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個別記事の管理2013-03-30 (Sat)
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深夜プラス1 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 18‐1))深夜プラス1 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 18‐1))
(1976/04)
ギャビン・ライアル

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 TwitterでTVアニメ「PSYCHO-PASS」関連の情報とともに知った作品。知られざる古典名作の予感がして即座に食いつきました!以下文庫裏表紙より内容。

ルイス・ケインの引き受けた仕事は、マガンハルトという男を車で定刻までにリヒテンシュタインへ送り届けることだった。だがフランス警察が男を追っており、さらに彼が生きたまま目的地へ着くのを喜ばない連中もおり、名うてのガンマンを差し向けてきた!
執拗な攻撃をかいくぐり、ケインの車は闇の中を疾駆する! 熱気をはらんで展開する非情な男の世界を描いて、英国推理作家協会賞を受賞した冒険アクションの名作。


 ストーリー的にはどうなんだろ? 結構ありがちなものだと思ったり。あ、違うか。本作が元祖で、後続の似た作品があるってことか。
 タイムリミットまでにとある重要人物を目的地までに送り届けなければいけないが、行く手をさえぎる障害&妨害人物が…という端的にいうとこんなカンジのストーリー。

 ヒーローは第二次世界大戦中にレジスタンスの地下活動をしていたルイス・ケイン。その彼が同じく仲間であった現在は弁護士であるアンリ・メルランからとある要人・マガンハルトの護送を依頼される。同じくパートナーとして選ばれたのがアメリカでもNO.3のガンマンハーヴェイ・ロヴェル。さらにマガンハルトに同行する秘書のヘレン・ジャーマンの4人と共に、シトロエンに乗り込み一路目的地であるリヒテンシュタインへと旅立つ──。

 面白かったです。かなり根強いファンがいらっしゃるのですねー。そんな古典名作を読了できて幸せ。
 自分的にはかなりスピーディー&息をもつかせぬハードなアクションがバンバン展開されるのかと思いきや、実は落ちついた堅実で手堅い展開。
 一応ミステリーにカテゴライズされるのだけど、自分的には男の友情譚として読んだなあ…。特にケインとハーヴェイの。このガンマンハーヴェイが人間臭くてものすごく良いキャラなのだよ。ガンマンのくせになんとアル中とか! 屈強のヒーローというわけではなく、その内面はかなりナイーブでメンタル弱い感ありあり。ゆえに酒に逃げガンマンとしては致命的なアル中に陥ってしまう。そんな彼と穏やかな中にも一本筋の通った男気を感じさせるケインのコンビがなかなか。

 ビジネスマン・マガンハルトを襲う陰謀から護るために、見えない謎めいた敵の攻撃をかわしながら着々と目的地を目指すふたり。最大のピンチをルイスの元戦友である伯爵夫人ジネット・マリスに助けられなんとかタイムリミットまでにリヒテンシュタインにたどり着くが……。
 ここで、敵の正体が明らかになるというね。アクション&サスペンスな展開から一気にミステリー部分へ。犯人はなんとなく途中でわかってしまったのだけどね。自分はどちらかというと人間ドラマとして読んだかな。ケインとハーヴェイを始め、登場するキャラクターは敵ではなく、常に自分自身と戦っているような気がして。己の誇りを護るため・己の弱い心と決別するため等々、キャラクター達の複雑な心理描写にものすごく引き込まれてしまった。

 タイトルの「深夜プラス1」とは、タイムリミット午前0時の1分後。という意味だそうで。イカしてます。なんとなくだけど、チャンドラーの「ロンググッドバイ」を連想してしまった。こちらも男同士の熱い友情というか絆を描いた作品だからね。爽快な読後感でした。

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