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個別記事の管理2013-05-07 (Tue)
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グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)
(2001/12)
神林 長平

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 やっと読み終わった!約630ページの分厚さだったけれど、食い入るように一気読み!面白すぎるでしょ!以下BOOKデータベースより内容。

突如、地球への侵攻を開始した未知の異星体ジャム。これに対峙すべく人類は実戦組織FAFをフェアリイ星に派遣、特殊戦第五飛行戦隊に所属する深井零もまた、戦術戦闘電子偵察機・雪風とともに熾烈な戦闘の日々を送っていた。だが、作戦行動中に被弾した雪風は、零を機外へと射出、自己のデータを最新鋭機へと転送する―もはや人間は必要ないと判断したかのように。人間と機械の相克を極限まで追求したシリーズ第2作。

Ⅰ ショック・ウェーヴ
Ⅱ 戦士の休暇
Ⅲ 戦闘復帰
Ⅳ 戦闘意識
Ⅴ 戦略偵察・第一段階
Ⅵ 戦略偵察・第二段階
Ⅶ 戦意再考
Ⅷ グッドラック


 ハリウッドで実写映画化されるようで。
 トム・クルーズ主演とかなんとか。もちろんブッカ―少佐だよね。トム氏は。だとしたら零は一体誰なんだ!
 短篇集だった前作とは打って変わって、今回はどの作品もほぼ中篇作。なのでかなりボリュームある内容。最初はうっ読み切れないかも…と不安になったけれど、読み始めたら面白すぎて止まらなかった。前作は華麗なる序章といったカンジで、今作は充実のクライマックスかな。

 前作のラストで雪風がグレードアップするために排除されたパイロット零。植物人間となり、意識はなかなか戻らず。雪風は新たな機体を得て華麗に復帰し、パイロット不在の無人飛行を展開。零と雪風の絆はそれまでなのか? と思いきや、新たな、それでいて予想外の敵の攻撃が。
 よもやの危機に陥った雪風。窮地の中、意識不明の零の覚醒を促したのは紛れもないその雪風自身。零の雪風による復活シーンが静かな感動でもう読んでいてハラハラドキドキだったよ、ホントに。

 未知の敵ジャムとの遭遇によって冷酷だった零自身に精神的変化と成長が。新たに登場したキャラ、零の精神面のケアを担当するエディス・フォス大尉との確執から理解に至るまでの交流と零のフライトオフィサ(サブパイロット?)に任命された桂城彰との関係も気になるところだし。

 謎めいたジャムが繰り出す「人間のコピー」が今作は重要なキーポイントとなっていて。自身でも知らぬ間にコピー化されていたパイロット矢頭と零の切ない心の交流を描いた「Ⅰショック・ウェーヴ」が個人的には好きな話。
 さらに今回は雪風と零のリアルな交流が読みどころ。雪風が翻訳ソフト(のようなモノ)を通して図る零との様々な意志疎通が読ませどころというかなんというか。戦闘機(機械)と人間というカテゴリーを軽く超越した互いの信頼関係がさらに強固になったというね。
 零と雪風との関係を互いが自己の一部であると認め、彼等を結び付けているのはすなわち「愛する」という能力であり、ジャムに対抗する手段は人間と機械との愛=複合生命体なのだと諭すフォス大尉の言葉がとても印象的。

 ラストがね、いよいよジャムとの最終決戦に向けて発進する零と雪風のシーンなのがまた巧くて。飛び立つ雪風に向かって放つであろう言葉がそのままタイトルになっているというね。憎いくらいのキザさですね。いまさらながら名作だと。次作も楽しみです。

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