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個別記事の管理2013-04-04 (Thu)
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 ひさしぶりに日本のホラー作品を読んでみました。再読です。かなり昔に読んだ時はうっキモ怖ッ!と思ってかなり拒絶反応だったのですが、ひさしぶりに読んで印象変わりました。以下BOOKデータベースより内容。

岡山の遊郭で醜い女郎が客に自分の身の上を語り始める。間引き専業の産婆を母にもち、生まれた時から赤ん坊を殺す手伝いをしていた彼女の人生は、血と汚辱にまみれた地獄道だった…。

ぼっけえ、きょうてえ
密告函
あまぞわい
依って件の如し


 いやいやいや、かなり面白かったです。再読のせいかそんなに怖くなかったような。この話って怖いというより気持ち悪いっていう方が自分にはしっくりくるかも。
 巧いなあ…と感心することしきり。全編方言を使用する雰囲気作りとかどうしようもない陰惨なシチュエーションとか。これでもかというくらい執拗な粘っこい気持ち悪さとか。で、特に印象に残ったのが以下の2作品。

ぼっけえ、きょうてえ
 今さら言うまでもない有名作。とある娼婦が客に聞かせる寝物語。とつとつと語られる悲惨な身の上話とラストのオチがまた鮮やかというかこうきたか!というか。土着的因習テイスト抜群!横溝正史の世界を彷彿させるけれど、それよりもっと残酷で容赦ないなあ…という印象。気持ち悪いけど、語りの巧さでついつい読み切ってしまった。
密告函
 これはまた似たようなカンジの雰囲気で。とある村に蔓延したコレラを背景に男の愚かさと女の怖さを描いた作品かと。
 しっかり者の妻をもちながら娼婦気質の別の女と関係してしまう弘三。そんな夫に対し何を思うか普段と変わらぬ態度で尽くす妻・トミ。
 そんな二人の関係が次第に崩壊してゆく様が怖い。特に良妻賢母のはずのトミの凄まじいまでの憎悪が明かされるラストがなんともね、恐怖です。
 コレラというガジェットが巧く効いていて、小さな村の閉塞感がなんともやるせなかった。

 作者さん。昔TVで拝見してご本人もとても強烈な破格の個性の方だなあと。あの方がこんな閉塞感溢れる陰湿なホラーを描かれるとは!
 そのギャップを感じながら楽しませていただきました。再読って良いですね。最初読んだ時と違った読み方ができたりして。でも作者さんの他の作品読むのはちょっと勇気がいるな…。

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Theme : 今日の一冊 * Genre : 本・雑誌 * Category : 岩井志麻子
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