04≪ 2017/05 ≫06
12345678910111213141516171819202122232425262728293031
個別記事の管理-------- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
* Category : スポンサー広告
|
個別記事の管理2013-04-13 (Sat)
ご訪問ありがとうございます☆

少年十字軍 (一般書)少年十字軍 (一般書)
(2013/03/07)
皆川 博子

商品詳細を見る

 皆川博子の最新作(おそらく)。意外にも早く予約の順番が回ってきたので読了できました。ジャケ画といいタイトルといい雰囲気抜群です。以下BOOKデータベースより内容。

13世紀、フランス。“天啓”を受けた羊飼いの少年・エティエンヌの下へ集った数多の少年少女。彼らの目的は聖地エルサレムの奪還。だが国家、宗教、大人たちの野心が行く手を次々と阻む―。直木賞作家・皆川博子が作家生活40年余りを経て、ついに辿りついた最高傑作。

 史実を巧みに取り入れているのですね。「少年十字軍」というのも歴史的に実在したようで。そこのところの知識があればより楽しめたかも。自分は全く知らずに読了後に知ったのでなるほど!とちょっと感慨深かったです。あ、もちろん知らなくても充分楽しめますが。

 一応主人公は12歳の少年エティエンヌ。ある日天使ガブリエルの啓示を受けた彼が聖地エルサレムを目指す──というのがおおまかな内容。
 彼に付き従うのがやはり年端もいかない純真な少年少女達。ひとり毛色が変わった武闘派?のルーという少年が自分的にお気に入り。エティエンヌ達を庇い護って共にエルサレムを目指してゆくというね。エティエンヌとルーの真逆のキャラの対比が面白い。

 その彼等が長い旅路で出会う大人達。彼等は神がかったエティエンヌを利用し策略を仕掛けてゆく。さらに中盤に登場する領主の息子レイモン。自分こそが神に選ばれし者だと言い張りエティエンヌをその配下に置き、その名を騙り聖地を目指すという、幾人もの思惑と陰謀が絡んで波乱万丈のエルサレムへの旅路となるのだが──。
 果たしてエティエンヌは本当に神秘の力を所有しているのか。それともただ病んだ子供なのか。少しだけミステリー要素も含んで一気に読み進むことができるのだけど、自分的に残念だったのがラスト。壮大な結末を期待していたのでちょっと肩すかしを食ったかなと。
 実在した事件を絡めているということを読了後に知ったので、事前に史実を把握していたら違った楽しみ方が出来たかもです。
 エティエンヌも実在の人物らしく。今作ではまるでキリストを模しているかのようなキャラ設定&展開に思わずニヤリ。
 ただ全体的には正直ちょっと消化不良な感が否めなかった。エティエンヌを取り巻く個性豊かな少年少女達がうやむやになってしまったのも残念だったし、彼等が無事エルサレムへたどり着くことが出来たのか、その結末も判然としなかったし。
 読了して少し経った今思うに、歴史的事実としての少年十字軍を襲った悲劇、として読めば良かったのかな?と。無垢な子供達を餌食にしてゆく大人たち。という読み方もできるなと。などといろいろ考えされられた1冊でした。

 で、作者サンが解説で言及していた、同じテーマを扱った古屋兎丸氏のマンガ「インノサン少年十字軍」にも俄然興味が!
インノサン少年十字軍 上巻 (Fx COMICS) (F×comics)インノサン少年十字軍 上巻 (Fx COMICS) (F×comics)
(2008/10/21)
古屋 兎丸

商品詳細を見る

 類似している点もあるそうですが、同素材異調理法なので読んでみたいです!

人気ブログランキングへにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへblogram投票ボタン
いつも応援ありがとうございます☆
関連記事
Theme : 歴史・時代小説 * Genre : 本・雑誌 * Category : 皆川博子
* Comment : (0) * Trackback : (0) |
コメント







管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。