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個別記事の管理2013-08-06 (Tue)
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わたしはロボット (創元SF文庫)わたしはロボット (創元SF文庫)
(1976)
アイザック・アシモフ

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 あのSFの巨匠アシモフの有名作。以前から気になってはいたけど、今回やっとこ挑戦!以下BOOKデータベースより内容。

西暦二〇五〇年、人間自身より強く信頼がおけ、しかも人間に絶対服従する、すぐれた種族として読心ロボットが誕生する。しかしロボットが人間に近づけば近づくほど、人間はロボットに危惧の念を抱いていく――いつしか世界政治の主役はロボットにとって代わられるのでは? 巨匠アシモフがおくる、人間とロボットの織りなす連作短編集。

ロボット工学の三原則

1 ロビー
2 堂々めぐり
3 理性
4 あの兎をつかまえろ
5 嘘つき!
6 迷子の小さなロボット
7 避難!
8 証拠
9 避けられた抗争


 もっとエンタメ的というか軽い感じの話を想像していたのだけれど、バリバリ(死語)の本格SFでした。
 冒頭からあの有名な「ロボット工学の三原則」が掲げられていて、雰囲気は抜群。さらに本作のメインキャラである、USロボット社勤務の「ロボット心理学者」スーザン・カルヴィン女史ととある雑誌記者との取材─というシチュエーションで始まるイントロからして一気に作中に惹きこまれました。
 長篇なのかと思ったら、意外にも短篇集。連作短篇集の類に入るのかと。ロボット心理学の権威であるスーザンが自分の生涯において出会った様々な印象的なロボット達のエピソードを記者に語ってゆくというわかりやすい構成。
 自分的に面白かった作品をいくつか。

ロビー
 うん、この話が全作通じて個人的に一番好きかも。
 まだロボットが実用化して間もない初歩的段階の頃。口の聞けない子守用ロボット(ドラえもんみたいだなー)ロビーと8歳の少女グロリアとの切っても切れない絆。ふたりがあまりにも親しすぎて心配する母親は、なんとかしてグロリアに人間の友達を与えようとしてロビーを製造元のUSロボット社に返却してしまう─が、グロリアにとってロボット・ロビーはかけがえのない存在だったのだ。グロリアが読んでくれるシンデレラの話が大好き!というロビーの設定に思わずニヤリ。こういうところが巧いなあと思ってしまうのだ。

嘘つき!
 どちらかというと人間の心理を衝いた話というのか。
 読心能力を持ったロボットが人間の心を傷つけまいとしてついた嘘がもたらす混乱と葛藤。あまりにも人間らしく悩むロボットに思わず共感。

迷子の小さなロボット
 人間よりも遥かに優れているという思考を持ったロボットが繰り広げる騒動と振り回される人間模様。犯人探し的な面白さが特徴的。
 「ロボット工学の三原則」のうちの一原則をインプットされなかったロボットを探す人間達が面白い。そして紙一重の差で人間の知力が上手だったと知るラストのオチが面白い。

証拠
 市長選の候補にあがったスティーヴンは果たして人間なのかロボットなのか? ちょっとしたミステリータッチで面白い。
 そんな疑惑を解明しようとする人間達の様々な思惑。紆余曲折あってラストにしみじみと語りあうスーザンとスティーヴンに人間とロボットとの未来を暗示しているような気がした。

 口の聞けなかったロボットからラスト人間のよきパートナーとなるまで成長したロボットたち。
 それはまるでメインキャラ・スーザンの人生模様を見ているようでもあるし、ロボットの誕生から未来までの壮大な歴史を見ているようでもある。
「ロボット工学の三原則」を前提としたストーリーありき、の作品なので、いかにこの原則が重要なのかがわかる。よくこんな設定を創造できるなともうため息モノです、ハイ。
 全編を通して、なにげにミステリータッチの作品が多かったのには驚き&楽しめた。なのでSFミステリの傑作であるという「鋼鉄都市」を是非とも挑戦してみたいなと思った。

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Theme : SF小説 * Genre : 本・雑誌 * Category : アシモフ
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