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個別記事の管理2013-08-21 (Wed)
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桜庭一樹短編集桜庭一樹短編集
(2013/06/13)
桜庭 一樹

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 ツイッターで知った本。フォロワーさんが感想を呟いていて、面白そう!と思って読んでみました。以下BOOKデータベースより内容。

一人の男を巡る妻と愛人の執念の争いを描いたブラックな話から、読書クラブに在籍する高校生の悩みを描いた日常ミステリー、大学生の恋愛のはじまりと終わりを描いた青春小説、山の上ホテルを舞台にした伝奇小説、酔いつぶれた三十路の女の人生をめぐる話、少年のひと夏の冒険など。
さまざまなジャンルを切れ味鋭く鮮やかに描く著者初の短編集。著者によるあとがきつき。


このたびはとんだことで
青年のための推理クラブ
モコ&猫
五月雨
冬の牡丹
赤い犬花


 自分的には大変面白かった!短篇~中篇ばかりなので読みやすかったし。長篇も読み応えあるけれど、個人的にはこれくらいの長さが好きかなあ。
 中でも印象に残った作品をいくつか。

このたびはとんだことで
 最初ん? と思ったけれど、読み進めていくうちにははーん!と。
 すぐにネタがわかってしまったのだけれど、ひとりの男をめぐるふたりの女の執着と悲しい愛情。
 骨の欠片を飲み込む描写におお~!とちょっと衝撃。だけど、このくらいの毒も桜庭らしさかなと。

青年のための推理クラブ
 あの「青年のための読書クラブ」の「幻のパイロット版」なのだそうだ。
 テイストは変わらず、ラストは少女たちの友情譚で締めくくり。

モコ&猫
 うん、1~2を争うお気に入り作品。
 モコと呼ばれる少女と猫と呼ばれる男子との奇妙な関係。
 猫のモコへの片想いなのか、それとも淡い両想いだったのか。猫のモコに対する純情な偏愛っぷりがおかしくも切ない。
 大学~社会人になりかけの、あのさらば青春!的なノスタルジーを満喫させていただいた。

五月雨
 神保町に実在する「山の上ホテル」を舞台にした幻想譚。
 よもやヴァンパイアとハンターとの争いに発展するとは思わず。中世的なヴァンパイアはとても魅力的だったのだけど、ハンター登場で少し興味が殺がれたかなあ。←あくまで個人的に。

冬の牡丹
 30代の美女と60代の男性との、恋愛でもない奇妙な関係というかふれあいを描いた1篇。
 互いに孤独でありながら、それに満足している者同士。恋愛に発展するでもなく、互いに孤独を分け合うでもなく。
 物足りないといえばそうかもしれないけれど、不思議と読後感が良かった。

赤い犬花
 これは!猫&モコと同等の面白さだった。
 都会の少年が田舎の少年と過ごす、ひと夏の冒険譚。なのだけど、端的に言うと。
 最初、ちょっと騙されたりして。でもこれは作者サンお得意といえばそうなのかな?
 ひ弱な都会っ子が逞しくて風変わりな田舎の少年と過ごすうちに、ちょっびり成長するというね。ありがちのストーリーなのだけど、そこに人の「死」を絡めたり、姉弟の特別な想いを絡めたりと独特な味付けにしているのが桜庭流なのかなと。
 悲惨なラストではなく、清々しい印象がコレまた良し。

 ……気付いたら全部印象的な作品だった。
 ということは自分的にかなり楽しめた1冊だといえるのかな。
 印象的というと、ジャケ画もかなりなもので。なんでも会田誠氏による「あぜ道」という画なのだそうだ。
 作者サンのファンであれば、ニヤリとする1冊かもね。

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