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個別記事の管理2010-11-09 (Tue)

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蒼穹の昴(3) (講談社文庫)蒼穹の昴(3) (講談社文庫)
(2004/10/15)
浅田 次郎

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 ヤバイ……何なんでしょうか、この面白さ。時間があれば4巻まで一気に読んでしまいたかったんですが……はやく結末が知りたい!! ということで文庫裏表紙よりあらすじ。

落日の清国分割を狙う列強諸外国に、勇将・李鴻章が知略をもって立ち向かう。
だが、かつて栄華を誇った王朝の崩壊は誰の目にも明らかだった。
権力闘争の渦巻く王宮で恐るべき暗殺計画が実行に移され、西太后の側近となった春児と、改革派の俊英・文秀は、互いの立場を違えたまま時代の激流に飲み込まれる。


 あらすじにもあるとおり、李鴻章が全権をゆだねられてイギリスと締結する「展拡香港界址専条」のシーンが個人的に名場面だな、と。
 歴史的事実では、清はイギリスに屈して条約を締結したとなっています。が、作者サン、ここを最大の見せ場のごとく盛り上げます。
 交渉する李鴻章がカッコイイのなんの! もちろん卑屈さは皆無、潔し、そして感動的!!
 李鴻章を先見の明のある賢人として描き、新聞記者・トーマスに
「~イギリスは大変な犠牲を払って香港を返還しなければなるまい。九十九年かかって肥やした香港のすべてを、その都市機構もろともに返さねばならないんだ ~本文p227から引用~
 と語らせるあたり、巧すぎです。

 今作はかなり印象的なシーンがたくさんあって、読み応え充分。
 新たに登場の新聞記者・岡とトーマスが極秘に春児と会見する件。五十四章まるごと春児の独白となっているのですが……ここも読ませます!!
 誤解と偏見に満ちた西太后の真の姿と、己の感情を切々と語るあたり涙腺が崩壊すること必至です。
 しかし、春児=イエス・キリストに重ねるあたりは、さすがにそれはね……と思ってしまいましたが。
 感動のラスト、宦官たちの反乱? シーンも胸がすく思い。「春児=報われないすべての宦官たちの夢」という言葉にはものすごく納得。

 カスチリョーネとヴェネツィアングラスがどうも偽の龍玉と絡んでいるのでは? と思うのは深読みしすぎ?
 読みたくてとっても我慢できないので、最終巻は明日。


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