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個別記事の管理2010-08-12 (Thu)

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ちょんまげぷりん 2 (小学館文庫)ちょんまげぷりん 2 (小学館文庫)
(2010/08/05)
荒木 源

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 前作が自分的にとっても楽しめたので、期待値大で読了。
 新聞等でおおまかな展開は知ってたのですが、思っていたより盛りだくさんの仕掛けと内容で、予想以上に楽しめました。以下文庫背表紙よりあらすじ。

木島安兵衛が江戸に帰って8年が過ぎ、遊佐友也は14歳になっていた。
コンビニエンス・ストアで万引きをした後、家に帰らず逃げ続けていた友也だったが、深夜、巨大な水たまり状の穴の中に吸い込まれ、180年前の江戸時代にタイム・スリップしてしまう。
ちょうど、この世界では、安兵衛が菓子屋を営んでいるはず──。そう思って、安兵衛を探し続ける友也だったが、菓子屋「時飛庵」はつぶれており、安兵衛もなぜか消息を絶っていた。
失意の底にいる友也だったが、追い打ちをかけるように周囲の人たちから、くせ者として追われる身となるが──。


 一言で言ってしまうと、友也の成長譚。
 前作では安兵衛が現代にタイムトラベルしてきましたが、今度は14歳に成長した友也が江戸時代に跳んで行ってしまいます。ちょっとここらへんはお約束かな~とも思ったけれど、この先からが予想外の展開でした。

 なんたって驚きなのが、友也がいきなり(ちゃんと順序はあるんですが)歌舞伎役者となってしまうこと。ええ~? それはいくらなんでもあんまり……と思ったのもつかの間、今度は牢屋敷へと放り込まれる。そしてそこであの安兵衛と再会……となるんですが、一息つく間もなくこんどは琉球へと流罪!
 ……と、まあこんなふうに、友也に次から次へと降りかかる災難の嵐。ここまでくると、作りすぎじゃん? と思ってしまうのですが、この作品は後半以降から俄然読ませてくれました。

 現代で少しグレかかっていた友也が様々な試練と困難を乗り越え、最終的には死罪になるやもしれない安兵衛の救出を図るために動き出す。自分のココロの変化を自覚しつつ、皆の力を借りながら一歩、また一歩と前進してゆく姿に感動。
 そして将軍様の前での最大の試練。それを安兵衛と共に乗り越えた後の友也のココロの変化が清々しい。

 今作はお楽しみがいくつかあります! 例えば友也の初恋とか、彼が出会った歴史上の人物が一体誰なのかを楽しむのもオツ。
 エピローグともいうべき、友也の感慨を述べているラスト数ページにグッときました。
 ちょっと出来すぎ? と思う所もあるけれど、個人的には好きな作品です。


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