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個別記事の管理2010-11-30 (Tue)

ご訪問ありがとうございます☆

ポー名作集 (中公文庫)ポー名作集 (中公文庫)
(2010/07/23)
エドガー・アラン ポー

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 世界初の探偵小説・同じく世界初の名探偵を生みだしたエトガー・アラン・ポーの著作。ヒット作・不発作等々織り交ぜた内容充実の短編集。以下文庫裏表紙よりあらすじ。

理性と夢幻、不安と狂気が綾なすポーの世界を、流麗な丸谷才一訳で再現。
代表的傑作「モルグ街の殺人」「黄金虫」「黒猫」「アシャー館の崩壊」など八篇を収録。


モルグ街の殺人
盗まれた手紙
マリー・ロジェの手紙
お前が犯人だ
黄金虫
スフィンクス
黒猫
アシャー館の崩壊 の個性派8篇収録。

 「モルグ街の殺人」は幼少のみぎり、子供向けにアレンジされたモノで読んでました。読みながら思い出しましたが、さすが、探偵小説のパイオニア! 基本的王道を突き進んでました。
 世界初の名探偵、C・オーギュスト・デュパンが登場。沈着冷静、想像力・分析力に長けた彼が奇怪な殺人事件を難なく解決してしまう。
 助手役は語り手であり、デュパンの友人である「ぼく」。警視総監も登場し、多数の目撃者の証言は錯綜する。
 殺人現場に赴き、まとまりのない目撃証言から矛盾点を衝き、的確な分析を施して、ついに猟奇殺人の犯人と手口を解明する。
 既に探偵小説の基本的スタイルを確立してます。意外な犯人にもビックリ。

 同じくC・オーギュスト・デュパンが登場する探偵作品は「盗まれた手紙」と「マリー・ロジェの手紙」。
 「盗まれた手紙」は灯台下暗し的なトリックを解明。
 続く「マリー・ロジェの手紙」はアメリカで実際起こった殺人事件をほぼ忠実に作品化。ただ、読み続けるのはつらかった。作品としての評価もあまりよろしくないようで、なるほど、はっきり言って面白味に欠けた感が。デュパンの推理方法も各新聞からの推理に終始していて(よって安楽椅子探偵の元祖でもあるらしい)、アクション性がまるでなく、退屈この上なかった。ただ、「モルグ街の殺人」よりも一歩進んだ本格探偵小説といった様相。

 「お前が犯人だ」はちょっとブラック・ユーモア的な1品。びっくり箱的なラストのオチに啞然!
 「黄金虫」は暗号解読作品。このジャンルもこの作者が開発?したとのこと。妖しげムード漂う中、謎解きの面白さとラストのハッピーエンドに思わずニヤリ。
 「スフインクス」もブラック・ユーモア溢れた作品。ビビリの語り手にちょっと笑えた。

 自分一番のお気に入りが次の2作品。ゴシック小説ともいうべき「黒猫」と「アシャー家の崩壊」。
 ダーク&グロテスク! 独特の雰囲気が素晴らしい。決して不快な気分になるのではなく、猟奇的な犯罪を犯す主人公に垣間見る狂気と愚かさと悲しみ。終盤に向けてグイグイと盛り上がる恐怖とあっけないラストに余韻が残る。

 現実的な探偵小説と幻想的なゴシック小説。この2ジャンルが巧くミックスされた読み応え充分の1冊。エドガー・アラン・ポーの傑出した才能を堪能させていただきました!


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Theme : 推理小説・ミステリー * Genre : 本・雑誌 * Category : ポー名作集
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ポ~だ~^^ * by チルネコ
ポ~は僕も去年辺り読みました!またブログにUPしようと思いますが、僕は新潮文庫とかなので収録ラインナップが違うようですね。この中ではスフィンクス以外は全部読んだかな?モルグ街~の犯人には仰け反りましたね!こんなのアリなのか?と(笑)ロジェもアッシャー家もかなりお気に入りです^^

良いですよね。 * by semicolon?
アシャー家の崩壊、好きです。
荒地と雷が似合います。

Re: ポ~です☆ * by 惺
チルネコ様e-251
読んでましたか~!
やはり出版社によって収録作は違うのですね。タイトルも何気に違っているし。
「モルグ街~」はねー、何ともいやはやビックリですよね。一瞬ギャグ?と思ったりして。
「ロジェ~」は自分的にはちとツラかったです。読みながら何度睡魔に襲われたことか。
「アシャー家(アッシャー家?)~」は面白いですね。「黒猫」もなかなか。
チルネコさんの記事も楽しみにしてま~す☆

Re: 良いです~!! * by 惺
semicolon? 様☆
読まれてたんですね~!!
「アシャー家~」は人気ですね。自分もかなり好みな1作です。

>荒地と雷が似合います。
なるほど~! 確かに!
あのゴシックムードがたまらんのです。
見事自分のツボにはまりましたッ!!

個別記事の管理2010-11-29 (Mon)

 本にコミックに(たまに)CDやら(やはりたまに)DVDやら、そしてシーズン・インしてからはフィギュアスケートなど、雑食もいいとこの、この稚拙ブログを覗いてくださる皆さま。
 楽しいコメント・嬉しい情報くださる皆さま。拍手や応援ぽちしてくださる皆さま。本当に感謝です!! いつのまにか管理人の大いなる励みになっております。
 そしてリンクしてくださっている管理人の皆さま。ご訪問本当にありがとうございます!


 11月はあっという間でした。今年も残すところあと1カ月。早いですね~。
 と、いうことで11月後半に読んだ本です。

心霊探偵 八雲3  神永学
 もう内容をほぼ忘れかけてしまっているが(ニワトリ脳!)、確か後藤刑事の活躍したハナシだったはず。八雲が自分的にツボなキャラ。
往復書簡  湊かなえ
 本が好き! の献本書籍でした。なかなか面白かったです。湊かなえの新たな作風? もあって楽しめた1冊。
続813  モーリス・ルブラン
 あ~、既読のルパンシリーズの中では今のところ最高傑作! ラストでルパンが外人部隊に入隊して、意外な人物として登場してた。
武士道セブンティーン  誉田哲也
 香織と早苗の掛け合いと友情がね…何度よんでも清々しい!! 「エイティーン」はとうとう最終作なのかな?
人生激場  三浦しをん
 かな~り面白いとウワサの三浦しをんのエッセイ初体験!! 噂に違わぬ面白さでした~!
黄色い部屋の秘密  ガストン・ルルー
 昔読んだ時はものすご~く感動したんだけど…再読したらそうでもなかった不思議な1冊。ルルタビル君、大活躍。高校生探偵・工藤新一(コナン)のルーツはココか?
アーモンド入りチョコレートのワルツ  森絵都
 森絵都、いいですよね~。読む作品すべて違った魅力で読ませてくれます。感動。
事典 有名人の死亡診断書 近代編  服部敏良
 これも本が好き! の献本書籍。めったに知ることのない明治・大正・昭和初期の有名人の死亡原因とその生涯が知れた貴重な1冊でした。
少女七竃と七人の可愛そうな大人  桜庭一樹
 いや~、七竃と雪風のキャラがなんともツボでした。今まで読んだ桜庭作品の中で一番好みかも。
金閣寺  三島由紀夫
 三島由紀夫の初期代表作。完璧です。天才です。
月夜にランタン  斉藤美奈子
 斉藤美奈子の新作評論。この方の書籍、結構好きなんです。つい購入してしまう。
ガーデン・ロスト  紅玉いづき
 予期せぬ良作でした。青春の苦さ・痛みがうま~く描写されていて面白かった。ちょっと胸きゅんモノでした。

 例によって雑誌・コミックは抜いてますが……今回の自分的にベストな作品はというと、もうこれしかありません!!
「BANANA FISH」!!! 今まで読んだ小説がすべて色あせて見える……というのはちと大げさ。でも、未だ衝撃と感動収まらず、といったカンジです。
 次点は「続813」かな~。ルパン面白すぎる~。「七竃」も「アーモンド~」も良かったし、「ガーデン~」もなかなか……と、印象的な本がたくさんありました。
 12月も、おヒマな折りにはどうぞ覗いてやってくださいませ。ヨロシクお願いいたします。

 おマケつき☆ 追記をどぞッ!!

 思わずオトナ買いしてしまった「BANANA FISH」☆
 Amazonサンにお世話になったのは言うまでもありません。中古で購入したおかげで、定価より2.000円~3.000円安く購入!

        バナナフィッシュ 
 注文した翌日には届いてました。迅速な対応、丁寧な梱包にビックリ&感謝・感激!!

        バナナフィッシュ2
 包装を解くとプチプチでしっかりと梱包。

        バナナフィッシュ3
 ばばーん!! 壮観です! セット購入☆ 

        バナナフィッシュ4
 おわかりになりますか~? きちんと1冊ごとにセロファン紙でカバーしてあるのです!!
 丁寧なお仕事に感激です。中古だったけど、まったくそれを感じさせない状態の良さ。新品と遜色なかったです。
 BOOKS21様、どうもありがとうございました!!

 いやいや、ホント便利な時代になりました。あちこち探し回らずにネット注文するだけで欲しい本が手に入るとは……。ありがたいです。

 オトナ買いしてまでも読みたかった「BANANA FISH」。期待を裏切らない面白さでした。
 これもご訪問してくださった皆様がススメてくれたおかげです。きっとブログやっていなかったら、この作品読むことなかったでしょうね。
 ありがとうございました!!

Return

Theme : こんな本を読んだ * Genre : 本・雑誌 * Category : ★ひとやすみ ~駄文です~
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個別記事の管理2010-11-28 (Sun)

ご訪問ありがとうございます☆

Banana fish (1) (小学館文庫)Banana fish (1) (小学館文庫)
(1996/12)
吉田 秋生

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 名作と呼び声高いこの作品。自分は過去に一度挫折した経験が……ご訪問してくださる方々皆様既読でいらして、評判も上々。こ、これは是非とも読まねば!! と奮起しました。
 ……で、読了後の強烈な感想。アッシュー!!  何故死んだァ~~!! 以下コミック文庫版裏表紙よりあらすじ。

1973年、ベトナム。米軍兵士グリフは突如錯乱、同僚を射殺して廃人と化した彼はひとつの言葉を繰り返しつぶやく…バナナフィッシュ。
1985年、ニューヨーク暗黒街。非情と暴力が支配するこの街で、ストリート・キッズを束ねる少年がいた。
アッシュ・リンクス。IQ200の知能に超一級の戦闘力をあわせもつ、アンファン・テリブル。日本から来た少年、奥村英二とアッシュの出会い。
その時、バナナフィッシュをめぐるマフィアとの暗闘は間近に迫っていた。


 皆様がおっしゃる通り、これはもう名作でしょう!! 日本のマンガがいかにレベルが高いのか、吉田秋生がいかに天才マンガ家であるのかを嫌というほど思い知らされました。
 ううう…スミマセン、感動しすぎて今回は(も)マトモな文が書けません。
 とにかく、アッシュというキャラクター造形が巧すぎる。イケメン男娼、IQ高く、戦闘能力も抜群でややツンデレ……ちょっと創りすぎの感は否めませんが、完璧なキャラクターなので文句は言いません。

 国家的規模の化学兵器開発プロジェクト「BANANA FISH」をめぐる、ストリート・ギャングの抗争と連邦政府内部の陰謀、さらにコルシカ人財団や香港系の華僑の内紛等が絡み会う中で芽生える、アッシュと英二の友情。畳みかけるようなアクション&バイオレンスな展開においてふと垣間見ることのできる、2人の少年の魂の触れ合い。
 この絶妙なバランスが作者サンの極上の巧さかな、と。

 中盤~終盤に訪れるアッシュの最大の危機。パトロンであるゴルツィネに捕えられた彼を、ストリート・キッズと共に奪還する英二の精神的成長にはもう感動するしかなかったし!! いつの間にか育まれていたアッシュと英二の固い絆をまざまざと見せつけられた思いがしましたね~。
 英二はアッシュにとって心の・魂のもっとも澄んだ部分の象徴として。そしてアッシュは英二にとって自分には無い肉体的・精神的強さの象徴として。欠落しているモノを補うようにお互いを必要とし、惹かれあう。
 BL的に読めばそう読めなくもないのですが、ここは敢えて友情として捉えておくべきなのかと。次々と襲いかかる緊迫した極限状況下の2人の無垢な心の触れ合いが何にもまして崇高に感じられました(表現が陳腐だな~)。

「ぼくの魂はいつも君とともにある」
 ラスト英二からアッシュに送られた言葉。作者吉田秋生の放った、強烈な殺し文句ですね。巧すぎです。できればハッピーエンドで締めくくって欲しかったのですが……でも、あれで良かったんだよね……悲しいけれど極上のラストだと思う。

 この作品、派手なバイオレンスアクション的な読み方をしても楽しめるけれど、根幹のテーマはアッシュと英二の人種・国籍を越えた友情物語だと。
 文庫11冊、オトナ買いしてしまいました……貴重な休日、終日コレを読んで終わってしまいました……でも後悔はしてませ~ん。
 皆様が名作だとおっしゃる意味が充分に理解できました。くどいようですが、本当に名作だと思います。
 いつにもまして感情的な駄文をここまでお読み下さりまして、ありがとうございました!


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Theme : コミック * Genre : 本・雑誌 * Category : 吉田秋生
* Comment : (24) * Trackback : (0) |

こんばんわ^^ * by チルネコ
この作品は以前SF作品か何かを読んだときに、『BANANA FISH』いいよーって薦められてたんで、気になってましたが、いよいよ名作の香りが濃厚のようですね!しかもアッシュってうちのにゃん公の名前と同じ^^。

あちこちスミマセン! * by まいまい
名作ですよね~!
このアクション&バイオレンスの骨組みもしっかりしてるのに,
二人の心の交流は繊細に綴られているところがすごいんですよね!
後日談の「光の庭」も静かに語られていていいです。

ワタクシなんぞ,当時「BANANAFISH」にひかれてサリンジャーまで読んだんですよ。 影響されすぎ?

       








Re: チルネコ様☆ * by 惺
こんばんは☆
ものすご~く良いですよ!! 何度でも言っちゃいます。名作です。←しつこくてスミマセンe-263
是非ご一読をおススメします!!
吉田秋生作品自体素晴らしいモノが多いのですが、その中でもダントツ感が。

>しかもアッシュってうちのにゃん公の名前と同じ^^。
もしかして、あのプロフィール画像のネコちゃんですか?
おお~!! もしそうなら、チルネコさんのブログにお邪魔するたびにお顔を拝ませていただきます~。



Re: まいまい様☆ * by 惺
> 後日談の「光の庭」も静かに語られていていいです。
もう、ほとんど涙目で読んでました。暁とシンは後に結婚すると何かに書いてあったゾ!

> ワタクシなんぞ,当時「BANANAFISH」にひかれてサリンジャーまで読んだんですよ。 影響されすぎ?
い~え。そんなことはありません。自分もきっとそのうち読むでしょう。
もう、ヘタな小説よりかずっと面白いし完成度高い。
やっぱ吉田秋生って稀有なマンガ家サンなのね、としみじみ思ってしまいました。
ザックリした、それでいて巧い、少女マンガらしくない絵柄もめっちゃ好みです。
まいまいサン、おススメしてくださってありがとうございました☆
       

おりえ * by -
惺さん、こんばんは!!!
このタイトルを見た時夜中の訪問にも関わらず「キャー」と叫んでしまいました。

>>ううう…スミマセン、感動しすぎて今回は(も)マトモな文が書けません。

いいのですよ、いいのですよ、そのお気持ち痛い程理解できまする。
 私も全巻持っています。ついでに画集も特別本も。それ位私にとっても愛しい本です。

 本当に名作だと思います。英治とアッシュの限りなく恋愛に近い友情とでも言うのでしょうか?この関係にどれ程萌え、そして涙したか。。。。

 このマンガを読んで誰かを愛してその人を失った事によって、その人と出会う前よりも孤独になったとしても喪失感に苦しんだとしても、それでも最初からその大事な人間がいない世界よりもいる世界の方ずっとずっと愛しいのだと思わさせれくれました。

 ラストは号泣しましたがアッシュの幸せな終わり方に安堵しました。

ぎにゃーっ * by 道楽猫
ついに読みましたねっ読んでしまいましたねっ
しかも豪快なネタバレを(爆笑)←まぁ周知の事実ですが。
あのラストは、号泣というよりは茫然自失で、読後しばらく抜け殻になって呆けておりました。
でも後々よく考えてみると、あれ以外にないよなぁ、と。
おりえさんと同じく、私も幸せな最期だったと思います。
で、私は「光の庭」のほうで号泣しました。もう涙も枯れんばかりに。
そうそう、私はブランカも大好きでした。
ああああ、「BANANAFISH」を語り出すと、きっと一晩中とまらなくなるのでこのへんで。
お邪魔しました^^;;

Re: おりえ様☆ * by 惺
>  本当に名作だと思います。英治とアッシュの限りなく恋愛に近い友情とでも言うのでしょうか?この関係にどれ程萌え、そして涙したか。。。。
わかる~!! 2人の絶妙な関係の描写がなんとも巧いですよね。

>  このマンガを読んで誰かを愛してその人を失った事によって、その人と出会う前よりも孤独になったとしても喪失感に苦しんだとしても、それでも最初からその大事な人間がいない世界よりもいる世界の方ずっとずっと愛しいのだと思わさせれくれました。
対比して、アッシュと似た境遇でありながら、愛する人とめぐり会えなかった月龍は孤独ですね~。

>  ラストは号泣しましたがアッシュの幸せな終わり方に安堵しました。
…ですね。あれ以外ラスト無いよね…予想はしてたけど、やっぱツラかったわ~。

Re: 道楽猫様☆ * by 惺
> ついに読みましたねっ読んでしまいましたねっ
> しかも豪快なネタバレを(爆笑)←まぁ周知の事実ですが。
読んじゃったよ~! で、どうしても叫ばずには(ココロの中で)いられなかったのだ!!

> でも後々よく考えてみると、あれ以外にないよなぁ、と。
> おりえさんと同じく、私も幸せな最期だったと思います。
悲しいケド、まったくもって同感です。

> で、私は「光の庭」のほうで号泣しました。もう涙も枯れんばかりに。
> そうそう、私はブランカも大好きでした。
作者サン、ホントに巧いよね。あの後日談も名作だと思ってます。暁が名脇役!
自分的には、救われない月龍がポイント高かったです~。

> ああああ、「BANANAFISH」を語り出すと、きっと一晩中とまらなくなるのでこのへんで。
この作品好きな方が多くて今さらながらビックリ!!
皆さん、是非語りましょ~☆ 皆でレビュー書こう!! なんてね~♪

NoTitle * by ひいち
こんにちは☆

ふふふ~。読みましたねぇ。
やっぱり、いいですよね。コレ!!

私もまた、読みたくなっちゃったなぁ~。
大人買いしちゃおうかなぁ~。フフフ☆☆

Re: ひいち様☆ * by 惺
こんにちは~!!

へへへッ、読んでしまいました!!
ひいちサンのおススメどおり、全部読みましたッ!! 
もう、サイコーです。
コメントくださった皆様のアツい語りによりいっそう自分もヒートアップしてます。

清水の舞台から~の覚悟でオトナ買いしましたが、後悔はしてませんッッ☆
ひいちサンもぜひぜひ! 

個別記事の管理2010-11-28 (Sun)

ご訪問ありがとうございます☆

フィギュアスケートグランプリシリーズ・フランス杯総合結果出ました!

男子…ジュベール選手は棄権
1位  小塚崇彦  248.07
2位  アモディオ  229.38
3位  ムロズ    214.31 
以下詳細はコチラで。
 スゴイですよね!! これで日本選手男子3人ファイナル出場です。
 フリーの映像をまだ見ていないのでなんともいえないのですが、小塚選手、点数見てもダントツ感が。ショートで良かったアモディオ選手は堂々の2位。モロゾフマジック恐るべしッ! 3位のムロズ選手はショートではちょっとスピードが無かったような。

女子
1位  コルピ  169.74
2位  長洲未来 167.79
3位  シズニー 159.80

5位  浅田真央 148.02
6位  今井遙  145.47
8位  村主章枝 138.18
 以下詳細はコチラで。
 惜しかったです~。浅田選手追い上げで5位。今井選手フリーで得点伸びずに6位。村主選手は8位。でも頑張ってくれました!! 健闘を讃えたいです!!

で、気になるファイナル出場選手は…
男子  高橋・小塚・チャン・ベルネル・織田・アモディオ 
女子  安藤・コストナー・村上・鈴木・フラット・シズニー の各6選手。おめでとうございます☆

                      **********

ワールド・フィギュアスケート 45ワールド・フィギュアスケート 45
(2010/11/20)
ダンスマガジン

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 近くの書店2店舗行ったけど、無かった……11月20日発売だから、既に売り切れなのか、それとも知名度が無くてもともと書店に在庫が無いのか。高橋選手の笑顔がいいですよね~。今日からさらに書店やネット注文が多くなるに違いない。

 で、さらに11月29か30日に発売予定☆
フィギュアスケートDays Plus 2010-2011男子シングル読本
フィギュアスケートDays Plus 2010-2011女子シングル読本

 で、さらに12月1日(1月7日に変更みたい)に発売予定☆
(仮)『高橋大輔/スケーティング・ミュージック2010~2011シーズン』

 これは購入しようかと思案中。高橋選手の使用曲ってなかなか良い選曲なので。ただ、このアルバムの収録曲がわからないんだけど……。
 なにはともあれ北京でのグランプリファイナルが楽しみです~。世界選手権に匹敵するくらいのビッグタイトルになりましたからね!


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NoTitle * by まいまい
真央ちゃんは,まだ本来の調子を取り戻していませんが,それでも5位まで上げてきましたね。
安藤選手も一時深い悩みの中にいましたが今は充実した演技を見せてくれてますよね。
佐藤コーチの元,きっとよりレベルアップした姿を見せてくれると思います。

しかし,シズニー選手のコーチって佐藤有香さんなんですね。
佐藤親子大活躍!
シズニー選手もファイナルで見られることになって嬉しいです。

Re: まいまい様☆ * by 惺
> 真央ちゃんは,まだ本来の調子を取り戻していませんが,それでも5位まで上げてきましたね。
> 安藤選手も一時深い悩みの中にいましたが今は充実した演技を見せてくれてますよね。
> 佐藤コーチの元,きっとよりレベルアップした姿を見せてくれると思います。
やっぱり精神的なモノなのかな? 
練習ではかなり跳んでいると聞くので…。
あまりトリプルアクセルにこだわらず、ゆっくり・じっくりと復調してほしいな~。

> しかし,シズニー選手のコーチって佐藤有香さんなんですね。
ビックリしました!! 確かアボット選手もそうだったような。
佐藤信夫氏の奥様もコーチなさっているから、親子3人でコーチ業…。スゴイですよね。

>シズニー選手もファイナルで見られることになって嬉しいです。
ホントに!! あの高速ビールマンスピンにビックリ!!
男女それぞれ強豪出場で楽しみですよね☆

NoTitle * by キヨハラ
偶然。WF 45、今図書館に取り置き中です。残業ない日にとりに行くつもりです。

小塚もアモディオもムロズもよかったですよん。ぜひ、とっくりとご覧になってくださいませ。

Re: キヨハラ様☆ * by 惺
小塚選手はショートもフリーも余裕の滑りでしたね~。
アモディオ選手は侮れない感がひしひしと……。
モロゾフとの最強タッグでどこまで追い上げるか恐怖でもあり、楽しみでもあり。

女子もファイナル3人出場で楽しみですよね~☆


TBさせていただきます * by キヨハラ
「ワールド・フィギュアスケート 45」の記事をアップします。トラックバックさせてください。

Re: キヨハラ様☆ * by 惺
自分のこんないいかげんな記事(だって読んでいないんですよ~! 入手諦めたので)にいいんですか?
ありがとうございます☆

個別記事の管理2010-11-27 (Sat)

ご訪問ありがとうございます☆

ガーデン・ロスト (メディアワークス文庫)ガーデン・ロスト (メディアワークス文庫)
(2010/01/25)
紅玉 いづき

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 たまにはラノベを読もうかな~と思って購入した1冊。ジャケットにも惹かれました。発行はアスキー・メディアワークス。やっぱライトノベルっぽいですよね。しかし、意外でした。以下文庫裏表紙よりあらすじ。

誰にでも、失いたくない楽園がある。息苦しいほどに幸せな安住の地。しかし、だからこそ、それを失うときの痛みは耐え難いほどに切ない。

誰にでも優しいお人よしのエカ、漫画のキャラや俳優をダーリンと呼ぶマル、男装が似合いそうなオズ、毒舌家でどこか大人びているシバ。
花園に生きる女子高生4人が過ごす青春のリアルな一瞬を、四季の移り変わりとともに鮮やかに切り取っていく。
壊れやすく繊細な少女たちが、楽園に見るものは──。


 予想以上の内容でした!! これはもうラノベの範疇ではないでしょうね。極上の青春ストーリーだと思います。しかもかなり痛みを伴った。
 小説版・「桜の園」by吉田秋生 といったカンジです。

 あらすじにあるとおり、登場人物は4人の少女達。最後の高校生活を放送部員として送る彼女達の楽園=心の居場所は狭くて小さな放送室。辛い時、寂しい時、嬉しい時にたむろするかけがえのない場所。
 エカは妄想癖のあるちょっとアブない少女と文通をし、マルは何度も男に裏切られる。オズは手の届かない初恋に悩み、シバは母親の望む姿になろうと必死に自分をごまかし続けている。
 それぞれ皆、心に何かしら不安や悩みを抱えた少女達の青春を、シビアに淡々と描写。決して慣れ合わない、甘くない。4人が4人とも軽々と本心を露わにしない。けれど、心の奥底で互いを求め、繋がっていたいと思う、思春期独特の微妙な感情が終盤になるにつれ、じわじわと迫ってくるあたり、巧すぎる。

 4人の中で一番のクセ者が、シバ。母親の過剰な期待に応えようと本来の自分を隠し、エカ・マル・オズの3人を時に傷つけ、強がって決して本心を見せたりしない。
 受験の心労と友情の亀裂で心身共に疲れ果てたシバ。自暴自棄に陥った彼女は卒業式も欠席しようとする。が、そのどん底にいたシバに手を差し伸べ、彼女を救ったのもまた、エカ・マル・オズの3人だったのだ。
 
 卒業と共に彼女達の楽園である放送室には2度と戻れない。居心地の良かったあの場所・あの時間は既に遠くに去り、4人は未来に進まなくてはならない。
 高校生活最後の1年を舞台に、4人の少女の葛藤・触れ合い・別れを静かな感動と共に描いた、隠れた名作。自分にとってまったく予期せぬ作品でした。

 作者である紅玉いづき、やはりお若い。失礼ながら自分が過去に読んだあさのあつこの類似テーマを扱った作品とは格段の差があるかなと。
 少女達の残酷なまでの(精神的)痛みの描写がとても巧い。この瑞々しく繊細で鋭い少女の感性の描写は、やはり若さが成せる技なのね、としみじみ思ってしまったのでした。


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おはようございます^^ * by チルネコ
ラノベも気が向いたらよむほうなんですが(笑)、ラノベを粋を越えてる感じでしたか^^装丁といい学園ものといい、ラノベチックバリバリっぽいですが、隠れた名作と太鼓判を押されると気になります。でも青春ものを読むと感慨に耽ってしまうことが多いのですよね、僕(笑)

おおお * by 道楽猫
小説版・「桜の園」by吉田秋生!!
そっそれは是非読まねばっっ
右側の「愛蔵書」に「BANANA FISH」があって大コーフンしている私。
「BANANA FISH」は私の好きな漫画不動の第一位なのです。アッシュは心の恋人なのです(笑)。

Re: チルネコ様☆ * by 惺
こんにちは~♪
「隠れた名作」はあくまでも自分的になので…。
男性視点ではどう読むのか、ちと不安でもありますが…。

>青春ものを読むと感慨に耽ってしまうことが多いのですよね、僕(笑)
あ~、わかります!
妙にノスタルジー感じてしまいます。
やはり、自分の場合は次第に若さから遠のいているからでしょうe-263
コメントありがとうございました☆


Re: 道楽猫様☆ * by 惺
> 小説版・「桜の園」by吉田秋生!!
なんとな~く、そんなテイスト感じますッ!

> 「BANANA FISH」は私の好きな漫画不動の第一位なのです。アッシュは心の恋人なのです(笑)。
読んだの~!! 道楽猫サンの気持ちがよくわかる~~!!
スッゲー(あら、失礼)名作だよねッ! 

>アッシュは心の恋人なのです(笑)。
では、自分は愛人に…って違~う!!
コメントありがとうございました☆

個別記事の管理2010-11-26 (Fri)

月夜にランタン月夜にランタン
(2010/11)
斎藤 美奈子

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 知る人ぞ知る文芸評論家の最新作。この著者の毒を吐きながらもユーモア溢れる論評が自分的に結構ツボ。最近はあんまりユーモア感が薄まった気がしないでもないですが。以下BOOKデータベースより内容。

落ちつけ!混迷ニッポンのから騒ぎをじっくり観察。少し先の未来のために、必読です。

 ……たったの2行というのが何とも。評論だから仕方ないのか。
 今まで読んだ著作がほとんど書評関係だったのですが、今回は2006年から2010年までの時事ネタ評。笑いアリの酷評といってもいいのかな?
第1章  リーダーの憂鬱
 安倍政権発足から評論は展開。元総理の著作「美しい国」の書評を交えながら今後の国政と安倍政権の行方を分析するあたり、なかなか手厳しい。
 その他登場する国内外の政治家・著名人・果ては裁判員制度まで、登場するネタはあまたアリ。
 ちょっと気になったテーマが大統領就任当時のオバマ政権について。新大統領に対し、過剰な期待は禁物であるとクギをさしているあたり、なかなか先見の明があるな、と思わず感心してしまった。

第2章  みんな競走馬
 タイトルの意味はイマイチ不明なんですが……。
 2006年からの時事ネタなので、ちょっと昔かな~と思ってしまうのは仕方ないとして。この章もその当時話題になっていた書籍の書評を中心として、世相をばっさばっさと斬り捨ててます。
 印象に残ったのが、一時期流行った「女性の品格」。この書籍も「国家の品格」の二番煎じと暗に指摘しながらも、後続の類似「品格本」についても揶揄を含めて毒舌評が冴えわたってます。
「女性の品格」、未読なんですが斉藤女史によると、この書籍は平成版「女大学」とのこと。(ちなみに「女大学」とは、遥か昔、享保年間の女子用の道徳書)。さらに斉藤女史、この本が売れるということは、「この国の品格は明治からさして進歩していないってことである」と結論づけてます。なるほど、そうなんだ~。

第3章  ブームの御利益
 主にお茶の間を騒がせた・あるいはブームになったネタを取り上げて鮮やかに斬り捨ててます。
 まずはケータイ小説。一時の隆盛ぶりとその内容の稚拙さにあきれながらも、何故こんなに流行るのかを的確に分析。
 その後、お掃除本についての真面目な解説に、白洲次郎の人気の秘密、日本人は何故ご当地検定が好きなのか?
……等々、興味深いテーマを続々と取り上げ、それを深く分析し見解を述べるあたり、冗談とも本気ともとれる不思議な面白さ!

 時事ネタなのでちょっと懐かし感あったり、著者がフェミニズム傾向なので少し偏り感じたりしますが、ああ~、あの頃ね~。と思い出しながら当時を振り返ってみるのもなかなかオツなもの。
 堅苦しい話題・テーマをわかりやすく笑いと共に読ませてしまう、著者のテクにいつも感心する自分なのでした。



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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 斎藤美奈子
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個別記事の管理2010-11-26 (Fri)

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ゴシック&ロリータバイブル Vol.38 (インデックスムツク)ゴシック&ロリータバイブル Vol.38 (インデックスムツク)
(2010/11/24)
不明

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 11月24日発売。
 こういうサブカルファッション誌に弱くて、ついつい購入しちまう自分って…
 何度かシュミで記事にしているKERAとは同じ出版社で姉妹誌的存在。KERAは月刊でお値段的にもお手軽だけど、コチラは季刊誌。ちょ~っとお高いけどそのかわり、カラーページが豊富!! 
 発行はインデックス・コミュニケーションズ。ゴスロリ系ファッション誌の草分け的存在? 
 平積みされていた多種の雑誌の中でもひと際目を引いたし!! ←自分だけ。
 白を基調としたロマンスムード満載の表紙。向かって左の姫天使は翠チャン・ブルーのカラコンがお似合いの右の王子天使は雪子クン。お似合いのお2人に気分はもうごちそうさま的な。

 で、内容はといいますと……。
 ページを開くと、いきなり付録! 今や雑誌に付録は欠かせません☆ 個性的な「中世ヨーロッパ占いシール」というネーミングもとことんツボ。
 で、いよいよページをめくって妖しげな魅惑の世界(?)へGO!!

まずは、巻頭特集☆
PUTUMAYO冬の新作18点ぜ~んぶプレゼント
 応募者各1名様に豪華新作が抽選で当たるッという嬉しい企画。でも当たるのは至難のワザかも。
創刊10周年アニバーサリー特集
 人気の18ブランドから1点モノから小物付きセット商品まで出血大サービス! スゴイです…が、これも当たるのは至難のワザかも。そして、読者モデルの10年クロニクルと題した、歴代読モ達の変遷。何気にレベルが上がっている(超・失礼!!)気がする……。
ロリータ・ゴシックブランド冬の新作コレクション
 ロリータ(甘め)・ゴシック(強め)ブランドごとの、その名もズバリの新作コレクション。お嬢サンたちにとっても参考になること請け合い! でもものすごく高価……。
原宿スナップ
ナント!!  5ページも割いているという……人気コーナーなのか? 一般の方達が殆どだけど、レベル高し! 皆様おキレイ ここまでくると路上ファッションショーかコスプレの域です。お見事。

 ……と、ここまでがほぼ中盤。あとは、綴じ込み記事がなかなかのモノ。
中世ヨーロッパの前世占い
 自分がやったら、ナント、前世は宮廷音楽家だった! おバカな夢見ずに現実的に生きなさいね、とのことでした。ハイ。
イエス・キリストは今年2010歳になる…!?
 こ、これは美術の勉強にもキリスト教史の勉強にもなるゾ! ミレーやダ・ヴィンチ(最後の晩餐!)等の有名絵画を集めてキリストの一生を再現。おまけに聖骸布の写真まで掲載されているし! なんとタメになるクリスマス特集だ!!

 等々、今回も盛りだくさんな内容です。個人的に面白かったのが、お悩み相談ティーパーティー☆
 作家・嶽本野ばらとアリプロボーカリスト・宝野アリカのお2人が悩めるゴスロリ少女達のお悩みをばっさりと斬る!……ではなく、懇切丁寧に相談にのっています。読んでいてほのぼの。
 個性派ファッション誌でありながら、ちょっとした雑学が掲載されているのもこの雑誌の特徴かな? 次号発売はおそらく春。きっとあっという間なんだろうな~。
 今回も限りなくシュミの記事。ここまでお読みくださって本当にありがとうございました☆


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Theme : 雑誌 * Genre : 本・雑誌 * Category : ★ゴシック&ロリータバイブル
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個別記事の管理2010-11-25 (Thu)

ご訪問ありがとうございます☆

金閣寺 (新潮文庫)金閣寺 (新潮文庫)
(2003/05)
三島 由紀夫

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 今日11月25日は三島由紀夫の命日という単純な理由で、代表作を読んでみました。以下文庫裏表紙よりあらすじ。

一九五○年七月二日、「国宝、金閣寺焼失。放火犯人は寺の青年僧」という衝撃のニュースが世人の耳目を驚かせた。
この事件の陰に潜められた若い学僧の悩み──ハンディを背負った宿命の子の、生への消しがたい呪いと、それゆえに金閣の美の魔力に魂を奪われ、ついには幻想と心中するにいたった悲劇……。

 既読の「不道徳教育講座」や「お嬢さん」・「純白の夜」とは明らかに一線を画した、三島由紀夫の本領発揮とも言うべき作品でした。
 告白体を用いた史実の中に巧みにフィクションを織り交ぜた構成は、今さら自分が述べるまでもなく見事に融合していて、一気に読ませます。

 僧侶であった父親から金閣寺を至上の美として教え込まれた、吃音症の主人公。彼は無意識の裡に父親の影響を受け、金閣寺に対し到底手に入らぬ永遠の美の象徴として惹かれ憑かれてゆく。それと並行して吃音症は主人公の人生と精神に暗い影を落とし、深い美への欲求が反転して歪んだ美の破滅と破壊の衝動に駆られてゆくことになる。

 主人公は当初から人生に諦観の念を抱いてしまっていて、父親の死に直面しても嘆くことはなく、母親には軽蔑のまなざしを向ける。そしてさらに「人間的規模を絶した悲劇を」夢見ているような、破滅型な人物として描かれてます。
 その彼に関わる2人の友人。聡明な鶴川と悪魔的な柏木。結局彼らが主人公にとって真の友となることはなく、さらに師匠である金閣寺の住職との確執、あまりにも俗物すぎた母親……それら自分を取り巻く全ての人間関係、ひいては人生に絶望した主人公はひたすら破滅へと突き進む。それは自分が永遠に手に入れることのできない美の象徴─すなわち金閣寺─を燃やさなければならない、という異常な強迫観念に繋がっていく。

 金閣寺を燃やしたあと自殺の用意をしていた彼。けれど事を成し遂げ、金閣寺を燃やしている火の粉を見ながら、「生きようと思った」という二律背反的な主人公の心理に複雑な想いが。

 主人公の幻の中の絢爛たる金閣寺の緻密な描写、破滅へと向かう主人公の心理描写の完璧さ。没後40年を経て読み継がれる名作の所以がなるほど理解出来たような。
 テーマは重厚にして、感慨深い。一人の悲しい人間の運命を描ききった、まさに三島作品の真骨頂を見た思いでした。


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Theme : 考えさせられる本 * Genre : 本・雑誌 * Category : 三島由紀夫
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読んでないの・・・ * by 読書系女子
日本文学を全く読んでいないワタクシ・・・
この本も読んだことないです。
命日だったのですね(それすら知らなかった・・)

この秋は京都に行きたかったのですが、紅葉の季節は宿がいっぱい(空いてるとこは高過ぎ 涙)であきらめたのです。。。金閣寺を読めば旅行の代償になるかしら???
(いや、森見かな・・・)

Re: 読書系女子様☆ * by 惺
> 金閣寺を読めば旅行の代償になるかしら???
いやいや、逆にテンション下がってしまうかも…感動するケド。

> (いや、森見かな・・・)
うんうん、どちらかというとこっち。あとは「るるぶ京都」あたりでどうでしょうか?
なんて…でもホント秋の京都って行ってみた~い!
コメントありがとi-176

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