個別記事の管理-------- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
* Category : スポンサー広告
|
個別記事の管理2011-07-31 (Sun)

ご訪問ありがとうございます☆

あなたの魂に安らぎあれ (ハヤカワ文庫JA)あなたの魂に安らぎあれ (ハヤカワ文庫JA)
(1986/03)
神林 長平

商品詳細を見る

 ご訪問してくださったものりす様からのご紹介本です。初めて読む作家サンであったのと、なんてったって、タイトルに惹かれました。以下B00Kデータベースより内容。

核戦争後の放射能汚染は、火星の人間たちを地下の空洞都市へ閉じ込め、アンドロイドに地上で自由を謳歌する権利を与えた。
有機アンドロイド―人間に奉仕するために創られたそれは、人間のテクノロジーをひきつぎ、いまや遥かにすぐれた機能をもつ都市を創りあげていた。
だが、繁栄の影では、ひとつの神話がアンドロイドの間でひそやかに伝えられている。「神エンズビルが天から下り、すべてを破壊し、すべてが生まれる…」
果して破壊神エンズビルは本当にあらわれるのだろうか? ―人間対アンドロイドの抗争を緻密なプロットで描く傑作!

 1986年初版発行なのでやはりちょっと古い印象は否めなかった。
 語り口は緩やかでじっくりとハナシが進んでゆきますが決して冗長というのではなく何故か引き込まれてしまうという、不思議な魅力の作品です。
 ジャンルはやはりSFですね。だからといって専門用語がバンバン登場するというわけではなくて、作者創造の用語も何故か日本語表記多くて読みやすい。

 読了して自分は何故か聖書を連想。終末思想というか、未だ現れない神にも等しい存在をひたすら待ちわびるアンドロイド達──という、 なかなか惹かれるモチーフで、なおかつラスト近くの意表を衝くどんでん返しが面白い。
 火星の地上に生きるアンドロイド、地下に住む人間。その彼等の間には緩やかな対立が存在し、時が経つにつれて増大し、次第に一触即発の事態へと展開してゆく。

 紫外線に焼かれることを恐れて地下に住む人間達の倦怠に満ちた日常の描写がとてもリアル。厭世感たっぷりというのか、序盤のキーパーソンである誠元のけだるさがなんとも鬱々。それがそのまま人間世界のメタファーとなっている。
 逆にヒエラルキー的には人間の下に属するアンドロイド世界が何故か充実して見えてしまうという矛盾。
 人間VSアンドロイド。さらにアンドロイドの神エンズビルが絡んで、ゆったりとした序盤から徐々に加速度をまして一気に驚きのラストへと突入してゆく手腕に脱帽。

 アンドロイドと人間の差異とは一体何なのか? 自分の存在とは一体?
 なんだか哲学的なテーマも多少入っていてなかなか考えさせられたりもします。自分達が住んでいた火星が実は地球だったとか。既存の概念がことごとく打ち壊されてゆく恐怖と驚き。
 アンドロイドの神「エンズビル」の到来は実は遥か過去から仕組まれた人間達による計画だった──という設定もありがちといえばありがちですが、そのアンドロイドたちの末路が悲劇的なものではないことが救いかも。
 欲を言うと、もう少しアンドロイド側の心情描写があっても良かったかなあ、と思ったりもしましたが……なかなか見事な怒涛のラストへの収斂具合になるほどなあと感心しました。

 バリバリ派手なSFというわけではなく、文芸作品的なSFといったカンジでしょうか。自分的にとても新鮮な作品でした。ご紹介くださった、ものりす様ありがとうございました!


blogram投票ボタンにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ人気ブログランキングへ
☆いつも応援ありがとうございます☆
スポンサーサイト
Theme : SF小説 * Genre : 本・雑誌 * Category : ★ご紹介の本
* Comment : (0) * Trackback : (0) |
個別記事の管理2011-07-30 (Sat)

いつもこの駄ブログを覗いて下さる皆さま。コメント・拍手・トラックバックしてくださる奇特な皆様。リンクしてくださっている管理人の皆様。
ご訪問本当にありがとうございます。


 最近、ツイッターに時間を取られまして……本を読む時間・ブログ記事書く時間共に圧迫されつつあります。ツイッター画面の前に鎮座して、気がついたらとんでもない時間を費やしているというΣ(Д゚;/)/
 なのでツイッター、少し自粛したいと思います。←できるのか?
 で、いつのまにか7月も残すところあと1日。後半に読んだ本です。

【ハーモニー】 伊藤計劃
 初めての作者サンでした。破綻無くムリ無い独特のSF世界観を堪能しました。
【女子校育ち】 辛酸なめ子
 あ~、もう思う存分楽しんで読みました。書店行くと結構平積みされてるし、売れてるのかなあ? 著者渾身の禁断女子校レポが最高です。
【ノーブルチルドレンの残酷】 綾崎隼
 ワカマツカオリ様のジャケットにつられて購入→ちょっと後悔の1冊だった。続編で面白くなるのか? と期待する前に購入するかどうか疑問。
【エグゼクティブ・プロテクション】 渡辺容子
 前回レビューの口直しで読んだ(失礼!)作品。ツボでしたね。自分的に警備会社ネタが新鮮だった。
【超訳 聖書の言葉】白取春彦
 う~ん、「ニーチェの言葉」の二番煎じと言われても否定出来ない感じが。自分的にはとても面白く読めたけど、ちょっとそっけないというか。聖書全く知らない・読んだことないという読者には不親切な1冊なのかも。
【恋文の技術】森見登美彦
 久しぶりの森見氏。あいかわらずバカバカしさの裏に隠れた緻密な構成に唸りました。ツボなアイテムがてんこ盛りで楽しい♪
【宇宙のみなしご】 森絵都
 森絵都の真骨頂。冴えてます、児童文学。微妙な年頃の子どもたちの心理描写が絶品かなと。
【ライ麦畑でつかまえて】 サリンジャー
 ある朝起きたらむしょうに読みたくなった1冊(病気?)。そういうことがたまにある自分。前回は三島由紀夫の「仮面の告白」だった。←どーでもいい。
 う~ん、もっと感動的な青春モノを想像していたが、まったく違う内容である意味ショックだった。共感する・しないがはっきり分かれる作品だな~と思った。
【胡蝶の失くし物】 仁木英之
 クイズです。
 胡蝶の忘れ物・胡蝶の失くし物・胡蝶の落とし物…この中で正解は? もちろん、「胡蝶の失くし物」。
 何を血迷ったか「胡蝶の忘れ物」としてブログ記事挙げてました。いやはやお恥ずかしい。
 今回もほっこりまったり。でも薄妃がちょっと可哀そう。次巻も楽しみ。
【かのこちゃんとマドレーヌ夫人】 万城目学
 かのこちゃんのネーミングとキュートさにノックアウトでした!

 と、あと雑誌で【KERA9月号】☆ ここ2・3カ月記事アップサボってたので、ブロ友さんからのリクエストで記事にしました。リクエストとってもありがたいです!
 今読んでる本、【あなたの魂に安らぎあれ】も訪問者サマからのおススメ本☆ 自分の守備範囲外・知らない本などを教えて頂けるのでホントにありがたい!
 もしよろしかったらこの本面白いよ~! というのがあったらぜひ教えてください。自分が読めそうな作品があったら記事にしたいなあと思います。 

 で、最後に唐突ですが御礼を。
 このブログもいつの間にか50,000アクセス超えました! これもひとえにご訪問くださる皆さまのおかげです。
 ブログにキリ番機能があったら何か企画でもできるんですが……といっても自分、ネタがないのでムリか。
 また来月もおヒマな折りにはこのブログ覗いてやってくださりませ。
 長い長い駄文を、ここまで読んでくださり、ありがとうございました!!
Theme : こんな本を読んだ * Genre : 本・雑誌 * Category : ★ひとやすみ ~駄文です~
* Comment : (8) * Trackback : (0) |

おめでとうございます! * by まいまい
50000HITおめでとうございます。
すごいですね~!!

毎日最低でも1冊本を読んでレビューを書く。
それを毎日毎日続ける。
しかもフルタイムでお仕事をしながら!
惺さんって本当にすごい。
いつも感心しています。

そして文章がおもしろい&役に立つ。
これからも寄らせていただきます。
がんばってください。

おっと、確かにツイッターは魔物かも。
私もつかまっちゃってます。
睡眠時間とってくださいね~(笑)

Re: まいまい様☆ * by 惺
こんばんは♪
> 50000HITおめでとうございます。
ありがとうございます☆☆
自分の駄記事をきちんと読んでくださり
真摯な感想をくださる
まいまいサンにはいつも頭の下がる思いです。

> 毎日最低でも1冊本を読んでレビューを書く。
> それを毎日毎日続ける。
シュミと呼べるモノがそれ以外ないもので…。
まいまいサンのように文武両道のシュミが欲しいです~。

> おっと、確かにツイッターは魔物かも。
> 私もつかまっちゃってます。
> 睡眠時間とってくださいね~(笑)
はーい!
最近誤字脱字が多いのはきっと睡眠不足のせいです(>_<)
自粛しまーす。←できるのか?

まいまいサンを始め、訪問してくださる方々のコメントを含めて
自分の記事が完成すると思っています。
これからもヨロシクお願いしますi-178

* by 塩枝
50000HITSおめでとうございます!
すごい、0がいっぱい!w

いつも惺さんの読書量には脱帽します
感想もしっかりしていて…もっと私も見習いたいです><

ツイッター、楽しいですもんねw
私もハッシュタグに踊らされてます。←

これからもがんばってください!
応援しております^^

Re: 塩枝 様☆ * by 惺
こんばんはー!
わわわッ☆
嬉しいです~。ありがとうございます!
ついったーはかなりヤバイです。
塩枝サンの面白い呟きがかなりツボ。
特に「鉄棒伝来」←おもいっきり吹いたからー!!
今後もブログとついったー、どちらもヨロシクお願いしますね☆

* by キヨハラ
たまに世界の名作が無性に読みたくなる病気。すてきですね。
女子校育ち、面白そうです。女子校経験のない私。図書館の予約をしました。30人待ちです。

50000アクセス、おめでとうございます。
ツイッターのお休みは、さびしいですが、本業(?)の方、がんばってください。

Re: キヨハラ様☆ * by 惺
こんばんはー!
> たまに世界の名作が無性に読みたくなる病気。すてきですね。
「すてき」とは…き、キヨハラさん、なんてお優しい…。嬉しいです!

> 女子校育ち、面白そうです。女子校経験のない私。図書館の予約をしました。30人待ちです。
いやもう、何も考えずにネタとして読んでください。笑えます。くふふ。

> 50000アクセス、おめでとうございます。
ありがとうございます☆
一体いつまで続くやら。ダウンするその時まで付き合ってやってくださいまし。

> ツイッターのお休みは、さびしいですが、本業(?)の方、がんばってください。
あ、お休みではなく、少しツイ頻度を落とそうかと…。
熟読しちゃって(するなー!)何時間もムダにしているのでちょっと自粛です。
ですが、自分の言うことはアテになりません(>_<)
本業? がんばれるのか甚だ不安ですが、今後ともヨロシクお願いします~☆

管理人のみ閲覧できます * by -

Re: こんばんはー! * by 惺
鍵コメ様☆
わざわざコメント残してくださってありがとうございます!!
新ビジネスとは素晴らしいです!! 尊敬します!!
自分のブログの訪問なぞもうどうでもよいですよ~。
ぜひぜひお仕事に集中なさってください☆
鍵コメ様のご健闘を密かにお祈りしております☆

個別記事の管理2011-07-29 (Fri)

ご訪問ありがとうございます☆

かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書)かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書)
(2010/01/27)
万城目 学

商品詳細を見る

 以前から気になっていた作品。タイトルからして美味しそう……って、違います。以下BOOKデータベースより内容。

かのこちゃんは小学一年生の元気な女の子。マドレーヌ夫人は外国語を話す優雅な猫。
その毎日は、思いがけない出来事の連続で、不思議や驚きに充ち満ちている。


第一章 かのこちゃん
第二章 マドレーヌ夫人
第三章 かのこちゃんとすずちゃん
第四章 かのこちゃんとマドレーヌ夫人 … のめっちゃ楽しくて癒し系の4章構成。

 マドレーヌ夫人って猫だったんですね。自分はてっきりいいトコのご家庭の西洋のご婦人かと思ってました。時代的にも大正~昭和初期あたりで、少女と上流階級夫人との心温まる交流のハナシかと勝手に想像してましたが、まったく違ってました。

 とにかく面白いです。主人公の小学校1年生なりたて少女・かのこちゃんが超・キュート!
 そしてとあるゲリラ豪雨の日に突然現れた猫・マドレーヌ夫人。この1人と一匹との心温まる、ちょっとファンタジックなプチ冒険譚。
 もう、ホントに微笑ましくて一気にスラスラと読めてしまいます。
 全章愉快なエピソード満載で、特に第一章の茶柱エピソードは爆笑モノ!
 かのこちゃんと「刎頚の友」なるすずちゃんとの出逢いがもうねー、茶柱なんですわ。
 意味のわからない方は是非ご一読おススメします。笑えます。ちょっと臭い?そうだけど。

 第二章はちょっとファンタジックにマドレーヌ夫人がメイン。まさかまさかの人間に変身してしまった彼女?が、慣れない人間社会の中で自分にとって大切でかけがえのない人のために一念発起するハナシ。
 続く第三章はかのこちゃんとすずちゃんとの友情エピソード。せっかく「刎頚の友」となった二人なのに、ナント、すずちゃんが転校してしまうことに!
 最後の思い出としてかのこちゃんはどうしてもすずちゃんと一緒にお祭りに行きたいけれど、すれ違いでなかなか約束ができなくて……。
 ここでもマドレーヌ夫人が大活躍。人畜を超えた絆とさりげない優しさに癒される。

 第四章はいよいよすずちゃんとのお別れシーン。二人の交わす別れのあいさつの仕方がまたなんともユーモア溢れて爆笑です。
 そしてさらにマドレーヌ夫人ともお別れが……。

 友達と仲良くなって、遊んで、そして別れて……というかのこちゃんの成長を、マドレーヌ夫人との触れ合いを絡めながら描いているのも巧いなあと。さらに抜け変わる歯というのもオトナへの成長のメタファーになってますよね。
 ユーモアと癒しが満載の楽しい1作。そして時々爆笑入ります。
 「女子校育ち」「図書館で調べる」と最近自分的に大当たりのちくまプリマー新書刊。買って損はなかったです。
 あ、そうそう、かのこちゃんのおとうさんの正体もこれまたお楽しみ。


blogram投票ボタンにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ人気ブログランキングへ
☆いつも応援ありがとうございます☆
Theme : 新書・文庫レビュー * Genre : 本・雑誌 * Category : 万城目学
* Comment : (6) * Trackback : (1) |

* by ひいち
こんにちはー☆
万城目さんの本ですか♪おもしろそう(^∀^)

探してみーよーお♪ルン♪

Re: ひいち様☆ * by 惺
こんばんはー!
超・面白い!!
というか、かわゆいi-178
ほっこり癒されますよん。
おススメ☆

これは名作だと思います^^ * by チルネコ
初め児童向けのファンタジーっぽいな~と思って読んでたんですが、だんだん目頭が熱くなっちゃうんですよね~^^;和三盆もミケランジェロもキュートだったな~(笑)それにかのこちゃんの名前にあるしかの模様は「鹿の子」。過去の作品で「かのこちゃんにしなさい」に誰かさんが言われてましたね♪ファンサービスも嬉しい一冊でした^^

Re: チルネコ様☆ * by 惺
こんばんは!
おっしゃるとおり名作ですよね!
かのこちゃんもマドレーヌ夫人もその他の登場キャラ皆魅力的で大好きです~!!
たまにこういう癒し系の作品を読むとホッとします。
読みやすいし、万城目サン好きだわ☆

Σ( ̄□ ̄*) * by 道楽猫
マドレーヌ婦人て猫でしたかっ!
なにやらおフランスの香り漂うタイトルだなぁと漠然と思っていたのですが、そうか、そうか猫かぁ。
猫なら是非とも読まねば!!
ご紹介ありがとうございます。

Re: 道楽猫様☆ * by 惺
こんばんはー!
> マドレーヌ婦人て猫でしたかっ!
> なにやらおフランスの香り漂うタイトルだなぁと漠然と思っていたのですが、そうか、そうか猫かぁ。
驚愕の事実!! でした。
自分も西洋のかほり感じていたんですけどね。
さすが万城目氏。いっぱい食わされました感アリアリです。

> 猫なら是非とも読まねば!!
そっかー!
猫好きサンにはおススメですね。
ぜひご一読を☆

個別記事の管理2011-07-28 (Thu)

ご訪問ありがとうございます☆

胡蝶の失くし物―僕僕先生 (新潮文庫)胡蝶の失くし物―僕僕先生 (新潮文庫)
(2011/05/28)
仁木 英之

商品詳細を見る

 またも友人から借りた1冊。巻を重ねるごとに面白くなってゆく!! 以下BOOKデータベースより内容。

美少女仙人vs.最凶の刺客!?気ままな旅を続ける僕僕先生と王弁くんを、大唐帝国の闇で蠢く暗殺者集団「胡蝶」が追う―。
必殺の吹き矢を操る劉欣が登場。笑いあり、サスペンスあり、涙ありの第3弾。


職業兇徒 闇に囚われた者
相思双流 せっかちな女神
主従顛倒 夢に笑えば
天蚕教主 惑う殺し屋
回来走去 誰かのために流す涙
恩讐必報 失くし物、見つけた物 … さらにストーリー性が深まる良篇揃い!

 通勤車内で読んでたんですけどね、初っ端の職業兇徒が良すぎて思わず涙腺が……(>_<)
 新たなキャラ登場です、いきなり。これがまた意表を衝いたキャラクターで。何と、胡蝶と呼ばれる暗殺集団に属する劉欣。日本で言うとまんま忍者でしょうね。
 その非情な組織に属する彼が登場。異様に長い手足に骸骨のような容貌。人々から忌み嫌われどん底の生活を送っていた劉欣に差し伸べられた救いの手。
 ひとつは生きる上で必要な仕事を与えてくれた胡蝶の頭領。そしてもうひとつは自分を拾ってくれた優しい育ての親。
 このかけがえのない2つの恩恵を受けた劉欣は暗殺のエキスパートとして成長。そしてその彼のターゲットはなんと、仙人である僕僕先生!

 一体彼は僕僕先生を暗殺することができるのか? 一枚も二枚も上手な彼女の思惑に引っかかってしまい、人生最大の岐路に立たされた劉欣が最終的に選択するものとは?
 巧いストーリー運びに二者択一の決断を迫られた劉欣の切羽詰まった心理描写に泣きそうになった(必死にこらえた!←車内だったもん)。

 次に良かったのが回来走去。薄妃の恋人との再会譚なんですが……。
 やっと遠く離れた恋人との再会を果たした薄妃。けれど、そこには哀しい現実が。
 恋人と会う前の嬉しくも複雑な気持ちに激しく感情移入。可愛いよね、薄妃! 
 けれど、やっと再会できた恋人との哀しい現実。ひたすら恋人のことを一途に想ってした薄妃の純愛が健気。それにしても賈震の情けなさにはう~ん閉口だな!
 ここでも登場の劉欣との絡ませ方が巧すぎる! 意外や意外の薄妃の悲劇に泣けます。

 他のストーリーもぞれぞれ皆読ませてくれる! 僕僕先生と王弁のお約束のいちゃこら絡みは今回はあまりなし。ちと残念!! そのかわり僕僕先生の七変化(イケメン男子になったりとか)や、苗族のコスプレなどでいろいろと楽しい。
 そして新たに加わった抜・胡蝶の劉欣がまた意外性たっぷりのキャラクターで良いかな。自分的にカムイ外伝の抜忍・カムイの姿を重ねてしまいました!
 貸してくれた友人、もうこのシリーズ持ってない……ということなので、いよいよ自腹切って購入か、図書館で借りるか。迷いつつ、早く続巻を読みたいなあ。


blogram投票ボタン人気ブログランキングへにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
☆いつも応援ありがとうございます☆
Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 仁木英之
* Comment : (0) * Trackback : (0) |
個別記事の管理2011-07-26 (Tue)

ご訪問ありがとうございます☆

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)
(1984/05)
J.D.サリンジャー

商品詳細を見る

 ある日突然読みたくなって購入した本(そうことってないですか?)。あまりにも有名な作品ですが自分は今回初めて読みました。以下ウィキより内容。

大戦後間もなくのアメリカを舞台に、主人公のホールデン・コールフィールドが3校目に当たるボーディングスクールを成績不振で退学させられたことをきっかけに寮を飛び出し、実家に帰るまでニューヨークを放浪する3日間の話。

 あらすじとしてはこんなカンジ。読んでみるとなるほどこれといったハナシではないんですよね。
 主人公・ホールデンがまた超個性的。疎外感・劣等感を抱いたいわゆる落ちこぼれ少年。常に社会と人生を斜に構えた見方をしている、ある意味ひねたイヤなヤツ。
 文体も彼の一人称他人語りかけの上かなり砕けた表現なので、当時(作品発表が1950年代)の少年の心情を描いた一種の風俗作品かなと思って読みました。

 このホールデン少年、とにかく厭世的で悲観的。
 人に対しても事象に対しても、とにかく自分と関わる何ごとに対しても不満と文句を並べないと気が済まない人物。それがその年代特有のモノ、大人への階段昇る途中の通過儀礼なのだとしても、う~ん、なんだかなあ……と自分的にはイマイチ納得できず。
 酒にタバコに外泊に女遊び(かろうじてたいしたコトはできないんだけど)。クスリ以外のとりあえず全てのコトに手を出して失敗したり楽しんだり……と、苦くイタい青春を謳歌しているなあ……という印象もなきにしもあらず、なんですが。

 冒頭とラストでもチラッと触れているのですが、彼は実は病んでいたのかなあ。自分は読みが浅くてなかなか断言できないんですが、学校を3度も変わったり勉学に集中できなかったり、対人にあまり適応が巧くないというと、軽度の学習障害その他も疑ってしまったり。
 となると、若者特有の一過性の社会への反抗物語という読み方とは別に、病んだ少年の物語として読んだ方が深みを増すのか?とも思ってしまったり。

 酒やタバコでいきがってはいるけれど、ギリギリ限界のトコロまで追い込まれると、ホールデン少年はよく泣いてしまうんですな。やはりココがまだお子様なトコロ。純な心をずっと隠し続けていて、本当の自分をさらけ出すことのできるのが唯一妹・フィービーに対してだけ。
 このフィービーという少女がまた賢くて、迷走し続ける兄に向って鋭い言葉を投げかけ、それに対してホールデン少年が「僕はライ麦畑の捕まえ役になりたい」と答えるシーンが今作の白眉かと。
 彼の唯一にして最大の理解者でもあり、共通の純粋な魂を持つこのフィービーの登場によって、ホールデンの迷える青春と葛藤の漂泊にピリオドが打たれる……といったラストのようですが、やはり自分には病んだ妹萌え(こういう説もあるらしい)少年の、複雑な深層心理を描いた作品、としか読めなかったですね。
 この作品に共感するにはかなりトシを食ってしまっていた……ということでしょうか(泣)。
 想像していた内容(もっとスカッとした青春小説)と違っていたので、そういう意味ではかなり衝撃的でした。


blogram投票ボタンにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ人気ブログランキングへ
☆いつも応援ありがとうございます☆
Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : サリンジャー
* Comment : (14) * Trackback : (2) |

この小説… * by 読書系女子
ライ麦畑…っていろいろイワクありの小説らしいですよね。読んだことないんですが…
読んでみよっかなぁ~ある日突然w

* by まいまい
懐かしいのでついコメントしちゃったりしますが、
遠い昔に読んだきりなのでいいかげんなところがあってもお許しください。
(いや村上訳でも読んだかも(^^;))

ホールデンって表面は不良少年みたいですけど、
ものすごくピュアな人物として描かれてますよね。
あんまり純粋すぎると社会の中で暮らすだけで
傷だらけになっちゃうのかな・・っていう印象をもちました。
この人の救いは本当に小さな妹、フィービーしかいない。
あまり救われた感じがしません。純粋と病気は紙一重ですかね。

サリンジャーの別の作品も、ピリピリと神経症にかかっているような雰囲気で、
「俗物」と接してているだけで傷ついていく様が痛いようでした。

Re: 読書系女子様☆ * by 惺
こんばんはー(●^o^●)
> ライ麦畑…っていろいろイワクありの小説らしいですよね。読んだことないんですが…
イワクあり…どんなイワクなんだろう?
ものすごく気になる気になる!!

> 読んでみよっかなぁ~ある日突然w
読んでみてーある日突然発作のように ← 自分がそうだった、なぜかw

Re: まいまい様☆ * by 惺
こんばんは☆
> 懐かしいのでついコメントしちゃったりしますが、
> 遠い昔に読んだきりなのでいいかげんなところがあってもお許しください。
> (いや村上訳でも読んだかも(^^;))
いやいやいや、もうもう嬉しいす☆

> ホールデンって表面は不良少年みたいですけど、
> ものすごくピュアな人物として描かれてますよね。
> あんまり純粋すぎると社会の中で暮らすだけで
> 傷だらけになっちゃうのかな・・っていう印象をもちました。
> この人の救いは本当に小さな妹、フィービーしかいない。
> あまり救われた感じがしません。純粋と病気は紙一重ですかね。
読んでいてこの少年、生きづらいだろうなーって思っちゃいました。
「異邦人」のムルソーにも似たカンジがして。
でもホールデンは唯一の拠り所としての妹がいたから
ある意味救われて良かったかなと。
純粋すぎると病みやすいのかも…。

> サリンジャーの別の作品も、ピリピリと神経症にかかっているような雰囲気で、
> 「俗物」と接してているだけで傷ついていく様が痛いようでした。
そうなんだ!
今作が初めてだったので。他の作品も似たカンジなんだ。
ものすごいスカッと青春モノを想像していたので
良い意味で覆されましたねー☆

真偽はわかりませんが… * by 読書系女子
http://bogusne.ws/article/120716547.html
こんなサイトもあるんです・・・
ホントのところはどうなのかなぁ。。。
読んでないからなんとも言えないのですが。

ライ麦畑 * by 風竜胆
これは、本当によく分からない本ですね。
この間、テレビでジョンレノンの事件についてやっていましたが、この本も紹介されていました。

Re: 読書系女子様☆ * by 惺
こんばんは!
記事あげる前にこの作品と作者サンをウィキで調べたんですが…。
やはり続編騒動はちょろっと記載されてましたね。
サイトの内容に言及することはできませんが
作者としてはやっぱ「他人が自作の続編を書く」という部分には抵抗があるのかと。
ま、なんにしろ話題作であり有名作であることには違いないですね~。
ハナシのネタとして読むのにはいいのかも☆

Re: 風竜胆様☆ * by 惺
こんばんは!
> これは、本当によく分からない本ですね。
> この間、テレビでジョンレノンの事件についてやっていましたが、この本も紹介されていました。
ま、いろいろと話題作ということで。
自分はもっと爽やか感動作を想像していたので、
まったく違う内容だったことにショックでした(>_<)
いつもTBありがとうございます。
自分も今からさせていただきます☆

* by ひいち
あぁ。そうそうそう!全体的にもやーっとはしていたかも。
でも、当時は結構考えさせられる本だわー!
なんて思ったのよねー(笑)
高校生の時だったかなぁ~。

今、読んだら、ホールデン少年に
「シャキットしろー!!」って思うかも(笑)
読み時ってあるのかも知れないね(^^)

Re: ひいち様☆ * by 惺
こんばんは!
> 今、読んだら、ホールデン少年に
> 「シャキットしろー!!」って思うかも(笑)
> 読み時ってあるのかも知れないね(^^)
病んだ少年が主人公だったので
あまりの予想外な内容にビックリでした!
「読み時」って必ずあると思う。
もっと若い時に読んでいたらもっと感動してたのかも☆

個別記事の管理2011-07-24 (Sun)

ご訪問ありがとうございます☆

宇宙のみなしご (角川文庫)宇宙のみなしご (角川文庫)
(2010/06/25)
森 絵都

商品詳細を見る

 自分はやっぱり森絵都の児童文学好きです。以前から気になっていた作品。やっと読めた。以下BOOKデータベースより内容。

あなたと手をつなぐ人がきっと、いる。
真夜中の屋根のぼりは、陽子・リン姉弟のとっておきの秘密の遊びだった。やがて、思いがけない仲間がくわわって……。


 面白くて一気読みでした。主人公は未熟児で生まれたけれど、そんな過去はなんのその。元気で活発な少女・陽子。その彼女の良き理解者であり、一つ下の弟でもあるリン。この2人の姉弟がとってもほのぼのしていて読んでいて羨ましかった!! 特に弟のリンは勝気な陽子とは正反対の性格。おっとりしていて包容力ありそうで。それでいて、根っこの部分は陽子と共通の魂を持っている。

そ んな2人は退屈が大嫌い。常に何か遊びと刺激を求めて好奇心・探究心共に旺盛。両親は仕事が忙しくて不在がちなのを良いことに、2人が見つけた究極の遊びが「夜中に屋根にのぼること」。
 そんなちょっとドキドキの共通の秘密をもった2人の前に、さらに2人の変わった仲間が増えて……。
 1人はリンの誘いで陸上部に入部した七瀬。引っ込み思案な彼女はなんとか自分の性格を変えたくて悩んでいる少女。陸上部に入ったのも自分をなんとかして変えたいと思ったから。
 そしてもう一人は陽子のクラスメイトでなんだか影が薄い通称・キオスク。クラスの皆からは煙たがられていて、唯一相手をしているのが陽子。
 その2人がひょんなことから陽子とリンの秘密の遊び──一緒に屋根にのぼることによってそれまでの自分とは何か違う自分を発見してゆく。

 思春期真っ只中の難しい年頃の子供たち。学校生活でのしがらみや葛藤で閉塞感を覚えていた4人は非日常の体験──屋根をのぼることによって、自身の胸の奥でくすぶっていた複雑な想いを発散し、友人に吐露してゆく。それで生まれる新たな友情。それぞれの子供たちの個性も豊かで、その年頃の心理が何故こんなに理解できるの? と驚くくらい詳細に描写されていて、やっぱり巧いなあと思ってしまう。

 自分的に一番印象に残っているのがラスト。四人でさえない他人の家の屋根にのぼりながら、今は辞めてしまった元・担任の言葉をしみじみと語るシーン。

ぼくたちはみな宇宙のみなしごだから、宇宙の闇にのみこまれないように、自分の力できらきら輝かないといけないんだよ。

 この台詞に参りましたね。他人にながされることなく、自分の意志を持つこと。どんなに日常生活が辛くても立ち向かってゆく勇気を持つこと。そんな意味がこの台詞にこめられているのかなあと。さらにこんな言葉も。

 頭と体の使い方次第で、この世界はどんなに明るいものにも、さみしいものにもなるのだ。

 これはさまざまな遊びを体験した末に陽子が悟る、宇宙に飲み込まれない方法なのだそうだ。
 これは大人にも言えることだな、と。ココロの持ちようでもの事良くも悪くもなる、という意味でもあるのでは?
 児童書だけれど、子供が読むだけではもったいない。生きにくい世の中をどうやって巧く生き抜いてゆくか? そのヒントを作者サンは子供たちに与えているように思えましたね。

 数々の賞を受賞した作品。納得の内容でした。大人が読んでも充分面白い作品だと思います。


blogram投票ボタンにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ人気ブログランキングへ
☆いつも応援ありがとうございます☆
Theme : 児童書 * Genre : 本・雑誌 * Category : 森絵都
* Comment : (1) * Trackback : (0) |

拍手コメお礼☆ * by 惺
嬉しいコメントありがとうございます!
この作品、森絵都のお得意モノ?っていうカンジですよね。
ぜひぜひ再読おススメします~☆
ご訪問&コメント本当にありがとうございました(●^o^●)

個別記事の管理2011-07-23 (Sat)

ご訪問ありがとうございます☆

恋文の技術恋文の技術
(2009/03/05)
森見 登美彦

商品詳細を見る

 ひさしぶりの森見作品。なんとも古風なタイトルに惹かれました。以下BOOKデータベースより内容。

一筆啓上。文通万歳!
――人生の荒海に漕ぎ出す勇気をもてず、波打ち際で右往左往する大学院生・守田一郎。教授の差し金で、京都の大学から能登半島の海辺にある実験所に飛ばされた守田は、「文通武者修行」と称して、京都にいる仲間や先輩、妹たちに次から次へと手紙を書きまくる。
手紙のなかで、恋の相談に乗り、喧嘩をし、説教を垂れる日々。しかし、いちばん手紙を書きたい相手にはなかなか書けずにいるのだった。
青春の可笑しくてほろ苦い屈託満載の、新・書簡体小説。


 書簡体っていうのが新鮮でしたね。でもまさか全文それで通すとは思わず。飽きさせずに一気に読ませてしまうのが作者サンの手腕だとつくづく思った。
 もうね、彼、守田クンのなんともシャイなトコロが最高! ある意味いじられキャラかな? とも。特に大塚サンとの壮絶で熾烈に交わされる激しい書簡攻撃の件にはもう爆笑!! ドS系の大塚サンには敵うべくもなくあえなく玉砕してしまうところがね、かわゆす。

 森見サン、どうしてこう「情けなくてシャイで桃色煩悩?に思い悩みなぜか強めの女子に弱い」男子を描くのが巧いんだろう? 
 思わずしっかりしろよ~・ガツンと行けー! と喝を入れてしまいたくなってしまって……俗に言う、感情移入。そうそう、完璧に感情移入してしまっていて……憎めなくて愛すべきキャラだよね。妹にもちょっとナメられちゃっているところもね……でも、優しい兄なんだよね。ソコもポイント高し!!

 守田クン、せっせと友人・知人と文通していきますが、最初慣れなくてんん? イマイチわけがわからんゾ! と思っていたけど、次第にそれぞれの手紙の内容とキャラ達ががリンクしていくという展開が見事! その登場するキャラ達も超・個性的な面々ばかり。
 一番強烈だったのが、守田クンと一番仲のよろしい小松崎クン。何故か自分の勝手な想像では彼はキモカワ系かなって。マシマロマシマロって連発しているから自然と脳内でそう変換されてて……。

 で、一番バカバカしくて爆笑したのが第九話。意中の彼女、伊吹さんへの恋文の失敗書簡集!!!
 もう、作者サンのお遊びというか、サービスというか、そのバラエティに富んだ書簡の数々に呆れるか笑うしかなかった!!
特にあの有名な「詩」!! もうダメでしょ、アレ。作者サン、錯乱状態に陥ったのかと思ってしまったし。
 あんな詩送られたら即ゴミ箱行き確定だと思う(失礼!)……♪ラブリーラブリーこりゃラブリーとか♪……末期でしょ。笑えるけど。

 迷える青年・守田クンがさまざまな人物との文通を通して思い悩み悟りをひらいて、やっとこさ想いを寄せる伊吹サンへとしたためた恋文が超・感動モノです。
 結局は自分の想いを伝える恋文にこざかしい技術はいらない、ということなんでしょうかね。
 できれば伊吹サンの返信も読んでみたかったけど……。なんとも清々しい青春ストーリーでした。
 自分的にいちばん楽しめたのは各書簡末尾の宛て名と署名。ここにも作者サンのユーモアとサービス精神を感じました。


blogram投票ボタンにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ人気ブログランキングへ
☆いつも応援ありがとうございます☆
Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 森見登美彦
* Comment : (8) * Trackback : (0) |

登美彦氏さいこ~ * by チルネコ
これもまた今までにない登美彦氏の小説の形でしたね^^よもや書簡体で全編うめちゃうだけでなく、一方的からの手紙なのにここまで状況を伝えるのも凄いですし、時間軸を細工したりするところも素晴らしい!僕も同じく失敗書簡の箇所が抱腹絶倒でした^^恋文の技術はどうあれ、小説の技術は絶品ですね(笑)

森見だ~!! * by 読書系女子
マシマロくんがキモカワ系!!www
きっとそうだ!ぜっったいそうだっっ!!って思っちゃいました。そのマシマロくんの恋が先に成就しちゃうんでしたよね~
森見作品読むとなんか幸せになれます。不思議。

* by まいまい
何ともかわいらしいお話ですよね。
一気にもりみーの魅力につかまってしまいました。
ホント、伊吹さんへの恋文では爆笑でした。
サービス精神を感じますよね~。

Re: チルネコ様☆ * by 惺
こんばんは!
> よもや書簡体で全編うめちゃうだけでなく、一方的からの手紙なのにここまで状況を伝えるのも凄いですし、時間軸を細工したりするところも素晴らしい!
やっぱり森見氏はSF脳というか、緻密な構成力が素晴らしいなと。
それぞれバラバラにみえたエピソードを
最終的に1つに収斂させてゆく手腕はスゴイですよ!!

> 恋文の技術はどうあれ、小説の技術は絶品ですね(笑)
ホントにその通りですね。
チルネコさん、上手い!!
さっそくのコメントありがとうございました☆

Re: 読書系女子様☆ * by 惺
こんばんは☆
> マシマロくんがキモカワ系!!www
> きっとそうだ!ぜっったいそうだっっ!!って思っちゃいました。そのマシマロくんの恋が先に成就しちゃうんでしたよね~
侮れないぞ、マシマロくん。
意外とモテてしまうのもキモカワである証拠?

> 森見作品読むとなんか幸せになれます。不思議。
やっぱ作者サンの読者に対する「愛とサービス」を感じます。
疲れたココロに森見作品☆ 癒されるー!

Re: まいまい様☆ * by 惺
こんばんは♪
> 何ともかわいらしいお話ですよね。
> 一気にもりみーの魅力につかまってしまいました。
上手いですよね! 
はぁと鷲掴みされてしまいました。
これこそ作者サンの読者に対する恋文なのでは?
技術的に相当なハイレベル!! 

> ホント、伊吹さんへの恋文では爆笑でした。
> サービス精神を感じますよね~。
失敗作が~www
面白すぎました。

私はやっぱり * by 道楽猫
「一級ナメクジ退治士」が好きです(笑)。
で、マシュマロじゃなくてマシマロってとこが良いんですよね。
もう、守田くん頑張れってついついコブシに力入りますね。
モリミー最高!

Re: 道楽猫様☆ * by 惺
こんばんは☆
わはは!
こんなに作中キャラで盛り上がれる作品も珍しいんじゃないか?
しかも自分まで作品に登場させちゃうって……www
久々に森見作品読んだけど、面白さ・バカバカしさ・ほっこり感はそのままだった。
同じくモリミー最高!

個別記事の管理2011-07-22 (Fri)

ご訪問ありがとうございます☆

超訳 聖書の言葉超訳 聖書の言葉
(2011/06)
白取 春彦

商品詳細を見る

 ニーチェに引き続き、超訳シリーズ。今度は聖書の言葉ということで。聖書キライではないので購入してみました。(もちろんクリスチャンではありません、自分)。以下BOOKデータベースより内容。

人生の悲惨が豊かな実りに変わる。四千年の英知を読む―大ベストセラー『超訳ニーチェの言葉』に続く、心揺さぶる金言集。

 短すぎですね。でも仕方無いかもです。端的に言うと、聖書の中から著者の気に入った言葉のみを注釈無く取り出しているだけなので、あらすじも内容もあまりないのと同じなのかと。
 聖書の中ではちょっとコ難しい言い回しで書かれている言葉を著者がわかりやすく意訳したと認識して読みました。
 で、中でも自分的に印象的だった、う~ん、共感するな、という言葉を抜きだしました。

人生の苦難と果実
明日になったら考える

明日のことのために今日あれこれと心配しないように。
明日のことは、明日みずからが心配すればいい。
きょう一日の労苦は、きょう一日だけで充分に足りている。

 …… 分かります、この言葉。「明日は明日の風が吹く」と同義ですよね。

他人についてあれこれ言うな

他人についてあれこれと言う者よ、
他人についてあれこれと評価したり避難したりする者よ、
おまえには弁解の余地などない。
他人をあれこれと言うことによって、
おまえは自分をも裁いていることを知らないのか。

 …… 人のことを何だかんだと言うと、結局は自分に返ってくるということでしょうか。自戒します。

善と悪と愚
光あるうちに歩け

光はまだある。
だから、光のあるうちに歩け。
くれぐれも闇に追いつかれぬように。
闇の中を行く人は行く手がわからない。
いっそ、あなた自身が光となれ。
光があるうちに光を信じよ。

 …… トルストイの作品で有名な金言。なかなか印象的です。

言葉で身を滅ぼす

人は、多くのことにおいて踏みはずすものだ。特に言葉において。
言葉において踏みはずすことのない者は完全なる者だ。
それほどに言葉を制することは難しい。

 …… 実感します。ついつい余計なコトをポロッと言ってしまうことが多々あるので。この金言、肝に銘じます。

愛とは何か
耳に痛い言葉こそ

言葉で表すことのない愛よりも、
相手のことを思う叱責のほうがすぐれている。
親しい友人から責められるのは傷のように痛いだろうが、
それは二人の友情の誠実さの証拠ではないか。

 …… マジ、そう思います。ビシッと自分を指摘してくれる友人・家族・恋人その他諸々の方の存在は貴重であり、財産です。

 正直言って、前作の二番煎じ的かな? との印象は拭えないんですが。自分なりに思うトコロがあったので興味深く読めました。やはり元ネタの聖書の方が含蓄もあり、深みもあるので読み応えありますが、こちらはこちらで簡単で読みやすい点が魅力的かもです。


blogram投票ボタンにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ人気ブログランキングへ
☆いつも応援ありがとうございます☆
Theme : 名言集 * Genre : 本・雑誌 * Category : 白取春彦
* Comment : (0) * Trackback : (0) |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。