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個別記事の管理2010-06-08 (Tue)

ご訪問ありがとうございます☆

小太郎の左腕小太郎の左腕
(2009/10/28)
和田 竜

商品詳細を見る

 予想以上に楽しめました。以下書籍帯よりあらすじ。

1556年。戦国の大名がいまだ未成熟の時代。勢力図を拡大し続ける戸沢家、児玉家の両雄は、もはや開戦を避けられない状態にあった。
後に両陣営の命運を握ることになるその少年・小太郎のことなど、知る由もなかった─。

 タイトルからするといかにも小太郎が主人公のようですが、そうではないようです。
 戸沢家猛将、林半右衛門がそうなんじゃないかと自分では勝手に思い込んでますが……。
 冒頭から戸沢家と児玉家の激しい戦闘場面が繰り広げられ、おのずと目が離せない。敵方でありながら、半右衛門の良きライバル・信頼おける友となる児玉家の猛将、花房喜兵衛との運命的な出会いが、戦いの中であっても妙に爽快。
 そして一度は児玉方に敗れ、負傷した半右衛門を助けるのが、彼の生涯に多大な影響を与えることとなる小太郎。純粋な魂を持つ彼は鉄砲傭兵集団、雑賀衆の一人。その火縄銃を扱う技術は天賦の才に溢れ、その才能を巡って戸沢家と児玉家の決死の争奪戦が始まってしまう。

 この小太郎というキャラが瑞々しくて純粋で秀逸。百発百中のスナイパーとして作中において圧倒的な存在感を放ってます。紆余曲折あって、祖父と友の復讐のためにひたすら火縄を撃ち続ける彼の真摯さ、素直さがなんとも切ない。
 小太郎の唯一の理解者であるはずの半右衛門でさえ、小太郎の射撃技術の魔力に堕ち彼を利用してしまう。
 そしていよいよクライマックスというところで、慙愧の念と良心の呵責に耐えられない半右衛門が、小太郎のためにとった行動に思わず涙。

 小太郎も充分魅力的ですが、それ以上に半右衛門の人物的魅力・その生きざま・一人の女性を生涯想い続ける純な心、それらがこの作品の大きな魅力となっていることをあらためて実感。
 そしてオノ・ナツメ氏の挿画がイメージぴったり。
 自分的には「のぼうの城」に匹敵するくらい面白かった!


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Theme : 時代小説 * Genre : 本・雑誌 * Category : 和田竜
* Comment : (4) * Trackback : (1) |

要チェック! * by 伊織
「のぼうの城」も「小太郎の左腕」も面白そうなので、只今どちらを先に読もうか検討中です!
「のぼうの城」は映画化されてましたよね・・・?

噂によると「小太郎の~」はラノベチックとも聞き及んでいるのですが。
う~ん、まだしばらく検討中が続きそうです(汗)

Re: 是非要チェックしてください! * by 惺
> 伊織様e-398

どっちも面白いですが、やっぱデビュー作の「のぼうの城」からがベターなんでしょうかね。
「小太郎~」は、そう言われてみればラノベとしても読めるのかなあ? どっちかというと、本格時代モノとの中間という印象。わりと読みやすいことは確かです☆
「のぼう~」は映画化されちゃったんだ~。これからかと思ってた。どうも映画に疎くて……。

コメントありがとうございました!

* by 藍色
これまでの2作に負けないくらい面白かったです。
読んでいるうちに不思議と物語に引き込まれていく、そんな印象が強く残ります。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。

Re: 藍色様 * by 惺
こんばんは。
自分的には和田作品の中で一番好きな話なのです、実は。
大人の思惑に踊らされる小太郎が可哀そうですよね。
トラックバックさせていただきます。

コメント







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「小太郎の左腕」和田竜
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