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個別記事の管理2010-05-20 (Thu)

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サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)
(2007/08)
奥田 英朗

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サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)
(2007/08)
奥田 英朗

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 伊良部シリーズで大爆笑させてもらった奥田英朗。もう期待値大でページをめくりました。
 上巻のページをめくるや否や、自分の生まれ育った街が舞台になっていてビックリ! そのまま感情移入して一気に読了!
 親近感持っただけでなく、内容も爆笑アリ、ほろっとさせられる場面アリで、非常に面白かった。以下裏表紙よりあらすじ。

小学校6年生になった長男の僕の名前は二郎。父の名前は一郎。誰が聞いても変わっているという。
父が会社員だったことはない。物心ついた頃からたいてい家にいる。父親とはそういうものだと思っていたら、小学校になって級友ができ、よその家はそうでないことを知った。
父は昔、過激派とかいうのだったらしく、今でも騒動ばかり起こして、僕たち家族を困らせるのだが……。


 上巻は東京中野編。導入部です。風変りな上原家、特に主である一郎の特異なキャラクターが、息子二郎の視点で次第に浮き彫りになってゆくところが一気に読ませる。
 この一郎父さん「イン・ザ・プール」での伊良部センセイとはまた違った意味で、ものすごくインパクトあるキャラ! 最初はなんだこのオヤジ? と思っていたんだけど、次第にそのハチャメチャぶりが痛快に思えてくるし。
 メインヒーローの二郎クンも嫌味なく描かれていて好感度大。特に男子がオトナの階段上る時の、身体の変化に戸惑うトコロとか(うう、表現しづらい)、中野での最後の夜、親友たちと共に不良センパイにひと泡吹かせるところなんか、もう最高! コレが青春だ~! と正直羨ましくなったし。そういうシチュエーションを設定する作者の巧さをひしひしと感じました~。

 下巻は沖縄編。いきなりの急展開でおお~! と最初違和感だったけど、読み進めるうちにグイグイと引き込まれる! 両親の抱く勝手な思想で、今までとまったく違う環境に放り出された二郎と妹桃子の、それでもめげずにたくましく生きてゆく姿に、頑張れよッと励ましたくなるし。
 クライマックスはこんなんアリ~? と正直ブッ飛んだけど、権力VS個人の構図にどう決着つくのかもう目が離せなかった! 
 いつまでも夢見がちなどうしようもない両親に、その両親を反面教師としてたくましく生きてゆく子供達。
 二郎の成長物語としても、固い絆で結ばれたとある一家族の物語としても読める、沖縄を吹き抜ける風のように爽やかな1篇。面白かった! ← コレばっかり
 しかし、中野ブロードウェイとか、サンプラザとか、中野公園とか。
 店舗名出してないけど明らかに判るまんだらけとか。かつて住んでいた者にとってはとっても懐かしく読めた。

 カツが通っていた中学校も実在しているぞ! 二郎が通っていた小学校は多分作者サンの創作だと思うけど。
 ブロードウェイ地下の店で売ってる20センチの特大ソフトクリームは知る人ぞ知る名物なのだッ☆

 ブロードウェイ上部の住宅区には、大昔には沢田研二(ジュリーよ、知ってます?)や、元東京都知事の青島幸男サンが住んでいたのだ!←今でも住んでいらっしゃるのかも。
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Theme : 読了本 * Genre : 本・雑誌 * Category : 奥田英朗
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

こんにちは♪ * by ととろん
私もこの作品は楽しく読みました~♪
一郎父さん、最初は「何このオヤジ!?」って感じでイライラさせられましたが、
沖縄以降は何だか急に頼れる父さんになりましたねw
「沖縄を吹き抜ける風のように爽やかな一篇」という惺さんの評価に納得です!

Re: ようこそおいでくださいました☆ * by 惺
> ととろん様e-398

はじめまして♪
「サウスバウンド」面白いですよね~。父さんサイコ~!
でも実際にいたら困るけど……二郎クンも好きだ!
ととろん様の仰るとおり、沖縄に行ってからの父さんは別人みたい!
奥田作品、また好きになってしまったのでした。ととろん様のお気に入りの本がありましたら、是非教えてくださいね☆
またお越しください! コメントありがとうございましたe-466

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