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個別記事の管理2013-01-03 (Thu)
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蛇行する川のほとり (集英社文庫)蛇行する川のほとり (集英社文庫)
(2010/06/25)
恩田 陸

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 以前から読みたいなーと思っていた作品。ネバーランドと対になっている?(違うかも)らしいとの噂も聞き、さらに興味津々。以下BOOKデータベースより内容。

あの夏の日、少女たちは川のほとりにある「船着場のある家」で合宿を始めた。夏の終わりの演劇祭に向けて、舞台背景の絵を仕上げるために。それは、楽しく充実した高校生活の最高の思い出になるはずだった。ひとりの美しい少年の言葉が、この世界のすべてを灰色に変えるまでは…。そして、運命の歯車は回り始めた。あの遠い夏の日と同じように―。運命の岸辺に佇む少女たちの物語。

 面白かった! 最初からグイグイと引きこまれてしまって。端的に言うと少女4人のひと夏の物語。ありがちなのだけど、独特。一癖ある少女達の話だったかな。
 自分は女子校出身なので、この小説内に登場する少女達のスタンスとか状況とか心理はかなりよく理解できるというか。百合とまではいかないけれど、自分にないものを持っている少女に憧れ嫉妬するキャラの心情はある意味リアリティあるし。あまりドロドロしてなくて程よい匙加減なのも良いかな。

 クラスでも憧憬の的である香澄と芳野。舞台背景を描くために香澄の家で合宿に誘われた毬子。この3人と、ふたりの少年・月彦と暁臣を交えた5人で過ごす夏休み。次第に露わになる過去の殺人事件。平和で楽しそうな合宿シーンから次第にミステリアスでサスペンス的な流れになっていく展開はさすが!
 謎解きの面白さ&少年少女達の危うい関係性と葛藤。緊張感がピンッと一本の線のようにラストまで張りつめていて、ぐっと息を潜めて読んでいくようなスリリングさ。

 3人の少女達の視点でストーリーが展開していく、というのも面白かった。
 少女の世界の特有な感情(特に、同性に対する嫉妬とか憧れとか)が巧みに表現されていて、さらにミステリーの面白さ。ラストの香澄視点で謎解きもあってすっきり。決して甘くなく屈折した青春を送る彼女・彼たち。透明感と諦念(達観かな)を感じさせる青春時代の煌めきをうまく掬いとった作品だなあとしみじみ。好きだなあ、こういう雰囲気。そしてタイトルが文句なく秀逸!

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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 恩田陸
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

* by ひいち
こんにちはー☆
今年もよろしくお願いします(^∀^)v
この本大好きで、もう何度も読んでますー♪
でも、「ネバーランド」と対。という、のは考えたことがなかった!!
「ネバーランド」とあわせて再読だわっ

Re: ひいち様☆ * by 惺
こんばんは!
こちらこそよろしくお願いします。

この本人気なのですね!
読んでみてその秘密がわかったような。
恩田さん独特の少女達の世界がね、良かった。
甘くなくて切なくて厳しい。
ホント、何度も読み返したくなる不思議な作品でした。
自分も書いてて、ネバーランド読みたくなってきた 笑

コメント







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