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皆川博子コレクション1ライダーは闇に消えた皆川博子コレクション1ライダーは闇に消えた
(2013/03/08)
皆川 博子

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以前から読みたかった本。期待しつつやっと読了。以下BOOKデータベースより内容。

本年度、第16回日本ミステリー文学大賞受賞の著者の幻の未刊行作を含め、収録作全て文庫未収録作のみ集めた比類なき豪華傑作選、刊行開始!
モトクロスに熱狂する若者たちの群像劇を描いた青春ミステリーの表題作ほか13篇収録。


 皆川博子さんというと自分は幻想文学!というイメージなのだけれど(あ、もちろんミステリーもね)、これはもう全然違った一面を見せて頂いたというか。タイトルロールの「ライダーは闇に消えた」は長篇、あとの13作は中短篇。どれも今の作風からは想像できない(あくまで自分的に)テーマを扱っていて目からウロコ。雰囲気としては「ペガサスの挽歌」に似た感じかな。

ライダーは闇に消えた
 最初どういうジャンルのストーリーなのか皆目想像つかず。ただ、バイク描写がものすごくてリアルで秀逸。まさにバイク通の方が書かれてるかのよう。しかし、皆川博子さんご自身は自転車にも乗れないとのことなので、余計驚き!
 読み進めるにつれ、ああ、これはミステリーなんだとわかってなるほど!
 バイク仲間内で次々と起こる殺人事件。ガジェットとトリックはもちろんバイク。ちょっとわかり辛い個所も多々あったけれど、本格ミステリーで楽しめた。70年代っぽい雰囲気がそこはかとなく感じられるのだけれど、全然陳腐じゃない。ラストのどんでん返しがちょっと意外な気がした。

地獄の猟犬
 タイトルがね、いかにも作者サンっぽいなと。
 西洋を舞台にした幻想ストーリーを彷彿させるけれど、これも純和風ミステリー。
 芸能界を舞台にした、地獄の猟犬=ヘル・ハウンドというバンドのメンバーが繰り広げる愛憎と打算と殺意。
 ヒロインの一人称語りが特徴のなかなか印象的な作品でした。

孤独より生まれ
 衛と朝子はごく普通の夫婦。しかし衛は八穂と浮気をしており、薄々朝子もそのことを感づいている──というよくある不倫がベースのミステリー。
 朝子の衛と八穂への嫉妬の心理描写がさすがの巧さ。こう、じわじわと憎悪しあうような、殺意が身体から滲みでてくるような女の情念が凄まじい。
 ラストの意外なオチにもちょっと驚いた。

 印象的な作品をいくつか挙げたけれど、どれも読み応えあり!の内容。
 派手さ華麗さはないけれど、硬質な人間の奥底にある負の部分が炙りだされてくるような怖さがあるかなあと。
 文庫未収録の作品ばかりのコレクションということなので、続巻も超絶楽しみです。

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