なんですが、ブログのカテゴリーっていくつまで作れるんですか?100くらいでしょうか?

Re: こんばんわ^^ * by 惺
>チルネコ様v-353
>少し仕事がBUSYでブログできてませんでした!リコメ遅れて申し訳ないです^^;

チルネコさん、おひさですッ!! 
気にしないでください!! お互いお仕事優先、リア充(リアル充実)優先ですよ☆
見事当たったはいいのですが、う~んi-182なおハナシでした。
自分には合わなかったのかもです。

> あと一つ質問なんですが、ブログのカテゴリーっていくつまで作れるんですか?100くらいでしょうか?

自分は今130弱なので、とりあえず100越えはOKみたいです。
いくつまで作れるのかはちょっと不明ですe-263 
はっきり分からなくてゴメンなさいe-466
コメントありがとうございました☆

拍手コメお礼☆ * by 惺
通りすがり様☆
コメントありがとうございました!
やっぱりそう思いました?
タイトルの力って偉大ですよね……。
どうぞまたお越しください♪

個別記事の管理2010-10-30 (Sat)

ご訪問ありがとうございます☆

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない  A Lollypop or A Bullet (角川文庫)砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)
(2009/02/25)
桜庭 一樹

商品詳細を見る

 よもやこのようなハナシだったとは。なんとなくカワイイ系の洋館の表紙につられて購入したけれど、読了後ちょっとした衝撃で不覚にも涙。以下文庫裏表紙よりあらすじ。

その日、兄とあたしは、必死に山を登っていた。
見つけたくない「あるもの」を見つけてしまうために。
あたし=中学生の山田なぎさは、子供という境遇に絶望し、一刻も早く社会に出て、お金という"実弾"を手にするべく、自衛官を志望していた。
そんななぎさに、都会からの転校生、海野藻屑は何かと絡んでくる。
嘘つきで残酷だが、どこか魅力的な藻屑となぎさは徐々に親しくなっていく。
だが、藻屑は日夜、父からの暴力に曝されており、ある日──。


 端的に言ってしまうと、父親の娘に対する虐待のハナシです。
 藻屑というヒロインがものすごく壊れてて、極上の魅力を振りまいている。狂気と儚さを併せ持つ彼女。父親に虐待され続ける自分の真の姿を誤魔化すために吐く、数々の嘘が次第に健気に思えてしまう。
 その一風変わったヒロインに嫌悪感を抱くことなく、さらりとした憐憫の情を抱かせてしまうあたりに、作者のキャラクター造形の巧さを感じた。
 冒頭の藻屑のMADな転入シーンから否応なくグイグイこの小説世界に引きずり込まれてしまった。

 母子家庭で兄がひきこもりのなぎさと、父親からの虐待から逃れられない藻屑。孤独な二人が次第にココロを寄せあうまでの過程が、かなりシビアで残酷な事件と絡めて詳細に描写されている。

 逃げ場の無い辛い現実と救い難い大人に何とか「砂糖菓子の弾丸」を撃ち込もうとするなぎさと藻屑。
 なぎさにとってそれは自衛官になって早く自立したいという現実的な夢であったが、藻屑にとっての「砂糖菓子の弾丸」は一体何だったのだろう? 諦念かもしくは死か?

 狂気の父親に虐待され殺された藻屑は自分の命と引き換えに真の友・なぎさを手に入れた。そしてなぎさは藻屑の死と引き換えに、ひきこもりだった兄を現実世界に取り戻すことができた。その喜びを互いに分かち合うこともないまま、二人は無残に引き裂かれてしまう。
 藻屑がなぎさに残したもの─それは過酷な現実社会を生き抜いていこうという強さ。

 この小説にはあまりマトモな大人が出てこないけれど、唯一担任教師の存在に救われた思いが。
 購入時にカワイく思えたこの文庫の表紙が、読了後、何故か藻屑と父親が住んでいたすさんで荒れ果てた洋館に見えてきた。
 かなり救いようのないハナシでもあるけれど、不思議と爽やかな読後感。そんな独特な魅力をもった1作であり、自分的にかなり強烈な作品でもありました。← もちろん、いい意味で。


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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 桜庭一樹
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NoTitle * by キヨハラ
「狂気と儚さ」ですか。
非常に惹かれます。

こんにちは * by まいまい
桜庭一樹さんですね。
この間、「GOSICK」を教わったことで
俄然桜庭さんに興味がわき、
今「私の男」を読んでいるんです。
(GOSICKも手元に・・どの順にするかちと迷いました。)

この本にも興味津々。
ただ虐待モノに気持ちが続くか・・が問題ですが、
ラストはちょっと前向きになれそうですよね。

キヨハラさんのコメントを拝見して、
もう一度「残酷な神が支配する」にも挑戦しようと思ってます。

Re: NoTitle * by 惺
>キヨハラ様v-353
ちょっとアヤシイ人間好きな自分にとって思いっきりツボなキャラでした。
ハナシの内容はかなりキビしいものがありましたが、一種の青春小説なのだと理解してます。
コメントありがとうございます☆

Re: こんにちは * by 惺
>まいまい様v-353
> 今「私の男」を読んでいるんです。

こちらもかなり重そうな内容なのかな? という印象です。やはり父とムスメのハナシなのではないですか?(違っていたらゴメンなさい!)
>
> この本にも興味津々。
> ただ虐待モノに気持ちが続くか・・が問題ですが、
> ラストはちょっと前向きになれそうですよね。

虐待そのものの描写はほとんど無いんですが、それと思わせるような描写がとても巧いです。
それがかえって可哀そうに思えちゃうんですけど。
ラストは前向きで力強いですよ。自分的に嫌な読後感ではなかったです。

> キヨハラさんのコメントを拝見して、
> もう一度「残酷な神が支配する」にも挑戦しようと思ってます。

こちらもかなり強烈な内容なんですね。ウィキ読んで知りました。
自分も挑戦してみたいです!
ただ、こういう(虐待系)作品が多くなったのってやはり時代なのかな?
なんか寂しい気もします。
コメントありがとうございます☆

個別記事の管理2010-10-29 (Fri)

ご訪問ありがとうございます☆

街場のマンガ論街場のマンガ論
(2010/10)
内田 樹

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 初・内田樹氏。何かと話題・人気の方らしいですね。まったく存じあげませんでした。タイトルに惹かれて購入。以下BOOKデータベースより内容。

『エースをねらえ!』から“男はいかに生きるべきか”を学び、『バガボンド』で教育の本質を知る。
手塚治虫の圧倒的な倫理的指南力に影響を受けた幼少時代、今なお、読み続ける愛すべき少女マンガ…戦後マンガからボーイズラブまで、雑食系マンガ・リーダーの著者が、世界に誇る日本カルチャーについて熱く語る。『日本辺境論』で語りつくせなかった「日本人論」。


 マンガ論を隠れ蓑にした「日本人論」なんだァ……内容読んで初めて気付いたし。
 この方の経歴、なかなかどうしてスゴイんですね。思想家であり、エッセイスト・元フランス文学研究者・翻訳家・大学教員でもいらっしゃる……そうなんだ~と感心しつつ。
 面白いですね~。堅苦しくなくて読みやすい。
 マンガ論なんで気楽に読めるだろうとタカくくってたら、なかなかどうして硬派で鋭い考察に油断しました。

第一章  井上雄彦論
第二章  マンガと日本語
第三章  少女マンガ論
第四章  オタク論・ボーイズラブ論
第五章  宮崎駿論
第六章  マンガ断想
第七章  戦後漫画論
 対談  内田樹 養老孟司


 興味そそられるラインナップです。内田氏、熱狂的な井上雄彦(スラムダンク・バガボンドの作者)ファンであるらしく、第一章ではかなり熱く語られてます。特に「バガボンド」に関して「一気におとなになる以外に生き延びる道がないこども」としてのビルドゥングスロマン(成長物語)と定義づけているのが印象的。
 この井上雄彦氏の一連の作品と「エースをねらえ!」がかなりのお気に入り作品のようで、作中頻繁にでてきました。第六章の中の1篇・「『エースをねらえ!』に学ぶ」の中の、この作品にたいする内田氏の激愛ぶりに頭が下がります。

 何より自分的に一番ツボだったのが、第三章の少女マンガ論。
 内田氏の少女マンガに対する心酔の情が連綿と綴られていてものすごく強烈です。氏が何故にこんなにも少女マンガを愛しているのか? その答えはこれらの言葉尽きます。

そう、私は「少女」だったのである。 ~本文p69より引用~
それに、私の本質が「少女」である、ということにすると、たしかにいろいろなことのつじつまが合う。 ~本文p71より引用~
さらに「少女マンガを読むリテラシー」だって備えている。 ~本文p75より引用~

 ……内田氏が実はオトメだったと判明するあたり、半ば吹き出しそうになりましたが、内田氏は少女マンガに傾倒する下地が幼少期から備わっていたらしいです。
 そして、第三章の中の「少女マンガの記号論」においては少女マンガの「キモ」についても言及。内田氏の考えるその少女マンガの「キモ」というのが、
「言葉として口には出されていないが、記号的には発信されている思い」を読み取る快楽。 ~本文p79より引用~
 であるらしいのです。要はビミョ~な雰囲気を鋭く読みとれ! ということでしょうか?
 以下詳細な実例を列挙。素晴らしいです、というかもはや感嘆の域。

 自分の拙い駄文よりも、興味持った方は是非一読することをおススメします。他の著作に比べてう~ん…という感想もあるらしいですが、自分的にはかなり興味深く読めました。
 最後の養老孟司との対談はイマイチ物足りないかな?


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自分も初・内田樹の本になりますが・・ * by nao
マンガ論・・かぁ 。
ヒトより漫画の読書量はあきらかに少ない・・。
(今年は「星守る犬」<秀作!>一冊しか読んでいない・・いかんね)
けれど・・ややこしい話になりますが、
実は昔、描いた漫画(応募作)が「モーニング」「ヤンマガ」に載ったことがあります
(ちばてつや先生にホメていただいて恐縮・・良い思い出です)。
「エースをねらえ!」で男の生き方を学ぶ・・か(ん?あの漫画・・女子テニスの漫画ではなかったか?)
TVアニメしか知らず、原作漫画は読んだことないので、そっちも気になります。
内田樹というヒト、なんかヘン(自分よりもかなり歳上の方に失礼ですが・・それゆえ本はおもしろそうですね)。

Re: 自分も初・内田樹の本になりますが・・ * by 惺
>nao 様v-353

> 実は昔、描いた漫画(応募作)が「モーニング」「ヤンマガ」に載ったことがあります
> (ちばてつや先生にホメていただいて恐縮・・良い思い出です)。

スゴイですね~!
その道に進まれれば良かったのに~!! と素人の自分は簡単に思ってしまいますが、現実はかなり厳しいのでしょうね。でも、もったいない!

> 「エースをねらえ!」で男の生き方を学ぶ・・か(ん?あの漫画・・女子テニスの漫画ではなかったか?)

そのマンガに出てくる、宗像コーチの生きざまに感激している模様です。

> 内田樹というヒト、なんかヘン(自分よりもかなり歳上の方に失礼ですが・・それゆえ本はおもしろそうですね)。

まったく自分もそう思います。かなりユニークな方だと実感しました。読んでみて。
他の著作も面白そうですよ!!
コメントありがとうございました☆

個別記事の管理2010-10-28 (Thu)

ご訪問ありがとうございます☆

 スミマセン……チェーホフではありません。吉田秋生です。
 一時期かなりハマッて読んでました。と言っても読んだのはほとんど著名作ばかりでにわかファンなんですけどね。手許に無いし、遥か彼方の記憶を呼び戻しながら書いてますので、なにか記述に間違いや粗相があったらスミマセン

櫻の園 白泉社文庫櫻の園 白泉社文庫
(1994/12)
吉田 秋生

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女子高校の演劇部に所属する生徒たちの心模様を描く。全4章から成り、各章のタイトルは「花冷え」「花紅」「花酔い」「花嵐」と桜の季語となっている。
毎年春の創立記念日にチェーホフの『桜の園』を演じるのが伝統になっている女子校・桜華学園で、演劇部に所属する少女たちの葛藤を通じて、少女たちの人間関係と心理を描いた。


 吉田秋生の作品って何から入ったかもう憶えてないんですが、かなり濃い作品だったような。それらを読んだ後にこの作品だったので、「へえ~、こんな作品も描くんだ~!!」と非常に驚いた憶えが。
 個性豊かな年頃女子達が恋や友情にとまどい悩む姿を、時に爽やかに、時に瑞々しく描いたもの。青春の甘酸っぱさや忘れたくない大切な想い等々、ちょっと胸が締め付けられるような静かな感動が押し寄せる。何度か実写映画化されている名作。

河よりも長くゆるやかに (小学館文庫)河よりも長くゆるやかに (小学館文庫)
(1994/11)
吉田 秋生

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ヤリたい盛りの男子高校生、トシ・深雪・秋男。
ゲイバーでバイトをし、ドラッグの密売にまで手を出し、ナンパに興じる。
福生の米軍基地近辺の下町を舞台に、3人の熱い青春の日々を正面から描く。

 スゴイ……表紙がものすごくマトモになってる。自分が購入したモノはもっとオバカッぽい表紙だったんだけど。
「桜の園」が思春期女子の青春なら、こちらは男子。しかもメチャクチャ笑える。思春期男子の心理状態を覗き見したような気分になれるし。
 両親が離婚して美人姉と二人暮らしの一応主人公・トシのキャラクターがなかなか面白い。境遇的にはかなり不幸なんだけど、そんなジメジメ感はまったくナシ! 悪友、高利貸の息子・深雪との掛け合いもサイコーだし。

「桜の園」や「河よりも長くゆるやかに」にも共通して読みとれるのは、過ぎゆく青春へのノスタルジー。
 思春期真っ只中の男子・女子が読んでも楽しめるけど、真に面白く読めるのはとっくに青春時代が過ぎ去ったオトナの方かも、と、ふと思ってしまいました~。

吉祥天女 (1) (小学館文庫)吉祥天女 (1) (小学館文庫)
(1995/02)
吉田 秋生

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天女の末裔と言われる叶家の跡取り娘で、恐ろしいほどの美貌をもつ小夜子が街に帰ってきたのを機に、小夜子と叶家の財産を狙う遠野家が繰り広げる陰謀、事件を描いた心理ホラーミステリー。

 怖ッ……!
 吉田秋生、こういう作品も極上の巧さです。むしろこういう内容の方があってたりして。
 小夜子というヒロインがね、存在感抜群! 
 美貌と財産を持つ小夜子を狙う遠野家。自分と家を守るために彼女がとった手段とは? 的なサスペンス&ミステリー的展開で、当時コミックを食い入るように読みました。コチラも過去ドラマになっているようで。でも自分は映像化作品ってあまり観る気がしないな~。オリジナルが一番! だと思っているので。

 他にも「BANANA FISH」途中で挫折したのが悔やまれる。「夢みる頃をすぎても」・「十三夜荘奇談」等のキャンパスライフ的ほのぼの作品(確か)も良かったし。
 絵柄はおよそ少女マンガのカテゴリーとは思えないけれど(当時のね)、そのストーリー性・キャラクターの心理描写にかけては天下一品の感が。
 再読してみたいです。
 

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NoTitle * by ひいち
こんにちはー☆

吉田秋生さん☆大好きだったなぁ。
「BANANA FISH」途中までなの?
それは、全部読んで欲しいですねー(フフ)


この桜は私達の頭上を飾る冠です * by nao
漫画はほとんど読みませんが(諸星大二郎は好き)、
吉田秋生の「櫻の園」「吉祥天女」だけは昔むかし読みました。
漫画「櫻の園」は、最初に映画化されたその時に。
”この桜は私達の頭上を飾る冠です”(確かこんな感じの)
という言葉で締めくくられるラストには感心し、
よい読後感でした。

Re: NoTitle * by 惺
> ひいち様v-353
「BANANA FISH」は当時金銭的にツラくなって挫折しちゃいました。
おこずかいのやりくりベタでe-263
ものすごく面白そうだよね……ウィキ読んでそそられた。
オトナ買いしようかどうか思案中で~す☆
コメントありがとです♪


Re: この桜は私達の頭上を飾る冠です * by 惺
> nao 様v-353

> ”この桜は私達の頭上を飾る冠です”(確かこんな感じの)
> という言葉で締めくくられるラストには感心し、
> よい読後感でした。

そうです、そのセリフ!
よく憶えてますね~感動!!
今思い返しても巧すぎるセリフとラストだなと思います。
悩みや葛藤を乗り越えて一皮むけた少女達の清々しさが印象的でした☆

おじゃまします * by まいまい
吉田秋生さん、いいですよね。
「桜の園」みたいなのもいいし、今連載してる「海街diary」も好きです。
心の動きが伝わるんですよね。

一番最初は「カリフォルニア物語」かなあ。
「BANANA FISH」は、はずせませんよね。
こんなにアクション系なのに、心理描写は少女マンガで繊細だし、すごいですよね。
ぜひ読んでください。最後まで。

マンガの中にヘミングウェイとかサリンジャーとか出てきて、
読みたくなって買っちゃったこともあります。

Re: ようこそおいでくださいました♪ * by 惺
>まいまい様v-353
> 「BANANA FISH」は、はずせませんよね。
> こんなにアクション系なのに、心理描写は少女マンガで繊細だし、すごいですよね。
> ぜひ読んでください。最後まで。

あああ……やはり挫折したのが悔やまれる~。
まいまいサンやひいちサンにそう言われたら、もうどうしても読みたくなる!!
頑張ってみますッ☆

吉田秋生、今でも連載しているんですね。
う~ん、とても面白そうだ!!
画風が変わっていないといいんだけどな。

吉田秋生 * by kkGT-R
青の傭兵です。
吉田秋生は本当に大人になっても読めますね。
管理人さんが仰る、まさしくノスタルジーですね。
仕事で中高生に接してますが、結構薦めて貸してます。

Re: 吉田秋生 * by 惺
> kkGT-R 様v-353
吉田秋生読まれるんですね~!!
老若男女(ちとオーバーか?)問わず読まれているのが、このマンガ家の特徴かと。
オトナの鑑賞に耐えうる名作が多いってことでしょうかね~。

> 仕事で中高生に接してますが、結構薦めて貸してます。

イマドキの子供達も読むんでしょうか?
感想を聞いてみたい気がする!!
コメントありがとうございます☆

個別記事の管理2010-10-27 (Wed)

ご訪問ありがとうございます☆

奇岩城 (新潮文庫―ルパン傑作集)奇岩城 (新潮文庫―ルパン傑作集)
(1959/11)
モーリス・ルブラン

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 ちょっとこの感動をどう表現していいのか……子供の頃に読んだはずなのにすっかり忘れていました。けど、大人になって読み直してホントに良かったと思う!
 ルパンシリーズ初の長編作であり、代表作とも謳われる今作。以下文庫裏表紙よりあらすじ。

怪盗アルセーヌ・ルパンが死んだ!
ノルマンジー海岸にほど近いド・ジェーブル伯爵の居城に、ルーベンスの油絵をねらって押し入ったところを撃たれたのだ……。
切れ者の高校生ボートルレの名推理で、事件は解決したかにみえたが、近くに残されていた古い羊皮紙の暗号から、ルパンの死の謎は思わぬ方向に展開。
歴代フランス国王にまつわる秘密が、次第に明らかになっていく……。

 これぞルパン作品の真骨頂! 
 ルパンの7変化(実際はそんなに変装してないケド)・謎の暗号・隠された莫大な秘宝。そしてイギリスの名探偵シャーロック・ホームズの登場に天才高校生探偵イジドール・ボートルレが活躍し、謎めいた美女レイモンドも絡んだ大冒険譚。

 自分が今まで読了したルパン作品中のルパンはどちらかというと正義の味方チックなのですが、今作は正真正銘の怪盗に徹してます。
 対する探偵役は美少年高校生ボードルレ君(作中ルパンは彼のことをこう呼んでいる)。
 彼の推理は天才的。ルパンの上をいく名推理をしつつも、最後には裏をかかれてしまい精神的にも肉体的にも何度となく打ちのめされますが、不屈の精神で何度も立ち上がり果敢にルパンに挑戦してゆく。
 そのイジドールとルパンの頭脳合戦・知力対決が今作の一番の読みどころ。

 謎かけも謎解きも本格的。ルパンとイジドールが追い求める財宝も国家的規模! スケールがハンパ無い!
 フランス歴代の国王にまつわる秘宝を最初に手にしたルパン。彼を追い求めて謎を解いてゆくイジドールはまさに読者と一体になって冒険を追体験させてくれる。
 ルパンがルパンたらしめるその財宝と、ルパンの本拠地ともいうべき城「奇岩城」。その謎をルパンと共に解き明かしていくうちに、高校生イジドールはいつの間にか憎き敵であったはずのルパンの魅力に捉えられてしまう。

 そんなフランスの国家的財宝を手に入れながらも、ルパンはそれを惜しみなく手放す決心をする。
 何故なら、彼の愛するレイモンドはルパンに怪盗ではない、まっとうな人間としての生き方を望んだからだ。
 愛する妻のために全てを放棄するルパンの姿に感動! 
 ルパンという人物、もしくはこのルパンシリーズが何故こんなに長い年月を経てまで愛されるのか?
 もちろんその作品の面白さもあるだろうけれど、何よりルパンという人物の人間臭さ・人間的弱さが最大の魅力なのではないかな? と今作を読んでつくづく思った次第。
 泥棒稼業をすっぱりやめ、まっとうに生きようと決心したルパンに襲いかかる突然の悲劇。泣き崩れるその姿にさらに愛着を感じました。

 ちなみに……ネットを見ていたらこの「奇岩城」2011年に映画化されるんだって。山寺宏一主演らしい……あのやまちゃんだよね。おはスタのやまちゃん、声優のやまちゃんだよね。← しつこい。
 ビックリしました。舞台は日本だそうです。一体どうなるんだ~? ロケ地はどこだ~? ルパン=やまちゃん……まったく想像がつきません。


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Theme : 推理小説・ミステリー * Genre : 本・雑誌 * Category : モーリス・ルブラン
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個別記事の管理2010-10-26 (Tue)

ご訪問ありがとうございます☆

蒼穹の昴(1) (講談社文庫)蒼穹の昴(1) (講談社文庫)
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蒼穹の昴(2) (講談社文庫)蒼穹の昴(2) (講談社文庫)
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 滅びゆく中国清王朝末期を舞台にした有名な作品。自分的に好みな時代なので・今話題なので(ミーハーだなッ)読んでみました。涙と笑い満載の期待以上の面白さでした。以下文庫裏表紙よりあらすじ。

汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろう──中国清朝末期、貧しき糞拾いの少年・春児は、占い師の予言を信じ、科挙の試験を受ける幼なじみの兄貴分・文秀に従って都へ上った。
都で袂を分かち、それぞれの志を胸に歩み始めた二人を待ち受ける宿命の覇道。
(1巻)


官吏となり政治の中枢へと進んだ文秀。一方の春児は、宦官として後宮へ任官する機会を待ちながら、鍛練の日々を過ごしていた。
この時、大清国に君臨していた西太后は、観劇と飽食とに明けくれながらも、人知れず国の行く末を憂えていた。権力を巡る人々の思いは、やがて紫禁城内に守旧派と革新派の対立を呼ぶ。
(2巻)

 ただの史実のつなぎ合わせに終わらせていないところがさすがです。
 冒頭の占い師の老婆・白太太による予言の文言からもう、完全に小説世界に引き込まれた~!! この部分が作者サンのプロの技だな~と感嘆。

 内容も様々な要素が盛り込まれいて、飽きずにあっという間に読めてしまう。
 例えば、歴代皇帝が所有するというミステリアスな「龍玉」をめぐるエピソードはまるでファンタジーを彷彿させるし、ダブルヒーローの春児・文秀の二人がそれぞれの目的に向かって難題をクリアしていくところなんかは、まるでゲーム感覚で一気に読ませる。もちろん史実に忠実で歴史小説としても充分通用するのは言うまでも無いし。

 何より登場人物が皆、ものすごく魅力的。特に笑えたのが西太后!
 歴史上あまりにも悪名高い女性ですが、この小説においては何とも愛すべき人物として描かれているのが出色!! 
 彼女に関する通説とは真逆のキャラクター設定となっていて、しかも説得力がある。確執があるとされた光緒帝との関係も不自然さを感じないし。特に幻? 亡霊? となって現れる乾隆帝とのやりとりは、はっきり言って笑える!!

 まだまだ2巻読み終えたばかりなので、今後が楽しみ。
 歴史的に清朝の悲劇的な行く末は決定的なので、春児と文秀、その他登場キャラクターたちがどのような運命をたどり、己の人生を切り拓いていくことになるのか? 
 日本軍の不気味な影もチラッと描写されているので、そこらあたりも気になるところ。
 読み応え充分のエンタメ作品でした。この浅田次郎版中国近代史シリーズ(?)次読むとしたら「珍妃の井戸」なの?(違う?) え~、まだまだ先じゃん!!
「中原の虹」もすっ飛ばして、はやく「マンチュリアン・レポート」読みたいわ~。


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Theme : 歴史・時代小説 * Genre : 本・雑誌 * Category : 浅田次郎
* Comment : (4) * Trackback : (0) |

は、早っ… * by 本読み人M
私はまだ『中原の虹』の3巻アタマをうろうろしてます。
西太后のキャラクター造形は斬新ですよねぇ。
私は李鴻章おじさんも好きです♪

NoTitle * by ひいち
あ。これ、かなり前に読みましたが、
読み応えありましたねー。
もう、かなり内容薄れちゃってるな~。

また、読み返してみようかな?

↓ももちゃんシリーズ。
とっても可愛いですよね☆こちらも、また読みたい!

Re:乱読です……。 * by 惺
>本読み人M v-353
> 西太后のキャラクター造形は斬新ですよねぇ。
> 私は李鴻章おじさんも好きです♪

ド肝抜かれました。西太后の2重人格?ぶり。
李鴻章おじさん…って、イイ! サイコ~☆
ハナシは真面目なんだけど、この作品に登場する人物ってなんかラノベ的。
面白すぎる。
引き続き読みたいと思います。はやく「中原~」までたどり着きたいですe-263

Re: NoTitle * by 惺
> ひいち様v-353
>あ。これ、かなり前に読みましたが、
> 読み応えありましたねー。
> もう、かなり内容薄れちゃってるな~。

おお~! ひいちサンは既に経験者だったのね☆
自分はまだまだ未体験ゾ~ン。
今ハマり真っ只中です!

> ↓ももちゃんシリーズ。
> とっても可愛いですよね☆こちらも、また読みたい!

かなりハードな展開となるらしいので、自分も同じく読みたいです!
コメントありがとうございます☆

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