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個別記事の管理2010-06-02 (Wed)

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マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮 (ハヤカワ文庫JA)マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮 (ハヤカワ文庫JA)
(2003/05)
冲方 丁

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「ストーム・ブリング・ワールド」よりもこっちを先に読めばよかった~! 面白すぎます! いきなりですが以下ウィキよりあらすじ。

少女娼婦バロットはショーギャンブラーにしてオクトーバー社の汚れ仕事を引き受けるシェルの計画により命を落としかけるが、シェルの犯罪を捜査する委任事件担当捜査官のイースターとウフコックに救出され、マルドゥック・スクランブル09法に基づく禁じられた科学技術の特別使用によって一命を取り留めた。そしてバロットはスクランブル09により高度な電子干渉(スナーク)能力を手に入れ、イースター、ウフコックと共にシェルの犯罪を追う。だがシェルも委任事件担当捜査官ボイルドを雇いバロットを追い詰めようとしていた……

 SF文学の大御所ハヤカワ文庫刊。第24回日本SF大賞受賞作品なんだそうで。受賞の名に恥じない、細部まで構成の行き届いた完全SF小説でした。まだ1巻しか読んでいないのですが、冒頭からグイグイ引き込まれて一気読み。ヒロインであるバロットがいかにして戦いにその身を躍らせてゆくのか、その発端がきっちりと描かれていて納得。
 ただ「少女娼婦」っていう設定がどうもね……いかにも男性作者が好みそうな設定ではあるな、と思ってしまいましたが。でも、社会の底辺層で生き、抑圧された自己からの解放を描くのであれば、感情移入しやすいヒロイン像になるのかなと。
 相棒のウフコックがネズミ(人間ではない設定)だというのも、ありがちといえばありがちだけど。美少女と小動物というのも絵になるから良しとして。

 それにしてもこの作者サン、言葉遊びが好きなのかな? 特にルイス・キャロルの「スナーク狩り」からの引用が多いのにビックリです。
 作中の様々な単語に言葉遊びを仕掛けているので、そこが面白いといえば面白いけど、あんまりやりすぎるとクドイような……。でもまあ、「バンダースナッチ」とか出てきた時には、思わずニヤリとしてしまいましたが。

 こちらの作品も2010年秋に劇場版アニメとして公開予定らしいんですね。多分映像化を意識して書かれた作品だと思うから、絶対面白そうだよね。


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