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個別記事の管理2010-10-27 (Wed)

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奇岩城 (新潮文庫―ルパン傑作集)奇岩城 (新潮文庫―ルパン傑作集)
(1959/11)
モーリス・ルブラン

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 ちょっとこの感動をどう表現していいのか……子供の頃に読んだはずなのにすっかり忘れていました。けど、大人になって読み直してホントに良かったと思う!
 ルパンシリーズ初の長編作であり、代表作とも謳われる今作。以下文庫裏表紙よりあらすじ。

怪盗アルセーヌ・ルパンが死んだ!
ノルマンジー海岸にほど近いド・ジェーブル伯爵の居城に、ルーベンスの油絵をねらって押し入ったところを撃たれたのだ……。
切れ者の高校生ボートルレの名推理で、事件は解決したかにみえたが、近くに残されていた古い羊皮紙の暗号から、ルパンの死の謎は思わぬ方向に展開。
歴代フランス国王にまつわる秘密が、次第に明らかになっていく……。

 これぞルパン作品の真骨頂! 
 ルパンの7変化(実際はそんなに変装してないケド)・謎の暗号・隠された莫大な秘宝。そしてイギリスの名探偵シャーロック・ホームズの登場に天才高校生探偵イジドール・ボートルレが活躍し、謎めいた美女レイモンドも絡んだ大冒険譚。

 自分が今まで読了したルパン作品中のルパンはどちらかというと正義の味方チックなのですが、今作は正真正銘の怪盗に徹してます。
 対する探偵役は美少年高校生ボードルレ君(作中ルパンは彼のことをこう呼んでいる)。
 彼の推理は天才的。ルパンの上をいく名推理をしつつも、最後には裏をかかれてしまい精神的にも肉体的にも何度となく打ちのめされますが、不屈の精神で何度も立ち上がり果敢にルパンに挑戦してゆく。
 そのイジドールとルパンの頭脳合戦・知力対決が今作の一番の読みどころ。

 謎かけも謎解きも本格的。ルパンとイジドールが追い求める財宝も国家的規模! スケールがハンパ無い!
 フランス歴代の国王にまつわる秘宝を最初に手にしたルパン。彼を追い求めて謎を解いてゆくイジドールはまさに読者と一体になって冒険を追体験させてくれる。
 ルパンがルパンたらしめるその財宝と、ルパンの本拠地ともいうべき城「奇岩城」。その謎をルパンと共に解き明かしていくうちに、高校生イジドールはいつの間にか憎き敵であったはずのルパンの魅力に捉えられてしまう。

 そんなフランスの国家的財宝を手に入れながらも、ルパンはそれを惜しみなく手放す決心をする。
 何故なら、彼の愛するレイモンドはルパンに怪盗ではない、まっとうな人間としての生き方を望んだからだ。
 愛する妻のために全てを放棄するルパンの姿に感動! 
 ルパンという人物、もしくはこのルパンシリーズが何故こんなに長い年月を経てまで愛されるのか?
 もちろんその作品の面白さもあるだろうけれど、何よりルパンという人物の人間臭さ・人間的弱さが最大の魅力なのではないかな? と今作を読んでつくづく思った次第。
 泥棒稼業をすっぱりやめ、まっとうに生きようと決心したルパンに襲いかかる突然の悲劇。泣き崩れるその姿にさらに愛着を感じました。

 ちなみに……ネットを見ていたらこの「奇岩城」2011年に映画化されるんだって。山寺宏一主演らしい……あのやまちゃんだよね。おはスタのやまちゃん、声優のやまちゃんだよね。← しつこい。
 ビックリしました。舞台は日本だそうです。一体どうなるんだ~? ロケ地はどこだ~? ルパン=やまちゃん……まったく想像がつきません。


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